天気:雨のち曇り(屋内)、気温:11℃、湿度:65%、路面温度:8℃
F1RCGP2020のシリーズ開幕戦が、奈良県・大和高田市にあるRCスタジアムセイキ(室内オンロードサーキット)で開催されました。
ここRCスタジアムセイキでのF1RCGP開催は15回目、開幕戦はもはやF1RCGP恒例行事となり11年連続になります。これも、関西地域の熱い
F-1ファンの方々のご協力、並びに、サーキット&ショップのサポートあってこそ続いたものだと思います。本当にありがとうございま
す。
RCスタジアムセイキは関西地方ではF-1イベントのメッカとして知られ、老若男女幅広いRCファンで常に賑わいを見せています。サーキ
ットは1F,2Fに1/12〜1/10スケールサイズ(ドリフトもOK)のラジコンが楽しめるスペースが設置され、ピットエリアは冷暖房が完備。
オールシーズン最高のコンディションでラジコンを楽しむ事ができます。サーキットショップもAtlantisのバッテリー、モーター、充電
器等のパワーソース関連製品をはじめ、キットメーカー系ではタミヤ製品、パーツが充実。また、各サードパーティーメーカーのスペア
パーツも充実しており、急なアクシデントが起きてパーツが必要になっても安心の品揃えです。今年からピットスペースに大画面のテレビ
が設置され、実車のツーリングカーのレース等が放映されるなど、雰囲気作りもばっちりです。ショップ店長の加藤和美氏も、とっても
にフレンドリーに対応してます。また、ショップでの買い物はPaypayにも対応済ですので、ラジコン初心者の方も、エキスパートの方も、
また、お近くの方も、遠方の方も、是非サーキットに遊びに行ってみてください。
開幕戦の舞台となるのは、1Fのアスファルト路面の電動オンロードサーキットです。1周125m、25mのバックストレートを持ち、路面は
細粒のフラット舗装。毎年12月にコースレイアウトの変更があるので、このF1RCGPは変更後の最初のレースとなり、地元勢と地方勢のコ
ース慣れの差は無く、イコールに近い状態で開催されます。ここRCスタジアムセイキはF1RCGPシリーズ戦の中でも超テクニカルサーキッ
トの1つに数える事ができるくらい、低中速を多用する細かい切り返しも多いタフなコースレイアウトになっていますので、真のドライ
ビングスキルが問われるレースとなっています。
レースウィークは冷え込みやや和らいだ気候で、日曜日は朝方雨に見舞われたものの、土曜日は青空も広がり太陽の日差しもありまし
た。この様な中、奈良県内はもとより、県外からも多くの参加者が集まりました。参加人数はF-1クラス:5名、F-1スケールラバークラ
ス:1名、F-1グランプリクラス:1チーム1名、合計7名です。大会当日に仕事の都合などで練習に来ていた参加予定のエントラントが急遽
キャンセルになるなど、不測のアクシデントがあり、参加人数はやや少なめです。ただ、今大会ではHiroFactory中谷選手が新型F-1を持ち
込みパフォーマンスを披露したり、新チームTeam Maniax Arenaでグランプリクラスに安田選手が参戦する等、ハイレベル且つ話題も満載
のイベントとなりました。
プラクティスDay
前日の練習走行日は、やや曇り空ですが、時折日差しも出るので気温は思ったほど下がらず、比較的過ごし易い状況です。朝から多くのエン
トラントがコースに集まります。地元を中心に、遠方の選手も交え、早速熱心に練習走行に励んでいる様です。今大会で注目度が高いのは、Hiro
Factory新型F-1を持って登場した中谷選手です。その名もHRF10X Premium Blackyです。コンセプトは世界最高のF-1マシンと言う事ですが、その
名前の原型は40年前に売られていた日産スカイラインの限定車、ブラッキーだそうです。今回F1RCGP初参加の松澤選手やチームメイトの津田選手
も同じ車両で練習しており、F-1スケールラバークラスとF-1クラス両方でテストを行っていました。今大会シェア率No.1のあらゆるシチュエーシ
ョンに対応したF-1マシンですので、興味のある方は是非購入して見ては如何でしょうか?午後になると、名古屋から参戦の重松選手もコースイン!
