F1RCGP レースリポート


F1RCGP2010 in Hong Kong
佐敦谷公園電動RCサーキット 2010年11月27日(土)-28(日)


天気:晴れ、気温:25℃、湿度:50%、路面温度:28℃

 F1RCGP2010シリーズ第10戦、最終戦は香港大会です。香港の模型クラブである香港動力模型協会主催、香港特別行政康分署と 偉高模型有限公司(ワイゴホビー)の共同主催の下、佐敦谷公園電動RCサーキットにて盛大に行われました。
 この佐敦谷公園電動RCサーキットは、今年2010年9月に正式オープンしたばかりの公営RCサーキットです。建設総工費は何と約 23億円、ガラスのフェンスで囲われた操縦台や観客席をはじめ、半ドーム状のサンシェード、屋根付きピットエリア、室内ミニサー キットまで完備する香港一の立派な設備を有する施設になっています。今回の最終戦の舞台は、1,800平方メートルの敷地にレイア ウトされたメインコースで、1周約190mのフラットアスファルト舗装の高速サーキットになります。縁石は緩やかなゼブラゾーンで 仕切られ、セーフティーゾーンも広く取られているので、全般的にマシンに与えるダメージも少ないのですが、唯一ストレートエンド の高速コーナーの先がコンクリートウォールのある危険ゾーンで、注意が必要です。少しでもイン側にマシンを寄せると、ゼブラゾーン に足を取られてコースアウトの危険性があります。逆にアウト側に走行ラインが膨らみ過ぎても、埃に乗ってアンダーを出しコースアウ トとなり、非常にシビアなライン取りが要求される、正に最終決戦に相応しい腕と度胸が試されるレイアウトになっています。また、 コースに隣接する敷地には広い公園があり、この週末には多くのご家族連れ等で賑わい、ラジコンを初めて目にする様な人が興味深々 で見学する場面が多く見受けられました。
 レース全般をオーガナイズしたのは、香港・九龍は基より中国北京まで5店舗、CNCまで備える各関連工場、並びに倉庫を数多く有する アジア圏最大級のホビーショップ、偉高模型有限公司(ワイゴホビー)のスタッフです。競技委員長兼放送委員長のジミーさんを中心に、 政府と交渉して頂いたワイゴホビー社長のアニーさん、大会の裏方での指揮や日本語通訳に奔走して頂いたキティーさん、プーンさんを はじめ、多くのスタッフに支えられて今大会が成り立っています。F1RCGPを通して、アジア各国のラジコンでの交流と、全世界に向けて エンターテイメントとしてのラジコンを発信して行ければと願っております。


 クラスは、F1RCGPのメインクラスである、F-1クラス、F-1グランプリクラスに加え、アジアF-1No.1を決めるF-1アジアクラスを設定し、 合計3クラスでの開催になります。このアジアクラスは、年間8戦で争われるF1RCGP Hong Kongシリーズを上位で勝ち抜いた選手に、F1RCGP で上位成績を残した実績のある日本人選手を加えて、この大会期間中(2日間)でチャンピオンを決定します。また、F1RCGP Hong Kong シリーズもこの大会が最終戦となり、香港チャンピオンを決めるレースにもなっているので、非常に重要な大会となっています。
 当日の参加人数は、F-1クラス:30名、F-1グランプリクラス:18名(14チーム)、F-1アジアクラス:25名、合計73名のエントリー。 参加国は香港、マカオ、中国、そして日本です。参加された各選手にはとてもフレンドリー且つ、和やかな雰囲気でレースを行って頂き、 F-1ラジコンカーで各国の輪が広がった感がありました。会期中は天候も良く、穏やかな微風が心地よい天気に恵まれ、大会スケジュールは 滞りなく消化します。より公平を期すため、練習走行タイム、2ラウンドのコントロールプラクティス、ポイント制の予選ラウンド(5ラウンド中3ラウンド の有効ポイント)を設定し、決勝はAメインのみ3ラウンドのポイント制(3ラウンド中2ラウンドの有効ポイント)で行われます。F-1グランプリ クラスのTeam Bomber加藤選手も参戦し、ハイレベルな展開が予想される中、どの国の誰が最終戦の勝利を手にするか、非常に楽しみです。

大会前日
 大会前日は特にプラクティスDayは無く、コースは解放、ピットはクローズドしています。F1RCGP日本選手ツアーで香港に来たメンバーは、新羽田国際空港を 出発し、香港観光、食事と盛りだくさんの内容で前日のスケジュールが組まれています。ツアー参加選手は、海外ラジコン遠征や海外渡航が初めての方も多く、 やや不安な面持ちでしたが、時が経つに連れ徐々に気持も解れて観光気分で楽しめている様子。空港に着いたら先ず現地ガイドと合流し、海辺のレパルスベイを 観光、その後ビクトリアピークで夕陽を眺め、そして北京ダックが待つ夕食へ。夕食後、夜景の楽しめる湾にてシンフォニーオブライツのイルミネーションを 見に行き、ホテルにチェックイン。ツアー初日としてはスケジュール満載で少々忙しかったのですが、明日から始まるレースに向けて英気を養えたのではない でしょうか。

大会当日(1日目)
 大会当日は朝から皆大忙し。コース・ピットが早朝開門されると、選手やスタッフ達が設営、準備に早速あたっています。ピットの方では日本選手、海外選手も マシンを組み立てて、練習走行を開始している様です。今大会は受付時に支給されたコントロールタイヤと、F-1グランプリクラスを除く全クラスはコントロール モーターの搭載が義務付けられています。これらはマーキングされており、改造ができない様になっていますが、タイヤのサンディング、モーターのブレークイン をしている選手もおり、徐々にレースの雰囲気が出始めてきています。また、受付時には今大会のオリジナル非売品Tシャツが参加者全員に配られました。
 各クラス5分間3回で行われる練習走行では、地元香港の選手が走行ラインもスピードも素晴らしいものがありました。Stick選手やRick選手が好調の様です。 練習の回を重ねる毎に、日本選手のメンバーも徐々にコースを攻略。F-1クラスでは諸橋選手、春日選手が好調。F-1アジアクラスでは宮崎選手が鋭い走りで 好タイムを連発。そしてF-1グランプリクラスでは、Team Bomber加藤選手、BIG+3 Racing川野選手が一歩リードしている模様。
 午前中で練習走行を終え、いよいよ開会式が始まります。開会式では先ず香港の選手団がコースセンターに入場し、続いてマカオ、中国の選手団、最後に 日本の選手団が入場しました。それぞれ入場時に握手を交わし、レースの健闘を讃え合っています。その後、皆で記念撮影を行い、ベストルッキングカーの選考、 そして、香港動力模型協会代表としてワイゴホビー社長・アニーさんの挨拶、大会会長の挨拶と続き、F1RCGP2010シリーズ最終戦、香港グランプリが開幕です!

