F1RCGP レースリポート


第1戦 F1RCGP2020 in Nara
RC スタジアム セイキ 2020年1月26日(日)


天気:雨のち曇り(屋内)、気温:11℃、湿度:65%、路面温度:8℃

 F1RCGP2020のシリーズ開幕戦が、奈良県・大和高田市にあるRCスタジアムセイキ(室内オンロードサーキット)で開催されました。 ここRCスタジアムセイキでのF1RCGP開催は15回目、開幕戦はもはやF1RCGP恒例行事となり11年連続になります。これも、関西地域の熱い F-1ファンの方々のご協力、並びに、サーキット&ショップのサポートあってこそ続いたものだと思います。本当にありがとうございま す。
 RCスタジアムセイキは関西地方ではF-1イベントのメッカとして知られ、老若男女幅広いRCファンで常に賑わいを見せています。サーキ ットは1F,2Fに1/12〜1/10スケールサイズ(ドリフトもOK)のラジコンが楽しめるスペースが設置され、ピットエリアは冷暖房が完備。 オールシーズン最高のコンディションでラジコンを楽しむ事ができます。サーキットショップもAtlantisのバッテリー、モーター、充電 器等のパワーソース関連製品をはじめ、キットメーカー系ではタミヤ製品、パーツが充実。また、各サードパーティーメーカーのスペア パーツも充実しており、急なアクシデントが起きてパーツが必要になっても安心の品揃えです。今年からピットスペースに大画面のテレビ が設置され、実車のツーリングカーのレース等が放映されるなど、雰囲気作りもばっちりです。ショップ店長の加藤和美氏も、とっても にフレンドリーに対応してます。また、ショップでの買い物はPaypayにも対応済ですので、ラジコン初心者の方も、エキスパートの方も、 また、お近くの方も、遠方の方も、是非サーキットに遊びに行ってみてください。
 開幕戦の舞台となるのは、1Fのアスファルト路面の電動オンロードサーキットです。1周125m、25mのバックストレートを持ち、路面は 細粒のフラット舗装。毎年12月にコースレイアウトの変更があるので、このF1RCGPは変更後の最初のレースとなり、地元勢と地方勢のコ ース慣れの差は無く、イコールに近い状態で開催されます。ここRCスタジアムセイキはF1RCGPシリーズ戦の中でも超テクニカルサーキッ トの1つに数える事ができるくらい、低中速を多用する細かい切り返しも多いタフなコースレイアウトになっていますので、真のドライ ビングスキルが問われるレースとなっています。
 レースウィークは冷え込みやや和らいだ気候で、日曜日は朝方雨に見舞われたものの、土曜日は青空も広がり太陽の日差しもありまし た。この様な中、奈良県内はもとより、県外からも多くの参加者が集まりました。参加人数はF-1クラス:5名、F-1スケールラバークラ ス:1名、F-1グランプリクラス:1チーム1名、合計7名です。大会当日に仕事の都合などで練習に来ていた参加予定のエントラントが急遽 キャンセルになるなど、不測のアクシデントがあり、参加人数はやや少なめです。ただ、今大会ではHiroFactory中谷選手が新型F-1を持ち 込みパフォーマンスを披露したり、新チームTeam Maniax Arenaでグランプリクラスに安田選手が参戦する等、ハイレベル且つ話題も満載 のイベントとなりました。

プラクティスDay
 前日の練習走行日は、やや曇り空ですが、時折日差しも出るので気温は思ったほど下がらず、比較的過ごし易い状況です。朝から多くのエン トラントがコースに集まります。地元を中心に、遠方の選手も交え、早速熱心に練習走行に励んでいる様です。今大会で注目度が高いのは、Hiro Factory新型F-1を持って登場した中谷選手です。その名もHRF10X Premium Blackyです。コンセプトは世界最高のF-1マシンと言う事ですが、その 名前の原型は40年前に売られていた日産スカイラインの限定車、ブラッキーだそうです。今回F1RCGP初参加の松澤選手やチームメイトの津田選手 も同じ車両で練習しており、F-1スケールラバークラスとF-1クラス両方でテストを行っていました。今大会シェア率No.1のあらゆるシチュエーシ ョンに対応したF-1マシンですので、興味のある方は是非購入して見ては如何でしょうか?午後になると、名古屋から参戦の重松選手もコースイン! 開幕戦の為に昨年末から準備を進めていたらしく、手際良くマシンのセットアップを進めていました。当然スポンジF-1とラバーF-1の二刀流です。 スポンジF-1のタイムの方は14秒前半程度出れば先ず先ずと言った所。ラバーF-1では、スイープタイヤのリヤグリップがやや高い様で、少しアンダ ーステアになり、タイムとしては若干落ちる模様。この日は各選手日が落ちるまで熱心に練習に取り組み、明日の準備を行っていました。
 スタッフも明日のレースに備え、夕方までにはほぼ支度は終わった様です。F1RCGPA関西支部長である加藤氏を中心に、レースエントリーや 備品の準備に至るまで非常に効率よく準備が進みました。明日の開幕戦はいつも通りの盛り上がりを見せるでしょう。


