F1RCGP レースリポート


第2戦 F1RCGP2010 in Ibaraki
谷田部アリーナ 2010年2月7日(日)


天気:晴れ(屋内)、気温:15℃、湿度:45%、路面温度:12℃

 F1RCGP2010の第2戦目は、会場を関西から関東に移し、茨城県つくば市の谷田部アリーナオンロードサーキットにて行われました。 谷田部アリーナは関東県内でも指折りの充実した施設が整っているサーキットの1つです。平成元年の1989年に、当時としては画期的な 開閉式屋根を備えた室内オフロードサーキットとしてグランドオープン。1992年には屋外オンロードコースを増設し、関東県内最大級の電動カー サーキットとして全国に知られる事となります。その後、IFMRA電動オフロードカー世界選手権が1995年に行われるのに伴い、テント付きピット エリアも増設。(現:ドリフトコースエリア)世界選手権後には、その場所を屋内第2オンロードサーキットとして運営し、初心者等にも親し まれてきました。しかし、1997年初頭に谷田部アリーナ初の大きな天災に見舞われる事となります。大雪によりテントが崩落し、一時営業停止に陥ります。 そして、同1997年春に再オープンする時には、オフロードコースと一緒に、今までの広い屋外オンロードコースの方にもテントが付き、オン/オフ の代表的な屋内コースとして再び賑わいを見せます。その後、天災時以降に屋外オンロードサーキットになってしまった、第2オンロード サーキットは、ドリフトブームにより2004年にドリフトコースへとリニューアル。その2年後、2006年にドリフトコースにテントが付き、 3面全て全天候型のサーキットになります。そして、一番古いオフロードサーキットは、バギー人口増加や2.4GHz普及による操縦台スペースの 問題で手狭になった事から、2007年に約1.5倍の敷地面積の屋内オフロードサーキットとして拡大移設。旧オフロードサーキット跡地は、屋内の 仮設ピットエリアとなります。そして近年、2010年より仮設ピットエリアの大改修工事が始まりました。ピットエリアは屋内オンロードサーキット の一部に移動され、今大会を含め、向こう1年位はこの従来比約2/3エリアのオンロードサーキットで運営されるようです。(オフ、ドリフトコースは そのままのサイズで運営)2011年以降、ショップも含め、またどのように生まれ変わり、皆がすごし易い素晴らしい施設になるかが非常に楽しみです!
 次にF1RCGP2010 Round2について話を進めましょう。2010シリーズもまだ序盤ですが、既に昨年を上回るペースでエントリーを頂いています。 F-1グランプリクラスのチーム数、人数共に増え、レベルも非常に高く拮抗しています。(F-1クラスは相変わらずのんびりムードです。)そんな中、 ALEX RACING Winners上林選手が開幕戦で他車を圧倒する勝利を収め、一歩リードしている状況が続いています。しかしながら、この第2戦には、 IFMAR、JMRCA団体の主催するレースで好成績を上げ、常にトップ争いを繰り広げてきた有力ドライバーが数多く登場します。その最有力選手の一人は TEAM YM広坂正美選手、今回はレース引退後1年3ヶ月ぶりのラジコンレース+借り物マシンでの参戦になりますが、期待していていいでしょう。 また、Team Bomberからは、加藤選手、足立選手がエントリー。オン/オフ問わないオールラウンダーのF-1のドライビングにも注目したい所。一方、 ZENからは、2ndドライバー遠藤選手も初登場。DDレーサーを得意とする同選手の走りも一見の価値ありです。その他、多くの強豪犇く中、上林選手がそれらに どう立ち向かうか、とても面白くなりそうな予感がします。F-1クラスでは中京、関西方面からもエントリーを頂き、関東を交えてお互いの交流を深める チャンス。セッティング談議や、地方それぞれの車の流行などを聞けます。ここ谷田部(関東)ではTRG109が非常に人気で好調の様です。続くのは、 TECH、F103/104各社のコンバージョンでしょうか。F-1クラスは540と言う限られたパワーだけに、車選びやオリジナリティー溢れるチューンナップ 辺りにも、各選手の意気込みを感じさせられます。
 コースは、前述した様に、谷田部アリーナ暫定スモールコースとなります。通常敷地の2/3程に狭められたサーキットは、テクニカルエリア、 高速エリア、リズムワインディングエリア、大きく3箇所に区分けできます。1周は約160m、バックストレートは30m程になります。路面は細粒 のフラットアスファルトですが、所々ペイント補修ラインがあり、凹凸箇所もあります。多くの選手が苦戦を強いられていたのは、ストレートエンドの 高速シケインコーナー。F-1ではそこを全開で駆け抜けなくては良いタイムは期待できません。勇気とテクニックが試されるコーナーです。 その先のリズムワインディングは、車のコーナーリング性能が良くないと、アンダーステアを出したり、オーバーステアを出したり、安定した 走行が出来ません。そして、その後のストレートにいかに最短ラインで繋ぐかも腕の見せ所となり、谷田部アリーナオンロードコースの醍醐味はコース サイズが変わっても失われる事なく残っています。まさに、暫定ながら、これ以上なく素晴らしいコースレイアウトとなっています。

