F1RCGP レースリポート

第10戦 F1RCGP2019 in Fukuoka
NEXTER CIRCUIT 2019年10月27日(日)


天気:晴れ(屋外)、気温:24℃、湿度:38%、路面温度:28℃

 F1RCGP2019シリーズ第10戦は場所を福岡県北九州市に移し、2年ぶりにNexterサーキットで行われました。ここNexterサーキットは2009年 F1RCGP初年度開幕戦を行った歴史と伝統を兼ね備えたサーキットになります。初年度は同じ小倉北区の東港で外コースでのオープン、そして屋 根が付き、その後、2012年西港に移転。そしてその西港のサーキットの営業を去年で終え、2016年に新生Nexterサーキットが原点の外コースの サーキットとして1月25日にリニューアルオープンが行われました。だんだんコースの規模が縮小しているものの、オーナーである堤氏のラジコ ンに対する情熱と、常連さんや地元のファンの支えで頑張って続けているサーキットの1つです。昨今のホビーRC全体の不況により、サーキッ トやショップが閉まったりする中、本当に頑張って貰いたいものです。
 会場となるNexterサーキットは、運営母体である堤デザイン会社ビル3階の屋上のサーキットになります。ここは古くから自社ブランド製品 PRO2.stn製品のテストコースとして利用していた物をリノベーションしてできたコースになります。コースサイドには屋根付きでエアコン完備 のピットエリアが備え付けられ、その隣にはテーブル・チェアーが並べられ、Nexterサーキット独特のゆったりとした時間が流れる和やかな雰 囲気が伝わってきます。2階は本業のデザイン会社の事務所がメインではありますが、脇に隣接するかたちでサーキット受付、ショップが置か れ、コンパクトに非常に良くまとまっています。駐車場は1階にあります。レース等で参加者が多い日も近所にも駐車スペースがあるとの事で 、万全の体制を取っています。ショップ・サーキットの担当は西氏。実車も大好きで、サーキットにレースで遊びに来たお客さんのサービス等 も細かくでき、非常に頼られる存在です。そんな雰囲気の下、Nexterサーキットは何年経っても基本コンセプトであるエンジョイRCは変わりま せん。皆さんも是非ご家族連れ、お友達連れで遊びに来てくださいね。
 サーキットは非常にコンパクト且つテクニカルなレイアウト。1周の距離は約90mのコースで、路面は中粒のコンクリートになります。今回は タミチャレのレースと同時開催と言う事で、タミチャレM、タミチャレGTクラスも併催され、F-1、ツーリングカー、ミニクラスが一緒になって 楽しくイベントが行われました。
 レース当日の参加人数はタミチャレMクラス:3名、タミチャレGTクラス:5名、F-1クラス:5名、F-1スケールラバークラス:2名、合計15名です。 地元の選手を中心に、遠くは愛知県等からも参戦がありました。関東地方は大雨の水害で大変な状況ですが、ここ九州は天気も良く、秋晴れの中、 屋外で心地よい風を感じながら気持ち良くレースを行う事が出来ました。

プラクティスDay
 前日の練習走行日は暖かく、穏やかな天気になりました。午前中より明日のレースに向けての参加者が続々と会場に訪れます。ピットでの準備 を終えて、続々とF-1マシンがコースイン。今回は一昨年まで採用されていた、ギヤ比を5.0以上にしなければならないと言うルールが撤廃され、 スピードがアップしています。コースを仕切るパイロンは、意外にコーナーの奥まで配置されているので、少し大きめにマシンの頭を振らないと 直ぐに足を引っ掛けてしまう危険性も含んでいます。各選手慎重なライン取りで走行ラインを確認する中、イエロー・オレンジカラーが一際目立 つ大町選手が好調な走りを披露。そして、ホワイト・パープル・ピンクのマシン榊原選手もデフやダンパーのセットを煮詰めながら、ハイペース で周回を重ねている模様。また、若干濃いレッドのフェラーリカラーの中村選手も久々のF-1ドライブに関わらず、非常にアグレッシブにコーナー を攻めています。普段はドリフトカーをメインでやられているとの事ですが、グリップカーも直ぐに勘を戻している様です。タミチャレの各クラ スも、山本選手等が熱心にセットアップを詰めています。今回はミニクラスとGTクラスがある様で、ネクスターのコースにあわせて曲がりやすく する等、色々とセットアップを変更しながら車を仕上げていました。
 明日参加予定の選手が練習走行をする中、運営サイドの方も選手登録、コース補修等の大会準備が着々と進んでいきます。明日の天候も良い様 ですので、皆が実力を思う存分発揮できる事を願うばかりです。

