天気:晴れ(屋内)、気温:15℃、湿度:45%、路面温度:12℃
F1RCGP2010の第2戦目は、会場を関西から関東に移し、茨城県つくば市の谷田部アリーナオンロードサーキットにて行われました。
谷田部アリーナは関東県内でも指折りの充実した施設が整っているサーキットの1つです。平成元年の1989年に、当時としては画期的な
開閉式屋根を備えた室内オフロードサーキットとしてグランドオープン。1992年には屋外オンロードコースを増設し、関東県内最大級の電動カー
サーキットとして全国に知られる事となります。その後、IFMRA電動オフロードカー世界選手権が1995年に行われるのに伴い、テント付きピット
エリアも増設。(現:ドリフトコースエリア)世界選手権後には、その場所を屋内第2オンロードサーキットとして運営し、初心者等にも親し
まれてきました。しかし、1997年初頭に谷田部アリーナ初の大きな天災に見舞われる事となります。大雪によりテントが崩落し、一時営業停止に陥ります。
そして、同1997年春に再オープンする時には、オフロードコースと一緒に、今までの広い屋外オンロードコースの方にもテントが付き、オン/オフ
の代表的な屋内コースとして再び賑わいを見せます。その後、天災時以降に屋外オンロードサーキットになってしまった、第2オンロード
サーキットは、ドリフトブームにより2004年にドリフトコースへとリニューアル。その2年後、2006年にドリフトコースにテントが付き、
3面全て全天候型のサーキットになります。そして、一番古いオフロードサーキットは、バギー人口増加や2.4GHz普及による操縦台スペースの
問題で手狭になった事から、2007年に約1.5倍の敷地面積の屋内オフロードサーキットとして拡大移設。旧オフロードサーキット跡地は、屋内の
仮設ピットエリアとなります。そして近年、2010年より仮設ピットエリアの大改修工事が始まりました。ピットエリアは屋内オンロードサーキット
の一部に移動され、今大会を含め、向こう1年位はこの従来比約2/3エリアのオンロードサーキットで運営されるようです。(オフ、ドリフトコースは
そのままのサイズで運営)2011年以降、ショップも含め、またどのように生まれ変わり、皆がすごし易い素晴らしい施設になるかが非常に楽しみです!
次にF1RCGP2010 Round2について話を進めましょう。2010シリーズもまだ序盤ですが、既に昨年を上回るペースでエントリーを頂いています。
F-1グランプリクラスのチーム数、人数共に増え、レベルも非常に高く拮抗しています。(F-1クラスは相変わらずのんびりムードです。)そんな中、
ALEX RACING Winners上林選手が開幕戦で他車を圧倒する勝利を収め、一歩リードしている状況が続いています。しかしながら、この第2戦には、
IFMAR、JMRCA団体の主催するレースで好成績を上げ、常にトップ争いを繰り広げてきた有力ドライバーが数多く登場します。その最有力選手の一人は
TEAM YM広坂正美選手、今回はレース引退後1年3ヶ月ぶりのラジコンレース+借り物マシンでの参戦になりますが、期待していていいでしょう。
また、Team Bomberからは、加藤選手、足立選手がエントリー。オン/オフ問わないオールラウンダーのF-1のドライビングにも注目したい所。一方、
ZENからは、2ndドライバー遠藤選手も初登場。DDレーサーを得意とする同選手の走りも一見の価値ありです。その他、多くの強豪犇く中、上林選手がそれらに
どう立ち向かうか、とても面白くなりそうな予感がします。F-1クラスでは中京、関西方面からもエントリーを頂き、関東を交えてお互いの交流を深める
チャンス。セッティング談議や、地方それぞれの車の流行などを聞けます。ここ谷田部(関東)ではTRG109が非常に人気で好調の様です。続くのは、
TECH、F103/104各社のコンバージョンでしょうか。F-1クラスは540と言う限られたパワーだけに、車選びやオリジナリティー溢れるチューンナップ
辺りにも、各選手の意気込みを感じさせられます。
コースは、前述した様に、谷田部アリーナ暫定スモールコースとなります。通常敷地の2/3程に狭められたサーキットは、テクニカルエリア、
高速エリア、リズムワインディングエリア、大きく3箇所に区分けできます。1周は約160m、バックストレートは30m程になります。路面は細粒
