F1RCGP レースリポート


第9戦 F1RCGP2019 in Kagawa
RC SPEED PARK KAGAWA 2019年10月6日(日)


天気:晴れ(屋外)、気温:27℃、湿度:56%、路面温度:32℃

 F1RCGP2019シリーズの9戦目は場所を香川に移しての大会となります。今大会は事前の天気予報でも週末は両日晴れマーク!レースウィー クは朝から気持ち良く晴れて、各選手思う存分レースを楽しめる大会となりました。そして、今年の香川GPは若干思考を変え、SPKで京商グラン プリに力を入れるとの事から、京商グランプリクラスのEP、GPツーリングカークラスも取り入れる事になりました。GPカーのエンジンサウンドを 聴けるF1RCGPは、10年前の千葉ケイチューン大会以来となります。
 今大会開催場所となるRC SPEED PARK KAGAWAは、1995年夏オープンの本格派オンロードサーキットです。1999年にはJMRCA1/8エンジンレーシン グカー全日本選手権が開催されるなど、メインのオンロードのサーキットスペックは正に全日本級です。また、本コースの裏にはバギーコース、 インドアミニッツコースも完備され、初心者から上級者まで幅広い層が楽しめる施設になっています。3年前リニューアルしたメインのオンロード サーキットは、以前あった芝生が無くなり、ゼブラとグリーンにペイントされたゾーンで仕切られます。路面は超フラットで、見た目にも非常に 綺麗で、新しさを感じさせるサーキットに生まれ変わりました。そして、高松空港からも近いことから、飛行機の離発着の時は上空からコースを 一望できるので、皆さんも是非その機会があった時は気にして見て欲しいと思います。(着陸時は左側の座席の窓側からです。)路面は、細粒の アスファルトでタイヤの減りは大分穏やかです。1周フルコースで全長約360mの超ビッグサイズのコースになり、今回はF1RCGP用に外回りのエンジ ンカー用のレイアウトと、内側の電動カー用のレイアウトの両方を使う、フルコースのスペシャルレイアウトとなります。サーキットと隣接する 所にはサーキットショップがあり、ラジコン関連製品や鉄道模型までホビー商品がずらりと並びます。SPKホビーセンターと言う名称だけあり、商 品の品数、マニアックなセレクトには目を見張るものがあります。また、小さな子供が遊べる公園もあるのがポイントで、ご家族連れにも非常に良 い環境となっています。コースオーナーは秋山孝宏氏、そして、父であり名誉会長の秋山雪雄氏と準社員の川上氏と一緒にショップ及びサーキット を運営しており、かなりアットホームな雰囲気でのんびり楽しくラジコンが楽しめますので是非、香川県にお越しの際は、新生RC SPEED PARK KAGAWA に足をお運びください。
 レースウィークは気持ち良い秋晴れの空のもと、香川県内や四国はもとより、県外からは大阪府、岡山県からも来場者がありました。レース当日 の参加人数は、F-1フレッシュマンクラス:1名、F-1スケールラバークラス:1名、F-1クラス:7名、EPツーリングクラス:3名、GPツーリングクラス 5名の合計17名でした。穏やかな環境で、各選手非常に和やかに大人のラジコンをのんびり楽しんでいる、と言った雰囲気の大会となったのが印象的 でした。やはりラジコンはカツカツとやるよりも、こう言った楽しみかたの方が良いですね!また、EP、GPの選手達が一緒になって楽しくレースをす ると言うのも普通ではあまり見かけないので、非常に良かったと思います。