大会当日
 大会当日の空は気持ち良く晴れ渡っています。まさにラジコン日和に相応しい一日です。朝から選手が集合する中、昨日練習に来れなかった名 古屋から参戦の重松選手等は早くもピットを構え、練習走行をスタートしています。F-1クラス、F-1スケールラバークラス共に、まずまずのタイム を刻んでいる模様。また、地元福岡で参加の上村選手もF-1両クラスに参加する為駆けつけてくれました。平日セットアップを取る為に練習した様で、 今朝の練習走行では出だしから好調さを見せています。昨日から現地入りしている、中村選手、榊原選手、大町選手もしっかりとタイムを上げてき ている様で、マシンの動きも良くなっています。タミチャレクラスでは、田渕選手、成清選手等も来場し、路面の確認やセットアップを行い、こちら も仕上がりは上々の模様です。
 練習走行後は開会式、記念撮影、ベストルッキングカー賞の選定を行い、西競技委員長よりレースレギュレーション説明等があり、いよいよ大会 が始まります。大会はPro2から木村氏もスタッフに加わって頂きました。万全の体制の下、各選手日頃の練習の成果を十分に発揮して頂ければと思っ ております。F-1クラス、F-1スケールは予選3ラウンド、タミチャレ各クラスは予選2ラウンド、決勝は各クラス決勝1ラウンドで順位が競われる 事となります。

予選1ラウンド目
 タミチャレMクラス予選1ラウンド目。一斉スタートのスタートでは、リヤ駆動のマシンM08を駆るホワイト・パープル・ピンクのマシン榊原選手がトップに 立ちます。2番手にホワイト・レッドのマツダ大町選手、3番手にグリーンのカラー田渕選手が追いかけるかたち。ベストは、トップの榊原選手が13秒1、大町 選手が13秒2、ほぼ差が無い状態。レース中盤、大町選手がベストを12秒9まで上げて、トップの榊原選手を詰めるも、レース後半には榊原選手も12秒9でタイム を上げてきます。そして、このレース後半には、バッテリーの差も効いてきている様です。NiCdを使う大町選手は徐々にパワーダウンし、LiFeを使う榊原選手は 依然として13秒前半のタイムのまま走り続けています。大町選手は徐々にトップとの差が広がり、焦ってか転倒!これで楽になった榊原選手がそのままハイペー スで走り切り、18L4'00.078、ベスト12秒935でトップフィニッシュを果たしました。
 タミチャレGTクラス予選1ラウンド目。スタート後、トップにはホワイト・グリーン・レッドの上村選手、2番手にブルー・イエローの555カラー大町選手、 3番手にオレンジのカラー中村選手が続きます。その後、トップの上村選手が痛恨のクラッシュ!大町選手が代わってトップに浮上します。2番手には中村選手 も上がってきます。トップの大町選手はそのままハイペースを保ち、2位以下を引き離しに掛かります。2位を走行の中村選手はストレートでクラッシュ!3位 を走る上村選手が直ぐ後ろまで近づいてきて、2番手争いが白熱します。トップは依然として大町選手、ややアンダーな車ながら、最後まで安定した走行で 走り切り、19L4'02.550、ベスト12秒054でトップゴールを決めます。
 F-1クラス予選1ラウンド目。スタート直後に、ティレル重松選手がクラッシュ。トップはピンク・パープルカラーの榊原選手、2番手にイエロー・オレンジ カラー大町選手、3番手にレッド・グリーン・ホワイトカラーの上村選手が続きます。その後方では、4番手走行のフェラーリ中村選手がストレートエンドで クラッシュ!各車やや荒れた展開になってきています。そんな中、トップは榊原選手。インフィールドで抜群の回頭性を見せ、タイムは12秒1のベストを叩き 出して走行を重ねます。2番手の大町選手との差はこの時点で2秒。大町選手はややパイロンに乗る回数が多い様です。その後も、榊原選手はハイペースな走 行を維持。そしてほぼノーミスの走りで、20L4'09.956、ベスト12秒111でトップフィニッシュを決めます。
 F-1スケールラバークラス予選1ラウンド目。1周目トップで返ってきたのが、ティレルカラーの重松選手。2番手にスーパーアグリ上村選手が続きます。 その後、直ぐにスーパーアグリ上村選手が逆転トップ。上村選手のモロテックのマシンはインフィールドでも抜群の回頭性を見せ、スイープのゴムタイヤの セットアップがかなり取れている模様。上村選手、13秒4のベストで周回毎にベストを塗り替え、2番手重松選手との差を広げています。後方の重松選手も ベスト13秒5で負けじとトップを追いかけます。そして、レースは後半になり上村選手は最後まで慎重な走りでミスなく走り、18L4'15.129、ベスト13秒139 で暫定ポールとなります。