 参加人数は、F-1クラス:23名、F-1グランプリクラス:13チーム21名、合計44名です。F-1グランプリクラスでは、F1RCGP史上最高の チーム数、ドライバー数を記録しました。今大会より新規登録のチームは、Team Bomber、Team YM、Team トップサーキット、TEAM SONIC、 Team Castrol Lotus等です。どのメンバーも強豪で、特に注目すべきは紅一点、Team Castrol Lotusの土岐三冬選手。お父さんとのコンビで、 表彰台の一番高みを狙います。また、Team トップサーキット、言わずと知れた渋谷東急東横、かつての渋谷トップサーキットで腕を慣らした 三溝選手は赤いフェラーリで登場。理論派のセッティングを武器に、どこまで迫れるか。最後にTEAM SONICの櫻尾、川地選手のコンビは、蛍光 ピンク、イエローにお互いに塗り分けられたボディーで初登場。2009年度はF-1クラスで何戦か経験を積んで、今年、満を持してグランプリクラスの レースに出場します。
 F-1クラスとF-1グランプリクラス。お互いの垣根は非常に低い状態です。F-1クラスの選手は、セッティング、コースの走り方等をどんどん グランプリクラスの人から吸収し、学んで欲しいです。F-1と言うカテゴリーを通して、そんな雰囲気を培っていければ主催者側としても嬉しく思います。

プラクティスDay
 前日の練習走行日は、非常に混雑していました。当日は、谷田部ラウンドレース兼JMRCAの電動ツーリングカー及び1/12電動レーシングカー全日本選手権 1次予選も併催することから、コース上は3つのカテゴリーの車でごった返します。しかし、そこは皆素晴らしいテクニックで、ペースの 違う車同士譲り合い、大きな混乱は起きていません。特に走行時間分けをしなかったのですが、マナーがあれば大丈夫な様です。
 まず誰もが注目するのは、ALEX RACING Winnersの上林、横井の2選手。コーナーリング、スピード共に1回り上を行く仕上がりになっています。 話を伺うと、地元でも谷田部に似た所があり、現地入りする前に多くのテストメニューをこなしてきたそうです。傍らにあるノートPCを見ると、 画面にはセッティングのデータがどっさりありました。ちなみにこのデータ、親チームのALEX RACINGにも提供しているとの事。確かにALEX RACINGファースト ドライバー鬼頭選手もスピードが伸びており、良い感じで走行を続けています。続いては、毎回 独創的なアイデアの詰まったマシンで会場を沸かせてくれる、i-hobby Racing Teamの柳、本房選手のコンビ。チーム監督の柳氏にお話を伺うと、 ダイレクト駆動のF-1を投入してきたとの事。今までのドライブシャフト駆動との違いは、デフ周りの構造にあり、若干調整に苦戦しながらも、 開幕戦よりもマシンの動きに鋭さが増した様です。次に、去年のコンストラクターズの覇者、Futaba F-1 Racingの森田、Davidの両名は、 TECH F125改を持ち込んできました。 サイドプッシュロッドが新たに付け加えられ、グリップがアップしている模様。しかし、若干高速コーナーでインリフト気味になるので、その対策に 注力していた様です。どのチーム、選手もタイムは11秒前半〜12秒後半といった所で、まだタイムにはムラがある様子。限られた時間の中、 メンバーお互いが協力してセットを煮詰める、そんな醍醐味もこのレースの魅力でしょう。その他チームを見回すと、ZENはF104コンバージョンが 非常に良い走りを見せています。発売してまだ1週間に満たない状態ですが、ほぼ完璧なセットの煮詰り具合です。橋本、遠藤両選手の息も合い、 方向性にも狂いは無い感じです。一方、今回より参戦するTeam Bomber加藤、足立両選手はとてもアグレッシブにコースを攻めています。特に足立 選手は、走る量としては一番を競う量だったのでは無いでしょうか。Team Bomberのマシンは、F104Bomberコンバージョンとも言うべき試作のマシン。 近日中には発売するそうですが、見た目、走りもクールでそつの無い感じに仕上げられていました。TRGからは、今回は竹下選手のみの参戦。 相方の長谷川選手不在の中、ハンデキャップを跳ね返す勢いで走行。ボディーやフロントサスをを色々とチョイスしていた様です。関西から参加の Team Tech F-1は今回も横置きF125をレース投入。後のF125 FA10キットを見据えた仕様となっており、田村選手も好調でした。今回のF-1 グランプリクラスはメンバーを見ても強豪揃い。普段Aメイン常連メンバーもうかうかしていられないので、皆さんやや真剣気味にラジコンを 楽しんでいた様に思います。
 F-1クラスは、いつもの穏やかな雰囲気が練習走行から漂います。ただ、TRG、3-Racing製のマシンなど、メーカーのバラエティーが豊かで、オプション を色々と装備したマシンが他のラウンドよりも多い事が伺え、若干走り重視志向のドライバーが多いのが特徴。開催地それぞれの土地柄か、 ユーザー層の個性なのでしょうか、マシンを見ているだけでも飽きないピットエリアは、見物に来たギャラリーなども興味深々に見て回っている 風景を多く見かけました。F-1色取々のマシン、たたずまいだけでも絵になります。

