天気:雪、気温:5℃、湿度:57%、路面温度:7℃
F1RCGP初年度、記念すべき第1回大会が、F1RCGP2009シリーズ開幕戦として福岡県北九州市小倉のNexter Circuitで開催されました。
Nexter Circuitは、2007年よりオープンの比較的新しいサーキットです。1周120m、34mのバックストレートを持ち、路面は細粒の
フラットアスファルト。サーキットの広さは1/10スケールF-1を走らせるにはちょうど良いミドルサイズで、低速から高速までバランスのとれたサーキットです。
参加人数は、F-1クラス:30名、F-1グランプリクラス:5チーム7名、合計37名です。あいにくの雪&雨模様にも関わらず、多くの参加者
が集まりました。※申込数は68名
プラクティスDay
前日のサーキットは午前中ドライ、午後ハーフウェット、夕方から夜にかけてウェット&スノーコンディションという激しい変化が
見られました。ドライ時のタイヤはフロントにハイラバー、リアにスーパーソフト、ウェット&スノー時はクロス又はTRGのラバー
タイヤがベストです。もう少し曲げたい場合はフロントにタミヤのスリックもありです。スノー時でもラバータイヤで抜群のグリップを発揮するのには皆驚きの様子!
普通にレースが出来てしまいます。
大会当日
大会当日の朝、雪はこんこんと降りしきっていましたが、朝のブリーフィングでウェット宣言を行い、レース決行。幸いコース上はスタッフの除雪のお陰で
雪が積もることはなく、ウェット路面でレースを行えます。市内及び山間部は積雪のため一部道路が通行止めになる天候。このコンディションで大会に
来て下さった選手の皆さんには本当に頭が下がります。記念撮影も、雪の中。ある意味希少価値のある画像です。
予選1ラウンド目
F-1クラス、予選1ラウンド目を征したのは、松原選手14L4:00.030のタイム、2位〜4位までは僅差で阿南選手、森下選手、玉城選手と
続きます。まだ走行ペースは様子見という事で、16秒後半から17秒ペースの選手が多く見られます。天気は雪から雨混じりの状態
になり、防水対策を施さないと思わぬトラブルを招く選手も出てきます。
F-1グランプリクラス、予選1ラウンド目を征したのは、Futaba F-1 Racing 木村選手、15L4:00.840で、もうすぐ16周に届く勢い。2番手に
吉牟田選手、3番手に松永選手が続きます。このクラスは30Tモーターを使用しているので、スピードもUPし、雨の中さらにスリリング
な展開が予想されます。
予選2ラウンド目
2ラウンド目は各選手大きくタイムアップしてきます。雨の走行も慣れてきたのでしょう、パワーが入り、ストレートの水しぶきが先ほど
よりも激しく感じられます。
F-1クラスでも15周をマークしてくる選手が5名。トップは森下選手、15L4:09.810をマーク。2番手の玉城選手は15L4:11.550で
その差、若干のリードを保っております。1周のベストタイムは、松原選手の16.120。16秒台も早くも前半のタイム。
F-1グランプリクラスは木村選手の独走状態。唯一の16L突入で、暫定TQをゲット。ベストも15秒140。2位の吉牟田選手は15L4.05.820です
ので、大きく差が開きました。
予選3ラウンド目
小雨になり時折日差しが見られる状況、ウェット路面の水位が下がり始め、路面がウェット状態にも関わらず上がってきました。ここにきて好タイムが続出。
路面コンディションはかなり良い様なので、勝負のラウンドとなります。
F-1クラスは斧田選手がジャンプアップ。15L4:04.140と好タイムをマーク。2番手は僅差で松原選手が15L4:04.660.ベストラップでもF-1クラスで
ついに15秒台へ突入!朝日選手の15秒350です。
F-1グランプリクラス、木村選手を追いかけ、小林選手、下鍋選手が猛チャージ、最終的には木村選手がトップゴールで16L4:01.920をマーク
するも、2位は小林選手16L4:04.300、3位は下鍋選手16L4:04.380とその差を大きく詰めます。トップ3台三つ巴の様相。
予選4ラウンド目
F-1クラスではラウンド毎めまぐるしく暫定TQが変わり、ついに中江選手がTQタイム15L4:01.150をマーク!中江選手はNexterサーキット2008年度
年間ストリートツーリングクラスチャンピオンです。斧田選手は最終ヒートで再度の逆転TQに向け果敢にアタックするも、クラッシュなどもあって
15L4:07.700と振るわず。ここにきて雨脚は大分強くなってきました。セッティング変更をする選手も増えてきています。
F-1グランプリクラス、ついに下鍋選手がきました!タイムは15L4:07.520ですが、木村選手を交してのトップゴール!雨が強くなると下鍋選手
にアドバンテージがあるようです。TQは3ラウンド目のタイムで、木村選手に決まりました。
■予選順位■
F-1クラス
1位 | 中江 考博 | 4R15L4:01.150
| 2位 | 斧田 直樹 | 3R15L4:04.140
| 3位 | 松原 章 | 3R15L4:04.660
| 4位 | 中井 信和 | 3R15L4:06.120
| 5位 | 本川 晋太郎 | 3R15L4:07.550
| 6位 | 山本 涼介 | 4R15L4:07.990
| 7位 | 末永 建治 | 3R15L4:08.180
| 8位 | 春日 空 | 4R15L4:08.330
| 9位 | 朝日 湊 | 4R15L4:08.770
| 10位 | 鞘脇 裕司 | 3R15L4:09.460
| 11位 | 大島 浩二 | 4R15L4:09.540
| 12位 | 森下 龍平 | 2R15L4:09.810
| 13位 | 玉城 弘貴 | 2R15L4:11.550
| 14位 | 阿南 吉伸 | 4R15L4:12.080
| 15位 | 白尾 克彦 | 3R14L4:06.160
| 16位 | 高田 誠 | 3R14L4:10.110
| 17位 | 沼 建吾 | 4R14L4:12.240
| 18位 | 山口 顯太郎 | 3R14L4:14.650
| 19位 | 松野 裕之 | 4R13L4:00.480
| 20位 | 古谷 浩樹 | 4R12L4:00.150
| 21位 | 藤田 隆司 | 2R12L4:03.830
| 22位 | 井上 愛史 | 1R12L4:05.040
| 23位 | 豊原 篤 | 3R12L4:10.590
| 24位 | 春日 亮介 | 2R12L4:14.750
| 25位 | 大町 健造 | 3R11L4:02.610
| 26位 | 西島 浩史 | 1R11L4:02.880
| 27位 | 末 雷蔵 | 4R11L4:11.790
| 28位 | 石川 善教 | 1R11L4:15.000
| 29位 | 富松 裕矢 | 4R10L4:02.630
| 30位 | 出口 義測 | 1R10L4:11.250
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F-1グランプリクラス
1位 | 木村 心哉(FUR) | 3R16L4:01.920
| 2位 | 小林 大雄(PR2) | 3R16L4:04.300
| 3位 | 下鍋 順一(T48) | 3R16L4:04.380
| 4位 | 吉牟田 博之(FHC) | 3R15L4:00.140
| 5位 | 堀田 幹雄(PR2) | 3R14L4:12.930
| 6位 | 山崎 大(FHC) | 3R14L4:12.150
| 7位 | 松永 幸治(NEX) | 1R14L4:06.820
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