コントロールプラクティス1ラウンド目
 F-1クラスコントロールプラクティス1ラウンド目、先ず1グループ目で快走を見せたのが、ブルー・シルバーで塗り分けられた春日(空)選手、F103イヤーレーシン グコンバージョンを駆り、鋭いラインでコースを攻め、いきなり15周に突入!15L4'14.515、ベスト16秒278で暫定トップとなる基準タイムをマーク。その後のグループ では何人かの選手が15周ペースで走行をしますが、なかなか安定してゴールまで車を運べません。カストロール・ロータスカラーのSunny選手、ホワイト・ブルー・ ピンクで鮮やかにカラーリングされた宮崎選手等も14周4分0秒台でのゴール。そんな中、最終グループでは、ホワイトのカラーリングのChris選手、ホワイト・ ピンクのSHELLカラーFranky選手がハイレベルなデッドヒートの末、共に15周に突入!Chris選手は15L4'13.084、ベスト16秒392で逆転暫定トップタイムをマーク。 Franky選手は15L4'15.354、ベスト16秒507で暫定3位のタイムをマーク。15周には僅か3選手のみが入る格好。夕日の日差しが強く、ドライバーの視界もかなり 妨げられたタフなレース環境での争いでした。
 F-1アジアクラスコントロールプラクティス1ラウンド目、アジアクラスはSE社のブラシレスコントロールモーターの装着が義務付けられ、スピードもF-1クラスに 比べ大分速くなっています。アジアクラスは地の利を知っている香港、マカオ勢が優勢の展開から始まります。最初のグループでは、ホワイト・レッド・ブラック ラインで塗り分けられたLau選手が、素晴らしい走りで16L4'02.909、ベスト14秒721をマーク。続くグループでは、ホワイト・ピンクカラーでカラーリングされた Patrick選手が他車がミスやクラッシュでタイムを落とす中、安定した走行で16L4'01.849、ベスト14秒462でここでの暫定トップタイムを出します。香港勢の 何人かは、フロントサスにスタビを入れて路面グリップ変化に上手く対応している模様。しかし、最終グループで圧巻な走りを見せたのが、ホワイト・イエロー・ レッドでカラーリングされたマシンの川野選手。グリップ感も抜群のマシンセットで、各コーナーを攻め抜き、なんと現時点で唯一17周に突入!17L4'12.422、 ベスト14秒250で逆転暫定トップタイムをマーク!ちなみに16周には11名の選手が突入し、アジアクラスのレベルを彷彿とさせる状況が続いています。
 F-1グランプリクラスコントロールプラクティス1ラウンド目、グランプリクラスはモーターが17.5Tと言う規定があるのみで、コントロールされていなく、アジア クラスよりも更にハイレベル且つハイペースな展開が予想されます。ここでは日本勢が大活躍。最初のグループではホワイト・ブルー・オレンジカラーのTeam Bomber 加藤選手が17周に突入!17L4'14.106、ベスト14秒335を叩き出します。加藤選手のBomberコンバージョンはここ香港のサーキットでも素晴らしい加速とコーナー リングバランスを見せており、香港勢からも注目を浴びている様です。続く最終グループでも、日本人が活躍し、BIG+3 Racing川野選手が17L4'13.878、 ベスト14秒342で、加藤選手のタイムを更新して暫定トップタイムをマーク!川野選手のマシンはF104+ZENコンバージョンにスイッチし、まだ日も浅いのですが、 持ち前のテクニックを遺憾なく発揮して絶好調をキープしています!暫定3位はブルー・ホワイトカラーリングのNEXTERの松永選手が続きます。

コントロールプラクティス2ラウンド目
 F-1クラスコントロールプラクティス2ラウンド目。この2ラウンド目に入って、ベテラン勢が大活躍!ピンク・ブラックでカラーリングされたコラリーF-1を駆る 諸橋選手が他車を圧倒するスピードとコーナーリングテクニックを見せ15周に入れ、15L4'03.524、ベスト15秒691をマーク。カストロール・ロータスカラーのSunny 選手も15L4'11.188、ベスト16秒093で、自身のタイムを更新します。また、続くグループでは、ホワイト・ブルー・ピンクカラーの宮崎選手もこのラウンド2番手タ イムとなる15L4'08.898、ベスト16秒318をマーク。宮崎選手はベテランらしいミスの無い走法が光りました。
 F-1アジアクラスコントロールプラクティス2ラウンド目、最初のグループではレイトンハウス・マーチカラーの根岸選手を始め、ホワイト・ピンクカラーのDragon 選手までが自己タイムを更新!根岸選手が16L4'01.472、ベスト14秒505。Dragon選手は16L4'04.495、ベスト14秒828です。しかし、このラウンドは次々登場する選手が 前の選手の記録を更新する激しい展開。ホワイト・ブルー・オレンジカラーの加藤選手は自己タイムを更新し、17L4'11.667、ベスト14秒336で暫定トップタイムを出す と、最終グループでは川野選手と春日選手が更にレベルの高い走りで逆転する展開。川野選手が17L4'07.254、ベスト14秒171、春日選手が17L4'12.150、ベスト14秒448 をマークし、17周突入選手は3名と言う状況に。惜しくも17周に届かず、16L4'00.640で終わったのは、ウィリアムズカラーの黒田選手。次の予選ラウンドに期待が掛か ります。
 F-1グランプリクラスコントロールプラクティス2ラウンド目。このコントロールプラクティス最終ラウンドでは、グランプリクラスらしい凄まじいタイムの出し合 いとなりました。トップタイムをマークしたのは、Team Bomber加藤選手。既にコースを攻略したらしく、素晴らしいライン取りで17L4'06.819、ベスト14秒226。Bomber コンバージョンもここに来て益々冴えわたった走りを披露。2番手タイムは、BIG+3 Racing川野選手、17L4'07.076、ベスト14秒088をマーク。ラスト2周でミスをして このタイムなので、川野選手は更なるタイムアップの可能性が期待できます。この他、17周に入った選手は、ZEN橋本選手17L4'12.986、ベスト14秒382、PAPER MOON 黒田選手17L4'14.056、ベスト14秒434です。17周は4選手が入り、それもかなり好タイムをマークしているの模様。続く予選ラウンドは、コントロールプラクティスの タイムを基に再組み分けされ、ポイント制のレースになります。今度は安定性の要素も重要なので、各選手には更に良いバトルも期待しつつ、アベレージラップの速い 展開も期待します。

予選1ラウンド目
 やや日も暮れかけて、周囲は次第に暗くなる中、ギャラリーの方はどんどん増えてきています。予選ラウンドは多くのギャラリーに見守られながらの緊張感ある展開 が予想されます。
 F-1クラス予選1ラウンド目。コントロールプラクティスの状況からは一変して、皆綺麗なレース展開をしています。こんな中、15周に入れてきた選手は、なんと 10名!トップタイムをマークしたのは、コラリーを駆る諸橋選手。15L4'01.217、ベスト15秒609。2番手はブルー・シルバーカラーの春日選手で、15L4'03.881、ベスト 15秒830。3番手に宮崎選手が15L4'06.101、ベスト16秒117で入り、日本人がトップ3を占める状態。4位は、オレンジ・シルバーのWESTカラーWilliam選手が付けます。 William選手は予選に向けて大幅にセッティング変更をしてきた様で、グリップ力も強化されたアグレッシブな走りになっています。
 F-1アジアクラス予選1ラウンド目。最初のグループでは、コントロールプラクティスで不運なトラブルに見舞われ、僅か5周で終わった宮崎選手がフラストレーション を一掃する好タイムをマーク。16L4'13.978、ベスト14秒958で暫定トップゴール。続くグループでは、ホワイト・ピンクカラーのCheung選手が14秒775のベストラップを 出し走行するも、序盤のミスでタイムロスをした為、Jackie選手に逆転されると言う展開。Jackie選手はホワイト・ブルー・イエローのワンポイントに塗り分けられ、 日が沈みかけている状況でも非常に見やすいカラーになっています。そして、上位ドライバーが名を連ねるアジアクラス最終グループでは、川野選手、加藤選手、 Patrick選手、黒田選手の4選手が17周に突入!川野選手が17L4'05.144、ベスト14秒027、加藤選手が17L4'08.131、ベスト14秒357、Patrick選手が17L4'09.339、ベスト 14秒324で中でもこの3選手が抜けている感じ。ホワイト・ピンクカラーのPatrick選手はコントロールプラクティスから安定したドライビングに定評がありましたが、 予選ラウンドになって一層磨きを掛けてきている模様。
 F-1グランプリクラス予選1ラウンド目。先ず最初のグループでは、ウィリアムズカラーのPAPER MOON荒川選手がマクラーレンカラーPRO2.stn堀田選手とのバトル を征し、16L4'09.356、ベスト14秒757で暫定トップゴール。そして、続く最終グループでは、レース序盤は各選手綺麗に流れるものの、中盤になるとTeam Bomber加藤選手、 BIG+3川野選手がラップ処理に手間取り、18秒〜21秒までのタイムを出してしまう展開に。そこを上手く交わして唯一の17周でゴールしたのは、PAPER MOONの黒田選手。 17L4'14.285、ベスト14秒469をマーク。この予選ラウンド、PAPER MOONの落ち着いたチーム戦略が功を奏した見事なレース運びでした。2位争いはとても僅差で、BIG+3 Racing川野選手が16L4'00.267で征し、3番手ZEN橋本選手が16L4'00.368と続きます。