プラクティスDay
 前日の練習走行日は好天にも恵まれ、朝から電動カーやエンジンカー等あらゆるカテゴリーの選手がコースに集まりました。F-1クラスは名古屋から 参戦のティレルのマシンを駆る重松選手、そして徳島のF-1マイスターウィリアムズの増井選手が来場し、早速マシンを煮詰めに掛かっている模様。 一方、GPクラスは長尾選手等、地元のベテラン勢がエンジン調整、タイヤやインナー等の選択を熱心に行っていました。高速サーキットだけに、タイヤ に掛かる負担も大きいらしく、レースの後半まで安定したグリップを得られるセットアップが重要との事です。また、フルコースのスペシャルレイアウト と言う事で、外の高速セクションと内側のインフィールドのテクニカルセクションを上手くバランスよく走るセットが、各クラスの共通事項として課題に なっています。テクニカルセクションのタイムアップを狙ってオーバーステア気味にマシンのセットを持って行くと、高速セクションでリアが安定しない ので、各選手ドライビングの好みにあわせてバランスを取っている模様です。そして、西日が差し込み、そろそろ日没と言う時間まで皆熱心にマシンセッ トアップや練習を重ね、明日に備えます。明日のレース本番では皆実力を思う存分発揮してもらいたいものです!

大会当日
 大会当日の朝は薄曇りながら天気は良く、路面はもちろんドライです。朝から香川をはじめ、徳島など四国勢など、どんどんサーキットに 集結しています。コースオーナーの秋山氏がブロアーでコース整備完了後、各選手コースイン。前日と同じようにグリップも高く安定してい る様子で、各選手周回をする度にラップを上げてきています。9時になり、エンジン始動がOKの時間になると、エンジンツーリングカーもコー スイン。暖機運転を行い、その後徐々にペースを上げて行っています。F-1クラスでは本日から会場入りの貞野選手が好調です。貞野選手はこの サーキットを走るのが初めてと言う事ですが、ライン取りもしっかりしており、着実にタイムを上げてきています。徳島勢では、昨日から来場し ている増田選手も手堅い走りを披露。また、吉本選手も鋭い走りを見せています。本命の川野選手は、この練習走行時間までには来場できず、レ ースはぶっつけとなる模様。しかし、本人のポテンシャルが高いだけに、上手くマシンセットとドライビングで持っていく事でしょう。EPツーリ ングクラスでは、SPK準社員の川上選手が出場すると言う事で、こちらも本日から来場の川西選手が熱心に走行を重ねています。四国屈指のテク ニシャンだけに、数周の周回で良い所までセットを持ってきている模様。GPツーリングカークラスは、ベテランエキスパートの芦田選手も来場し、 セッティングの最終確認をしています。マシンも非常に綺麗に組まれており、まさにエキスパートのマシンらしい雰囲気を醸し出しています。
 練習走行後は、開会式、ドライバーズミーティングです。競技委員長兼放送委員長の秋山氏から注意事項や伝達事項が各選手に伝えられます。 今大会のレース時間は、F-1各クラス、およびEPツーリングカークラスは予選4分、決勝8分、GPツーリングカークラスは予選5分、決勝15分とな ります。ラウンド数は、電動各クラスは予選3ラウンド決勝1ラウンド、エンジンカーは予選2ラウンド決勝1ラウンドで順位が決定されます。ミ ーティングが終わると、いよいよF1RCGP2019 Round09 in Kagawa SPKが開幕となります。各選手の熱い高速バトルを期待しましょう。

予選1ラウンド目
 F-1フレッシュマンクラス予選1ラウンド目。ホワイト・レッドのマルボロカラー廣瀬選手が慎重なスタートを切ります。その後は順調に周回を 重ねて行きます。レース中盤になると、外周からのインフィールドへの飛び込みでオーバーラン&クラッシュ!若干のタイムロスをするも、大事に は至らず、レース復帰後はそのまま安定した走行を重ね、6L4'01.759、ベスト39秒519でトップフィニッシュを果たします。

 F-1スケールラバークラス予選1ラウンド目。ティレル重松選手がスタートから勢いよく飛び出します。練習走行時よりもグリップ剤を長めに置いた せいもあり、グリップも良好な様子です。お馴染みのスパーギヤの音(重松サウンド)もあり、かなり順調に走行を重ねています。昨日の練習走行も 効いており、マシンセッティングも良い感じで走行を続け、6L4'10.165、ベスト40秒142でトップゴールです。

