F1RCGP レースリポート


第1戦 F1RCGP2009 in Fukuoka1
Nexter Circuit 2009年1月25日(日)


天気:雪、気温:5℃、湿度:57%、路面温度:7℃

F1RCGP初年度、記念すべき第1回大会が、F1RCGP2009シリーズ開幕戦として福岡県北九州市小倉のNexter Circuitで開催されました。 Nexter Circuitは、2007年よりオープンの比較的新しいサーキットです。1周120m、34mのバックストレートを持ち、路面は細粒の フラットアスファルト。サーキットの広さは1/10スケールF-1を走らせるにはちょうど良いミドルサイズで、低速から高速までバランスのとれたサーキットです。

参加人数は、F-1クラス:30名、F-1グランプリクラス:5チーム7名、合計37名です。あいにくの雪&雨模様にも関わらず、多くの参加者 が集まりました。※申込数は68名

プラクティスDay
前日のサーキットは午前中ドライ、午後ハーフウェット、夕方から夜にかけてウェット&スノーコンディションという激しい変化が 見られました。ドライ時のタイヤはフロントにハイラバー、リアにスーパーソフト、ウェット&スノー時はクロス又はTRGのラバー タイヤがベストです。もう少し曲げたい場合はフロントにタミヤのスリックもありです。スノー時でもラバータイヤで抜群のグリップを発揮するのには皆驚きの様子! 普通にレースが出来てしまいます。

大会当日
大会当日の朝、雪はこんこんと降りしきっていましたが、朝のブリーフィングでウェット宣言を行い、レース決行。幸いコース上はスタッフの除雪のお陰で 雪が積もることはなく、ウェット路面でレースを行えます。市内及び山間部は積雪のため一部道路が通行止めになる天候。このコンディションで大会に 来て下さった選手の皆さんには本当に頭が下がります。記念撮影も、雪の中。ある意味希少価値のある画像です。

予選1ラウンド目
F-1クラス、予選1ラウンド目を征したのは、松原選手14L4:00.030のタイム、2位〜4位までは僅差で阿南選手、森下選手、玉城選手と 続きます。まだ走行ペースは様子見という事で、16秒後半から17秒ペースの選手が多く見られます。天気は雪から雨混じりの状態 になり、防水対策を施さないと思わぬトラブルを招く選手も出てきます。
F-1グランプリクラス、予選1ラウンド目を征したのは、Futaba F-1 Racing 木村選手、15L4:00.840で、もうすぐ16周に届く勢い。2番手に 吉牟田選手、3番手に松永選手が続きます。このクラスは30Tモーターを使用しているので、スピードもUPし、雨の中さらにスリリング な展開が予想されます。

予選2ラウンド目
2ラウンド目は各選手大きくタイムアップしてきます。雨の走行も慣れてきたのでしょう、パワーが入り、ストレートの水しぶきが先ほど よりも激しく感じられます。 F-1クラスでも15周をマークしてくる選手が5名。トップは森下選手、15L4:09.810をマーク。2番手の玉城選手は15L4:11.550で その差、若干のリードを保っております。1周のベストタイムは、松原選手の16.120。16秒台も早くも前半のタイム。
F-1グランプリクラスは木村選手の独走状態。唯一の16L突入で、暫定TQをゲット。ベストも15秒140。2位の吉牟田選手は15L4.05.820です ので、大きく差が開きました。

予選3ラウンド目
小雨になり時折日差しが見られる状況、ウェット路面の水位が下がり始め、路面がウェット状態にも関わらず上がってきました。ここにきて好タイムが続出。 路面コンディションはかなり良い様なので、勝負のラウンドとなります。 F-1クラスは斧田選手がジャンプアップ。15L4:04.140と好タイムをマーク。2番手は僅差で松原選手が15L4:04.660.ベストラップでもF-1クラスで ついに15秒台へ突入!朝日選手の15秒350です。
F-1グランプリクラス、木村選手を追いかけ、小林選手、下鍋選手が猛チャージ、最終的には木村選手がトップゴールで16L4:01.920をマーク するも、2位は小林選手16L4:04.300、3位は下鍋選手16L4:04.380とその差を大きく詰めます。トップ3台三つ巴の様相。

予選4ラウンド目
F-1クラスではラウンド毎めまぐるしく暫定TQが変わり、ついに中江選手がTQタイム15L4:01.150をマーク!中江選手はNexterサーキット2008年度 年間ストリートツーリングクラスチャンピオンです。斧田選手は最終ヒートで再度の逆転TQに向け果敢にアタックするも、クラッシュなどもあって 15L4:07.700と振るわず。ここにきて雨脚は大分強くなってきました。セッティング変更をする選手も増えてきています。
F-1グランプリクラス、ついに下鍋選手がきました!タイムは15L4:07.520ですが、木村選手を交してのトップゴール!雨が強くなると下鍋選手 にアドバンテージがあるようです。TQは3ラウンド目のタイムで、木村選手に決まりました。

