F1RCGP レースリポート


F1RCGP2010 in Saitama
Speed Way Pal 2010年5月30日(日)


天気:雨のち曇り、気温:18℃、湿度:60%、路面温度:19℃

 F1RCGP2010のシーズンもいよいよ後半戦に突入してきました。今回の開催地は、埼玉県川越市にある、Speed Way Palの屋外オンロードサーキット になります。Speed Way Palと言えば、言わずと知れた関東圏屈指のドリフトラジコンカーの聖地。多くのドリフトユーザーが週末のイベントに集まる一方、 グリップ派のレベルも高く、近年ではツーリングカーに加えてF-1ラジコンカーにも力を入れています。
 サーキットのオープンは1997年5月、現在の場所からは数百メートル離れた所(現オフロードコース)で営業開始します。やがて、ドリフトブームの先駆けとなる塩ビ管 タイヤを2002年末に開発し、2003年からドリフト大ブームを築き上げます。その後、2006年8月に現在の場所に拡張移転が行われ、今では オンロード・グリップコース屋内/屋外、オンロード・ドリフトコース、オフロードコース、クローラーコースの計5面を持つまでの規模に 成長を果たしています。ショップスタッフも、フレンドリー且つ、ラジコンに精通したメンバーで構成され、細やかなサービスまで十分 行き届いている様子です。エントリーユーザーからエキスパートまで幅広い層に支持されているのも特徴です。
 今回の大会の舞台となる屋外オンロード・グリップコースは、中粒フラットアスファルトで、コース全長は約120mのミドルサイズの サーキットになります。サーキットレイアウトの方は、コーススタッフによって綿密に考えられた構成になっており、中低速からスプ ーン、S字まで多くのセッションが巧みに混ざり合い、長く走らせても全く飽きない様に工夫がなされています。
 やや心配された天候は、土曜日は曇りながらも概ね晴れ、土曜日の夜には日曜日の朝方にかけて雨が降り、日曜日は曇りで雨は降っていない ながらも路面はウェット状態でした。路面はウェットからドライへ、コースコンディション変化が非常に大きいとの委員長会議の判断で、 今シーズン初めてとなるウェット宣言+ポイント制のレース方式に切り替えられました。コースコンディションがこの様に大きく変化する ことが見込まれる場合、もしベストタイム方式を採用すると、路面が完全に乾きだした最終ラウンド1回のみのタイムトライアルしか 意味を持たなくなります。できる限り皆が公平に何回かの予選チャンスが与えられるように、F1RCGPAによって競技運営がされています。
当日の参加人数は、F-1ローカルクラス:5名、F-1クラス:25名、F-1グランプリクラス:15名、合計45名のエントリー。第3戦BIG+3大会以来久々の 開催となったF-1ローカルクラスは、Speed Way Pal特別規定に基づき、PAL製F104用ゴムタイヤ+PAL製モーター装着が義務付けられ、実車に則したボディー を装着し、まさに見ていても迫力が感じられるレースとなりました。F-1ラジコンの醍醐味を思う存分味わえる事間違いないでしょう。
 注目のF-1グランプリクラスのポイント争いは、共にチーム拠点を名古屋に置くALEX RACING Winnersと、Team Bomberが他を一歩 引き離す格好で現在リードを保っています。No1ドライバーのALEX RACING Winners上林選手、Team Bomber加藤選手の直接対決と、それに 割って入る他チームのドライバーのバトルに注目です。ちなみにコンストラクターズポイントランキングは、1位:ALEX RACING Winners 126p、 2位:Team Bomber 72p、3位:ZEN 48p、ドライバーズポイントランキングでは、1位:上林選手(ALW)105p、2位:加藤選手(BOM)60p、3位:川野選手(BI3)43pに なります。各チーム、各選手、共にシーズン途中の少ないテスト期間で効率良くマシンのモデファイを行い、シーズン後半戦からの巻き返しを図るべく 動いている様子です。 一方F-1クラスでは、ドリフトラジコン界のトップとも言うべき、新井選手が参戦。この日の為にグリップ走行に走行スタイルを戻し、多くの F-1のテストメニューをこなして大会に臨んできている様です。また、JMRCA1/8エンジンバギーで大活躍中の、田中和哉選手もF1RCGPに 初登場!トップオフローダーの迫力ある走りが見れると言う事もあり、ギャラリーも一層盛り上がりを見せました。今後ドリフト界、F-1界、 そしてエンジンバギー界、同じラジコンでもスタイルが大分違うのですが、F1RCGP を通して多くの交流がなされ、それぞれのラジコン業界が発展して行ければと思います。