大会当日
 当日の朝はとても冷え込みました。ゲートオープン前から駐車場では参加者が待機。朝の受け付けが済んだ方より、順次練習走行が開始 されます。朝一の路面は冷え切った路面温度のせいもあり、まだまだグリップは低い状態。今日から登場のTeam YM広坂正美選手は、メカ 類の調整からスタート。アンプの調整はTeam Yokomoの山内選手がフォローして、コースイン。いきなり好タイムを連発する快走を見せ、 周囲を驚かせています。Team Castrol Lotusの土岐選手はリアグリップ抜群の安定した走行をしています。周りの選手が若干リアを スライドさせての走行の所、そんな心配は全く無い様子。車はF103タミヤ仕様で、ピットには昔のタミヤGP、トップサーキットGP で使用していた車(ロータス車)も展示しているなど、細かい演出もしていました。Team SONICの川地選手は、櫻尾選手との コンビで最後のセッティングの煮詰めに入っています。他チームと比べ、F-1グランプリクラスチームでありながら、気楽に和気あいあいと チャレンジしている感じに見えます。とても楽しそうにセットを進めている一方で、走りの方はストレートエンドのシケインの飛び込みの ラインがまだ両選手とも安定しないので、ここさえクリアできれば更なるタイムアップが見込めるでしょう。最多エントリーのF-1グランプリ クラスは、レース開始直前まで上位陣では激しい情報戦もあり、モーターやアンプ、ギヤ指数の仕様をチェックしたり、慌ただしく 朝の練習走行タイムを終えます。上手く纏めていたのは、ALEX RACING Winners、ZEN、Team Bomberの3チーム。Futaba F-1 Racingは やや苦戦を強いられている感じです。
 やがて、開会式が始まり、本日のレースの各委員長が紹介され、記念撮影、ベスト・ルッキングカー賞の 選出、レギュレーション、レースマナー等の注意事項が発表され、いよいよレースが開幕します。今回はJMRCA全日本選手権1次予選併催となり、 全体のエントリー人数の関係で予選は2回、決勝1回となります。今回新しい試みとして、F-1グランプリクラスの方達だけで、撮影会を行い ました。実車F-1を思わせる光景に、迫力を感じた方も多いはず。F-1グランプリクラスは登録制になっていますが、登録するだけで 誰もがチャレンジできるクラスになっています。皆様のご参加やチャレンジを心よりお待ちしています。それでは、F1RCGP2010 Round2!開幕です!
※当日はRCマガジン、RCワールド誌が取材に駆け付けて下さいました。参加選手にとっては、専門誌にも記事が載ると言う事で、いつも以上 に気合いが入っている感じです。

予選1ラウンド目
 F-1クラス予選1ラウンド目、1ヒート目出走の愛知県より参加の尾崎選手が先陣を切っての快走を見せます。トヨタカラーで塗り分けられたF−1で、 リズムワインディングコーナーもぐんぐん加速してクリアして行きます。タイムは20L4'07.691、ベスト12秒104で、このヒート暫定トップタイムをマーク。 尾崎選手はF1RCGP2010開幕戦のF-1クラス第3位のドライバーでもあります。初の優勝に向け、好スタートが切れた様です。2位はTRGのマシンを駆る、山口 亮一選手。20L4'10.660のベスト12.057で、ベストタイムはF-1クラスではトップタイムをマーク。予選中盤の若干のミスで、尾崎選手を捕らえきれなかった ものの、続くラウンドでの巻き返しに期待です。このラウンド、20ラップの大台をマークしたのは3名、3位の祖父江選手までとなります。3名のタイム差は、 3秒951差。19周に入ったのは9名。中でも福島県より参戦の川崎選手が大健闘。マルボロマクラーレンに綺麗にカラーリングされたマシンを駆り、場内を沸か せていました。現在6位で19L4'04.102、ベスト12秒487。後はベストを上げるだけで更なる躍進が期待されます。1ラウンド目のAメインボーダーは10位の 鈴木選手。こちらもマルボロマクラーレンカラーのタミヤF103・TRGコンバージョンキットです。今回予選は2回です。残る予選1回に向けて、なんとかトップ10 をキープしたい所ですが、レース自体をエンジョイする事も忘れないのが、F-1クラスのエントラントの最大の特徴とも言うべき所。お友達通しで同じメインを 争う事も、楽しみ方の1つです。
 F-1グランプリクラス予選1ラウンド目は、先ずTeam Bomber加藤選手が20L4'01.195でトップタイムをマーク。ベストは11秒037。 ヒート内で同チームの足立選手、ALEX RACING Winners横井選手とのバトルを征してのタイムです。加藤選手の走りは安定感が素晴らしく、他選手が 1〜2回のミスがある中、ほぼノーミスの完璧な走りでした。続くヒートでは、ZEN橋本選手の走りが冴えわたります。序盤はFutaba F-1 Racing森田選手 と僅差の接戦でしたが、後半からペースアップ。21L4'05.607、ベスト11秒318でトップゴール。後方からは、Team Castrol Lotusのエースドライバー 土岐三冬選手が後半に掛けて猛追。同じく21ラップでの争い21L4'07.950、ベストは11秒426をマークし、総合でも7番手のタイム。そして、何と言っても 見応えがあったのは、最終ヒート。広坂選手も出走で、コースサイドには1年3ヵ月ぶりの広坂選手の走りを見ようと多くのギャラリーが集まります。 レース展開は、ALEX RACING Winners、前年度F-1グランプリクラス・ワールドチャンピオン上林選手がレース序盤からリードを築き、2位争いが非常に 熾烈を極めるかたち。Team YM広坂選手、ZEN遠藤選手、やや間隔を開けて、Team Tech F-1田村選手、蟻塚選手の4つ巴の展開。広坂選手は若干マシン スピードが他の選手に比べ劣るものの、ワールドクラスのライン取りでZEN遠藤選手を巧にブロック。一時ZEN遠藤選手が前に出るも、その攻防は最後まで続きます。 お互いの攻防で、やはりミス数の少ない選手が4分間のゴール時点で前に出た模様。Team YM広坂選手、Team Tech F-1蟻塚選手がそれぞれのバトルを征します。 予選1ラウンド目暫定ポールポジションタイムは、ALEX RACING Winnersの上林選手。大会最高記録となる、22L4'06.074、ベスト11.000の記録。総合2番手は、Team Bomber加藤選手。序盤のグリップが本調子ではないヒートでも、F104Bomberコンバージョンの走りが冴えました。3番手はTeam YM広坂選手。皆の期待を背に、 続く最終2ラウンド目も素晴らしい走りを披露してくれる事でしょう。