予選2ラウンド目
 タミチャレMクラス予選2ラウンド目。スタート後、各車等間隔でレースが進行。トップはホワイト・パープル・ピンクで塗り分けられた榊原選手、リヤ 駆動の利を生かして前に出ます。2位にホワイト・レッドの大町選手、3位にグリーンの田渕選手が続きます。各車そんなに差が無く、非常に接戦です。 ベストは榊原選手が13秒0。レース後半になると、2位の大町選手は徐々に引き離されます。トップ榊原選手と2位大町選手との差は1秒程になります。 後方では田渕選手がクラッシュ、タイムロス。そんな中、トップの榊原選手は大きなミスなく走り切り、18L4'00.012、ベスト12秒947でベストを更新し、 ポールポジションを決めました。ネクスターではM08初のポールだそうです。
 タミチャレGTクラス予選2ラウンド目。スタート直後、トップはホワイト・レッドのボディーカラー成清選手。しかし、ストレートでクラッシュし、 ブルー・イエローの大町選手がトップに浮上。2位は上村選手、3位には中村選手が続きます。その後、大町選手はインフィールドでクラッシュするも、 何とか1位でコース復帰します。2位争いは上村選手、中村選手が僅差のバトルになります。その差約0.2秒。その後、2位争い中の中村選手がストレート でクラッシュし、単独2位に。レース終盤、トップは依然として大町選手、このままゴールと思いきや、右セクションでクラッシュ転倒!一気に上村選手が 迫るも、何とか大町選手が逃げ切り、19L4'08.130、ベスト11秒938でトップゴール。ポールポジションも大町選手が1ラウンド目のタイムで見事獲得しまし た。
 F-1クラス予選2ラウンド目。スタート直後、イエロー・オレンジカラーの大町選手が1周目のインフィールドで大クラッシュし、ウィングが取れて しまいます。トップはピンク・パープルのカラー榊原選手。2番手にはレッド・グリーン・ホワイトの上村選手が浮上。各車、12秒前半から中盤のラッ プタイムで走行を重ねます。その中、トップの榊原選手は11秒9までラップタイムを上げてきています。マシンセットも昨日からかなり煮詰まってきている 模様。ここで、3位にティレル重松選手が浮上して、2位の上村選手を追います。2位の上村選手はややアンダーの傾向のマシン挙動を見せています。 後方では、ウィングが取れた大町選手もベストが12秒230と、このラウンド2番手のタイムを叩き出しています。ウィングが無い分、ストレートが伸びる模様。 トップは榊原選手で、終始安定した走行で、20L4'07.181、ベスト11秒934で自己ベストを更新し、暫定ポールを守ります。
 F-1スケールラバークラス予選2ラウンド目。スーパーアグリの上村選手が1周目のストレートでクラッシュ!トップはティレルの重松選手。重松選手は このラウンドでフロント周りのセッティングを大きく変えた様で、かなり序盤は好調な走りを見せています。しかし、レース中盤に上村選手が重松選手に 迫り、一気にトップに浮上します。路面温度も上がってきており、ラバータイヤがグリップし始めた模様。上村選手はぐんぐん重松選手との差を広げ、後半は なかりアグレッシブにコーナーを攻め込む場面も見られ、そのまま18L4'08.050、ベスト12秒982で自己ベストを大きく伸ばし、暫定ポールポジションを維持 しました。