プラクティスDay
 天気は曇りですが、朝から多くの選手がサーキットに集まりテスト走行をしています。明日は午前中の雨が予想されているので、 ウェット用ゴムタイヤのテストもしたい所ですが、現在はドライコンディション。会場を見渡すと、第4戦のRC STADIUM袖ヶ浦で行われた 千葉大会参加の千葉をチーム拠点とする参加選手が多く来ています。Team袖スタからは第4戦F-1グランプリクラス優勝者の松本選手、そして、 松本選手と激戦を繰り広げた RUSH石川選手、Futaba F-1 Racing森田選手、Team SONIC櫻尾選手、川地選手等々豪華メンバーです。そして、第2戦の谷田部アリーナで行われた 茨城大会以来の参戦となる、Team Castrol Lotusの土岐三冬選手、土岐啓太選手も訪れ、細かなセット出しに励んでいます。コースはフラットで グリップが安定しているので、コーナーリングでいかにフロントタイヤで曲げて行けるセットにするかが重要との事。また、これに加えてシャーシ ロールも含めてトータルのバランスも大事で、各選手それらに多くの試行錯誤を重ねています。
 F104ベースのコンバージョンでは、F1RCGPの実践テストを繰り返し、完成度を増したZEN、Bomberそれぞれのコンバージョンキット。それぞれの 特徴としては、ZENコンバージョンはフロントグリップが高く、Bomberコンバージョンはリアグリップが高い傾向にあるようです。ZEN橋本選手の マシンを見ると、フロントウィングがコンパクトにまとめられている一方で、Team Bomber加藤選手のマシンは大型化したものが装着されています。 どちらも一長一短ありながらも、高次元のバランスが光ります。加藤選手はこの日好タイムを連発し、12秒前半のタイムを多く刻んでいました。 ALEX RACING Winners上林選手も熟成が進んだF103 Fusionコンバージョンを駆り、同じく12秒前半タイムをマーク。RUSH石川選手もTRG109で前戦の勢い そのままに好タイムをマークしています。F-1グランプリクラスの上位陣はかなり僅差でタイムが並び、明日の本戦では面白いレースが見れると 思われます。F-1クラス、F-1ローカルクラスのマシンでは、根岸選手、新井選手、吉田選手のマシンが快走を披露。それぞれここSpeed Way Palを ホームコースとするベテラン揃いだけに、グリップ感も安定して良く、マシンセットアップも好調をキープしている様です。これに他県から参加の 遠征組みが交わり、どの様なレース展開になるのか非常に注目をしたい所です。タイム的には、F-1クラスで13秒前半、F-1ローカルクラスで14秒 前半と、F-1グランプリクラスのタイムから綺麗に等間隔で並んでいます。しかしながら、F-1クラス等ではタイムは気にせず、楽しくレースを してもらう事が重要ですので、その辺りを中心にレースを見て行きましょう。

大会当日
 大会当日は昨晩の雨の影響で、路面はウェット状態。しかし、レースは雨天決行という事で、タイムテーブル通り運営側は粛々と スケジュールを進行していきます。先ず、朝の受付を終えた選手より、練習走行がスタート。まだコース上1/2のエリアが濡れている 中、各選手ゴムタイヤを履いての走行です。雨の予報も出ていた事もあり、多くの選手が事前に数種類のゴムのコンパウンドを準備して きています。中には両面テープ、溝入キャップドに至るまで様々、非常にバリエーションに富む内容になっています。この時点ではTeam Tech F-1の 田村選手、蟻塚選手が同社のオリジナルラバータイヤで好タイムをマーク。それを見たTeam Bomber加藤選手も同タイヤをテストし、ウェット とは思えない程の走りを披露。その後もグランプリクラスの選手を中心に続々と雨用セットが煮詰まり初め、情報がどんどん周りに伝わってきます。 その間、運営側はストレート等危険な個所をファンを使って排水作業を行い、朝のドライバーズミーティングが始まるまでには概ねドライコン ディションにまで路面状態が回復しました。
 ドライバーズミーティングでは、放送委員長の高橋氏の司会の下、競技委員長の吉倉氏よりウェット宣言及び予選レース方式をポイント制 (3ラウンド中、有効ポイント2ラウンドの合計) にすると言う宣言がなされました。空を見るとまだ雲が厚く天候が変わりやすい事を考慮した結果になります。各クラス予選ラウンド1回りの コンディション変化は極めて少なく、公正にポイントレースが進むと思われますが、途中雨がパラついたりした時のみは運という事で、各選手には了解し ていただきました。 その後、レースルールの詳細等の説明があり、大会会長の挨拶を終え、いよいよレースが始まります。 この頃には路面はスポンジタイヤでも十分走れる路面となっています。朝から各選手ウェットからドライへと目まぐるしく変わるコンディション変化に やや振り回された感はありますが、この先どの様な状態になるかは誰も分かりません。この第6戦は順当には行かなそうな、波乱を含んだ展開が予想されます。