予選2ラウンド目
 お昼休みを挟み、予選2ラウンド目と進んで行きます。お昼休み中も、練習時間をたっぷり取っているので、次のラウンドでは先ほど調子の悪かった 選手でも、流れが良い方向に変わり、復調する選手もいる事でしょう。
 F−1クラス予選最終2ラウンド目、2ラウンド目に入り、路面もグリップが上がってきて各選手好タイムを連発の様です。タイムはF-1クラスで11秒台に 入るペースで走行。最初のヒートを走るトヨタカラーの尾崎選手、スクエアのF103コンバージョンを駆り、自己タイムを1.541秒更新し、20L4'06.150、ベスト 11秒748でポールポジションを獲得。F1RCGP自身初のポールポジションで、初優勝に向けて順調にレースを組み立てています。2位は山口選手。自己タイムを 3.505秒上げ、ポールの尾崎選手を上回る頑張りでした。3位は酒井選手のタミヤF103です。20L4'08.198。ベストはここまでトップの11秒678!前半と後半 のペースのばらつきが響きこの順位ですが、決勝ラウンドでは漁夫の利を狙い、更なる快走を見せてくれる事でしょう。F-1クラスは前述したようにマブチ 540モーターの限られたパワーでのレギュレーションになります。サードパーティーのオプションパーツによって、直接大きなタイムアップの効果は少ない 様ですが、見ていると4分間トータルで安定感ある走行パフォーマンスが得られる様です。2ラウンド目終えた時点で20周を記録した選手は6名。祖父江選手 の20L4'10.952までとなります。優勝のチャンスはこの6名に絞られるのか、それとも、19周4分前半を記録し、0.629秒差の中に4名が犇めく後方からの選手が ジャンプアップするのか、続く決勝ラウンドも目が離せません。
 F-1グランプリクラス、予選最終2ラウンド目は、ここでもALEX RACING Winners上林、横井選手組が快走を見せます。F103 Fusion Racingコンバージョンは インフィールドのタイトなターン、高速の緩やかなターン関係なく、常に安定したコーナーリングを披露。ストレートはFantom17.5ブラシレスモーターの 気持ち良い伸びのお陰か、常に70km/h以上のトップエンドの伸びがありました。ちなみにアンプはTEKINを使用している様です。アンプの設定次第でピンポイント ではありますが、モアパワーを得られるそうです。タイムはALEX RACING Winners上林選手が22L4'08.497で1ラウンド目のタイムには2.423秒及ばないものの、 1ラウンド目の記録で見事2戦連続ポールポジションを獲得。横井選手は、惜しくも22周目に届かず、21L4'00.360、ベスト11秒157でしたが、総合3番手に浮上。 このラウンドで場内を沸かせたのは、Team Bomber足立選手。チームメイトの加藤選手とのランデブー走行で、タイムとコース上での見た目と、ダブルで接近 のレース展開。さながら決勝レースを見ているかの様なシーンに会場からは歓声が聞こえます。加藤選手とのバトルを征した足立選手は、21L4'01.174、ベスト 11秒072で、ベストは上林選手に迫る3番目のタイム。決勝での躍進が十分期待できます。総合2番手には、ZENの橋本選手が大きくジャンプアップしてきます。 前半から後半まで常にミスのない安定した走りで、この日2人目の22周の大台に突入、22L4'10.591、ベストも2番目のタイムである11秒041と、シリーズ・パーソナル ベストの走りだったのではないでしょうか。ZENチームのマシンはもちろんF104ZENコンバージョン。後半に掛けてオーバーステア気味になる路面コンディション の筈なのですが、終始弱アンダーで安定していました。同チームのZEN遠藤選手は、Team YM広坂選手と前半から僅差の高バトル。激しく順位が前後する緊迫した 展開だった為か、後半はお互い若干ペースダウン。ZEN遠藤選手4位、Team YM広坂選手は7位につけます。Aメインボーダーは、ALEX RACING鬼頭選手の21L4'08.156。 21周に入った選手は総勢9名。Prochemi日比野選手は21周に入るものの、残念ながら総合11番手。また、F1RCGPではAメイン常連組のTeam Tech F-1、TRGは 不運もありBメインとなりました。2回のみの予選ラウンドは、良くも悪くもシビアな結果を生んでいる様です。
 いよいよ次は、最後の決勝ラウンドとなります。各メイン、自分の力やチームの力を遺憾なく発揮してもらいたいものです。