大会当日
 大会当日は雲が多く小雨が降る朝となりました。それでも、朝から続々とエントラントがコースに集まってきており、早くも熱気ムンムン です。各選手受付を早々に終え、コースインしています。朝の練習走行のタイムでは、今大会の為に何度もRCスタジアムセイキに足を運んだ 初参加の松澤選手、HiroFactoryの中谷選手辺りが好タイムをマークしている模様。また、今日から参加の地元のF-1マイスターとも言うべき 高橋選手も熱心に練習を重ね、徐々にタイムをアップしています。高橋選手は今でも27MHzの送信機を使用しており、長いアンテナがトレード マークの侍と命名されており、地元でも非常に人気のある選手です。F-1スケールラバークラスは、ティレルを駆る重松選手がややオーバース テア気味ですが、上手くマシンをコントロールして徐々にペースを上げてきている模様です。各クラス予選4分間のスタッガースタートの周回 レース、決勝は8分間のグリッドスタートの周回レースで争われます。
 各選手練習走行を終えると、開会式並びにドライバーズミーティングが行われました。大会放送委員長・加藤氏から大会の詳しいレギュレー ションの説明がありました。皆さん非常に真剣な様子で説明を聞いており、次第に緊張感も伝わってきます。いよいよF1RCGP2020開幕戦スター トとなります!

予選1ラウンド目
 F-1クラス予選1ラウンド目。レース序盤はグリーン・ホワイトカラーの中谷選手がトップ、2番手にオレンジのカラー津田選手が続きます。 その後方では、ジョーダンカラー松澤選手とベネトン高橋選手が3番手争いを繰り広げています。そんな中、トップの中谷選手はベストラッ プを塗り替えながら後続をどんどん引き離し、独走状態を築きます。中谷選手のニューF-1マシンはかなり良く走っている模様。レース中盤に なると、ジョーダン松澤選手が2位に浮上!松澤選手のマシンはかなりクイックな挙動でインフィールドのタイムがかなり速くなってきてい ます。そんな中、レースは終盤になり、最終的に中谷選手は全車ラップの独走で、17L4'03.110、ベスト13秒870でトップゴール。2位に松澤 選手、3位津田選手と言うオーダーとなりました。
 F-1スケールラバークラス予選1ラウンド目。スタートからティレル重松選手がトップを独走。前半は20秒台、中盤は19秒台、そして後半は18 秒台にラップを上げ、周回毎にベストラップを塗り替える快走を見せています。コース上にはゴムタイヤのスキール音がこだまします。そして、 インフィールドの動きも周回を重ねるたびに良くなっている模様。そして、13L4'12.040、ベスト18秒560をマークし、暫定ポールポジションを 獲得。
 F-1グランプリクラス予選1ラウンド目。スタートからTeam RC Maniax Arena安田選手がレースをリード。安田選手の6輪マシンはイン フィールドをかなりのペースで駆け抜けていきます。しかし、ストレートエンドでややオーバーステアな挙動が出ており、何回かミスで転倒 を喫している模様。そんな中、何とか4分間走り切り、16L4'08.400、ベスト14秒240でトップフィニッシュ!