予選2ラウンド目
 大会1日目の最後の予選ラウンドとなる予選2ラウンド目。日も完全に落ち、ナイトレースの様相です。この佐敦谷公園電動RCサーキットは、 ナイター設備も完備。非常に明るい屋外照明は、マシンを美しくライトアップしています。また、周りを見渡せば夜景がキラキラと輝き、香港 GP独特のの雰囲気が漂っています。
 F-1クラス予選2ラウンド目。グループ1では、ブラックのカラーリングのBook選手が14L4'04.785で暫定トップゴール。Book選手のマシンはF104で、ややアンダー ステア気味のマシンの挙動を上手くドライビングしていたのが印象的でした。続くグループでは、1ラウンド目に出走できなかった、フェラーリカラーNg選手が 14L4'08.822で暫定トップゴールを奪います。全体的に見ると、ナイトレースになってから自己ベストを出す選手が少なくなってきている様子です。そして、 F-1クラス最終グループ、ここはやはり上位選手が名を連ねるだけに、15周に8名の選手が入ってきます。トップタイムは、ピンク・ブラックカラーの諸橋 選手、15L4'03.394、ベスト15秒498。2番手はブルー・シルバーカラー春日選手、15L4'03.972、ベスト15秒678で、僅か差は0.578秒!若干14歳の春日選手 は、ナイトレースになると一際目が覚めるのか、ここにきて諸橋選手を追い込んでいる様です。また、このラウンド4位に入るのは仕事の関係で香港に在住している 大村選手。15L4'12.305、ベスト15秒999で徐々に自己タイムを上げてきています。
 F-1アジアクラス予選2ラウンド目。F-1クラスではナイトレースになった事で軒並みタイムが落ちていましたが、アジアクラスは逆にアップする選手が 多くいました。グループ1では、宮崎選手が自己ベストを3秒767縮め、16L4'10.211とベテランらしい素晴らしいタイムをマークします。続くヒートでは、 ブラック・レッドのアドバンカラー酒井選手が、自己ベストを約1ラップ縮め、16L4'03.499、ベスト14秒771でいきなり暫定7番手となるタイムをマーク。 そして最終グループ、このラウンドでも川野選手、加藤選手、Patrick選手がトップ争いを形成。そして、そこにしっかり付いて行ったのが、春日選手。春日 選手までの4名が17周をマーク。トップの川野選手は0.442秒自己ベストを更新する17L4'04.702、ベストはここまでのアジアクラスベストである13秒911を叩 き出しています。流石アジアクラスの一言です!
 F-1グランプリクラス予選2ラウンド目。グランプリクラスはアジアクラスにも増してハイレベルなタイムアップ合戦です。最初のグループではPAPER MOON 荒川選手が16L4'01.583で、7秒773も自己ベストを更新!タミヤワールドチャンピオン経験者である同選手は、ここにきても持ち前の実力を発揮してきています。 そして最終グループでは、BIG+3 Racing川野選手、Team Bomber加藤選手、Team StickのStick選手、3選手が17周に突入!ホワイト・イエロー・レッドのBIG+3カラー 川野選手は、17L4'04.777、ベストはここまでの大会ベストとなる13秒860をマーク。本当にこの大会の川野選手は乗っており、コーナーリングの縁石ギリギリの アプローチ等、素晴らしいタイミングで駆け抜けて行きます。2番手Team Bomber加藤選手は17L4'09.627、ベスト14秒221。3番手のTeam Stick、Stick選手は 17L4'12.680、ベスト14秒291。Stick選手のマシンは、シルバー・グリーンのグラデーションが鮮やかなマシンカラー。Stick選手はギャラリーからも大声援を 浴びており、香港での人気の高さを伺わせます。
 これにて初日のスケジュールが終わり、明日は予選3〜5ラウンドと3回の予選を行います。まだまだ大逆転も可能で、明日まで予選結果が全く分かりません。 今夜はマシンメンテナンスを各選手しっかり行う事でしょう。

大会当日(2日目)
 大会2日目の朝もすっかり晴れ渡り、微風が心地よい日和です。昨日は、日本勢が優勢にレースを運びましたが、今日はどの様な展開になるのでしょう。 多くの選手が朝からコースコンディションを確認して、マシンセットアップや準備に余念がありません。デフや駆動系のメンテを行う選手、また、シャーシ を組み直してバランス取りを行う選手、その方法は様々。オフィシャルの方では、決勝準備、表彰準備まで行っています。今回のトロフィーは大きく、 各メイン入賞分まであるので数も多いです。また、今回コースサイドにはスポンサー各社のバナーが掲示する事ができません。このサーキットが政府の 所有の為、宣伝行為を自粛しなければならない関係からです。しかし、操縦台下の大会メインの横断幕には、下の方に各メーカーのスポンサーロゴがし っかり印字してあります。

予選3ラウンド目
 F-1クラス予選3ラウンド目。グループ1では、昨日出走できなかったフェラーリカラーの伊豆選手が好タイムをマーク。イエローのボディーカラーのTony選手 とのバトルを征し、14L4'08.095、ベスト16秒833で、暫定トップタイムを先ずはマークします。続くヒートでは、こちらもフェラーリカラーNg選手が14L4'05.451 をマーク。昨日よりも確実に路面も上がって、皆好タイムを出している模様。F-1クラス最終グループでは、コラリーを駆る諸橋選手がとてつもない記録を出します。 殆どのラップタイムを15秒中盤から後半で纏め、F-1クラス唯一の16周となる、16L4'14.283、ベスト15秒482でトップタイムをマーク。このラウンドで、予選3回の トップゴールを決めた諸橋選手にポールポジションが決定します。コラリーのフロントサスは動きもしなやかで、コーナーリングのスピードアップに寄与している 模様。このラウンド2番手はホワイト・レッドラインにカラーリングされた大村選手。15L4'06.080、ベスト15秒868。3番手は序盤は好走していたものの、後半モ ータが熱ダレしてペースダウンを余儀なくされた春日選手。15L4'07.633、ベスト15秒801でした。
 F-1アジアクラス予選3ラウンド目は、自己ベストを各選手微妙に更新できない歯痒い展開が続きます。しかし、ここでタイムを上げてきたのが、ホワイト・ピンク カラーのPatrick選手、レイトンハウス・マーチカラー根岸選手。安定した走行、速さもあるPatrick選手の本大会での伸びは凄く、皆がタイムを伸び悩んでいる 中、17L4'09.506、ベスト14秒169をマークし2番手のタイム。根岸選手は自身初の17周、17L4'13.523、ベスト14秒491をマークし、4番手のタイムでした。トップタ イムは、ホワイト・ブルー・オレンジカラーの加藤選手、17L4'05.795、ベスト14秒222。自己ベストには及ばないものの、粘りの走行が印象的でした。
 F-1グランプリクラス予選3ラウンド目。最初のグループでは、マクラーレンカラーのPRO2.stn堀田選手、ホワイト・イエロー・ブルーのファイヤーパターン Team Chi HungのLeung選手と好バトルが展開。このバトルは僅か0.209秒差でPRO2.stn堀田選手が征し、16L4'05.130、ベスト14秒851で7番手のタイムをマークします。 最終グループでは、この日アジアクラスでも好調をキープしているTeam Bomber加藤選手が、終始気合の入った攻めの走りで、17L4'04.916、ベスト14秒010のトップ タイムをマーク。2位のBIG+3 Racing川野選手とはなんと6秒549差!流れがTeam Bomberに変わってきている様子です。17周入りは5名。NEXTERの松永選手はここに来て 自身初の17周、17L4'13.167、ベスト14秒513をマーク。残るラウンドの巻き返しにも期待が掛かります。