のフラットアスファルトですが、所々ペイント補修ラインがあり、凹凸箇所もあります。多くの選手が苦戦を強いられていたのは、ストレートエンドの
高速シケインコーナー。F-1ではそこを全開で駆け抜けなくては良いタイムは期待できません。勇気とテクニックが試されるコーナーです。
その先のリズムワインディングは、車のコーナーリング性能が良くないと、アンダーステアを出したり、オーバーステアを出したり、安定した
走行が出来ません。そして、その後のストレートにいかに最短ラインで繋ぐかも腕の見せ所となり、谷田部アリーナオンロードコースの醍醐味はコース
サイズが変わっても失われる事なく残っています。まさに、暫定ながら、これ以上なく素晴らしいコースレイアウトとなっています。
参加人数は、F-1クラス:23名、F-1グランプリクラス:13チーム21名、合計44名です。F-1グランプリクラスでは、F1RCGP史上最高の
チーム数、ドライバー数を記録しました。今大会より新規登録のチームは、Team Bomber、Team YM、Team トップサーキット、TEAM SONIC、
Team Castrol Lotus等です。どのメンバーも強豪で、特に注目すべきは紅一点、Team Castrol Lotusの土岐三冬選手。お父さんとのコンビで、
表彰台の一番高みを狙います。また、Team トップサーキット、言わずと知れた渋谷東急東横、かつての渋谷トップサーキットで腕を慣らした
三溝選手は赤いフェラーリで登場。理論派のセッティングを武器に、どこまで迫れるか。最後にTEAM SONICの櫻尾、川地選手のコンビは、蛍光
ピンク、イエローにお互いに塗り分けられたボディーで初登場。2009年度はF-1クラスで何戦か経験を積んで、今年、満を持してグランプリクラスの
レースに出場します。
F-1クラスとF-1グランプリクラス。お互いの垣根は非常に低い状態です。F-1クラスの選手は、セッティング、コースの走り方等をどんどん
グランプリクラスの人から吸収し、学んで欲しいです。F-1と言うカテゴリーを通して、そんな雰囲気を培っていければ主催者側としても嬉しく思います。
プラクティスDay
前日の練習走行日は、非常に混雑していました。当日は、谷田部ラウンドレース兼JMRCAの電動ツーリングカー及び1/12電動レーシングカー全日本選手権
1次予選も併催することから、コース上は3つのカテゴリーの車でごった返します。しかし、そこは皆素晴らしいテクニックで、ペースの
違う車同士譲り合い、大きな混乱は起きていません。特に走行時間分けをしなかったのですが、マナーがあれば大丈夫な様です。
まず誰もが注目するのは、ALEX RACING Winnersの上林、横井の2選手。コーナーリング、スピード共に1回り上を行く仕上がりになっています。
話を伺うと、地元でも谷田部に似た所があり、現地入りする前に多くのテストメニューをこなしてきたそうです。傍らにあるノートPCを見ると、
画面にはセッティングのデータがどっさりありました。ちなみにこのデータ、親チームのALEX RACINGにも提供しているとの事。確かにALEX RACINGファースト
ドライバー鬼頭選手もスピードが伸びており、良い感じで走行を続けています。続いては、毎回
独創的なアイデアの詰まったマシンで会場を沸かせてくれる、i-hobby Racing Teamの柳、本房選手のコンビ。チーム監督の柳氏にお話を伺うと、
ダイレクト駆動のF-1を投入してきたとの事。今までのドライブシャフト駆動との違いは、デフ周りの構造にあり、若干調整に苦戦しながらも、
開幕戦よりもマシンの動きに鋭さが増した様です。次に、去年のコンストラクターズの覇者、Futaba F-1 Racingの森田、Davidの両名は、
TECH F125改を持ち込んできました。
サイドプッシュロッドが新たに付け加えられ、グリップがアップしている模様。しかし、若干高速コーナーでインリフト気味になるので、その対策に
注力していた様です。どのチーム、選手もタイムは11秒前半〜12秒後半といった所で、まだタイムにはムラがある様子。限られた時間の中、
メンバーお互いが協力してセットを煮詰める、そんな醍醐味もこのレースの魅力でしょう。その他チームを見回すと、ZENはF104コンバージョンが