■予選順位■
F-1クラス
1位尾崎 二郎2R20L4'06.150
2位山口 亮一2R20L4'07.155
3位酒井 貴之2R20L4'08.198
4位森田 耕平2R20L4'10.353
5位鈴木 一石2R20L4'10.566
6位祖父江 旭生2R20L4'10.952
7位松野 修司2R19L4'00.667
8位加藤 晋 2R19L4'00.749
9位江坂 雅輝2R19L4'01.253
10位根岸 裕幸1R19L4'01.296
11位川崎 明洋1R19L4'04.102
12位作佐部 肇1R19L4'04.178
13位和田 達也2R19L4'05.347
14位櫻井 博 2R19L4'06.422
15位加藤 和美2R19L4'07.956
16位大村 誠 2R19L4'09.258
17位飯沼 敏朗2R19L4'12.325
18位山口 智明2R18L4'00.069
19位西沢 淳 2R18L4'02.224
20位元木 克幸2R18L4'05.546
21位竹元 章吾2R18L4'07.261
22位柳 宣幸 2R18L4'12.327
23位宮野 政崇1R18L4'25.869

F-1グランプリクラス
1位上林 博 (ALW)1R22L4'06.074
2位橋本 努 (ZEN)2R22L4'10.591
3位横井 章弘(ALW)2R21L4'00.360
4位遠藤 一樹(ZEN)2R21L4'00.937
5位足立 伸之介(BOM)2R21L4'01.174
6位加藤 隆史(BOM)1R21L4'01.195
7位広坂 正美(TYM)2R21L4'01.436
8位森田 栄俊(FUR)2R21L4'04.951
9位土岐 三冬(LTS)1R21L4'07.950
10位鬼頭 正治(ALE)2R21L4'08.156
11位日比野 達也(PRC)2R21L4'09.074
12位田村 秀樹(TTF)2R20L4'01.013
13位蟻塚 伸也(TTF)1R20L4'03.074
14位土岐 啓太(LTS)2R20L4'03.832
15位三溝 貴夫(TOP)2R20L4'04.730
16位David Tse (FUR)2R20L4'07.462
17位竹下 敦史(TRG)2R20L4'10.369
18位櫻尾 晋也(SON)1R19L4'05.985
19位川地 冠 (SON)2R18L4'02.946
20位本房 健 (IHO)2R16L4'00.947
21位柳 政弘 (IHO)2R15L4'08.357

決勝に向けて
 決勝はたった1回の一発勝負。各メインに進出した選手たちは、この一発を無事に終える為に、ありとあらゆる事を想定し、 マシンの調整にあたります。ネジの増し締めや、モーターやアンプの再設定等、各々勝負を託す所は様々です。ALEX RACING Winnersの 2選手は、今回は監督の加々山氏不在の中で大健闘中。データも出揃ってきており、ALEX RACINGとのやり取りも順調見たいです。 Fusionコンバージョンを決勝前まで入念にばらしていたのが印象的でした。一方、Team YM広坂選手。レースへはぶっつけ本番状態の コンディションでしたが、現時点7位とこちらも健闘中。メカニックに松倉選手のお父さんを従え、決勝での戦略を検討中。Futaba F-1 Racing はセットアップに苦しみ、David選手をAメインで欠く状態。一人で乗り込む決勝Aメイン森田選手は、手を変え品を変え様々な調整をしていましたが、 これが決勝のベストな走りに繋がれば良いですね。そして、紅一点で臨んだTeam Castrol Lotus土岐三冬選手。Bメインに甘んじた2ndドライバー のお父さんの分まで頑張ってもらいたいものです。F-1グランプリクラスのグリッド順は、ALEX RACING Winners、ZENが交互にグリッドを構え、 それにTeam Bomberの2名が後方で伺う格好。更にその後方はTeam YM広坂選手が控え、前方の選手へ無言のプレッシャーを掛けます。観戦の人たちも 決勝の行方を今か今かと待っている状態が続いています。
 F-1クラスは、トヨタカラーの尾崎選手の優勝なるか、とても楽しみです。また、TRGのマシンを使用の2位の山口選手の追い上げにも期待です。 山口選手はホワイト、ブルーを基調とし、オレンジのラインの入ったオリジナルカラー。F-1グランプリクラス出場のTRG竹下選手が見守る中、 F1RCGPでTRG初優勝を飾れるかに注目です。さあ、いよいよこの後、決勝ラウンドのスタートです。