予選2ラウンド目
 F-1クラス予選2ラウンド目。1周目に何とトップスタートの中谷選手がミスで転倒。大きくタイムロスします。ここでジョーダンの松澤選手 がトップに浮上!2番手にオレンジカラーの津田選手がつけます。津田選手は昨日の練習で15秒を切れなかったのですが、今日のレースになる と見違えるような良い走りで14秒台を連発。このラウンドでは14秒410をマーク!そんな中、トップ争いはジョーダン松澤選手とオレンジ津田 選手がコンマ差の争いを繰り広げています。レース後半になると、トップを走るジョーダン松澤選手がペースアップし、津田選手を引き離しま す。そして、2番手に序盤のミスを挽回してきた中谷選手が浮上するも、ここで4分のコール。トップゴールは松澤選手で、17L4'08.190、ベス ト14秒190。総合トップは1ラウンド目のタイムで、グリーン・ホワイトのファイヤーカラーの中谷選手に決まりました。
 F-1スケールラバークラス予選2ラウンド目。このラウンドもスタートからティレル重松選手がトップを独走。しかし、ここでアナウンスの加藤 氏が、ベストラップが17秒出たら重松選手のお昼ご飯代を払うと宣言!重松選手のやる気が出たのか、ここからかなりマシンをアグレッシブに攻 め始めます。ベストタイムはどんどん上昇し、ここで18秒4までタイムアップ。その後、アナウンスで加藤氏が全員分のお昼ご飯を払うと変更し、 ギャラリーの含めてコース上は大盛り上がり!重松選手もプレッシャーからかややマシンの挙動に硬さが見えるも、ベストを18秒090まで上げてき ます。しかし、あともう少しの所でタイムアップ。残念ながらお昼ご飯はゲットとならないまでも、13L4'15.680、ベスト18秒090でトップフィニッ シュ。ポールポジションを獲得します。
 F-1グランプリクラス予選2ラウンド目。このラウンドもスタートからTeam RC Maniax Arena安田選手がレースをリード。安田選手は序盤から14秒 台でラップを揃え、かなりのハイペースで走行を重ねます。マシンのセットもかなり良くなり、ストレートエンドのオーバーステアも緩和されている 模様。そして、最終ラップまできっちり纏め、17L4'11.170、ベスト14秒180で、1ラウンド目のタイムから大きくタイムを更新し、ポールポジション を決めました。


■予選順位■
F-1クラス
1位中谷 洋信 1R17L4'03.110
2位松澤 浩二 2R17L4'08.190
3位津田 貴範 1R16L4'07.540
4位高橋 和久 1R15L4'02.400
5位重松 隆一 2R13L4'02.220

F-1スケールラバークラス
1位重松 隆一 1R13L4'12.040

F-1グランプリクラス
1位安田 孝一 (MAX)2R17L4'11.170

決勝に向けて
 予選ラウンドが全て終わり、この後に引き続き決勝ラウンドが行われます。今大会は参加人数が少し少ないと言う事もあり、午前中に予選を終えて、 ランチタイムを挟み決勝ラウンドと言う事になります。ランチタイムも走行可能ですので、決勝までのセッティング変更等、時間がたっぷり確保され ています。各選手、マシンの調整をしているのですが、重松選手はコースサイドにあるゲームのシミュレーターに夢中だったのが印象的でした。
 一方、運営スタッフの方もスムーズに予選ラウンドをこなし、決勝に向けても準備万端です。続く決勝でも各選手の素晴らしい走りを期待します。

F-1クラスAメイン
 F-1クラス決勝Aメイン。スタートは、1周目にポールスタートの中谷選手がミス!大きく順位を落とします。ここでトップに立ったのは、 ジョーダンカラーの松澤選手、2番手にオレンジカラーの津田選手の順。コースマーシャルが少ないので、ミスによる転倒やスタックが許 されない非常に緊張感のあるレースになっています。後方ではベネトンの高橋選手がストレートでミス、転倒!また、ローラ重松選手もイン フィールドで何回か転倒する等、後続グループは度重なる転倒により大きく順位を下げます。そんな中、トップの松澤選手は慎重なドライブ で周回を重ねて行きます。レース後半になると、後方から徐々に序盤ミスで出遅れた中谷選手が浮上してきます。2番手を走る津田選手をパ スし、2位に浮上。そして、トップの松澤選手まで3秒程まで迫ってきます。お互いミスが許されない中、松澤選手がコース右セクションで 痛恨のミス、転倒。ここで、満を持して中谷選手がトップに立ちます。中谷選手はただ一人13秒台、13秒900を叩き出し、ペースアップ。マシ ンの戦闘力もこのレース群を抜いています。そして、8分間のコールが鳴り、中谷選手が激戦のF-1クラスの優勝を決めました。2位には何と 津田選手が入り、3位に松澤選手と言う順でレースが終了しました。

F-1スケールラバークラスAメイン
 F-1スケールラバークラス決勝Aメイン。スタート前にアナウンスの加藤氏が、重松選手が17秒7まで決勝ラウンドでベストラップが出たら 全員にジュースをおごると宣言!俄然盛り上がりを見せた決勝レースとなりました。スタート直後、ティレル重松選手はミスを連発し、なか なか1周ノーミスで纏める事が出来ない模様。それを見た加藤氏が、17秒8、18秒5、やがては18秒台に入ればOKと、どんどん目標タイムを下 げて行きました。重松選手は決勝ラウンドに来てややマシンの挙動が難しくなってしまった様で、予選よりもタイムアップする事はかなり難 しい中でのドライブが続きます。そんな中、重松選手は17周目に意地の18秒台、18秒940をマークし、加藤氏のジュースのおごりを確定させ ました。ギャラリーからはレースが終了していないにも関わらず大きな拍手が発生し、非常に盛り上がりを見せました。その後の重松選手は 緊張が抜けたのか、1度も18秒台を踏むことなく8分間走り切り、23L8'09.700でトップゴールを果たしました。