非常に良い走りを見せています。発売してまだ1週間に満たない状態ですが、ほぼ完璧なセットの煮詰り具合です。橋本、遠藤両選手の息も合い、
方向性にも狂いは無い感じです。一方、今回より参戦するTeam Bomber加藤、足立両選手はとてもアグレッシブにコースを攻めています。特に足立
選手は、走る量としては一番を競う量だったのでは無いでしょうか。Team Bomberのマシンは、F104Bomberコンバージョンとも言うべき試作のマシン。
近日中には発売するそうですが、見た目、走りもクールでそつの無い感じに仕上げられていました。TRGからは、今回は竹下選手のみの参戦。
相方の長谷川選手不在の中、ハンデキャップを跳ね返す勢いで走行。ボディーやフロントサスをを色々とチョイスしていた様です。関西から参加の
Team Tech F-1は今回も横置きF125をレース投入。後のF125 FA10キットを見据えた仕様となっており、田村選手も好調でした。今回のF-1
グランプリクラスはメンバーを見ても強豪揃い。普段Aメイン常連メンバーもうかうかしていられないので、皆さんやや真剣気味にラジコンを
楽しんでいた様に思います。
F-1クラスは、いつもの穏やかな雰囲気が練習走行から漂います。ただ、TRG、3-Racing製のマシンなど、メーカーのバラエティーが豊かで、オプション
を色々と装備したマシンが他のラウンドよりも多い事が伺え、若干走り重視志向のドライバーが多いのが特徴。開催地それぞれの土地柄か、
ユーザー層の個性なのでしょうか、マシンを見ているだけでも飽きないピットエリアは、見物に来たギャラリーなども興味深々に見て回っている
風景を多く見かけました。F-1色取々のマシン、たたずまいだけでも絵になります。
大会当日
当日の朝はとても冷え込みました。ゲートオープン前から駐車場では参加者が待機。朝の受け付けが済んだ方より、順次練習走行が開始
されます。朝一の路面は冷え切った路面温度のせいもあり、まだまだグリップは低い状態。今日から登場のTeam YM広坂正美選手は、メカ
類の調整からスタート。アンプの調整はTeam Yokomoの山内選手がフォローして、コースイン。いきなり好タイムを連発する快走を見せ、
周囲を驚かせています。Team Castrol Lotusの土岐選手はリアグリップ抜群の安定した走行をしています。周りの選手が若干リアを
スライドさせての走行の所、そんな心配は全く無い様子。車はF103タミヤ仕様で、ピットには昔のタミヤGP、トップサーキットGP
で使用していた車(ロータス車)も展示しているなど、細かい演出もしていました。Team SONICの川地選手は、櫻尾選手との
コンビで最後のセッティングの煮詰めに入っています。他チームと比べ、F-1グランプリクラスチームでありながら、気楽に和気あいあいと
チャレンジしている感じに見えます。とても楽しそうにセットを進めている一方で、走りの方はストレートエンドのシケインの飛び込みの
ラインがまだ両選手とも安定しないので、ここさえクリアできれば更なるタイムアップが見込めるでしょう。最多エントリーのF-1グランプリ
クラスは、レース開始直前まで上位陣では激しい情報戦もあり、モーターやアンプ、ギヤ指数の仕様をチェックしたり、慌ただしく
朝の練習走行タイムを終えます。上手く纏めていたのは、ALEX RACING Winners、ZEN、Team Bomberの3チーム。Futaba F-1 Racingは
やや苦戦を強いられている感じです。
やがて、開会式が始まり、本日のレースの各委員長が紹介され、記念撮影、ベスト・ルッキングカー賞の
選出、レギュレーション、レースマナー等の注意事項が発表され、いよいよレースが開幕します。今回はJMRCA全日本選手権1次予選併催となり、
全体のエントリー人数の関係で予選は2回、決勝1回となります。今回新しい試みとして、F-1グランプリクラスの方達だけで、撮影会を行い
ました。実車F-1を思わせる光景に、迫力を感じた方も多いはず。F-1グランプリクラスは登録制になっていますが、登録するだけで
誰もがチャレンジできるクラスになっています。皆様のご参加やチャレンジを心よりお待ちしています。それでは、F1RCGP2010 Round2!開幕です!