予選1ラウンド目
 F-1ローカルクラス予選1ラウンド目、このクラスは1周のタイムアタックで順位を競います。トップ争いはホワイト・オレンジ・ブルー で塗り分けられた池上選手と、ホワイト・ブルー・ライトブルーで塗り分けられた関口選手との間で繰り広げられました。タイヤはパル製のハイグリップなキャップド タイヤをコントロールタイヤとし、コーナーリングスピードも高いので見ていても非常に迫力とリアリティーがあります。このラウンドは上位2台が同じラップ14秒450 をマーク。池上選手と、関口選手が暫定1、2となりました。3位はルノーR30を駆る吉田選手が14秒600で0.150秒後方に付けます。
 F-1クラスは、いつも通り4分間の周回レースのポイントで順位が争われます。5ヒート編成の先ずは1ヒート目、ウィリアムズを駆る大村選手は丁寧な走りでトップゴール を決めます。まだ雨水が残っている中、セーブしながらの走りです。記録は17L4'04.740、ベストは13秒990。その後、路面は急激にグリップが回復し、濡れている 部分もほぼ無くなりました。3ヒート目で、シルバーアロー・マクラーレンを駆る根岸選手が快心の走るで、暫定ポールポジションタイムである18L4'02.630をマーク。 ベストは13秒310で、こちらも一番。空力パーツが非常にシンプルにパッケージされたマシンは、トータルバランスの良さを感じさせられます。このラウンド、総合 2位はグリーン・ホワイトのジャガーカラー新井選手18L4'06.920、ベスト13秒320。3位はライトブルーでカラーリングされたウィリアムズ、酒井選手18L4'07.340。 18周をマークしたのは総合8位のルノー大野選手18L4'13.860までとなります。しかし、ポイント制が採用されている為、タイムより順位が重視され、まだまだ 予断を許せない状況が続きます。
 F-1グランプリクラス、予選1ラウンド目。先ずはポイントランキングトップを走るALEX RACING Winners上林選手が、グリップ感のある安定した走りで 19L4'03.820、ベスト12秒530でトップゴール。この所のFRF010は、ALEXチームの不断の努力とテストでぐんぐんパフォーマンスが上がっている様に 感じられます。大会前日のプラクティスDayも、夜遅くまで精力的にテストを重ねていました。続く、第2ヒートでは最近勢いに乗るRUSHの石川選手が、ゼッケン 3番のシングルナンバーに恥じない素晴らしい走行で、暫定ポールタイムとなる20L4'11.460をマーク。このラウンド唯一の20周で、ベストは12秒420。 RUSHのマシンはTRG109で、前回の第5戦ではこのマシンで袖スタの松本選手が優勝を飾るなど、非常に活気がある様に見えます。ストレートスピードも RUSH系のパワーソースが際立っており、最後の一伸びがある感じでした。最終ヒートは、昨年のワールドチャンピオンチーム、Futaba F-1 Racing森田選手が 登場。オリジナルチューンが加えられたTech F125はアベレージラップが0.15内で上手く揃い、19L4'02.280、ベスト12秒610で総合暫定2位のタイムを残します。19周を マークしたのは9位のTeam Tech F-1田村選手、19L4'12.540まで。非常にレベルの高い予選レースになりました。

予選2ラウンド目
 F-1ローカルクラス予選2ラウンド目。ホワイト・ブルー・ライトブルーで塗り分けられた関口選手のF104が、序盤からハイペースで飛ばし、 最後の3周で14秒210をマークし、トップに浮上。2位は池上選手の14秒320、3位は蛍光イエローのルノーR30が鮮やかな、吉川選手が入りました。 2ラウンド目に入り、路面グリップも安定して高くなり、各車ロール量が増えてきています。セッティングを微妙に微調整しながらの予選レースとなるので、 経験値のさも効いてきます。ベテラン勢には有利な展開となるのでしょうか。
 F-1クラスの予選2ラウンド目は、マルボロマクラーレンの稲葉選手が素晴らしい走りを披露。やはり1ラウンド目とセットを微妙に変更してきている のか、マシンの挙動がシャープになり、コーナーリングが驚くほど速くなっていました。タイムは18L4'02.710、ベスト13秒120で、ポイントでも一気に上位に食い込みます。 続くヒートでは、ジャガーを駆るドリフトマスター新井選手が快心の走りで18L4'00.620、べスト13秒170のタイムをマーク。19周に一歩及ばないまでも、 他を圧倒するシャーシバランスと、集中力のあるドライビングを見せてくれました。Aメイン10人枠はポイント争いが混沌とする中、1/8エンジンバギーのスペシャリスト 田中選手も18L4'09.060で総合7番手に名を連ねます。この時点で18周に入っているのは、またも11位のルノーカラーの大野選手18L4'12.560までとなります。
 F-1グランプリクラス予選2ラウンド目。このラウンドでは1ラウンド目残念ながらリタイヤに終わった、Team Bomber加藤選手が気合いの入った走りで、20周を マークし、20L4'10.370、ベストは12秒300で一気に上位にジャンプアップ。BomberコンバージョンはここSpeed Way Palでも安定したリアグリップを見せ、 セッティングも決まっている様です。しかし、ポイントレースで1回目リタイヤですので、次のラウンドまで油断はできません。続くヒートでは、RUSH石川 選手がTeam Bomber加藤選手の出したタイムを超える、20L4'09.890をマーク。早くも20周シングルタイムを出し、ギャラリーからも驚きの声が。このラウンドでも トップタイムを出し、1位を獲得したRUSH石川選手は、早々にポールポジションが確定しました。2位争いの有力候補は、Team Bomber加藤選手、Futaba F-1 Racing森田 選手、ALEX RACING Winners上林選手です。Futaba F-1 Racing森田選手はまだセッティングに迷いがある様で、19L4'00.020と、20周にギリギリ入れていません。続く ラウンドに期待しましょう。