予選4ラウンド目
 F-1クラス予選4ラウンド目。このラウンドでもグループ1のフェラーリ伊豆選手が、自己ベストを大幅に更新する快走を見せます。後続車を上手く交わしながら の走行で、15L4'15.480、ベスト16秒538で、総合8番手のタイムをマーク。続くグループでは、ゴールド・オレンジでカラーリングされたSea選手の自己ベスト更新 に期待が掛かりますが、15周目でリタイヤを期し、残念ながら14周止まりで終了。それでも14L3'59.854の好タイムをマーク。そして、F-1クラス最終グループでは、 ポールポジションを決めている諸橋選手が、決勝を見据えたセットを試みながらの走行でも、トップタイムとなる16L4'14.580、ベスト15秒699をマーク。着実に データを取って、決勝に向けて盤石の態勢を整えている様です。2番手タイムはホワイト・ブルー・ピンクカラー宮崎選手。自己タイムを1秒644更新し、15L4'04.457、 ベスト15秒847をマーク。
 F-1アジアクラス予選4ラウンド目。グループ1では、このクラスでも好調をキープする宮崎選手が、自己ベストを2秒862更新し、16L4'07.349、ベスト15秒038を マーク。3Racingのマシンを駆る宮崎選手は、現地スタッフの力も手伝って、着実にタイムを伸ばしている感があります。そして続くグループでも、アドバンカラー の酒井選手が自己ベストを1秒307更新し、総合6番手タイムをマークし、ほぼこのラウンドのポイントで決勝Aメイン入りを決めます。最終グループでは、昨日まで 好調だった川野選手が出走できず、リタイヤ。ここでライバルが居なくなり集中できたのか、ホワイト・ブルー・オレンジカラー加藤選手がアジアクラス含め、 全クラスでのベストタイムとなる17L4'02.439をマーク、ベスト13秒978で相当速いペースになります。これで最終ヒートまでポールポジション争いが縺れる事にな ります。
 F-1グランプリクラス予選4ラウンド目。トップ争いは17周での攻防となり、トップゴールを果たしたのは、好調のTeam Bomber加藤選手、17L4'02.452、ベスト 13秒920をマーク。しかし、アジアタイムで自身が出したタイムに0.013秒届かずやや苦い表情でしたが、BIG+3 Racing川野選手とのポールポジション争いの行方を 最終ラウンドに持ち越せた事に喜びを見せていました。2番手は川野選手。そして、4番手にはここでようやく17周に入ったZEN橋本選手、17L4'16.666、ベスト 14秒412でした。

予選5ラウンド目
 いよいよ2日間に及ぶ予選ラウンドの最後を迎えます。F-1アジアクラス、F-1グランプリクラスはポールポジションがまだ確定していないので、 非常に見逃せないラウンドになる事が予想されます。
 F-1クラス予選5ラウンド目。各グループ緊張感漂う中、グループ2ではウィリアムズFW14を駆るStephen選手が自己ベストを大幅に更新し、14L4'02.058、 ベスト16秒774で8番タイムをマーク。最終グループでは、ポールポジションを決めているピンク・ブラックカラーの諸橋選手が途中からモーターの発熱の為 ペースダウンするも、トップゴールの15L4'02.189、ベスト15秒923をマーク。2番タイムはカストロール・ロータスカラーのSunny選手。15L4'04.583で最終 ラウンドで自己ベストを0.721秒更新!走りは相当アグレッシブで見応えのあるものでしたが、マシンセットも大分決まって来た模様。また、このラウンド 5番手タイムのブルー・シルバーカラー春日選手は、ベストタイムはラウンドトップの15秒655を出すも、11周目等に大きくコースアウトして約10秒のロスを 期し、15L4'11.378。決勝に向けて諸橋選手を止めるべく、数名の選手が可能性を秘めている感じです。
 F-1アジアクラス予選5ラウンド目。各グループでタイム更新のコールが連発されます。グループ1では宮崎選手が3秒599更新し16L4'03.750、グループ2では アドバンカラーが美しい酒井選手が丁度1秒自己ベストを更新する16L4'01.192をマークし、共にグループトップゴールを果たします。そして、最終グループでは、 ホワイト・イエロー・レッドカラー川野選手が本日一番の走行をして、大会ベストとなる17L4'01.358、ベスト13秒720をマーク!グランプリクラスを凌ぐ、素晴 らしい記録です。加藤選手は2番手タイムとなる17L4'03.229を出すも、この時点で川野選手のポールポジションが決定しました。このラウンド、各選手好タイム を出しており、17周に6名が突入となりました。
 F-1グランプリクラス予選5ラウンド目。これまでアジアクラスにタイムで一歩後れを取っているので、この最終ラウンドできっちり締めてもらいたい所。 最初のグループでは、BIG+3 Racing中津選手が自己ベストを7秒891更新する快走を披露。16L4'02.619、ベスト14秒591をマークし、プレッシャーが掛かる このラウンドで素晴らしい走りでした。そして、最終グループでは、同じくBIG+3 Racing川野選手が序盤から13秒652の大会最速ラップを出して走行を続けるも、 途中でモーター熱ダレにより失速。代わってTeam Bomber加藤選手がトップゴールし、17L4'06.151、ベスト13秒928をマークし、本日3連続トップタイムを成し遂げ、 見事ポールポジションを獲得!2位はBIG+3 Racing川野選手、3位は1ラウンド目トップタイムを出したPAPER MOON黒田選手が入り、17周にはTeam StickのStick 選手までの5名が突入。F-1最高峰であるグランプリクラスの威厳は、川野選手の大会最速タイム13秒652で何とか保たれました。続く決勝でもグランプリクラス として素晴らしいバトルを期待したい所です。

■予選順位■
F-1クラス
Total 3  R1   R2   R3   R4   R5 
1位諸橋 栄治
465
155
155
155
155
155
2位春日 空 
458
153
153
152
146
150
3位宮崎 祥司
457
152
152
145
153
152
4位Sunny Li 
454
146
143
149
152
153
5位Patrick Hung
453
150
147
151
151
151
6位大村 文彦
453
149
151
153
148
145
7位William Sham
450
151
150
127
149
0
8位Franky Chan
449
148
149
150
150
149
9位Chris S.
443
147
148
148
0
140
10位伊豆 智幸
439
0
0
144
147
148
11位Wong Tsz Kin
437
144
146
147
143
142
12位Ng Kwok Fai
435
0
145
146
144
137
13位Stephen Wong
433
143
142
143
140
147
14位Kong Yiu Ching
430
140
144
139
142
144
15位Lo
427
141
138
140
139
146
16位Dicky Chu
424
138
140
137
141
143
17位Dave Fung
424
139
141
142
137
141
18位Sea Wu
419
145
129
129
145
0
19位Tony Mak
415
131
136
141
138
132
20位Book Yiu Lun
412
137
139
0
136
133
21位Wong Wing Hung
410
142
134
130
134
0
22位Lee Kim Wai
410
129
137
135
132
138
23位Harry Chow
408
136
0
138
128
134
24位Kwok Chi Wing
407
132
133
133
135
139
25位Fai Ng
403
128
130
134
133
136
26位Kenneth Chan
402
135
128
132
131
135
27位Billy
397
0
0
136
130
131
28位BG Richard
397
134
132
131
129
129
29位Kevin Lee
395
130
135
0
127
130
30位Wong Po Keung
392
133
131
128
0
128