※当日はRCマガジン、RCワールド誌が取材に駆け付けて下さいました。参加選手にとっては、専門誌にも記事が載ると言う事で、いつも以上
に気合いが入っている感じです。
予選1ラウンド目
F-1クラス予選1ラウンド目、1ヒート目出走の愛知県より参加の尾崎選手が先陣を切っての快走を見せます。トヨタカラーで塗り分けられたF−1で、
リズムワインディングコーナーもぐんぐん加速してクリアして行きます。タイムは20L4'07.691、ベスト12秒104で、このヒート暫定トップタイムをマーク。
尾崎選手はF1RCGP2010開幕戦のF-1クラス第3位のドライバーでもあります。初の優勝に向け、好スタートが切れた様です。2位はTRGのマシンを駆る、山口
亮一選手。20L4'10.660のベスト12.057で、ベストタイムはF-1クラスではトップタイムをマーク。予選中盤の若干のミスで、尾崎選手を捕らえきれなかった
ものの、続くラウンドでの巻き返しに期待です。このラウンド、20ラップの大台をマークしたのは3名、3位の祖父江選手までとなります。3名のタイム差は、
3秒951差。19周に入ったのは9名。中でも福島県より参戦の川崎選手が大健闘。マルボロマクラーレンに綺麗にカラーリングされたマシンを駆り、場内を沸か
せていました。現在6位で19L4'04.102、ベスト12秒487。後はベストを上げるだけで更なる躍進が期待されます。1ラウンド目のAメインボーダーは10位の
鈴木選手。こちらもマルボロマクラーレンカラーのタミヤF103・TRGコンバージョンキットです。今回予選は2回です。残る予選1回に向けて、なんとかトップ10
をキープしたい所ですが、レース自体をエンジョイする事も忘れないのが、F-1クラスのエントラントの最大の特徴とも言うべき所。お友達通しで同じメインを
争う事も、楽しみ方の1つです。
F-1グランプリクラス予選1ラウンド目は、先ずTeam Bomber加藤選手が20L4'01.195でトップタイムをマーク。ベストは11秒037。
ヒート内で同チームの足立選手、ALEX RACING Winners横井選手とのバトルを征してのタイムです。加藤選手の走りは安定感が素晴らしく、他選手が
1〜2回のミスがある中、ほぼノーミスの完璧な走りでした。続くヒートでは、ZEN橋本選手の走りが冴えわたります。序盤はFutaba F-1 Racing森田選手
と僅差の接戦でしたが、後半からペースアップ。21L4'05.607、ベスト11秒318でトップゴール。後方からは、Team Castrol Lotusのエースドライバー
土岐三冬選手が後半に掛けて猛追。同じく21ラップでの争い21L4'07.950、ベストは11秒426をマークし、総合でも7番手のタイム。そして、何と言っても
見応えがあったのは、最終ヒート。広坂選手も出走で、コースサイドには1年3ヵ月ぶりの広坂選手の走りを見ようと多くのギャラリーが集まります。
レース展開は、ALEX RACING Winners、前年度F-1グランプリクラス・ワールドチャンピオン上林選手がレース序盤からリードを築き、2位争いが非常に
熾烈を極めるかたち。Team YM広坂選手、ZEN遠藤選手、やや間隔を開けて、Team Tech F-1田村選手、蟻塚選手の4つ巴の展開。広坂選手は若干マシン
スピードが他の選手に比べ劣るものの、ワールドクラスのライン取りでZEN遠藤選手を巧にブロック。一時ZEN遠藤選手が前に出るも、その攻防は最後まで続きます。
お互いの攻防で、やはりミス数の少ない選手が4分間のゴール時点で前に出た模様。Team YM広坂選手、Team Tech F-1蟻塚選手がそれぞれのバトルを征します。
予選1ラウンド目暫定ポールポジションタイムは、ALEX RACING Winnersの上林選手。大会最高記録となる、22L4'06.074、ベスト11.000の記録。総合2番手は、Team
Bomber加藤選手。序盤のグリップが本調子ではないヒートでも、F104Bomberコンバージョンの走りが冴えました。3番手はTeam YM広坂選手。皆の期待を背に、