 EPツーリングカークラス予選1ラウンド目。序盤トップはホワイト・グリーンカラーのアウディ川西選手、2番手にホワイト・ブラックカラーのNSX 川上選手、3位にレッドのアウディー松田選手が続きます。3番手の松田選手はかなり慎重な走りを披露。一方、トップ争いは川西選手、川上選手で展 開します。レース中盤、トップはNSX川上選手に交代。川上選手のマシンはストレートも良く伸び、グリップも高く、マシンセッティングも上々の様子。 ベストは35秒906をマーク!しかし、川上選手がインフィールドの飛び込みでハーフスピンしている間、川西選手がトップに浮上。川西選手は終始安定 した走りでそのまま走り切り、7L4'19.834、ベスト36秒189でトップゴール。

 F-1クラス予選1ラウンド目。スタート前、何と上空から雨がぽつぽつと降り始め、レースが5分ほどディレイします。今日は降水確率0%なのに、不思 議な現象でした。その後レースがスタート!トップはウィリアムズの貞野選手。しかし、突然のスパーギア破損で早くもリタイヤを喫します。代わって トップに浮上したのはブラック・レッドのカラー川野選手。川野選手は今朝遅刻してきた関係で朝の練習走行をしていませんでしたが、流石の走りを見 せています。しかし、ここで2位を走るウィリアムズカラーの増井選手がペースアップ。そして、川野選手を抜き、トップに浮上します。しかし、2位の 川野選手も追いすがります。レース後半、増井選手は32秒台のファステストをマークし、そのままトップゴール!記録は8L4'28.438、ベスト32秒622と なりました。

 GPツーリングカークラス予選1ラウンド目。序盤はホワイトNSX芦田選手、2番手にホワイト・ブラックのアウディ長尾選手、3番手ホワイト・ピンクラ インの三村選手がつけます。トップ2台は僅差の争い。レース中盤には長尾選手がトップに浮上します。長尾選手のマシンはややオーバーステア気味で、 インフィールドはそのクイックさを活かして速いものの、高速コーナーはややリアグリップ不足の模様。芦田選手はフロントもリアグリップもバランス よくグリップしています。そして、レース後半は芦田選手がトップに浮上し、そのまま10L5'23.342、ベスト31秒776でトップフィニッシュを飾ります。

予選2ラウンド目
 F-1フレッシュマンクラス予選2ラウンド目。ホワイト・レッドのマルボロカラー廣瀬選手がこのラウンドではほぼノーミスの走り。終始綺麗な 走りで周回を重ね、自己ベストを更新の素晴らしい走りを披露。記録は7周に入れ、7L4'34.462、ベスト38秒264でトップゴールを果たします。

 F-1スケールラバークラス予選2ラウンド目。レース序盤からティレル重松選手が安定した走行を重ねます。今回は重松サウンドは無く、マシンの ロールも少なく非常にセッティングが決まっている模様。その後も安定した走行が続き、6L4'06.438、ベスト40秒049で自己ベストを更新してトップ ゴールを決めます。

 EPツーリングカークラス予選2ラウンド目。トップ争いは、ホワイト・グリーンのアウディ川西選手、ホワイト・ブラックのNSX川上選手の2台。 3位はレッドのアウディ松田選手が追う展開です。トップの川西選手はややアンダーステアのマシンを上手くブレーキを使って向きを変えています。 2番手を走る川上選手はマシンのバランスも良く、自然な回頭性を見せています。レース中盤、川西選手がインフィールドの飛び込みでまさかのコ ースミス!場内からは笑いが起こります。そんな中、トップには川上選手のNSXが浮上!2番手となった川西選手も必死にトップを狙い食らいつき ますが、及ばず。結局、終始安定した走りの川上選手が7L4'14.729、ベスト36秒110で逆転の暫定ポールとなります。