開幕戦の為に昨年末から準備を進めていたらしく、手際良くマシンのセットアップを進めていました。当然スポンジF-1とラバーF-1の二刀流です。
スポンジF-1のタイムの方は14秒前半程度出れば先ず先ずと言った所。ラバーF-1では、スイープタイヤのリヤグリップがやや高い様で、少しアンダ
ーステアになり、タイムとしては若干落ちる模様。この日は各選手日が落ちるまで熱心に練習に取り組み、明日の準備を行っていました。
スタッフも明日のレースに備え、夕方までにはほぼ支度は終わった様です。F1RCGPA関西支部長である加藤氏を中心に、レースエントリーや
備品の準備に至るまで非常に効率よく準備が進みました。明日の開幕戦はいつも通りの盛り上がりを見せるでしょう。
大会当日
大会当日は雲が多く小雨が降る朝となりました。それでも、朝から続々とエントラントがコースに集まってきており、早くも熱気ムンムン
です。各選手受付を早々に終え、コースインしています。朝の練習走行のタイムでは、今大会の為に何度もRCスタジアムセイキに足を運んだ
初参加の松澤選手、HiroFactoryの中谷選手辺りが好タイムをマークしている模様。また、今日から参加の地元のF-1マイスターとも言うべき
高橋選手も熱心に練習を重ね、徐々にタイムをアップしています。高橋選手は今でも27MHzの送信機を使用しており、長いアンテナがトレード
マークの侍と命名されており、地元でも非常に人気のある選手です。F-1スケールラバークラスは、ティレルを駆る重松選手がややオーバース
テア気味ですが、上手くマシンをコントロールして徐々にペースを上げてきている模様です。各クラス予選4分間のスタッガースタートの周回
レース、決勝は8分間のグリッドスタートの周回レースで争われます。
各選手練習走行を終えると、開会式並びにドライバーズミーティングが行われました。大会放送委員長・加藤氏から大会の詳しいレギュレー
ションの説明がありました。皆さん非常に真剣な様子で説明を聞いており、次第に緊張感も伝わってきます。いよいよF1RCGP2020開幕戦スター
トとなります!
予選1ラウンド目
F-1クラス予選1ラウンド目。レース序盤はグリーン・ホワイトカラーの中谷選手がトップ、2番手にオレンジのカラー津田選手が続きます。
その後方では、ジョーダンカラー松澤選手とベネトン高橋選手が3番手争いを繰り広げています。そんな中、トップの中谷選手はベストラッ
プを塗り替えながら後続をどんどん引き離し、独走状態を築きます。中谷選手のニューF-1マシンはかなり良く走っている模様。レース中盤に
なると、ジョーダン松澤選手が2位に浮上!松澤選手のマシンはかなりクイックな挙動でインフィールドのタイムがかなり速くなってきてい
ます。そんな中、レースは終盤になり、最終的に中谷選手は全車ラップの独走で、17L4'03.110、ベスト13秒870でトップゴール。2位に松澤
選手、3位津田選手と言うオーダーとなりました。
F-1スケールラバークラス予選1ラウンド目。スタートからティレル重松選手がトップを独走。前半は20秒台、中盤は19秒台、そして後半は18
秒台にラップを上げ、周回毎にベストラップを塗り替える快走を見せています。コース上にはゴムタイヤのスキール音がこだまします。そして、
インフィールドの動きも周回を重ねるたびに良くなっている模様。そして、13L4'12.040、ベスト18秒560をマークし、暫定ポールポジションを
獲得。
F-1グランプリクラス予選1ラウンド目。スタートからTeam RC Maniax Arena安田選手がレースをリード。安田選手の6輪マシンはイン
フィールドをかなりのペースで駆け抜けていきます。しかし、ストレートエンドでややオーバーステアな挙動が出ており、何回かミスで転倒
を喫している模様。そんな中、何とか4分間走り切り、16L4'08.400、ベスト14秒240でトップフィニッシュ!