続く最終2ラウンド目も素晴らしい走りを披露してくれる事でしょう。
予選2ラウンド目
お昼休みを挟み、予選2ラウンド目と進んで行きます。お昼休み中も、練習時間をたっぷり取っているので、次のラウンドでは先ほど調子の悪かった
選手でも、流れが良い方向に変わり、復調する選手もいる事でしょう。
F−1クラス予選最終2ラウンド目、2ラウンド目に入り、路面もグリップが上がってきて各選手好タイムを連発の様です。タイムはF-1クラスで11秒台に
入るペースで走行。最初のヒートを走るトヨタカラーの尾崎選手、スクエアのF103コンバージョンを駆り、自己タイムを1.541秒更新し、20L4'06.150、ベスト
11秒748でポールポジションを獲得。F1RCGP自身初のポールポジションで、初優勝に向けて順調にレースを組み立てています。2位は山口選手。自己タイムを
3.505秒上げ、ポールの尾崎選手を上回る頑張りでした。3位は酒井選手のタミヤF103です。20L4'08.198。ベストはここまでトップの11秒678!前半と後半
のペースのばらつきが響きこの順位ですが、決勝ラウンドでは漁夫の利を狙い、更なる快走を見せてくれる事でしょう。F-1クラスは前述したようにマブチ
540モーターの限られたパワーでのレギュレーションになります。サードパーティーのオプションパーツによって、直接大きなタイムアップの効果は少ない
様ですが、見ていると4分間トータルで安定感ある走行パフォーマンスが得られる様です。2ラウンド目終えた時点で20周を記録した選手は6名。祖父江選手
の20L4'10.952までとなります。優勝のチャンスはこの6名に絞られるのか、それとも、19周4分前半を記録し、0.629秒差の中に4名が犇めく後方からの選手が
ジャンプアップするのか、続く決勝ラウンドも目が離せません。
F-1グランプリクラス、予選最終2ラウンド目は、ここでもALEX RACING Winners上林、横井選手組が快走を見せます。F103 Fusion Racingコンバージョンは
インフィールドのタイトなターン、高速の緩やかなターン関係なく、常に安定したコーナーリングを披露。ストレートはFantom17.5ブラシレスモーターの
気持ち良い伸びのお陰か、常に70km/h以上のトップエンドの伸びがありました。ちなみにアンプはTEKINを使用している様です。アンプの設定次第でピンポイント
ではありますが、モアパワーを得られるそうです。タイムはALEX RACING Winners上林選手が22L4'08.497で1ラウンド目のタイムには2.423秒及ばないものの、
1ラウンド目の記録で見事2戦連続ポールポジションを獲得。横井選手は、惜しくも22周目に届かず、21L4'00.360、ベスト11秒157でしたが、総合3番手に浮上。
このラウンドで場内を沸かせたのは、Team Bomber足立選手。チームメイトの加藤選手とのランデブー走行で、タイムとコース上での見た目と、ダブルで接近
のレース展開。さながら決勝レースを見ているかの様なシーンに会場からは歓声が聞こえます。加藤選手とのバトルを征した足立選手は、21L4'01.174、ベスト
11秒072で、ベストは上林選手に迫る3番目のタイム。決勝での躍進が十分期待できます。総合2番手には、ZENの橋本選手が大きくジャンプアップしてきます。
前半から後半まで常にミスのない安定した走りで、この日2人目の22周の大台に突入、22L4'10.591、ベストも2番目のタイムである11秒041と、シリーズ・パーソナル
ベストの走りだったのではないでしょうか。ZENチームのマシンはもちろんF104ZENコンバージョン。後半に掛けてオーバーステア気味になる路面コンディション
の筈なのですが、終始弱アンダーで安定していました。同チームのZEN遠藤選手は、Team YM広坂選手と前半から僅差の高バトル。激しく順位が前後する緊迫した