予選3ラウンド目
 F-1クラス予選3ラウンド目。スタート直後、これまでトップを守ってきた榊原選手のマシンが巻き気味な挙動をしています。フロント周りのセットを大きく 変えすぎて、かなりオーバーステアになった模様。トップはレッド・グリーン・ホワイトのカラー上村選手。トップ争いの数台が僅差で繋がり、接触をしている 感に、一気にトップに浮上したのがティレル重松選手!しかし、その後トップには上村選手が再び浮上します。上村選手のベストは12秒6。昼休みを挟み、路面 状況が若干悪くなった模様。レース後半、オーバーステアになった榊原選手はピットにマシンを止めリタイヤ。トップは確実な走りを見せている上村選手でし たが、最後にストレートエンドでまさかのクラッシュ!ここで大町選手が逆転でトップに浮上し、そのまま逃げ切り19L4'10.379、ベスト12秒465でトップフィ ニッシュ。ポールポジションは2ラウンド目のタイムで榊原選手となりました。
 F-1スケールラバークラス予選3ラウンド目。トップはスーパーアグリ上村選手、2番手にティレル重松選手の順。その後、上村選手が徐々に2番手の重松 選手を引き離しに掛かります。しかし、上村選手がストレートエンドで大きくクラッシュ。その間、重松選手がトップに浮上!トップの重松選手はややアンダー なマシンを確実なラインで上手くコントロールし、走行を重ねます。重松サウンドと言われるスパーノイズも今回は影を潜め、このまま17L4'09.481、ベスト 14秒071でトップフィニッシュ。しかし、ポールポジションは、2ラウンド目のタイムで、スーパーアグリ上村選手に決定しました。

■予選順位■
タミチャレMクラス
1位榊原 英雄 2R18L4'00.012
2位大町 健造 2R18L4'00.735
3位田渕 慎二 2R18L4'04.205

タミチャレGTクラス
1位大町 健造 2R19L4'02.550
2位上村 泰一郎2R19L4'09.761
3位中村 清貴 1R19L4'11.624
4位成清 恭生 1R17L4'06.019
5位山本 和男 1R14L4'01.608

F-1クラス
1位榊原 英雄 2R20L4'07.181
2位大町 健造 1R19L4'01.273
3位上村 泰一郎1R19L4'09.293
4位重松 隆一 2R19L4'12.585
5位中村 清貴 2R18L4'01.011

F-1スケールラバークラス
1位上村 泰一郎2R18L4'08.050
2位重松 隆一 2R17L4'04.815

決勝に向けて
 青空の下で楽しくも緊張感ある中で行われた予選ラウンドが終わり、各選手続く決勝ラウンドに向けてマシンセットアップに余念がありません。 空いた時間を見つけては、数周の走行を繰り返しながら、より良いセットを探している姿が見られました。非常に熱心にRCに取り組んでいる 様子が心から伝わってきます。F−1の決勝ラウンドは8分間と長丁場になるので、しっかりとコンディションを整えて決勝に備えている様子です。
運営スタッフの方は、決勝の組み分けもスタンバイされ、決勝ラウンドがいよいよスタートです。決勝前はNexter恒例の写真撮影から始まります!