予選3ラウンド目
 F-1ローカルクラス予選3ラウンド目、いよいよ最終ラウンドと言う事で、各選手緊張感のある中でスタートを待ちます。先ず飛び出したのは、ルノーR30 を駆る吉田選手。一発の速さには定評がある吉田選手は、5周目に14秒060と言うスーパーラップをマーク。周囲も驚くラップタイムで、ポールポジションに決定 しました。吉田選手のルノーは、ディテールまで非常に手が込んでおり、ベストルッキングカーの候補の1台でもありました。スタイル、速さ共に兼ね備えた F-1ドライバーとして優れた素質を持っているドライバーです。2番手は惜しくも14秒090で池上選手。しかし、2ndベスト以降は吉田選手よりもタイムが安定して いるので、決勝のチャンスは大いにあります。
 F-1クラス予選3ラウンド目。このラウンドではポイント争いにも注目ですが、誰が19周に入るかも注目です。先ず、健闘したのはオレンジ・ホワイトで塗り分けられた カラーが目立つ土岐森(とき しげる)選手、ヤングドライバーながら大人を圧倒するコーナーリングテクニックで、ぐんぐんペースアップ。18L4'02.110、ベスト 13秒240の好タイムをマーク。続くヒートでは、マクラーレン根岸選手が偉大な記録を打ち立てます。この時点で唯一の19周、19L4'13.160、ベスト13秒050で、暫定 ポールポジションへ浮上。しかし、最後に大逆転でポールポジションを獲得したのは、ジャガー新井選手!19L4'11.750、ベストは唯一の12秒台、12秒960をマーク。 グリップ感、コーナーリングの失速感の無さもパーフェクトに近い走りで、見事なドライビングでした!
 F-1グランプリクラス予選3ラウンド目。このSpeed Way Palのコースは17.5モーターのスピード域に対して抜き所も少ないので、できるだけ上位グリッドを各選手 確保したいところ。ポールポジションはRUSH石川選手に確定しているので、石川選手はこのラウンド出走をキャンセル。2位争いに注目です。1ヒート目でいきなり スーパーラップで走行するのが、Team Bomber加藤選手と、ALEX RACING Winnersの上林選手。グランプリクラスの実力を思う存分発揮しての、2人共20周の周回をマーク。 Team Bomber加藤選手は20L4'07.360、ベスト12秒150。ALEX RACING Winners上林選手は20L4'07.830、ベスト12秒210で、どちらとも2ラウンド目にRUSH石川選手の出した 記録を上回ります。続くヒートでは、Team Tech F-1の田村選手が、最終ヒートに向けてセッティングを大幅変更してきて、一気に好タイムを連発。19L4'02.980で、自己ベスト を6秒28も上げてヒートトップゴールを果たします。最終ヒートでは、Futaba F-1 Racing森田選手が、ようやく20周に入り、20L4'12.650で、袖スタの松本選手に続く5人目の 20周突入記録者になりました。それぞれのクラスでは、ラウンドが進むに連れ着実にタイムアップをしている選手が目立ちます。決勝では更にレベルの高い走りが各メインで 展開される事でしょう。

■予選順位■
F-1ローカルクラス
Best Lap
1位吉田 和正
14.060
2位池上 一郎
14.090
3位関口 貴則
14.140
4位吉川 周重
14.240
5位菊池 正樹
14.810





F-1クラス
合計 R1  R2  R3 
1位新井 正巳
2
2
1
1
2位根岸 裕幸
3
1
9
2
3位稲葉 哲央
5
4
2
3
4位酒井 貴之
6
3
3
5
5位飯田 勇一
9
5
4
8
6位和田 達也
11
6
5
6
7位土岐 森 
12
14
8
4
8位森田 耕平
13
8
6
7
9位田中 和哉
16
9
7
9
10位大野 直樹
18
7
11
11
11位長田 昌之
20
10
10
10
12位矢口 義彦
24
13
12
12
13位大村 誠 
25
11
16
14
14位矢田 大基
27
12
15
18
15位元木 克幸
28
15
18
13
16位加藤 晋 
29
16
13
21
17位茂手木 達也
30
18
14
16
18位宮野 政崇
32
17
17
15
19位三島 賢 
37
25
20
17
20位石橋 佑介
38
19
19
19
21位鳴河 成好
41
21
22
20
22位中島 慶喜
42
20
23
22
23位後藤 優太
43
22
21
23
24位長沢 禎 
47
23
24
24
25位松浦 昭二
49
24
25
25

F-1グランプリクラス
合計 R1  R2  R3 
1位石川 衛  (RUS)
2
1
1
4
2位加藤 隆史 (BOM)
4
2
4
2
3位上林 博  (ALW)
5
4
13
1
4位森田 栄俊 (FUR)
8
13
3
5
5位松本 恭一 (SOD)
9
6
6
3
6位橋本 努  (ZEN)
10
12
2
8
7位横井 章弘 (ALW)
10
3
7
14
8位土岐 三冬 (LTS)
11
9
5
6
9位田村 秀樹 (TTF)
13
5
8
10
10位蟻塚 伸也 (TTF)
14
7
10
7
11位土岐 啓太 (LTS)
19
10
9
11
12位鬼頭 正治 (ALE)
20
11
11
9
13位杉浦 康之 (ALE)
21
8
14
13
14位川地 冠  (SON)
24
14
12
12
15位櫻尾 晋也 (SON)
24
14
12
12