F−1クラス決勝Cメイン
 F-1クラス決勝Cメイン。1番グリッドのホワイト一色のカラーリング竹元選手が先ずはポールショットを決め1位、続くのは3番グリッドからフェラーリの宮野選手で、 序盤から早くもギャラリーの声援を背にしてトップを狙いに行きます。3番手に下がったのは、ベネトンルノーを駆る柳選手、序盤に大クラッシュを期しましたが、 まだそれほど差が付いていないので、巻き返しに掛かります。レースは中盤に差し掛かり、トップ竹元選手はぐんぐん2位との差を引き離しています。注目なのは、 2位争い。ベネトン・ルノー柳選手、フェラーリ宮野選手の対決です。現在、ルノー柳選手が2位、すぐ後ろにフェラーリ宮野選手の順。宮野選手はインギリギリを 狙うややリスキーなライン取りに対し、柳選手は沈着冷静な大人の走りといった感じ。その差は近づくも、宮野選手のミス数が多くなるに連れ、ジリジリと離される展開。 その間トップと2位の差は7秒程に開きます。2位争いは残り3分程で、またもや急接近。数周に渡るバトルの末、フェラーリ宮野選手が最終コーナーで痛恨の転倒、 これで勝負あり。トップは最終ラップで単独転倒したものの、終始リードを築いたホワイト一色のカラー竹元選手、2位ベネトン柳選手、3位にフェラーリ宮野選手 と言う順で決勝Cメイン幕を閉じました。

F−1クラス決勝Bメイン
 F-1クラス決勝Bメイン。1番グリッドからスタートのマルボロ・マクラーレン川崎選手は素晴らしいスタートを決めます。2位はブラウンGPカラーの 和田選手、3番手に白地にブルー・パープルで塗り分けられた3Racingのマシンを駆る作佐部選手と続きます。その後方は混戦を呈します。トップのマクラーレン 川崎選手は快走を続け、既にラップ遅れをパス中に、思わぬクラッシュに巻き込まれ、駆動系を損傷して後退します。ここでトップに躍り出たのは作佐部選手。 2番手にホワイト・ブルーで塗り分けられたカラーのマシンの加藤選手。3番手にウィリアムズFW−07を駆る櫻井選手と続きます。そして、中盤の良い位置に 付けていた山口智明選手も同じく駆動系のトラブルでレースを終え、サバイバルレースの様相になってきます。レース後半、トップの作佐部選手は2位に7秒以上の差を 築き、独走状態。2位は加藤選手のまま、3位は10番グリッドからスタートのロータスを駆る元木選手がジャンプアップ。すると間もなく8分のコール!トップゴールは 中盤から安定した走りが素晴らしかった作佐部選手に決定です。

F−1グランプリクラス決勝Bメイン
 F-1グランプリクラス決勝Bメイン。惜しくもAメインを逃した選手達により、最後は素晴らしいレースを期待しましょう。1番グリッドはProchemi日比野選手。 スタートダッシュはそれ程悪くなかったのですが、後方より猛烈な勢いでスタートダッシュを決めたのは、Team Tech F-1の田村、蟻塚両選手。ストレートエンドの シケインで蟻塚選手はクラッシュに巻き込まれるものの、田村選手はポールショットを奪い、Prochemi日比野選手を抑えて序盤トップに浮上します。3番手は Team Castrol Lotus土岐啓太選手、4番手にはFutaba F-1 RacingのDavid選手と僅差で続きます。早くも周回遅れが出始める中盤に差し掛かる所、Prochemi日比野 選手がストレートで田村選手に仕掛けますが、ミスを犯して差は若干広がりを見せます。その間、3番手にFutaba F-1 RacingのDavid選手が浮上。等間隔で前方 3台が並ぶ展開です。トップのTeam Tech F-1田村選手は、コーナーリング重視のセットにしてきたのか、ややテールがスライド傾向。一方それを追いかける 日比野選手は、リアグリップは安定している様に見えます。二人の差は周回を増すごとにじわりじわりと詰まって行きます。やがて、Prochemi日比野選手が、田村 選手の真後ろへ。すると、ストレートエンドのシケインで足を引っ掛けた田村選手は痛恨の転倒を期し、トップ逆転。Prochemi日比野選手がトップに立ちました。 レース後半、ほぼ上位陣は等間隔での走行を続け、Prochemi日比野選手は若干ペースを落とし、盤石のトップゴールを果たす作戦に切り替えた様です。しかし、 ラップ処理中にTeamトップサーキット三溝や、Team Castrol Lotus土岐選手などでごった返す中に少々揉まれ、少し危ないシーンもありましたが、最後は嬉しい トップゴールを果たしました。Prochemi日比野選手はF-1グランプリクラスにステップアップして以来、着々と順位を上げています。 恐らく今回も、次戦に向けて良いデータが取れた事と思います。Team Tech F-1も、田村選手が2位ゴールをゲット。2台が出走して多くのデータ取りができたと思 いますので、第3戦以降の巻き返しに期待します。

■決勝順位■
F-1クラスCメイン
1位竹元 章吾36L8'13.668
2位柳 宣幸 35L8'05.022
3位宮野 政崇35L8'11.216








F-1クラスBメイン
1位作佐部 肇37L8'05.019
2位加藤 和美37L8'13.015
3位元木 克幸36L8'11.165
4位櫻井 博 36L8'12.071
5位飯沼 敏朗35L8'00.933
6位和田 達也34L8'02.170
7位大村 誠 33L8'00.441
8位西沢 淳 29L7'49.572
9位山口 智明08L1'54.956
10位川崎 明洋05L1'06.818

F-1グランプリクラスBメイン
1位日比野 達也(PRC)40L8'03.471
2位田村 秀樹(TTF)40L8'05.890
3位David Tse (FUR)40L8'10.040
4位竹下 敦史(TRG)39L8'02.565
5位土岐 啓太(LTS)39L8'02.852
6位三溝 貴夫(TOP)39L8'04.803
7位蟻塚 伸也(TTF)39L8'05.112
8位櫻尾 晋也(SON)38L8'14.714
9位川地 冠 (SON)34L8'06.639
10位本房 健 (IHO)06L1'51.658
11位柳 政弘 (IHO)D.N.S.(Cメイン)