 F-1クラス予選2ラウンド目。レース序盤は1位ブラック・レッド川野選手、2位ウィリアムズカラーの貞野選手の順。この2台はかなりハイペー スで周回して行きます。しかし、ここで3番手を走るウィリアムズ増井選手も32秒台に入れ、トップ2台を追い上げます。トップ2台はレース中盤 になってもハイペースを維持。特にトップを走る川野選手は珍しく非常に真剣な様子で走っています。それも、2番手貞野選手が常にコンマ差で追走 しているからに他ありません。レース後半もこのトップ2台のバトルは続き、トップゴールは意地を見せた川野選手が8L4'21.851、ベスト32秒339で、 2位貞野選手を僅か0.158秒振り切るかたちとなりました。このラウンドベストは3位の増井選手で、32秒293。3位の増井選手もまだまだ目が離せま せん。

 GPツーリングカークラス予選2ラウンド目。このGPツーリングカークラスはこのラウンドが最終予選となります。スタート前の暖機運転で、ゴールド カラーの川崎選手がスタート出来ず、波乱の幕開けとなります。トップ争いは、ホワイトNSX芦田選手と、ホワイト・ブラックラインのアウディ長尾選手。 コンマ差でかなり激しくやり合っている模様。しかし、芦田選手が高速S字セクションでクラッシュ!タイムロス。これで長尾選手は楽な展開になります。 その後、後続ではホワイト・ピンクラインのアウディー三村選手がストレートで大きくクラッシュ!マシンは壊れず何とかレースには復帰できた模様。 トップは依然として長尾選手で、ベストは30秒台に入れてきましたが、インフィールドでまさかのスタック!大きくタイムロスを喫します。ここで芦田 選手がすぐ背後まで迫りますが、その芦田選手もヘアピンで痛恨のミス!このラウンド、各車かなり荒れた展開でしたが、最終的には長尾選手がトップ を守り、10L5'25.358、ベスト30秒960でトップゴール。しかし、ポールポジションは1ラウンド目の芦田選手のタイムで、芦田選手が予選TQをゲットし ます。

予選3ラウンド目
 F-1フレッシュマンクラス予選3ラウンド目。スタートはホワイト・レッドのマルボロカラー廣瀬選手が鋭い加速を見せ、勢いよくスタート。 このラウンドはややアグレッシブな走りで走行を重ねます。ストレートスピードも若干上がった様ですが、マシンの挙動も安定し、セットアッ プも大分仕上がっている模様。その後もミスの無い走りを続け、自己ベストを更に更新し、7L4'30.775、ベスト37秒628でポールポジションを 決めました。

 F-1スケールラバークラス予選3ラウンド目。レース序盤からティレル重松選手がトップを走るが、このラウンドはややリアが不安定な挙動を 見せ、マシンがかなりナーバスな動きの模様。随所で突然リアがスライドし、スピンに至るシーンが見受けられましたが、何とかマシンをゴー ルまで運びきり、6L4'05.683、ベスト38秒661で、自己ベストを若干上げてポールポジションを獲得しました。

 EPツーリングカークラス予選3ラウンド目。ホワイト・ブラックのNSX川上選手が素晴らしいスタートダッシュを決めトップ、2番手にホワイ ト・グリーンのアウディ川西選手、3番手にレッドアウディ松田選手が続きます。3位の松田選手はこの最終ラウンドに来てかなりアグレッシ ブな走りをし、コーナーを攻めている模様。トップは依然として川上選手で、インフィールドセクションでもパワーオンでの回頭性がかなり良い 感じです。周回毎にベストを塗り替えながら走行を続け、7L4'12.269、ベスト35秒622で自己ベストを更新してポールポジションを決めました。

 F-1クラス予選3ラウンド目。ブラック・レッドカラーの川野選手が1周目から32秒前半のタイムをマークし、トップを走行。2番手は貞野選手、 3番手に増井選手が続きます。トップの川野選手、この最終ラウンドが始まるまで仮眠を取っていたようで、かなりの集中力を見せながら、自己 ベストを更新しての走行が続きます。しかし、2番手ウィリアムズ貞野選手も必死に追走し、まだ差はコンマ差の1秒圏内でバトルは続いています。 レース後半、このコンマ差のトップ争いで川野選手がついに31秒台をマークし均衡を破り、8L4'19.161、ベスト31秒962でトップゴール、ポールポジ ションを獲得しました。