決勝に向けて
 各選手、決勝前にピットでマシンの最終セットアップを行っています。レースで結果を出す事よりも、先ずは自分の納得 行くレースができるように、事前準備を念入りに行うのと当時に、ギヤ比やサスペンションの最後の見直しもこの時点で行います。 F-1グランプリクラスでは、ポイント争い上位のALEX RACING Winners、Team Bomberが接近しているので、このラウンドで優勝する事が 今年のチャンピオンに一気に近づく事になります。そんな想いを馳せているドライバーはやや緊張気味の面持ち、F-1クラス、F-1ローカル クラスの選手は気楽にレースを楽しんでいる面持ちの様に見えます。
 一方運営側は、決勝に向けての準備に追われています。スターティングボックス整備、ペナルティーエリアの確保、ルールの確認等、 やることが多い状態ではありますが、選手の皆に良いレースをしてもらえる様に一生懸命頑張っています。初の埼玉大会、埼玉F−1ナンバー1は誰になるのか、 そして、グランプリポイント争いの行方はどうなるのか、話題は尽きませんが、激しいバトルが予想される決勝レース、じっくり見て行きましょう。


F-1クラス決勝Cメイン
 F-1クラス決勝Cメイン。スタートは1番グリッドのウィリアムズFW15の鳴河選手が若干タイミングが遅れ、後続で2番グリッドのロータス中島選手が 真後ろから追突してしまい、混乱の幕開けとなります。この混乱を運よく抜けたのは、ロータスに前に押し出される格好でトップに立ったウィリアムズ鳴河選手。 2位にジャンプアップしたのは、ブルーにノーズがイエローの長沢選手、3番手にロータス中島選手です。すぐさま、ロータス中島選手は長沢選手をパスし、2位に 浮上。さらには、ストレート手前でミスしたトップ走行中のウィリアムズ鳴河選手の隙を突き、何と一気にロータス中島選手がトップに躍り出ます。2位以下は団子 状態で3〜4台で激しくバトルを展開。ここで、冷静なライン判断で抜け出したのが、ウィリアムズFW32後藤選手。単独2位になり、今度はトップの ロータス中島選手の直ぐ後ろまで接近します。そしてついにストレートエンドで後藤選手が中島選手を捕らえ、ウィリアムズFW32後藤選手がトップに立ちます。 しかし、ロータス中島選手は負けじと0.5秒真後ろに付け、インフィールドで後藤選手をパスし、再びトップに返り咲きます。しかし、また後藤選手はストレートエンドで 中島選手をパスし、ウィリアムズFW32後藤選手が再びトップに浮上します。観客からは大きな声援が飛ぶ中、トップ2台の接近したバトルが続きます。この後は、 ウィリアムズ後藤選手が14秒前半のタイムを出しながら、徐々に2位との差を引き離しに掛かります。スタート前はベストを尽くすと言葉少なげに語っていた後藤選手 でしたが、この決勝ラウンドに来てスバ抜けた速さを披露しています。一方2位争いはロータス中島選手がインフィールドでスタックする間、ウィリアムズFW15鳴河選手が 2位へ浮上。ウィリアムズ新旧1、2体勢になります。そして、この体勢はゴールまで続き、見事、ウィリアムズFW32後藤選手が中盤からトップを守り切り、 F-1クラスCメインの優勝を飾りました。

■決勝順位(Cメイン)■
F-1クラスCメイン
1位後藤 優太34L8'09.450
2位鳴河 成好33L8'10.140
3位中島 慶喜33L8'15.480
4位松浦 昭二30L8'06.700
5位長沢 禎 30L8'12.660
 
 

F-1クラス決勝Bメイン
 F-1クラス決勝Bメイン。このメインでは、ロータスカラーの選手が元木選手、加藤選手、三島選手の3名が出場。スタートでは、 1番グリッドからスタートのフェラーリカラーの長田選手がポールショットを奪います。2番手はシルバー・ピンクのグラデーションが 鮮やかな矢口選手、4番グリッドからスタートのルノー矢田選手は、スタート直後1コーナーの混戦で大きくクラッシュし、順位を落としてしまいます。 ややスタートで後続のクラッシュがありましたが、序盤は1位:フェラーリ長田選手、2位:シルバー・ピンク矢口選手、3位:ウィリアムズ大村選手、 4位:7番手からジャンプアップのミナルディー茂手木選手の順で続きます。すると、矢口選手がストレートエンドでクラッシュする間、ウィリアムズ大村 選手が2位に浮上、トップを走行のフェラーリ長田選手の背後にじりじり迫ります。0.6秒差までトップ争いが接近した所で、インフィールドで大村選手が 矢口選手をパスし、トップに躍り出ます。2位はミナルディー茂手木選手が浮上し、3番手は先ほどまでトップのフェラーリ長田選手。この3台が僅差 で周回を重ねます。中盤に差し掛かろうとした所で、ミナルディー茂手木選手がインフィールドで痛恨のクラッシュ!2位はフェラーリ長田選手に入れ替わります。 その間、トップのウィリアムズ大村選手は13秒中盤のラップタイムで後続を引き離しに掛かっています。トップの大村選手は、周回遅れを1台1台丁寧に交わしながら トップを独走。一方、フェラーリ長田選手は後半になり焦りが出たのか、ややラップタイムが不安定な様です。その後も、ウォーズマンのコスプレに扮した フェラーリカラーの宮野選手の絡みも動じず、ウィリアムズ大村選手が盤石の走りでトップゴールを果たしました。