展開だった為か、後半はお互い若干ペースダウン。ZEN遠藤選手4位、Team YM広坂選手は7位につけます。Aメインボーダーは、ALEX RACING鬼頭選手の21L4'08.156。
21周に入った選手は総勢9名。Prochemi日比野選手は21周に入るものの、残念ながら総合11番手。また、F1RCGPではAメイン常連組のTeam Tech F-1、TRGは
不運もありBメインとなりました。2回のみの予選ラウンドは、良くも悪くもシビアな結果を生んでいる様です。
いよいよ次は、最後の決勝ラウンドとなります。各メイン、自分の力やチームの力を遺憾なく発揮してもらいたいものです。
■予選順位■
F-1クラス
1位 | 尾崎 二郎 | 2R20L4'06.150
| 2位 | 山口 亮一 | 2R20L4'07.155
| 3位 | 酒井 貴之 | 2R20L4'08.198
| 4位 | 森田 耕平 | 2R20L4'10.353
| 5位 | 鈴木 一石 | 2R20L4'10.566
| 6位 | 祖父江 旭生 | 2R20L4'10.952
| 7位 | 松野 修司 | 2R19L4'00.667
| 8位 | 加藤 晋 | 2R19L4'00.749
| 9位 | 江坂 雅輝 | 2R19L4'01.253
| 10位 | 根岸 裕幸 | 1R19L4'01.296
| 11位 | 川崎 明洋 | 1R19L4'04.102
| 12位 | 作佐部 肇 | 1R19L4'04.178
| 13位 | 和田 達也 | 2R19L4'05.347
| 14位 | 櫻井 博 | 2R19L4'06.422
| 15位 | 加藤 和美 | 2R19L4'07.956
| 16位 | 大村 誠 | 2R19L4'09.258
| 17位 | 飯沼 敏朗 | 2R19L4'12.325
| 18位 | 山口 智明 | 2R18L4'00.069
| 19位 | 西沢 淳 | 2R18L4'02.224
| 20位 | 元木 克幸 | 2R18L4'05.546
| 21位 | 竹元 章吾 | 2R18L4'07.261
| 22位 | 柳 宣幸 | 2R18L4'12.327
| 23位 | 宮野 政崇 | 1R18L4'25.869
|
|
|
|
|
F-1グランプリクラス
1位 | 上林 博 (ALW) | 1R22L4'06.074
| 2位 | 橋本 努 (ZEN) | 2R22L4'10.591
| 3位 | 横井 章弘(ALW) | 2R21L4'00.360
| 4位 | 遠藤 一樹(ZEN) | 2R21L4'00.937
| 5位 | 足立 伸之介(BOM) | 2R21L4'01.174
| 6位 | 加藤 隆史(BOM) | 1R21L4'01.195
| 7位 | 広坂 正美(TYM) | 2R21L4'01.436
| 8位 | 森田 栄俊(FUR) | 2R21L4'04.951
| 9位 | 土岐 三冬(LTS) | 1R21L4'07.950
| 10位 | 鬼頭 正治(ALE) | 2R21L4'08.156
| 11位 | 日比野 達也(PRC) | 2R21L4'09.074
| 12位 | 田村 秀樹(TTF) | 2R20L4'01.013
| 13位 | 蟻塚 伸也(TTF) | 1R20L4'03.074
| 14位 | 土岐 啓太(LTS) | 2R20L4'03.832
| 15位 | 三溝 貴夫(TOP) | 2R20L4'04.730
| 16位 | David Tse (FUR) | 2R20L4'07.462
| 17位 | 竹下 敦史(TRG) | 2R20L4'10.369
| 18位 | 櫻尾 晋也(SON) | 1R19L4'05.985
| 19位 | 川地 冠 (SON) | 2R18L4'02.946
| 20位 | 本房 健 (IHO) | 2R16L4'00.947
| 21位 | 柳 政弘 (IHO) | 2R15L4'08.357
|
|