F-1アジアクラス
Total 3  R1   R2   R3   R4   R5 
1位川野 貴義 
465
155
155
152
0
155
2位加藤 隆史 
463
153
153
155
155
153
3位Patrick Chau 
458
152
152
153
153
152
4位根岸 裕幸  
454
148
142
151
152
151
5位黒田 尚希  
452
151
150
149
151
150
6位春日 空  
448
150
151
132
147
145
7位酒井 貴之 
447
141
148
150
149
148
8位Dragon Lee
446
149
149
146
148
142
9位Lau Wai Leung
443
0
0
144
150
149
10位Jackie Shum
440
147
146
147
143
141
11位宮崎 祥司 
439
145
147
145
146
146
12位Cheung Wai Lap
438
146
145
142
145
147
13位Frankie Tang 
431
143
138
136
144
144
14位Chan Kin Yu 
430
139
143
148
139
139
15位Perry Leung 
428
144
140
143
141
140
16位Mok Ka Cheong
425
142
139
140
140
143
17位Li Wai Lung 
423
140
141
134
142
133
18位Franky Chan 
414
137
136
139
137
138
19位Sea Wu 
413
136
144
133
133
132
20位Derick Wu 
410
132
133
138
135
137
21位Henry 
408
135
135
135
138
135
22位Lam Tsz Fung 
407
138
137
0
132
0
23位Chan Ho Lun 
407
133
134
137
134
136
24位Wong Po Keung
404
134
0
0
136
134
25位Leung Chi Hung
141
0
0
141
0
0


F-1グランプリクラス
Total 3  R1   R2   R3   R4   R5
1位加藤 隆史  (BOM)
465
150
153
155
155
155
2位川野 貴義  (BI3)
461
153
155
153
153
153
3位黒田 尚希  (PAM)
456
155
147
149
148
152
4位Stick King  (STI)
455
151
152
150
152
150
5位松永 幸治  (NEX)
453
149
151
151
149
151
6位橋本 努   (ZEN)
452
152
144
146
151
149
7位Rick Paugh  (RIC)
449
148
149
152
146
145
8位堀田 幹雄  (PR2)
445
144
146
148
150
147
9位Ng Wah Kei  (WAH)
442
147
148
144
147
144
10位荒川 努   (PAM)
441
146
150
145
0
138
11位Leung Chi Hung(CHI)
438
142
145
147
144
146
12位中津 貴久生 (BI3)
434
143
142
143
141
148
13位Sunny Li  (SUN)
431
145
143
141
143
141
14位Chris S.  (REB)
430
137
138
142
145
143
15位Pliablewai  (REB)
425
139
141
0
142
142
16位Eddie Lee   (WIL)
421
141
140
140
139
139
17位Henry  (WIL)
420
140
139
139
140
140
18位Sea Wu  (SEA)
138
138
0
0
0
0

        
       
  
 
 
 
 
 
 

決勝に向けて
 予選の後のお昼休み、特別なランチタイムのショーとして、トラックのコンクールデレガンスが行われました。タミヤの1/14RCビッグ トラックシリーズをベースに、各参加者が思い思いにアレンジした車体はF-1ドライバーのみならず、観客、子供たちからも注目を浴びて いました。沢山のノミネート作から厳正な審査の上選ばれたのは、阿勇さんのバスでした。座席1席1席丁寧に車体に組み込まれており、 塗装も細かく丁寧。おそらく多くの時間をこの作品に費やしただろうと言う情熱が、審査員の心を動かした事と思います。
 コースのピットを見渡すと、各選手決勝に向けて準備を進めています。少しでも上位の成績を残せるように、予選で得られたデータを 基に、一番と思われるセッティングをマシンに施している様です。決勝は8分間と、予選の2倍の時間を走らなければなりません。 一番気掛かりなのは、モーターの熱ダレで後半スピードが落ちてしまう事でしょう。ギヤ比・指数等、細かく煮詰め、ギリギリのセット を探らなければならないので、皆レースを楽しみながらも表情は真剣そのものです。レースディレクターのジミーさんも、ミスの無いように 機材のチェックに余念がありません。



F-1クラス決勝Cメイン
 F-1クラス決勝Cメイン。スタートはホワイト・オレンジでFutabaカラーに塗り分けられたマシンのWong選手が鋭い出だしで後続をリード。2番手 には、3番グリッドスタートのフェラーリHarry選手が続きます。トップを快走するWong選手は、このラウンド最速のベストラップ16秒943を出しながら、 徐々に後続とのリードを広げます。中盤になると、2位を走るフェラーリHarry選手が、ミスにより後退。キャメルイエローカラーのKenneth選手が浮上 してきました。その間も、トップのWong選手は、周回遅れを次々とパスし、ついには全車周回遅れにしてしまいます。Wong選手の走りは、ステアリング 操作が柔らかく丁寧で、非常にゆとりを感じさせる走法です。そして、そのまま終盤へ。終盤になると、トップを走るWong選手のクラッシュ、Harry選手 のモーターブロー等、不意の出来事もありましたが、大勢に影響なく、そのままトップゴールははホワイト。オレンジカラーのWong選手、2位はシルバー・ ホワイトとオレンジのラインが入ったカラーが鮮やかなLee選手が最後の追い込みでジャンプアップしてきました。

F-1アジアクラス決勝Cメイン
 F-1アジアクラス決勝Cメイン。  スタートは、1番グリッドからスタートのウィリアムズカラーHenry選手が素晴らしい出だしで一歩リード。2番手はイエロー・ブラウンで塗り分けられたChan選手 が続きます。その後、5番グリッドからスタートしたホワイトのカラーリングのLeung選手が、トップを走るウィリアムズHenry選手をインフィールド立ち上がりでパス し、トップに浮上。Leung選手は丁寧な走行で、度々目の前でスピンしてくる周回遅れもパスしトップを独走。中盤になると、ウィリアムズHenry選手がモーターブロー で炎上。リタイヤを期している間に、2位にはホワイト・ピンクカラーのWong選手が浮上。しかし、トップとの差はそうとう離れている状況。終盤までトップを走り切 ったLeung選手は、2位に6周の大差を付けてトップゴールを決めました。

■決勝順位(Cメイン)■
F-1クラス Cメイン
1位Wong Wing Hung27L8'05.271
2位Lee Kim Wai 26L8'12.157
3位Wong Po Keung 26L8'13.406
4位Fai Ng 25L8'02.939
5位Kenneth Chan 24L8'02.674
6位BG 24L8'05.448
7位Kevin Lee 23L7'55.555
8位Harry Chow 21L6'36.638
9位Billy 20L8'13.147
10位Kwok Chi Wing 10L3'15.847
 
F-1アジアクラス Cメイン
1位Leung Chi Hung31L8'01.890
2位Wong Po Keung 25L8'15.930
3位Chan Ho Lun 22L8'04.990
4位Henry 16L4'17.473
5位Lam Tsz Fung D.N.S.