タミチャレMクラス決勝Aメイン
 タミチャレMクラス決勝Aメイン。トップはホワイト・パープル・ピンクのカラー榊原選手、2番手ホワイト・レッドの大町選手、3番手グリーン の田渕選手が続きます。2番手を走る大町選手は、トップの榊原選手に逃げられない様に、アグレッシブにドライブしている模様。タイムは榊原選手 が12秒9、大町選手13秒0。必死でトップを追う大町選手でしたが、インフィールドで転倒!2番手に田渕選手が浮上します。その後、トップ榊原選手 は安定した走りで走行を重ね、ベストを11秒8まで詰め、最後はクルージング状態で余裕のトップフィニッシュ!タイムは23L5'09.238、ベスト12秒848 で優勝を果たしました。

タミチャレGTクラス決勝Aメイン
 タミチャレGTクラス決勝Aメイン。各車綺麗なスタートで、トップはブルー・イエローカラーの大町選手、2番手にホワイト・グリーン・レッド上村選手、 3番手にオレンジ中村選手の順。その後、2番手を走る上村選手が転倒!2番手に中村選手が浮上します。トップの大町選手は早くもベスト12秒3をマークし、 後続を引き離しに掛かっています。後方では、パープル・ブラックの山本選手がクラッシュでマシンをピットに止めています。若干荒れ気味のレースとなって います。レースは残り2分。トップは依然として大町選手、2番手争いは、中村選手と上村選手の僅差の争いとなります。その後、上村選手が中村選手のイン を上手くつき、2位に浮上!そして5分のコールとなり、大町選手が最後までほぼノーミスの走りを見せ、24L5'05.074、ベスト12秒029でタミチャレGTクラス の優勝を決めました。

F-1クラス決勝Aメイン
 F-1クラス決勝Aメイン。各車綺麗なスタート。トップはピンク・パープルの榊原選手。2番手にイエロー・オレンジのカラー大町選手、3番手にティレル 重松選手が続きます。序盤からトップの榊原選手が後続との差を広げています。後方では3番手を走る重松選手がストレートエンドでミスし、タイムロス。 3番手にフェラーリ中村選手が浮上します。トップ榊原選手はベスト11秒9をマークし、独走状態。2番手を走る大町選手もラップして、全車ラップの快進撃 を見せています。しかし、レース後半、ストレート入り口で榊原選手がまさかのクラッシュ!リヤタイヤが取れてクラッシュしてしまいます。ここで大逆転で トップに立ったのは、大町選手!2番手にフェラーリ中村選手が4秒差で続きます。トップの大町選手はスタートから鼻が痒く、レースに集中できなかった 様で、ここでピットインして鼻をかきます!2秒ほどのロスでトップでレース復帰を果たし、36L8'06.432、ベスト12秒647で大町選手が激戦のF-1クラスを制 しました!

F-1スケールラバークラス決勝Aメイン
 F-1スケールラバークラス決勝Aメイン。スタートからトップ2台による激しいテールツーノーズ。その後、ティレル重松選手が転倒し、スーパーアグリ 上村選手がトップに浮上。上村選手は予選ラウンドでジャイロを壊し、この決勝はジャイロ無しで走行をしている模様。巧みなステアリングさばきで、 ジャイロが無くても上手くマシンをコントロールしています。しかし、ストレートエンドでマシンバランスを崩している間、ティレル重松選手がトップに 躍り出ます。この2台かなり接戦で、差は0.6秒で再びテールツーノーズのバトルが始まります。重松選手はインをきっちり抑えて走行を重ねますが、 ストレート入り口で痛恨のクラッシュ!ウィングも傾き、タイムロスを期し、トップは上村選手に交代します。トップに立った上村選手はベストを13秒2まで 引き上げ走行を続け、最後まで集中力を切らさず走り切り、34L8'03.901、ベスト13秒233でトップフィニッシュ!F-1スケールラバークラスを一昨年に続き 2連覇を果たしました。