予選2ラウンド目
F-1クラス予選2ラウンド目。1周目に何とトップスタートの中谷選手がミスで転倒。大きくタイムロスします。ここでジョーダンの松澤選手
がトップに浮上!2番手にオレンジカラーの津田選手がつけます。津田選手は昨日の練習で15秒を切れなかったのですが、今日のレースになる
と見違えるような良い走りで14秒台を連発。このラウンドでは14秒410をマーク!そんな中、トップ争いはジョーダン松澤選手とオレンジ津田
選手がコンマ差の争いを繰り広げています。レース後半になると、トップを走るジョーダン松澤選手がペースアップし、津田選手を引き離しま
す。そして、2番手に序盤のミスを挽回してきた中谷選手が浮上するも、ここで4分のコール。トップゴールは松澤選手で、17L4'08.190、ベス
ト14秒190。総合トップは1ラウンド目のタイムで、グリーン・ホワイトのファイヤーカラーの中谷選手に決まりました。
F-1スケールラバークラス予選2ラウンド目。このラウンドもスタートからティレル重松選手がトップを独走。しかし、ここでアナウンスの加藤
氏が、ベストラップが17秒出たら重松選手のお昼ご飯代を払うと宣言!重松選手のやる気が出たのか、ここからかなりマシンをアグレッシブに攻
め始めます。ベストタイムはどんどん上昇し、ここで18秒4までタイムアップ。その後、アナウンスで加藤氏が全員分のお昼ご飯を払うと変更し、
ギャラリーの含めてコース上は大盛り上がり!重松選手もプレッシャーからかややマシンの挙動に硬さが見えるも、ベストを18秒090まで上げてき
ます。しかし、あともう少しの所でタイムアップ。残念ながらお昼ご飯はゲットとならないまでも、13L4'15.680、ベスト18秒090でトップフィニッ
シュ。ポールポジションを獲得します。
F-1グランプリクラス予選2ラウンド目。このラウンドもスタートからTeam RC Maniax Arena安田選手がレースをリード。安田選手は序盤から14秒
台でラップを揃え、かなりのハイペースで走行を重ねます。マシンのセットもかなり良くなり、ストレートエンドのオーバーステアも緩和されている
模様。そして、最終ラップまできっちり纏め、17L4'11.170、ベスト14秒180で、1ラウンド目のタイムから大きくタイムを更新し、ポールポジション
を決めました。
■予選順位■
F-1クラス
1位 | 中谷 洋信 | 1R17L4'03.110
| 2位 | 松澤 浩二 | 2R17L4'08.190
| 3位 | 津田 貴範 | 1R16L4'07.540
| 4位 | 高橋 和久 | 1R15L4'02.400
| 5位 | 重松 隆一 | 2R13L4'02.220
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F-1スケールラバークラス
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F-1グランプリクラス
1位 | 安田 孝一 (MAX) | 2R17L4'11.170
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■決勝順位■
F-1クラスAメイン
1位 | 中谷 洋信 | 33L8'05.350
| 2位 | 津田 貴範 | 32L8'08.540
| 3位 | 松澤 浩二 | 32L8'10.860
| 4位 | 高橋 和久 | 29L8'02.690
| 5位 | 重松 隆一 | 23L8'12.700
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F-1スケールラバークラスAメイン
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F-1グランプリクラスAメイン
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カーシェア | プロポシェア | アンプシェア | モーターシェア
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バッテリーシェア | 参加選手県名 | 年齢層 | 男女比
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謝辞
2020年度開幕戦である本大会に参加された選手の皆様、そしてサーキットをお貸し頂いたサーキットオーナー栗本様、運営をお手伝い頂いた
各実行委員長の加藤様、田村様、その他多くのサーキットスタッフの皆様、多くの協賛品のご協力を頂いたサポートメーカーの皆様、本当にあ
りがとうございました。お蔭様で無事に開幕戦である本大会を開催する事ができました。
また、スポンサー各位におかれましては、本年度のスポンサー誠にありがとうございました。また本年度もF-1ラジコンを盛り上げるべく努力して行
く所存ですので、今後とも厚いご支援宜しくお願い申し上げます。
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