F-1クラス決勝Bメイン
 このメインのスターティンググリッドは実車さながらで、1番グリッドにマクラーレン・メルセデスWong選手、2番グリッドにフェラーリNg選手、 3番グリッドにウィリアムズFW14のStephen選手と言うグリッド。観客も自然と盛り上がりを見せています。スタートは1周目でフェラーリNg選手が マクラーレン・メルセデスWong選手をインフィールドで交わし、トップへ浮上。するとまたWong選手はインフィールドでNg選手を抜き返し、トップへ 再浮上。2番手はウィリアムズのStephen選手が続く格好。中盤になると、トップのWong選手は2位グループを徐々に引き離しに掛かります。ここで 代わって2位に浮上してきたのが、8番グリッドよりジワジワペースを上げてきているSea選手。ベストラップもこのラウンドでは驚異的な16秒388を マークしながらの追走。Sea選手のマシンカラーは、ゴールド・オレンジで塗り分けられたカラー。そして、後半になるとトップを走るWong選手を射程 に捕えられる距離まで来た所で、Wong選手がストレートエンドで大クラッシュ!Sea選手がここでトップに上がります。2位はウィリアムズStephen 選手ですが、トップSea選手の差は大きいです。その後は、Sea選手が安定した走行を見せ、そのまま2位に8.413秒差を付けトップゴールを決めました。

F-1アジアクラス決勝Bメイン
 F-1アジアクラス決勝Bメイン。スタート直後、2番グリッドスタートのホワイト・ピンクカラーのCheung選手、パワー余ってスピン!トップは1番グリッドスタート のホワイト・ブルー・ピンクカラー宮崎選手。宮崎選手のマシンは3Racingで、グリップ感があり、コーナーリングスピードもアドバンテージがあるようです。2位には 4番グリッドからブルーにピンク・グリーンのグラデーションカラーChan選手が浮上。そして、インフィールド入り口で宮崎選手のインを差し、トップまでジャンプア ップ!しかし、直ぐさま宮崎選手もChan選手のインを差し返し、トップに再浮上した所で、2台が接触。宮崎選手が大きく6番手まで順位を落としてしまいます。代わっ て2位に浮上したのは、イエローカラーのFrankie選手。中盤になると、先ほど順位を落とした宮崎選手が、15秒576のラウンドベストタイムを出し、トップに猛追! そして、そして、4分の折り返しでは3位まで順位を回復。その後、終盤にChan選手の直ぐ後ろまで宮崎選手が迫った所で、インフィールドでChan選手が焦ったか、スピン! 宮崎選手がトップに再々浮上します。その後は、宮崎選手は2位を5.376秒引き離し、見事な逆転でのトップゴールを決めました!

F-1グランプリクラス決勝Bメイン
 F-1グランプリクラス決勝Bメイン。スタート直後に3番グリッドスタートのホワイト・ブラックのJPSカラーSunny選手が、マーシャルのコーンに直撃する大波乱 の幕開け。トップは1番グリッドから好調なスタートを切った、ホワイト・イエロー・ブルーのファイヤーパターンカラーのTeam Chi HungのLeung選手。2番手には BIG+3 Racing中津選手、3番手TNR RedbullのPliablewai選手のシャークフィン付きレッドブルと続く展開。その後、BIG+3 Racing中津選手が度々トップに迫りますが、 高速セクションでやや挙動を乱し、プレッシャーを掛けるには至らない間隔での走行が続きます。トップを走行のTeam Chi HungのLeung選手は、常に落ち着いた 走行で、バックマージンを取っているかの様です。すると、ストレート入り口シケインで、2位を走行する中津選手が痛恨のスピン!代わって2位にはTNR Redbullの Pliablewai選手が浮上。終盤もLeung選手の安定感のある走行は変わらず、そのまま2位に大差を付けトップゴールを果たしました。

■決勝順位(Bメイン)■
F-1クラス Bメイン
1位Sea Wu   28L8'06.869
2位Stephen Wong 28L8'15.282
3位Dicky Chu 28L8'15.873
4位Wong Tsz Kin 27L8'01.964
5位Kong Yiu Ching27L8'02.687
6位Dave Fung  27L8'02.819
7位Lo 27L8'03.213
8位Ng Kwok Fai 26L8'14.085
9位Tony Mak 16L8'17.253
10位Book Yiu Lun D.N.S.

F-1アジアクラス Bメイン
1位宮崎 祥司 31L8'01.805
2位Chan Kin Yu 31L8'07.181
3位Frankie Tang 31L8'10.649
4位Perry Leung 31L8'16.506
5位Li Wai Lung 30L8'04.579
6位Cheung Wai Lap30L8'13.962
7位Derick Wu 29L8'12.461
8位Franky Chan 28L8'04.314
9位Mok Ka Cheong 28L8'13.268
10位Sea Wu 8L2'27.071

F-1グランプリクラス Bメイン
1位Leung Chi Hung(CHI)32L8'14.575
2位Pliablewai (REB)31L8'06.328
3位中津 貴久生 (BI3)31L8'07.940
4位Eddie Lee (WIL)31L8'09.436
5位Sunny Li (SUN)30L8'08.213
6位Chris S. (REB)26L8'14.436
7位Sea Wu (SEA)10L2'53.689
8位Henry (WIL) 5L2'15.847



F-1クラス決勝Aメイン
 F-1クラス決勝Aメイン ラウンド1。
 スタート直後、ブルー・シルバーラインカラーの春日選手がポールスタートの諸橋選手のインを僅差で奪いに掛かりますが、諸橋選手の巧みなブロック に上手く行く手を塞がれ、トップ5は綺麗な隊列を成して序盤がスタートしました。トップはコラリーを駆るピンク・ブラックカラーの諸橋選手、2位は 春日選手、3位はホワイト・ブルー・ピンクカラー宮崎選手、4位カストロールカラーのSunny選手、各車等間隔での走行が続きます。中盤では、トップ2台 が後続を徐々に引き離し、諸橋選手、春日選手のトップ争いに絞られます。そして後半になると、諸橋選手はペースアップ。後半のモーター熱ダレを抑える ために、前半は若干ペース配分を考えて走行していた模様。そのまま、2位の春日選手に3.817秒差を付け、30L8'01.290、ベスト15秒626をマークしてトップ ゴールを果たします。
 F-1クラス決勝Aメイン ラウンド2。
 スタートはポールポジションから諸橋選手が好スタートを切り、直ぐ後ろに2番手は春日選手が続きます。3番手は5番グリッドからキャメル・ロータス カラーのPatrick選手、4番手にホワイト・ブルー・ピンクカラー宮崎選手と言う展開。ブルー・シルバーのカラーが一際目立つ春日選手は、今回もトップを 走る諸橋選手を序盤から猛チャージ。しかし、1秒弱の差をなかなか縮めるには至りません。後方では3番手争いが白熱。3番手にはPatrickを交わした 宮崎選手が浮上してきます。中盤になると、周回遅れも出だし、トップ走行中の諸橋選手は度々後続車とのニアミスの危機もありましたが、トップをリード。 2番手は僅差で春日選手が順位をキープ。しかし、終盤になると春日選手が周回遅れにサスを引っ掛けてしまい、タイムロス。諸橋選手が楽な展開に。 そのまま、諸橋選手は盤石の態勢で8分間1度もトップを譲る事無く走り抜け、F-1クラスの優勝を決めました!ゴールタイムは31L8'13.869、ベスト15秒346。 2位は春日選手、3位は宮崎選手がそれぞれ入りました。
 F-1クラス決勝Aメイン ラウンド3。
 前ラウンドで優勝者は諸橋選手に確定したので、諸橋選手は出走キャンセルとなり、先頭グリッドは2番グリッドから春日選手となります。 スタートは、春日選手が素晴らしいスタートダッシュを決め、トップで1コーナーを通過。2位争いは、宮崎選手、カストロールカラーSunny選手が バトルの末、宮崎選手が浮上。前方がクリア状態のトップ走行の春日選手は、ベストラップも15秒346を出して、諸橋選手に並ぶF-1クラス最速ラップを 樹立。後続との差をぐんぐ引き離しています。後半に入り、日も暮れて辺りは薄暗くなり始めた頃には、周回遅れも出だしますが、春日選手は上手く マシンを左右に振って処理して行きます。春日選手は一日の後半に調子が出てくる体質なのか、暗い環境が好きなのか不明ですが、とにかくこのラウンド は素晴らしい走りを見せ、文句なくトップゴールを果たしました。タイムは30L8'02.519。2位は宮崎選手、3位はSunny選手が入りました。