F-1クラスAメイン
 F-1クラス決勝Aメイン。ポールショットはやはりポールポジションからスタートのトヨタカラーの尾崎選手。2位は5番グリッドから ジャンプアップのマルボロ・マクラーレンの鈴木選手、3番手にウィリアムズの酒井選手が続く展開。上位陣も含め、中盤以降が結構僅差で、 なかなか落ち着きを見せない目まぐるしい様相です。ここで3番手に順位を上げてきたのは、6番グリッドスタートのオレンジのF−1カラーの 祖父江選手。若干15歳の愛知県より参加の選手。鋭いライン取りは、若さが伺え非常に迫力のある走り。すると、2位走行中のマルボロ・ マクラーレン鈴木選手が、ストレートエンドのシケインで他車も巻き込むクラッシュに見舞われます。祖父江選手はそれを冷静なステアリングワークで 交わし、オレンジカラーの祖父江選手、ここで2位に浮上します。巨大なシャークフィンを装備するトヨタ尾崎選手、祖父江選手との差は、 徐々に少なくなり、1.4秒を切ってきました。その後方は、ホワイト・ブルー・オレンジラインカラーのTRGを駆る山口選手が迫ります。 レースも後半になり、トヨタの尾崎選手はストレートへのアプローチラインでインを付き過ぎ、大転倒を期します。その間、2位の祖父江選手は ラインを乱している隙に、山口選手が満を持してトップに立ちます。2位は祖父江選手、3位に先ほどまでトップを走る、トヨタ尾崎選手です。 この時点でレース時間は2分を切っています。ここで、何と、トップを走る山口選手、インフィールドのリズムワインディングでお碗にマシンを 引っ掛け痛恨の転倒。最後の最後にオレンジカラーの祖父江選手がトップに浮上。2位に尾崎選手。しかし、もうそこでレース時間1分を切り、 祖父江選手は多くの関東強豪選手を抑え、嬉しい優勝を決めました。2位は序盤よりレースをリードしていた尾崎選手。3位は最後のミスが 悔やまれる山口選手が入賞。上位選手含め、全員がとても見応えのある良いレースをしてくれたので、会場は大きく盛り上がりました。

F-1グランプリクラスAメイン
 F-1グランプリクラス決勝Aメイン。ポールシッターのALEX RACING Winners上林選手を筆頭に、後方まで多くのビッグネームが並びます。 決勝では勝敗よりも皆とのバトルを楽しみたいと語る、 7番グリッドからスタートのTeam YM広坂選手、上林選手までの間に立ちはだかる5台のマシンを上手く交わし、トップに迫る事ができるのか、 注目のスタートです。多くのギャラリーも押し寄せ、オフロードコースに居た練習中のドライバーもこの決勝レースを見つめます。 ポールショットを奪ったのは、ポールポジションからスタートしたALEX RACING Winners上林選手。2位は同チームメイトである横井選手。早くも ALEX RACING Winners盤石の態勢か。3位はZEN橋本選手、4位に早くもTeam YM広坂選手がジャンプアップです。ZEN橋本選手は、2番手を走るALEX RACING Winners 横井選手の空いたインを上手く交わし、再び2位へ。横井選手、ここにきてやや緊張からか、ライントレースにやや精彩を欠きます。最終コーナーで Team YM広坂選手が、横井選手を交わし、3番手へ。いよいよ広坂選手がトップの上林選手へプレッシャーを掛ける時が来たような雰囲気に会場が 沸きます。4番手は、Team Bomber加藤選手が浮上。F104Bomberコンバージョンは運動性も良い様で、3位を走る広坂選手を左右へ揺さぶりを掛ける 展開で、背後にピタッと付けます。レース中盤に差し掛かる頃、2位を走るZEN橋本選手が大きくミス!ここで2位へ浮上したのはTeam YM広坂選手です。 しかし、油断はできません。背後にはTeam Bomber加藤選手がまだピッタリ広坂選手をマーク。その加藤選手のプレッシャーからか、広坂選手は前方の ALEX RACING Winners上林選手を集中して捕らえきれません。それを見越してか、Team Bomber加藤選手はプレッシャーを更に強めているかの様です。 会場はこの2位争いに大注目!二人の一挙手一投足に今日最大の歓声が贈られています。すると加藤選手がストレートエンドで僅かな広坂選手のインを付き、 2位へ、しかし、直後に広坂選手の猛烈なプレッシャーを受け、インフィールドで再び入れ替わり、1秒1秒目が離せない展開。その間、トップの ALEX RACING Winners上林選手はぐんぐん差を広げ、2位争いの背後まで迫ります。すると、2位争いは2台が縺れ合った直後に、Team YM広坂選手が 痛恨のスローダウン。後方へと後退します。終盤に代わって3位に浮上したのは、ZEN橋本選手で、残り1分切ろうかと言う時。最後になってペースを 取り戻して、橋本選手にはようやく表彰台の一角が見えてきました。そして、8分のコール!優勝は終始トップを守り抜いたALEX RACING Winnersの 上林選手、2位Team Bomber加藤選手、3位ZEN橋本選手の順で、それぞれチームの2ndドライバーを含め、2位、3位、4位、5位がタミヤF104 コンバージョンと言う結果。Team YM広坂選手は最後のスローダウンが響き、6位。 最高に見応えのあるF-1グランプリクラス決勝Aメインの各選手達には、会場から惜しみない拍手が贈られ、暫く鳴りやむ事はありませんでした。これでALEX RACING Winners 上林選手は今季早くも2勝目。2シーズン連続のF-1ワールドチャンピオンに向け、素晴らしい立ち上がりを見せています。