F-1グランプリクラス決勝Bメイン
 F-1グランプリクラス決勝Bメイン。スタートは、グランプリクラスに相応しい綺麗なスタート、何一つクラッシュ音も聞こえず、各車数珠繋ぎの状態で 1周目を終えます。トップは1番グリッドからスタートのTeam Castrol Lotus土岐選手、2番手ALEX RACING鬼頭選手、3位は同じくALEX RACING杉浦選手 の順で続きます。トップを走行の土岐選手は、12秒中盤から後半のタイムで非常に安定した走りを披露。土岐選手の車はタミヤF103をシンプルにオプションパーツで パッケージした仕様になっており、バランスの良さを感じます。ボディーカラーは昔からロータスで決めており、細かいデカールワークまで忠実に再現しています。 レース後半になっても、土岐選手の快進撃は留まる事無く、3位を走行のALEX RACING杉浦選手までも周回遅れにし、終始トップをキープした素晴らしい 走りでトップゴールを決めました。2位はALEX RACING鬼頭選手、3位はALEX RACING杉浦選手、4位はTEAM SONIC櫻尾選手、5位はTEAM SONIC川地選手と言う順になりました。

■決勝順位(Bメイン)■
F-1クラスBメイン
1位大村 誠 36L8'09.400
2位長田 昌之35L8'03.120
3位矢口 義彦35L8'08.810
4位茂手木 達也34L8'01.280
5位三島 賢 34L8'02.010
6位加藤 晋 34L8'04.320
7位矢田 大基34L8'15.090
8位元木 克幸33L8'01.580
9位石橋 佑介32L8'04.700
10位宮野 政崇32L8'11.410

F-1グランプリクラスBメイン
1位土岐 啓太39L8'06.950
2位鬼頭 正治38L8'00.990
3位杉浦 康之38L8'10.350
4位櫻尾 晋也38L8'10.990
5位川地 冠 36L8'05.790






F-1ローカルクラス決勝Aメイン
 F-1ローカルクラス決勝Aメイン。スターティンググリッド風景は正にリアルF−1の様相。スタート前は、ポールシッターのルノーR30を駆る 吉田選手がまさかのタイヤバーストトラブル。応急処置で修理しますが、瞬間接着剤が所々残る状況で、タイヤが本来のグリップを発揮できない 状況の様です。スタートは、ルノーR30吉田選手が辛くもポールショットを奪い、後方ではホワイト・ブルー・ライトブルーで綺麗に塗り分けられた 3番グリッドスタートの関口選手が大クラッシュで順位を落とします。また、4番グリッドスタートの、ホワイトのボーダフォンマクラーレンカラーの 吉川選手がミッション系のトラブルで騒音をまき散らしてペースダウンを期しています。その間、トップのルノー吉田選手は、インフィールドでクラッシュ。 トップに浮上したのは、ホワイト・オレンジ・ブルーで塗り分けられた池上選手。トップに立った池上選手は、その後2位以下を大きく引き離しに掛かります。 中盤にきて、トップの池上選手は14秒240のベストラップを出し走行し、2位に7秒以上の差を築きました。しかし、後半に入り池上選手のペースがダウン。 2番手の関口選手が直ぐ後ろまで迫ります。残りは2分。最後にこのトップ2台のバトルが始まります。ベストラップは関口選手が12秒140で、トップを走る 池上選手より0.1秒速いラップです。周回遅れの処理も上手くこなし、上位2台の差は1秒程。最後に優勝を決めたのは、最後まで冷静な走りが光った池上選手でした! 2位は惜しくも関口選手。ポールシッターのルノー吉田選手は残念ながら3位でこのレースを終えました。