F-1アジアクラス決勝Aメイン
 F-1アジアクラス決勝Aメイン ラウンド1。
 スタートは各車綺麗に流れ、トップ3はそのポジションをキープ。4位にはブルー・シルバーカラーの春日選手が上がってきますが、ストレートエンドでスピン、 その後、後方集団に飲まれるかたち。トップはホワイト・イエロー・レッドカラー川野選手。2位を走るホワイト・ブルー・オレンジカラー加藤選手、3位のホワイト・ ピンクカラーPatrick選手達を徐々に引き離す格好。2位争いは激しさを増し、Patrick選手が加藤選手をストレート入り口で交わして、2位に浮上。後半になっても トップは川野選手。2位グループに9.935秒の差を付けて、そのままトップゴール。2位争いはPatrick選手と加藤選手の激しいバトルが最終ラップまで続きますが、 Patrick選手が0.034秒差で逃げ切り、2位を守りました。ギャラリーからはこの2位争いに大きな拍手と歓声が贈られました。トップゴールの川野選手は33L8'00.634の ゴールタイム。ベストラップは13秒949。アジアチャンピオンに向けて王手を掛けました。
 F-1アジアクラス決勝Aメイン ラウンド2。
 スタートはポールポジションから川野選手、2番グリッドから加藤選手はそのままの順位で好スタート。3番手争いは熾烈で、ここを6番グリッドから上がって 来たのはブルー・シルバーカラーの春日選手。しかし、4番手以降も非常に僅差で続いており、一瞬の隙をウィリアムズの黒田選手が突き、3番手に浮上。 トップは川野選手、2位は加藤選手、その差は1.5秒程の間隔を保っています。中盤になると、周回遅れも出だし、ここでトップ2台の差が急接近。トップを走る 川野選手の方が、周回遅れの処理に手間取っている様です。後半になり、周回遅れも一服すると、トップ川野選手は徐々にペースを戻し、加藤選手との差を引き離 しに行きます。そして、最後は2.859秒差を付け、34L8'05.973、ベスト13秒748をマークし、トップゴール!これで、2連続トップゴールを果たし、川野選手が初代 F-1アジアチャンピオンを獲得しました!2位は加藤選手。3位は序盤のタイムロスを見事にリカバーしたPatrick選手が入りました。
 F-1アジアクラス決勝Aメイン ラウンド3。
 前ラウンドで優勝者は川野選手に確定。その為、川野選手は最終出走をキャンセルし、ポールポジションは空席の状態です。スタートは2番グリッドから ホワイト・ブルー・オレンジカラー加藤選手が好スタートでトップで1コーナーを駆け抜けます。2番手はホワイト・ピンクカラーのPatrick選手。3番手 集団は、スタート直後の混乱からアドバンカラーの酒井選手が浮上。中盤になってもトップを争う加藤選手、Patrick選手の差は1秒切る間隔で走行中。 ここで、3番手にはトップから6秒差でウィリアムズの黒田選手が浮上してきます。後半になっても、この上位陣の走りは素晴らしく、周回遅れを次々と 鮮やかにパスして行きます。ベストラップの方もほぼ互角で、加藤選手が13秒917、Patrick選手が13秒855。残り2分を切ると、Patrick選手が加藤選手の 背後に急接近!一気に会場が盛り上がり、最終ラップの最終コーナーまでバトルが続き、僅か0.072秒差で辛くも加藤選手が逃げ切ってトップゴールでした。 タイムは34L8'08.066でした。2位はPatrick選手、3位は黒田選手が入る結果となりました。

F-1グランプリクラス決勝Aメイン
 F-1グランプリクラス決勝Aメイン ラウンド1。
 スタート直後の1コーナーで、4番グリッドスタートのTeam StickのStick選手が少し弾かれる格好で順位を少し落とします。トップはTeam Bomber加藤選手。その後、 序盤の混乱で、PAPER MOON黒田選手のウィリアムズが2位に浮上。3番手はBIG+3 Racing川野選手。しかし、BIG+3 Racing川野選手、冴えるトップスピードを生かし、 再び2位に浮上し、トップの加藤選手を追い上げます。その間、後続を次々交わすトップ争いの2台。周りとはペースが1ランク違う様に見えます。最初は3.2秒あった 差は、終盤には1秒を切る間隔に。加藤選手と川野選手のバトルは最終ラップまで白熱しますが、0.140秒差でTeam Bomber加藤選手が逃げ切り、トップゴール。ドライバ ーズタイトル、コンストラクターズのダブルタイトル獲得に向けて王手を掛けました。加藤選手のゴールタイムは、34L8'09.316、ベストは13秒985。2位BIG+3 Racing 川野選手のベストは13秒744なのでマシン的には川野選手も負けてはいません。3番手はブルー・ホワイトのカラーリングNEXTER松永選手がStick選手とのバトルを征し、 ジャンプアップ。
 F-1グランプリクラス決勝Aメイン ラウンド2。
 スタートからポールポジションスタートのTeam Bomber加藤選手、BIG+3 Racing川野選手がトップ争いを僅差で広げます。3位グループとの 差は徐々に開き、トップ2台が独走状態。トップはTeam Bomber加藤選手、2位の川野選手は縁石を攻めすぎた為、若干その差は広げられている 模様。加藤選手も今回の走りは気合いが入っている様で、ラインも殆どぶれる事無く、ハイペースな走行を続けています。しかし、中盤に差し掛かり、 周回遅れが出始めると、川野選手も一気にその差を射程域まで詰めてきます。この時点で加藤選手のベストは13秒747、川野選手は13秒753で、両者 全く互角と言っていい戦い。序盤から続くこの争いは、終盤の7分30秒過ぎにドラマが起きます。一気にTeam Bomber加藤選手の前方に周回遅れが 5台現れ、勝利を目の前にして加藤選手は焦ったのか、ストレートエンドで縁石に自ら乗り上げて大クラッシュ!そこをBIG+3 Racing川野選手が逆転 で交わし、トップゴールを果たします。タイムは34L8'04.470、驚異的なペースで両車周回していた事が窺えます。これで、続く最終ラウンドまで、 優勝の行方が分からなくなりました。
 F-1グランプリクラス決勝Aメイン ラウンド3。
 いよいよ香港GP最後を飾るレースになります。このラウンドで、優勝が決定すると言う事でギャラリーも大勢集まってきています。 スタートでは、殆どクラッシュ音も無く全車素晴らしい出だし。1周目にしかけたのはBIG+3 Racingの川野選手で、Team Bomber加藤選手のインを突き、トップに 躍り出ます。2位は加藤選手、3位はPAPER MOON黒田選手のウィリアムズの順。ホワイト・イエロー・レッドカラー川野選手は序盤から素晴らしいスピードで、 ベスト13秒681を出しての走行。一方2位のTeam Bomber加藤選手はリアグリップに不安を抱えているのか、ややテールが流れ気味のマシンの挙動を見せる中、 ベストラップは13秒813。中盤になっても、川野選手は2位との差をストレート1本まで広げて、ペースは全く衰えていない様子。そして、後半になると、 加藤選手が電機系トラブルで不運にもストップ!これで2位に上がったのはPAPER MOON黒田選手。そして、Team StickのStick選手が3番手に。しかし、 ここでタイムアップ。優勝を決めたのは、BIG+3 Racing川野選手!ゴールタイムは大会記録となる34L8'01.457。グランプリクラスらしいハイレベルでとても 見応えのあるレースでした。これで、F-1グランプリクラスのドライバーズワールドタイトルは、Team Bomber加藤選手、コンストラクターズワールドタイトルは ALEX RACING Winnersに決定!!!長きに渡った2010年度のシーズンの幕が閉じる事となります。本当に皆さんお疲れ様でした!!!