■予選順位■
F-1クラス
1位中江 考博4R15L4:01.150
2位斧田 直樹3R15L4:04.140
3位松原 章 3R15L4:04.660
4位中井 信和3R15L4:06.120
5位本川 晋太郎3R15L4:07.550
6位山本 涼介4R15L4:07.990
7位末永 建治3R15L4:08.180
8位春日 空 4R15L4:08.330
9位朝日 湊 4R15L4:08.770
10位鞘脇 裕司3R15L4:09.460
11位大島 浩二4R15L4:09.540
12位森下 龍平2R15L4:09.810
13位玉城 弘貴2R15L4:11.550
14位阿南 吉伸4R15L4:12.080
15位白尾 克彦3R14L4:06.160
16位高田 誠 3R14L4:10.110
17位沼 建吾 4R14L4:12.240
18位山口 顯太郎3R14L4:14.650
19位松野 裕之4R13L4:00.480
20位古谷 浩樹4R12L4:00.150
21位藤田 隆司2R12L4:03.830
22位井上 愛史1R12L4:05.040
23位豊原 篤 3R12L4:10.590
24位春日 亮介2R12L4:14.750
25位大町 健造3R11L4:02.610
26位西島 浩史1R11L4:02.880
27位末 雷蔵 4R11L4:11.790
28位石川 善教1R11L4:15.000
29位富松 裕矢4R10L4:02.630
30位出口 義測1R10L4:11.250

F-1グランプリクラス
1位木村 心哉(FUR)3R16L4:01.920
2位小林 大雄(PR2)3R16L4:04.300
3位下鍋 順一(T48)3R16L4:04.380
4位吉牟田 博之(FHC)3R15L4:00.140
5位堀田 幹雄(PR2)3R14L4:12.930
6位山崎 大(FHC)3R14L4:12.150
7位松永 幸治(NEX)1R14L4:06.820

決勝に向けて
決勝ラウンドは、8分間の周回レース。10人毎にメイン分けを行い、最終順位を競います。コースコンディションは依然ウェット。 参加選手は朝からウェット路面で戦ってきただけあり、手際よくウェットセット、ウェット対策を施している模様。全体を通して、フロントバネを ハードにし、Tバーをソフトにするのがセオリーの様で、多くの選手が実施していました。ウェットタイヤ製作では、ツーリングカーのゴムタイヤ を切り貼りしてくる選手も現れ、意外にもこれもグリップするそうです。忘れてはならない防水対策。F-1はオープンタイヤなので、 予想より水が中に浸入しないのですが、一回スピンなどすると横からの水しぶきで水が中に入り込みます。アンダーカウル装備、サランラップ で包む手法が多かったのですが、最もトラブルが無かったのは、タミヤのゴムチューブでメカを包む方法でした。 グランプリクラスでは、チーム力で雨天時のデータ等を情報交換しながら、1つずつ問題をクリアしている場面が見られ、さすがの一言。F-1クラスは 色々な独創的アイデア、個性が多く見られ、良くも悪くも会場を楽しませてくれました。クラスの”色”が、この悪条件の中でさえも如実に現れたのが 印象的でした。

決勝に入る前に、メイン毎のインタビューを行いました。背後からは選手に対して多くの声援が飛び交い、選手のモチベーションを後押しします。 どのメインもトップゴールを目指して、各選手”頑張るぞ!”と言う意気込みを感じることができました。 Aメインのみ若干の緊張感はあるものの、どのメインも楽しく、見ごたえあるレースを展開してくれます。その様な雰囲気がF1RCGPにはあります。

F−1クラス決勝Cメイン
F-1クラス決勝Cメイン。ポールシッターマルボロマクラーレンHONDA、藤田選手が序盤からリードする展開。後方では物凄い混戦。サイドバイサイド &ハーフスピンの連続で、各選手が少しでも前に行こうと必死です。藤田選手は中盤から独走状態。綺麗なライン取りで、Bメイン以降のレースの方に は大変 参考になったのではないでしょうか?そのままトップゴールで見事Cメインを征しました。

F−1クラス決勝Bメイン
F-1クラス決勝Bメイン。スタート直後のシケインで、ロスマンズウィリアムズ森下選手が素晴らしいライン取りで、ポールシッターの大島選手を交わします。 その後何度か縺れましたが、森下選手のアベレージスピードが勝り、徐々に後続を引き離しにかかります。後方では大島選手、沼選手が追う展開。 惜しくもAメインを逃したものの、最後の決勝では、素晴らしい走りで森下選手、トップゴールを飾りました。

■決勝順位■
F-1クラスCメイン
1位藤田 隆司25L8:19.050
2位井上 愛史23L8:10.820
3位豊原 篤 23L8:13.200
4位大町 健造23L8:17.700
5位春日 亮介22L8:09.150
6位石川 善教20L8:18.480
7位出口 義測16L5:42.460
8位末 雷蔵 16L8:04.190
9位西島 浩史02L0:55.660
10位富松 裕矢DNS