■予選順位■
F-1フレッシュマンクラス
1位廣瀬 太  3R7L4'30.775

F-1スケールラバークラス
1位重松 隆一 3R6L4'05.683

EPツーリングカークラス
1位川上 明弘 3R7L4'12.269
2位川西 紀明 3R7L4'13.258
3位松田 岳  3R5L4'59.225

F-1クラス
1位川野 貴義 3R8L4'19.161
2位貞野 達也 3R8L4'21.633
3位増井 秀樹 2R8L4'22.986
4位川西 紀明 2R8L4'31.348
5位吉本 祐之 3R7L4'00.909
6位岡林 博  3R7L4'01.274
7位重松 隆一 3R7L4'04.866

GPツーリングカークラス
1位芦田 勝彦 1R10L5'23.342
2位長尾 康広 2R10L5'25.358
3位三村 和成 1R10L5'31.628
4位川崎 竜司 1R09L5'19.874
5位美濃 英和 2R08L5'04.050

決勝に向けて
 激戦の予選ラウンドを終え、各選手次の決勝ラウンドへ向けて着々と準備を進めています。F-1フレッシュマンクラス、F-1スケールラバークラスでは、 廣瀬選手や重松選手は8分間の完走を目指し、マシン各部の点検を行っている模様。F-1クラスでは集中力を見せてポールポジションを取った川野選手、 かなりの実力を付けてきた貞野選手のトップ争い、そして、漁夫の利を狙う増田選手の3選手でのトップ争いが見ものです。特に増田選手は1ラウンド目 にトップゴールを決めているだけに実力も十分。誰が勝ってもおかしくない状況に、緊張感が漂います。EPツーリングカーは、今回は京商のフェザーシ リーズのワンメイクで争われています。マシンの差は殆ど無いので、テクニックやレース時々の運が勝敗を分けると思われます。そして、GPツーリング カークラスは、15分間の周回レースで決勝が行われます。助手の手配や、仲間内で給油係のお願いなど、電動カーとは違うコミュニケーションが必要です。 これまであまり話さなかった顔見知りでも、お友達になれるチャンスが沢山あるので、ここで仲間を作って今後のラジコンライフをより良いものにして頂 ければと思います。
 オフィシャル側では競技委員長の秋山氏によりグリッドがチョークで描かれ、いよいよ決勝ラウンドが目前に迫ります。グリッド位置はエンジンカーは バックストレートから、電動カーはインフィールドからとなります。決勝の最初は路面を作る意味でもGPツーリングカーからのスタートとなります。決勝 ラウンドでは各選手、実力を遺憾なく発揮して貰いたいものです。

GPツーリングカークラスAメイン
 GPツーリングカークラス決勝Aメイン。15分間の周回レースとなります。スタートはフロントロー2台、ホワイトNSX芦田選手、ホワイト・ブラックラインの アウディ長尾選手が勢いよく出るも、何と2台が接触!漁夫の利を得て、ここでホワイト・ピンクラインのアウディー三村選手がトップに浮上。しかし、その後 直ぐに芦田選手がインフィールドで三村選手のインを上手くつき、芦田選手がトップに返り咲きます。レースオーダーは、芦田選手、三村選手、長尾選手、そし て少し間隔が空いて川崎選手が続きます。その後、2番手を走る三村選手がストレートで転倒!2番手に長尾選手がジャンプアップします。後方では、4番手を 走行のゴールドのカラーの川崎選手がエンジンストールでリタイヤ。少しレースが荒れてきます。トップは依然として芦田選手ですが、ややリアグリップが 軽くなり、所々でふらつきを見せています。すると、ストレートでスピン!ここで長尾選手がトップに立ちます。そして長尾選手が徐々に後続を引き離しにかか ると思われましたが、ピットイン給油のタイミングとなります。長尾選手が無難にピット給油を終えると、芦田選手は高速ピット給油作業でトップとの差を詰め ます。それに焦ったか、長尾選手はインフィールドの飛び込みでハーフスピン!そのままの順位で戻るも、すぐ後ろに芦田選手がまたも迫ります。その後、トッ プ2台の差は若干開くも、また給油のタイミングで芦田選手が一気に詰めてきます。11分経過時点で、トップ2台、長尾選手、芦田選手との差は1秒程度。そして、 残り時間は10秒のファイナルラップに突入です。最終コーナーまで芦田選手が長尾選手を追い詰めるも、僅か0.2秒及ばず、見事に芦田選手がGPツーリングカー クラスの優勝を決めました!