F-1クラス決勝Aメイン
 F-1クラス決勝Aメイン。スタートは若干の接触がありましたが、各車素晴らしくクリーンなファイトで綺麗な隊列で流れて行きます。 ポールショットを奪ったのは、1番グリッドからスタートのジャガーカラーの新井選手。2番手シルバーマクラーレンの根岸選手、3番手マルボロ マクラーレンの稲葉選手と、スターティンググリッド順に続きます。後方では4番手争いに、シルバーマクラーレン飯田選手、ウィリアムズ酒井選手が サイドバイサイドの攻防。しばらくして、トップ2台は若干後続を引き離しに掛かり、新井選手と根岸選手との差は0.3秒程で緊張感のある状態。この2台は 13秒のかなり前半でのタイムで走行を重ね、やがて周回遅れが出現します。ジャガー新井選手の方が難なく周回遅れをパス、シルバーマクラーレン根岸選手は 若干手間取る状況。やはりボディーカラーが目立つ、目立たないも効いてきそうです。すると、新井選手がインフィールドで若干フェンスにヒット、一気に 2台の差は0.1秒差に。しかし、新井選手の集中力も冴えわたり、その先ミスを起こさずバックミラーを見ながらの安定した走行が続きます。後方では一時順位を 落としていたウィリアムズの酒井選手が、12秒920と言うスーパーラップを出して猛追してきていますが、まだやや距離が離れている模様。 トップ争いの方は、0.1〜0.7秒間でスタートからずっとその差は変わりません。周回遅れのパッシング毎に、2台のラインがクロスするので、ギャラリーからは 大歓声が起こります。残り1分30秒。突然マクラーレン根岸選手のマシンがパワーダウン!これまでずっと新井選手をプッシュし続けていたせいか、 モーターのオーバーヒートを期した様です。2台の差は徐々に広がり、最終的には1秒180差で新井選手が逃げ切り優勝!ペース配分もベテランらしい卓越した テクニックを見せて頂きました。後方では、3位争いも見応えのあるレースでした。大会クラスベスト12秒920を叩き出したウィリアムズ酒井選手と、マルボロ マクラーレン稲葉選手。2台の差は何と0.36秒しかありませんでしたが、酒井選手が嬉しい3位入賞!見事ポディウムをGETしました。

F-1グランプリクラス決勝Aメイン
 いよいよ最後のF-1グランプリクラス決勝Aメイン。スタートではTeam Bomber加藤選手がホイールスピンで車体の挙動を乱し、スピンアウト!後続車の含め、 多重クラッシュが発生!トップはポールポジションのRUSH石川選手、2番手ALEX RACING Winners上林選手、3番手Futaba F-1 Racing森田選手、4番手ZEN 橋本選手、5番手袖スタ松本選手と等間隔で続きます。トップを走るRUSH石川選手の前には、スタートでクラッシュを演じたTeam Bomber加藤選手のテールが ちらちら見える状態。しかし、この序盤で周回遅れにはなるまいと、加藤選手も必死にペースを上げている模様。石川選手のボディーは、ホワイト、イエロー、 パープルのRUSHカラー、マシンはTRG109を使用。マシンの挙動は素晴らしく、文句の付けどころも無い動きなのですが、2位を走るALEX RACING Winners上林 選手の猛烈な追い上げにより、ストレートに入る1コーナーでトップが入れ替わり、上林選手がトップに! ALEX RACING Winnersの使用するFRF010は、コーナーリングの特性がコンパクトに旋回する様にセッティングされており、立ち上がりで他車よりも頭1つ 入ってくる感じです。ここで優勝すれば、ポイントランクングで大きく引き離せるので、上林選手のプロポを握る腕にも一層力が入ります。 トップ2台の差は0.1〜0.3秒差で拮抗していたのですが、追いかけるRUSH石川選手の方がインフィールドで痛恨の転倒を期し、順位を大きく下げます。代わって2番手 にジャンプアップしたのはFutaba F-1 Racingの森田選手。スタート前のコメントでは、2番グリッドのTeam Bomber加藤選手に「待ってくれるよね?」などと言っていましたが、 現在はちゃっかり加藤選手の前を走行中。3番手争いは少し離れてZEN橋本選手と袖スタの松本選手。テールツーノーズの状態で見応えのある走行を続けています。 トップALEX RACING Winners上林選手は2位との差が若干開き、楽な展開。後は周回遅れをどう交わすかが勝負の分かれ道でしょう。残り2分30秒。 2位を走るFutaba F-1 Racing森田選手と3位を走る袖スタ松本選手、4位ZEN橋本選手との差が急接近!2位争いが熾烈になります。しかしここでアクシデントが! 4位を走る袖スタの松本選手が先ずインフィールドでスタック。そして、他方ではトップを走るALEX RACING Winners上林選手がオーバースピードでインフィールドで スタックです!その隙に、2位を走っていたFutaba F-1 Racing森田選手がトップに立ちます。上林選手も何とか自力復帰し、森田選手を直ぐに追いかけます。 そして、森田選手の背後まで近づき、ラップ遅れのALEX RACING Winners横井選手をパスしようとして同僚同士の接触!これで順位を3番に下げ、2位には満を持してZEN 橋本選手が浮上。その直後、慌てたのか、上林選手がインフィールドで橋本選手のリアに追突してしまいますが、上林選手が橋本選手の復帰を待ったのでノーペナルティーで 切り抜けます。しかし、最後30秒でZEN橋本選手は上林選手に綺麗にパスされ、3位に。代わって上林選手が2位に再浮上した所で、タイムリミット8分経過。 優勝は久しぶりにFutaba F-1 Racing森田選手が今季初優勝!ポイント争いも一気に5位にジャンプアップです。2位は惜しくも1ミスが響いたALEX RACING Winners上林 選手、3位はZEN橋本選手が混戦を征し入賞しました。F−1グランプリクラスのシリーズポイント争い、益々混沌としてきた感があり、これからの後半戦も目が離せなくな りました。ちなみにこのクラスのベストラップをマークしたのは、追い上げ叶わなかったTeam Bomber加藤選手、なんと12秒040でした!