F-1クラスBメイン
1位森下 龍平31L8:15.300
2位大島 浩二30L8:16.030
3位阿南 吉伸29L8:11.130
4位沼 建吾 28L8:04.380
5位高田 誠 27L8:00.630
6位白尾 克彦26L8:00.760
7位古谷 浩樹26L8:06.940
8位山口 顯太郎25L8:06.940
9位松野 裕之25L8:21.670
10位玉城 弘貴01L8:10.920

F-1クラスAメイン
F-1クラス決勝Aメイン。ポールポジションから中江選手がスタートで出遅れ、トップ2台が波乱の接触、レース序盤から荒れた展開。その間隙を縫って 来たのが予選5番グリッドからの本川選手、朝日選手。彼らは1周のベストラップも中江選手に匹敵する速さを持っているので、そのままのリードを保ち逃げ切りの展開 が予想されました。中盤以降はラップ遅れの処理に戸惑った本川選手を朝日選手が交わし、トップに浮上。やや荒れてくる感があり、後ろを振り向くと2位は小学3年生 ドライバーの山本選手が追いかけてきます。朝日選手も決してペースが遅い訳ではないのですが、ヤングパワーの山本選手が猛チャージ!どんどん追いつき 一旦トップの背後に迫ると、左右に揺さぶりを仕掛けます。そこで、朝日選手が痛恨のスピン!山本選手がトップに立ちます。後方では2位、3位争いがヒート アップし、その間、山本選手は危なげない走行で見事最後までトップをキープ。喜びの初優勝でした!

F-1グランプリクラスAメイン
F-1グランプリクラス決勝Aメイン。ポールポジションのFutaba木村選手のペースがスタートから上がりません。アンダーの問題を抱えているようで、2番グリッドの 小林選手に交わされます。小林選手は雨の中でも素晴らしいドライビングで、ぐんぐん後続を引き離します。Team48下鍋選手はマイペースでミスの無いドライビングで 2位に浮上。木村選手は3位にポジションダウン。後半まで各選手のペースは変わらず、見事F-1グランプリクラス初戦はPro2.stn小林選手が征しました。

ポディウム表彰・シャンパンファイト
各クラストップ3の選手を集め、6人でポディウム表彰です。F-1クラス優勝のヤングドライバー山本選手、F-1グランプリクラス優勝のベテラン小林選手の 走りは見事でした。最後に6人でシャンパンファイト!みんなあちこち逃げたり動き回る中、1番ポディウムから微動だにしなかった山本選手の度胸の良さ が印象的でした。シャンパンは冷たかったと思いますが、その後はみんなからの暖かい拍手で迎えられました。

■決勝順位■
F-1クラスAメイン
1位山本 涼介29L8:01.260
2位松原 章 29L8:07.900
3位本川 晋太郎29L8:09.980
4位鞘脇 裕司29L8:11.330
5位朝日 湊 29L8:13.520
6位斧田 直樹28L8:03.550
7位春日 空 28L8:04.490
8位中江 考博27L8:01.520
9位中井 信和25L8:07.700
10位末永 建治01L0:19.270

F-1グランプリクラスAメイン
1位小林 大雄(PR2)30L8:00.680
2位下鍋 順一(T48)30L8:14.950
3位木村 心哉(FUR)29L8:01.450
4位吉牟田 博之(FHC)29L8:15.310
5位堀田 幹雄(PR2)28L8:02.630
6位松永 幸治(NEX)26L8:12.680
7位山崎 大(FHC)11L8:12.740

ベストルッキングカー賞
ベストルッキングカー賞には、フェラーリの見事なまでのボディーワークを再現した、阿南選手のマシンに決定させていただきました。色合いといい、 造形美といい、大変よく出来ていました。今後もベストルッキングカー賞には実車をいかに忠実に再現しているかと言うコンセプトの元、選ばさせていただきます。 (但し、走らないマシンは対象外です。)

全体表彰・抽選会
最後は全体表彰式です。室内のピットエリアに集まり、表彰カードと一緒に抽選会の品物を各選手が受け取りました。その間は、スナック、ソフトドリンク が配られ、軽食パーティー形式の雰囲気の中行われます。多くのサポートメーカーの協賛品を手にし、皆ご満悦の表情。

F1RCGP大会主要機材データ
F1RCGP大会主要機材データになります。マシン、プロポ、アンプ、バッテリー、F-1グランプリクラスモーターのシェアと、参加選手県名です。 次回参加される方、遠征される方等、参考になさってください。次回F1RCGP2009 Round2は、2月15日(日)千葉大会(袖ヶ浦)です。

カーシェア
プロポシェア
アンプシェア
モーターシェア
バッテリーシェア
参加選手県名

謝辞
今回参加された選手の皆様、運営をお手伝い頂いたNexterサーキット、PRO2.stnのスタッフの皆様、協賛品のご協力 を頂いたサポートメーカーの皆様、本当にありがとうございました。