F-1フレッシュマンクラスAメイン
 F-1フレッシュマンクラス決勝Aメイン。ポールポジションから綺麗なスタートを決めたホワイト・レッドのマルボロカラー廣瀬選手。非常に安定した 走行でこの決勝ラウンド8分間の走行に臨んでいます。決勝ラウンドの廣瀬選手の走りは、予選とはまた違い、コースをワイドにダイナミックに使って 走行を重ねています。そして、その後もほぼノーミスで集中力を切らさない走りがひかり、トップフィニッシュ優勝を果たしました。

F-1スケールラバークラスAメイン
 F-1スケールラバークラス決勝Aメイン。勢いよくスタートダッシュをするも、ストレートエンドで大きくコースアウト!ここで大きくタイムロスを余儀無 くされます。その後は、少しペースを落として走行を重ね、8分間の完走を目指しての走行が続いている模様。そして、ティレル重松選手その後は大きなミス も無くトップゴールで優勝を決めました。

EPツーリングカークラスAメイン
 EPツーリングカークラス決勝Aメイン。各車綺麗なスタート!トップはホワイト・ブラックのNSX川上選手、2位にホワイト・グリーンのアウディ川西選手が 続きます。しかし、トップを走る川上選手、インフィールドの入り口でミスコース!何とか正しいコースに1位のまま復帰するも、2位川西選手がぐっと迫って きます。後方では、3位を走るレッドアウディ松田選手がボディーを引きずるマシントラブル。マーシャルの川野選手がしっかり直してコース復帰を果たします。 トップは依然として川上選手、2.5秒差で川西選手が続きます。その後、川上選手が周回遅れのマシンと接触!これで川西選手が満を持して前へ出ます。しかし、 折角前に出た川西選手ですが、直ぐに川上選手がインを挿し、再び川上選手がトップに立ちます。そして、レースは残り30秒。トップ2台のバトルは最後まで 縺れますが、最終的には川上選手が逃げ切り、混戦のEPツーリングカークラスを制しました。

F-1クラスAメイン
 F-1クラス決勝Aメイン。このF-1クラスも各車綺麗なスタート!レースオーダーはブラック・レッドカラーの川野選手、ウィリアムズ貞野選手、少し間隔を 置いて、ウィリアムズ増田選手、レッドのカラー川西選手と続きます。トップ争いは早くも白熱!2番手を走るウィリアムズ貞野選手がトップの川野選手を攻 め立てます。貞野選手のマシンの動きは、決勝ラウンドにきてかなり良くなっている模様。後方では、ブラック・オレンジカラーの吉本選手のマシンがクラッ シュ!リアタイヤを破損させ、コースサイドにマシンを止めます。トップ争いは、川野選手と貞野選手で非常に僅差でしたが、ここで徐々に川野選手が差を広 げに掛かります。しかし、貞野選手も意地の走りで直ぐその差を詰めます。その後、ストレートエンドの飛び込みで貞野選手が川野選手を猛チャージし、一瞬 前に出るも、川野選手が再びインを取りトップに立ちます。非常に接戦のバトルで場内は盛り上がりを見せます。このバトルは何と最終ラップにまで縺れ込み ます。そして、最終ラップも川野選手が鉄壁のブロックでインを押さえた走りをし、川野選手が0.7秒差で貞野選手の追撃を振り切り、激戦のF-1クラスの優勝 を飾りました。本当に見応えのあるレースとなりました!