ポディウム表彰・シャンパンファイト
 F1RCGP最後を締めくくるイベントは、恒例となりますポディウム表彰です。F-1クラス、F-1グランプリクラス2クラスの各トップ3を表彰します。 F-1クラス優勝の祖父江選手は、遥々愛知県からの参戦。最後まで優勝を狙う気迫たっぷりの走りはとても素晴らしかったです。F-1グランプリクラス 優勝のALEX RACING Winners上林選手は今季2勝目を上げ、シーズンポイントも50ポイント。他者を一歩リードと言った所でしょうか。 そして、2位、3位の選手も交え、シャンパンファイトが行われます。寒風が吹く中、カウントダウンが始まり、いよいよスタートです。 早速F−1クラスの尾崎選手が前戦に引き続きまたもターゲットに。Tシャツがビショビショになり、このまま無事に愛知まで帰れるかやや不安を 残しつつも、会場の皆から祝福の拍手が贈られながら終了。 上位入賞された皆さん、本当におめでとうございました。

■決勝順位■
F-1クラスAメイン
1位祖父江 旭生39L8'11.859
2位尾崎 二郎38L8'01.821
3位山口 亮一38L8'03.476
4位根岸 裕幸38L8'05.125
5位酒井 貴之38L8'05.758
6位森田 耕平37L8'04.423
7位鈴木 一石37L8'06.679
8位松野 修司36L8'04.696
9位加藤 晋 35L8'06.260
10位江坂 雅輝34L8'07.285

F-1グランプリクラスAメイン
1位上林 博 (ALW)43L8'09.795
2位加藤 隆史(BOM)42L8'10.171
3位橋本 努 (ZEN)41L8'01.060
4位足立 伸之介(BOM)41L8'02.999
5位遠藤 一樹(ZEN)41L8'03.368
6位広坂 正美(TYM)41L8'04.765
7位横井 章弘(ALW)41L8'10.400
8位土岐 三冬(LTS)40L8'05.018
9位森田 栄俊(FUR)40L8'06.005
10位鬼頭 正治(ALE)39L8'11.601

ベストルッキングカー賞
 今大会のベストルッキングカー賞には、櫻井 博選手の往年のウィリアムズ、FW-07が選ばれました。1979年から 活躍したマシンで、オフホワイトとグリーンのラインを基調としたカラーリングは、誰もが息を呑む美しさに仕上がっていました。 この様に素晴らしいカラーリングが施されたマシンや、曲線美のあるマシンが多いF-1レース。F1RCGPでは少しでもその形を生かそうと、 カーナンバーデカールも極力小さくしています。一部、コース上でのナンバーが分かりにくいとのデメリットもあるのですが、 皆のマシンへの拘りを可能な限りコース上で表現してもらえる様、F1RCGPAとしても配慮しています。

全体表彰・抽選会
 最後は参加選手皆さんをコース内に集めて、全体表彰式が行われました。参加者全員に表彰カードが贈られ、祝福されます。 その後、抽選会へと進み、臨時の競技委員長の加藤氏の司会・進行&プレゼンターは土岐ご婦人のご協力で、参加者一人一人にスポンサーメーカー各社からの協賛品を 渡しました。最後は時間も慌ただしく抽選会を終え、少し冷え込む時間まで押してしまい、参加者の皆さまには申し訳ない思いを若干させてしまいましたが、 F1RCGP2010 Round2 in 谷田部アリーナが無事終了しました。ご協力頂いたスタッフの皆さん、本当にご苦労様でした。

F1RCGP大会主要機材データ
 F1RCGP大会データになります。マシン、プロポ、アンプ、バッテリー、F-1グランプリクラスモーターのシェアと、全員の参加選手県名、年齢別、 そして男女比です。 次回参加される方、遠征される方等、参考になさってください。 次回行われる予定のF1RCGP2010 Round3は、3月14日(日)徳島県 BIG+3サーキット大会です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

カーシェア
プロポシェア
アンプシェア
モーターシェア
バッテリーシェア
参加選手県名
年齢層
男女比

謝辞
 本大会に参加された選手の皆様、そしてサーキットをお貸し頂いたサーキットオーナー横堀様、運営をお手伝い頂いた 各実行委員長の皆様、及びサーキットスタッフの皆様やTabata系列のスタッフの皆様、いつも多くの協賛品のご協力 を頂いたサポートメーカーの皆様等、本当にありがとうございました。また、受付及びプレゼンテーターとしてご協力頂いた、 土岐様にもお礼申し上げます。お蔭様で無事に本大会を終了する事ができました。
最後に、RCマガジン、RCワールド雑誌社の方、遠路遥々の取材本当にありがとうございました。