F-1グランプリクラスAメイン
 F-1グランプリクラス決勝Aメイン。レース序盤は、ポールポジションからTeam RC Maniax Arenaの安田選手がレースをリード。6輪マシンの 特性を生かし、インフィールドをコンパクトに駆け抜けていきます。しばらく安定したラップが続いたのですが、レース中盤過ぎの22周目にミス により転倒してしまいます。ここでリアウィングステーに大きなダメージがあった様で、リアウィングが大きく傾きます。リアグリップを大きく 失いながら、安田選手は巧みなドライビングで何とか8分間走り切り、30L8'02.990、ベスト14秒340で最高峰のF-1グランプリクラスの優勝を決 めました。

■決勝順位■
F-1クラスAメイン
1位中谷 洋信 33L8'05.350
2位津田 貴範 32L8'08.540
3位松澤 浩二 32L8'10.860
4位高橋 和久 29L8'02.690
5位重松 隆一 23L8'12.700

F-1スケールラバークラスAメイン
1位重松 隆一 23L8'09.700

F-1グランプリクラスAメイン
1位安田 孝一 (MAX)30L8'02.990

ポディウム表彰
 決勝レース後は各クラストップ3の選手を集めての本年度最初のポディウム表彰です。下位の選手より一人一人にRCスタジアムセイキの加藤氏より記念の 表彰カードが手渡されます。そして、トップ3の選手は表彰台に上がって頂き、一回り大きい特別な表彰カードの授与並びに各クラス記念撮影。各決勝レー スはどれも常に見応えある素晴らしいレースでした。ギャラリーから各選手に惜しみない大きな拍手が贈られていたのが非常に印象的でした。みなさん最後 まで本当にお疲れ様でした。

ベストルッキングカー賞
 ベストルッキングカー賞には、滋賀県から参戦の松澤選手のジョーダンF-1が選出されました。松澤選手はF1RCGP初参戦にして、初のベストルッキングカー の受賞と、素晴らしい記録を残しました。グリーンを基調としたカラーは、インドアのRCスタジアムセイキでも栄え、非常に美しかったです。今後も皆さん の力作をお待ちしています。

全体表彰・抽選会
 大会の最後は全体表彰式並びに大抽選会です。ProSpecの製品、ZENのパーツ、モロテックのケミカル、HiroFactroyの製品など、他にも豪華賞品が山盛り。 もれなく皆さんに当たるこの抽選会は、毎回非常に好評です。景品授与も終わり、大会放送委員長の加藤氏の挨拶、そして大会会長の北澤氏の挨拶があり、 F1RCGP2020開幕戦が無事閉幕しました。皆様本当にありがとうございました。そして、今年1年間これからも宜しくお願いいたします。

F1RCGP大会主要機材データ
 F1RCGP2020 Round01奈良大会主要機材データになります。マシン、プロポ、アンプ、バッテリー、モーターのシェアと、全員の参加選手都道府県名 、年齢別構成比、そして男女比です。 次回参加される方、遠征される皆さん、参考になさってください。次回行われる予定のF1RCGP2020 Round02は 、場所を関東に移し、2月2日(日)茨城県つくば市の谷田部アリーナグランプリオンロードコースです。ブラックカーペット路面でグリップも抜群だ と思いますので、是非皆様お誘いあわせの上F1RCGPにご参加下さいます様、宜しく願い申し上げます。

カーシェア
プロポシェア
アンプシェア
モーターシェア
バッテリーシェア
参加選手県名
年齢層
男女比

謝辞
 2020年度開幕戦である本大会に参加された選手の皆様、そしてサーキットをお貸し頂いたサーキットオーナー栗本様、運営をお手伝い頂いた 各実行委員長の加藤様、田村様、その他多くのサーキットスタッフの皆様、多くの協賛品のご協力を頂いたサポートメーカーの皆様、本当にあ りがとうございました。お蔭様で無事に開幕戦である本大会を開催する事ができました。
 また、スポンサー各位におかれましては、本年度のスポンサー誠にありがとうございました。また本年度もF-1ラジコンを盛り上げるべく努力して行 く所存ですので、今後とも厚いご支援宜しくお願い申し上げます。