ポディウム表彰
 レース終了後、各クラストップ3でポディウム表彰が行われました。決勝ラウンドはどのクラスも非常に盛り上がり、とても見応えのあるレースとなりました。 入賞者には記念の盾が手渡され、ギャラリーからも祝福の拍手が途切れなく贈られていました。入賞したみなさん本当におめでとうございました!

ベストルッキングカー賞
 ベストルッキングカー賞には、F-1クラスは岡林選手の7UPジョーダン、ツーリングカークラスは川崎選手のゴールドの地に鹿が描かれたMRSが選出されました。 どちらの作品も非常に綺麗に、格好よく仕上げられており、誰もが納得の作品でした。岡林選手と川崎選手には記念の写真盾が贈呈されます。今後も皆さんの力 作をどしどしお待ちしています。


■決勝順位■
F-1フレッシュマンクラスAメイン
1位廣瀬 太  14L8'34.769

F-1スケールラバークラスAメイン
1位重松 隆一 13L8'34.286

EPツーリングカークラスAメイン
1位川上 明弘 14L8'04.761
2位川西 紀明 14L8'06.080
3位松田 岳  05L4'59.060

F-1クラスAメイン
1位川野 貴義 16L8'12.814
2位貞野 達也 16L8'13.603
3位増井 秀樹 16L8'29.388
4位川西 紀明 15L8'14.822
5位岡林 博  15L8'24.096
6位重松 隆一 15L8'33.556
7位吉本 祐之 04L2'04.605

GPツーリングカークラスAメイン
1位長尾 康広 28L15'02.411
2位芦田 勝彦 28L15'02.643
3位三村 和成 27L15'24.275
4位川崎 竜司 25L15'23.215
5位美濃 英和 06L04'04.388

全体表彰・抽選会
 大会の最後は全体表彰式並びに大抽選会です。まず全体表彰式では、参加者全員に表彰カードの授与が行われ、競技委員長兼放送委員長の秋山氏よ り一人一人に丁寧にカードが配られていきます。その後、抽選会へと進み、豪華賞品が多数ある中、じゃんけんをして自分の欲しいアイテムを選ぶ方 式でどんどん抽選が進んでいきました。抽選品が多く、5巡位したでしょうか?その後、最後に大会会長の北澤より挨拶、競技委員長兼放送委員長の 秋山氏の挨拶があり、F1RCGP2019 Round9香川SPK大会が無事閉幕となりました。今後もこの新SPKに来て頂き、思う存分F-1ラジコンやエンジンカー を楽しんで行ってもらいたいと言うのがF1RCGPAの思いです。皆様よろしくお願い致します!

F1RCGP大会主要機材データ
 F1RCGP2019 Round9香川SPK大会の大会データになります。マシン、プロポ、アンプ、バッテリー、モーターのシェアと、全員の参加選手県名、年齢、 そして男女比です。 次回参加される方、遠征される方等は参考になさってください。次回行われる第10戦は、久しぶりの開催となる福岡大会で、2019 年10月27日(日)福岡・北九州ネクスタ―サーキット大会です。ビルの屋上に常設されたサーキットで、レイアウトもかなりテクニカルになり、ドラ イバーの技量が試される大会となります。インドアでピットも冷暖房完備ですので、非常に良い環境でRCができると思います。県内及び県外からも多 くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

カーシェア
プロポシェア
アンプシェア
モーターシェア
バッテリーシェア
参加選手県名
年齢層
男女比

謝辞
 本大会に参加された選手の皆様、そしてサーキットをお貸し頂いたサーキットオーナー秋山様、名誉会長の秋山雪雄様、運営をお手伝い頂いた 役員の川西様、多くの協賛品のご協力を頂いたサポートメーカーの皆様、本当にありがとうございました。お蔭様で第9戦の香川大会を無事に終 える事ができました。残るシーズンも皆様に喜んで貰える様に精一杯頑張る所存でございますので、何卒応援宜しくお願い致します。