ポディウム表彰
 各クラスのトップ3による表彰が行われました。今回も各クラス非常に見応えたっぷりのレースにギャラリーからは多くの歓声が飛んでいたのが印象的でした。 和やかな中でのこの様なレースは本当に良いものです。各クラスの入賞者には表彰カードと盾の授与が行われました。入賞者の皆さん、それ以外の皆さんも本当 にお疲れさまでした。また、レース運営に協力して下さいましたスタッフの皆さんにも心から感謝の意を表します。

■決勝順位■
タミチャレMクラスAメイン
1位榊原 英雄 23L5'09.238
2位田渕 慎二 23L5'09.910
3位大町 健造 23L5'11.167

タミチャレGTクラスAメイン
1位大町 健造  24L5'05.074
2位上村 泰一郎 23L5'04.858
3位中村 清貴  23L5'09.454
4位成清 恭生  22L5'08.077
5位山本 和男  09L3'37.467

F-1クラスAメイン
1位大町 健造  36L8'06.432
2位中村 清貴  36L8'09.303
3位重松 隆一  35L8'03.316
4位上村 泰一郎 34L8'10.376
5位榊原 英雄  29L6'09.923

F-1スケールラバークラスAメイン
1位上村 泰一郎 34L8'03.901
2位重松 隆一  33L8'06.610

ベストルッキングカー賞
 ベストルッキングカー賞には、地元のエキスパートドライバーである大町選手のマシンが選出されました。ブラウンGPの黄色の色違いの様なカラーリング で、非常に見やすく、コースにも映えておりました。大町選手は北九州地区でも熱心なF-1ファンとして知られる存在です。また、タミチャレクラスのベスト ルッキングカーには、パープル・ブラック・ルーフ部にユニオンジャックが描かれた、山本選手のGTRが選出されました。非常に丁寧に塗装されており、 誰もが認める名作でした。今後も皆さんの力作のボディーをお待ちしています。

全体表彰・抽選会
 大会の最後は全体表彰式および大抽選会です。運営委員の西氏司会の下、参加者全員に表彰カードの授与が行われました。その後、協賛メーカー各社より 提供された協賛品を参加者全員に配りました。大物を獲得できた人、目当ての物が当たった人、皆それぞれですが、一様に笑顔な面持ちで抽選会を終えました。 そして、運営委員の西氏、大会会長の北澤氏の挨拶があり、F1RCGP 2019 Round10 in Fukuoka Nexter Circuit大会が閉幕となりました。協力頂いた方々、本 当にありがとうございました。今後も皆様でF-1の大会を盛り上げ、思い出に残る楽しいイベントにして行きましょう!

F1RCGP大会主要機材データ
 F1RCGP大会データになります。マシン、プロポ、アンプ、バッテリー、モーターシェアと、全員の参加選手県名、年齢別、そして男女比です。 次回参加され る方、遠征される方、是非とも参考になさってください。
 次回行われる予定のF1RCGP2019 Round11は、11月3日(日)新潟・モロテックスピードウェイ大会です。地元新潟県はもとより、隣県や地方からも大勢の参加 が見込まれます。また、インドアサーキットですので、雨の心配もありません。是非皆様お誘い合わせの上ご来場、ご参加お待ちしております。

カーシェア
プロポシェア
アンプシェア
モーターシェア
バッテリーシェア
参加選手県名
年齢層
男女比

謝辞
 本大会に参加された選手の皆様、そしてサーキットをお貸し頂いたサーキットオーナー堤様、運営をお手伝い頂いた各実行委員長の西様、木村様、 そしてその他多くのサーキットスタッフの皆様、多くの協賛品のご協力を頂いたスポンサー・サポートメーカーの皆様、本当にありがとうございま した。お蔭様で無事に本大会を開催する事ができました。残るシーズンは僅かですが、これからも参加者の皆様に喜んで貰える様に精一杯頑張る所 存ですので、今後も応援宜しくお願いいたします。