ポディウム表彰・シャンパンファイト
 F1RCGP恒例となります、ボディウム表彰がレース後に行われます。今回3クラスを戦い、見事3位まで入賞した選手に贈られます。 F-1ローカルクラスでは、池上選手が後半の後続の追い上げを上手く振り切り優勝、F-1クラスはジャガー新井選手がマクラーレン根岸選手を 抑えて僅差で優勝、F-1グランプリクラスはFutaba F-1 Racing森田選手がALEX RACING Winners上林選手のミスを上手く突き逆転優勝でした。 どのクラス、そのメインからも大きな歓声と拍手が起き、大変見応えのあるものでした。シャンパンファイトでは、やや冷やしすぎたシャンパンの せいで大人し目のファイトでしたが、それぞれレースを戦った仲間に掛け合い、喜びを分かち合っていたようです。 本当に皆さんおめでとうございました。

■決勝順位(Aメイン)■
F-1ローカルクラスAメイン
1位池上 一郎34L8'10.040
2位関口 貴則34L8'11.000
3位吉田 和正32L8'13.350
4位菊池 正樹31L8'01.220
5位吉川 周重28L8'05.970






F-1クラスAメイン
1位新井 正巳37L8'00.210
2位根岸 裕幸37L8'01.390
3位酒井 貴之36L8'02.030
4位稲葉 哲央36L8'02.390
5位和田 達也36L8'05.800
6位土岐 森 36L8'06.770
7位森田 耕平36L8'10.200
8位大野 直樹36L8'24.280
9位飯田 勇一35L8'05.580
10位田中 和哉28L6'17.580

F-1グランプリクラスAメイン
1位森田 栄俊(FUR)39L8:02.740
2位上林 博 (ALW)39L8:05.720
3位橋本 努 (ZEN)39L8:06.460
4位加藤 隆史(BOM)39L8:10.710
5位松本 恭一(SOD)39L8:13.280
6位横井 章弘(ALW)38L8:04.220
7位石川 衛 (RUS)38L8:04.770
8位蟻塚 伸也(TTF)38L8:10.550
9位土岐 三冬(LTS)38L8:12.570
10位田村 秀樹(TTF)37L8:07.020

ベストルッキングカー賞
  ベストルッキングカー賞に見事選出されたのは、後藤優太選手作のウィリアムズFW32・バリチェロ仕様になります。 白・紺ベースのシンプルなデザインだけに、ラインの出来栄えが非常に重要ですが、巧みなカラーリングワークで美しく仕上げられています。 ドライバーがバリチェロと言う点にも注目で、後藤選手はまだ若い選手なのに渋い選択です。ウィング、エアロ系の造形にも拘りを見せ、 どの角度から見ても迫力満点です。 観戦するギャラリーからも受賞後に温かい拍手が贈られていました。 (ベストルッキングカー賞は、実際に走る車のボディーが対象です。飾りだけで持ち込んだだけのものは、 対象外になります。)

全体表彰・抽選会
 全体表彰、抽選会が始まりました。先ずは大会会長より、表彰カードの授与と、副賞の授与が行われ、ベストルッキングカー賞の授与まで終わると、 お待ちかねの抽選会です。最近ではスポンサー各社のご協力もあり、大変多くの協賛品を頂き、参加者も皆驚きの 様子。抽選により参加者に十分行き渡る様に協賛品を配る事ができました。その後、競技委員長兼審判委員長の吉倉氏、放送委員長の高橋氏、大会会長 の北澤より挨拶し、F1RCGP2010第6戦が無事に閉幕となりました。皆さん本当にお疲れ様でした!

F1RCGP大会主要機材データ
 F1RCGP2010 Round6埼玉大会の大会主要機材データになります。出場された方も、今後予定の方も、次回の参加検討の際の参考にしてみては如何でしょうか。 次回行われる予定のF1RCGP2010 Round7 岩手1大会は、6月20日(日)水沢ラジコンサーキットです。初のF1RCGP東北地区開催となりますが、 皆さんお誘い合わせの上、是非お越しいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

カーシェア
プロポシェア
アンプシェア
モーターシェア
バッテリーシェア
参加選手県名
年齢層
男女比

謝辞
 本大会にご参加頂いた選手の皆様、大会運営をして頂いた各実行委員を引き受けて下さった石橋様を始めとするショップスタッフの皆様、 そして、サーキットオーナー吉倉様、多くの協賛品を頂いたスポンサー各社様、車検を臨時お手伝い頂いた上林様、写真撮影の吉村様及び関係者の皆様に、感謝の意を表します。 本当にありがとうございました。お陰さまで無事に大会を終了する事が出来ました。また、当日はRCマガジン、RCワールドの取材スタッフ皆様、遠路遥々 取材に駆けつけてくださり、ありがとうございました。残るシリーズは4戦。今後も皆が気軽に楽しめるレース作りを試行錯誤してやって 行く所存ですので、今後とも宜しくお願い致します。