■決勝順位(Aメイン)■
F-1クラス Aメイン
Total 2  R1   R2   R3 
1位諸橋 栄治
20
10
10
0
2位春日 空 
19
9
9
10
3位宮崎 祥司
17
8
8
9
4位Sunny Li 
15
7
7
8
5位Franky Chan
12
6
5
6
6位Patrick Hung
10
4
6
2
7位伊豆 智幸
9
3
4
5
8位William Sham
9
5
2
4
9位Chris S.
8
1
1
7
10位大村 文彦
6
2
3
3

F-1アジアクラス Aメイン
Total 2  R1   R2   R3 
1位川野 貴義 
20
10
10
0
2位加藤 隆史 
19
8
9
10
3位Patrick Chau 
18
9
8
9
4位黒田 尚希  
15
7
7
8
5位酒井 貴之 
13
6
3
7
6位春日 空  
11
5
6
5
7位Lau Wai Leung
8
4
4
4
8位Dragon Lee
8
3
5
2
9位Jackie Shum
7
1
1
6
10位根岸 裕幸  
5
2
2
3

F-1グランプリクラス Aメイン
        Total 2  R1   R2   R3 
1位川野 貴義  (BI3)
20
9
10
10
2位加藤 隆史  (BOM)
19
10
9
3
3位黒田 尚希  (PAM)
16
6
7
9
4位Stick King  (STI)
16
7
8
8
5位松永 幸治  (NEX)
14
8
6
2
6位Rick Paugh  (RIC)
12
5
3
7
7位堀田 幹雄  (PR2)
10
4
1
6
8位橋本 努   (ZEN)
9
3
4
5
9位荒川 努   (PAM)
9
1
5
4
10位Ng Wah Kei  (WAH)
4
2
2
1

        
       
  
 
 
 
 
 
 

ポディウム表彰・シャンパンファイト
 レースの上位入賞者を称え、ポディウム表彰が行われました。今回のF1RCGP2010最終戦は、ワイゴホビー社長のアニーさんの絶大なご協力 と、香港特別行政康分署への働き掛けにより、香港の政府関係者をプレゼンター3名をお招きしての開催となります。先ずは、香港動力模型 協会代表としてワイゴホビー社長・アニーさんの挨拶、そして、表彰へと進みます。F-1クラスは觀塘地区スポーツ促進協会株式会社の周耀明 會長様、F-1アジアクラスは觀塘地区協議会副会長のSO Lai-chun様、F-1グランプリクラスは觀塘地区協觀議会文化レクリエーションとスポーツ 委員会委員長のCHAN Kok-wah様から各メイン上位入賞者へトロフィーが贈られました。そして、2010年度の香港シリーズチャンピオンには Stick King選手が輝き、アニーさん、F1RCGPA会長の北澤さんよりトロフィーが贈られました。そして、本大会のコントロールタイヤをスポン サードして頂いた、F-1用スポンジタイヤメーカーであるZEN代表の橋本様にも記念品が贈られ、また、先ほどの香港政府関係者の皆様、本大 会の裏方として守ってくれた消防署の代表者様にも同じく記念品が贈られ、ポディウム表彰は終了しました。
 表彰を終えると、F1RCGP恒例となるシャンパンファイトが行われました。優勝者は勝利の美酒を満喫し、2位、3位に終わってしまった 選手は、うっぷん晴らしと言った所でしょうか。随所でシャンパンが振り撒かれ、ギャラリーも大歓声を上げています。参加選手の皆さん、 本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。


ベストルッキングカー賞
 ベストルッキングカー賞に見事選出されたのは、ホワイト・ブラックで塗り分けられたJPSのカラーリングがセンスが良かった、Sunny Li選手に 贈られました。ドライバーの塗装も細やかで、F-1ラジコンへの情熱も感じられます。これからも素敵なカラーリングで皆を楽しませて頂ければと 思います。 (ベストルッキングカー賞は、実際に走る車のボディーが対象です。飾りだけで持ち込んだだけのものは、対象外になります。)

全体表彰・抽選会・バンケット
 ポディウム表彰、シャンパンファイトの後は、全体表彰、抽選会となります。今回は最終戦と言う事もあり、スポンサー各社からの豪華賞品 が並びます。抽選は全てくじ引きで行われ、お目当ての賞品を獲得できた選手の満面の笑みがあちらこちらで見受けられます。今季1年間に渡り 多くの賞品を提供して頂いたスポンサー各社の皆様、いつも多くの協賛品をありがとうございました。
 その後は、日本人選手の皆さんで記念撮影。今回の大会では皆大活躍で、多くの選手が上位入賞をしていました。F-1ラジコンの社会認知度アップと レベルアップに向けて、これからも精進して頂ければ幸いに思います。そして、世界のラジコンファンとの交流をどんどんして行って下さい。
 夜は、場所を移してバンケットが行われました。美味しい料理を皆で囲み、ラジコン談議に花を咲かせます。後半にはカラオケも登場して、やや 方向性を見失い掛けますが、切りの良い所でお開きとなりました。最後まで参加して頂いた皆様、本当にお疲れ様でした。


F1RCGP大会主要機材データ
 F1RCGP2010 Round10香港大会の大会主要機材データになります。出場された方も、今後予定の方も、次回の参加の際の参考にしてみては如何でしょうか。 次回は2011シーズン開幕戦、奈良大会が2011年1月16日RCスタジアムセイキで開催されます。関西屈指のテクニカルコースでの開幕戦、どのチーム、 どのドライバーが活躍し、新シーズンをリードするのか非常に楽しみです。参戦される方も、観戦される方も皆様お誘い合わせの上、是非お越しください。

カーシェア
プロポシェア
アンプシェア
モーターシェア
バッテリーシェア
参加選手県名
年齢層
男女比

謝辞
 本大会にご参加頂いた選手の皆様、大会運営をして頂いた香港動力模型協会のスタッフの皆様、そして、偉高模型有限公司(ワイゴホビー)のスタッフの皆様、 香港特別行政康分署の関係者の皆様、スポンサー各社様、その他多くの関係者の皆様に心から感謝の意を表します。本当にありがとうございました。
 お陰さまでF1RCGP2010シーズンを満了し、2009シーズンにも増して皆に喜んで頂けたシーズンになったのではと思います。今後もF-1とF-1ラジコンの発展と、 その発展がラジコン全てのカテゴリーの社会認知に繋がるべく、より一層努力を重ねて行きたいと思いますので、応援・激励の方を宜しくお願いいたします。