F1RCGP レースリポート


第6戦 F1RCGP2011 in Niigata
MOROTECH SPEED WAY 2011年5月8日(日)


天気:曇り(屋内)、気温:22℃、湿度:55%、路面温度:18℃

 F1RCGP2011シリーズ第6戦はF1RCGP初の開催地となる新潟大会です。新潟県長岡市のMOROTECH SPEED WAY(モロテック・ スピードウェイ)での開催で、ゴールデンウィークの最終日にあたる週末に行われました。
 MOROTECH SPEED WAYはショップ併設の屋内サーキットとして、2003年1月1日にオープン。雪の多い新潟は年間の1/3はオフシ ーズンを余儀なくされますが、ここではオールシーズンRC走行が可能です。サーキットオーナーの諸橋氏が、雪深い場所のRC ファンにもいつでもRCを楽しんで貰いたいと言う想いが、正に形になったサーキットになります。サーキットスペックは、横幅 36m、奥行き15mと言う比較的大きめの敷地内に、全長115mのレイアウトが施されています。建物の構造上コースの1/4くらい欠き 込みが有り、コースレイアウトの自由度に大きな制限が有ります。F1RCGPが開催される時のレイアウトは、通常より若干 ハイスピードになっていますが、長いストレートを無くした事により、ストレートスピードでの勝負は皆無で、コーナリングス ピードの高さとコーナーの繋ぎが勝負所となります。恐らくF1RCGPの「モナコGP」と言う表現がピッタリのテクニカル サーキットです。操縦台は最大14名が立てるゆとりのある設計になっていますが、サーキットが横に長い為、スタンドポジショ ンで右と左で全く違う雰囲気になります。立ち位置が変わった時には慣れるまでに若干時間が掛かる事でしょう。サーキットレ イアウトは、スタート直後に最大の難関とも言えるヘアピンが待ち受けています。このヘアピンを抜けると短いバックストレー トがあり、このストレートの走行ラインが次のエスカレーターコーナーを抜ける際のカギとなります。エスカレーターコーナー をなるべく速度を落とさずにクリアし、渦巻きコーナーへインベタでアプローチします。渦巻きコーナーを最短ラインで抜ける と、左外周の高速コーナーに入ります。このコーナーは加速状態で通過するため、スロットルワークと微妙なステアリング操作 が必要です。その左高速コーナーを抜けると短いホームストレートです。このホームストレートはその次に控えるシケインのア プローチも兼ねており、ここで前走車のプッシングをすることにより、シケインの進入が抜き所となります。シケイン進入でプ ッシュできれば、前走車がブロックラインで走れば、クロスラインで立ち上がり、計測ラインを並んで通過することが可能とな ります。よって最終シケインでのマシン特性が勝負を大きく左右する事でしょう。とにかく抜き所が無いタイトコース。予選の グリッドが勝負の分かれ道となりそうです。
 サーキットの方は他に、ミニッツサイズのマシンが走行可能な立体ミニサーキットが一面あり、RCファンならどんなスケールの マシンでも誰もが気軽に楽しめる施設になっています。そして、一階にあるサーキットショップは、タミヤを中心に、京商、コ ラリー等、小さな敷地にパーツが所狭しと在庫されています。ショップ店長である「う〜てん」こと、坂田裕子店長曰く、無い 物は無い、を豪語するほど激しい在庫内容に、マニアなら一度は探索に行って見たい魅力あふれるお店になります。ちなみにサ ーキットショップは通販も行っているので、関東・関西に在庫が無い場合は、ここ新潟に問い合わせるのが良いかも知れませんね。
 今回のラウンドの参加人数はF-1クラス:23名、F-1スケールクラス:5名、F-1グランプリクラス:12チーム20名、合計48名です。 今大会よりF-1グランプリ参戦チームとしては、地元MOROTECH SPEED WAYの常連さんメンバーで構成されたMOROTECH SPEED WAYチーム、 群馬県のCREST SPEED WAYのエキスパートで結成された、TEAMクレストAAA、TEAMクレスト2軍の合計6人のメンバーになります。また、 他のチーム体制を見てみると、ここからかなり遠方の名古屋、滋賀をベースにするチームドライバーも多く参戦。今回のグランプリ クラスは非常にレベルの高い、見応えのあるレース展開になりそうです。一方、F-1クラスは地元勢を中心にした敷居の低さが窺えま す。それでも、きちんとしたレース形式で行われるF1RCGPの1つのクラスとして開催されますので、程良い緊張感も漲る事でしょう。 F-1クラス、F-1スケールクラスは、マシンのボディーにも注目です。この新潟大会は特に綺麗なカラーが多く、F-1をスケールカーと しても心から愛しているユーザーが多数いる様です。
 2011チャンピオンシップも今大会が前半戦最後を締め括るレースになります。今までの流れが大きく変わるか、それともここまでの 流れが一層強固なものになるか、非常に楽しみな所です。サーキットオーナーの諸橋氏が手掛ける6輪マシンのPROJECT43もマシン開発 の最終段階を迎えています。また、自作6輪ユーザーも徐々に増えてくる中、電子デバイス競争も相まって、テクニカル面で世界最高峰 の争いがグランプリカー行われている模様。将来的に、よりF-1が快適に楽しく走れる為のフィードバックに、これらの技術革新が使用 される事を臨みます。F1RCGPAでも、いろいろな技術情報を包隠さず、F-1クラスの皆さん等に知って頂ける様公開していく予定です。

プラクティスDay
 朝から沢山の選手がコースに集まり、コース上はF-1だらけで満員御礼の状態です。各車コースの狭さを感じさせない程、正確な ライントレースで、ペースの違うマシン同士でもぶつかる事無くスムーズに練習走行時間が過ぎて行きます。グランプリクラスの メンバーでは、前ラウンド優勝を果たし、益々波に乗るRCmagazine TeamBomber加藤選手が9秒台に入れての走行で、絶好調を見せて います。しかし、時々激しいラインの攻めで、Tバーを折っており、モナコばりのコースの洗礼を浴びている様です。また、MOROTECH からは、小池選手が2ndドライバーとして初参戦。PROJECT43の6輪タイレルを駆り、こちらもRCmagazine TeamBomber加藤選手を上回る ペースで快走を続けています。6輪マシンの最大のアドバンテージは何と言っても恵まれたフロントグリップ。狭いコースでもグイグイ 曲がるマシンバランスの良さは、オーソドックスな4輪マシンとは似て非なる動きです。今後のF1RCGPレースシーンでは、曲がりの6輪、 軽快感の4輪で使い分けが進む予感がします。他の6輪ユーザーではTeam Castrol Lotus土岐啓太選手もハイペースで走行中。6輪デビュ ー戦だった袖ヶ浦RCスタジアムで行われた第4戦千葉GPでは、リアグリップの物足り無さがありましたが、今回はセットも煮詰まって しっかりリアグリップが確保できている模様。他、グランプリクラスドライバーでは、TEAMクレスト2軍の石岡選手、国友選手が徐々に ペースを上げて、上位陣に迫るペースで走行をしています。マシンはTRG111を使用しており、それぞれ持ち前のテクニックと普段メインで 行っている1/12レーシングのノウハウも交えて実力を発揮している所です。F1RCGPでは、様々な実力派ドライバーがエントリーし、挑戦 していますので、一緒に参戦したり、観戦するにも非常に面白い内容になっています。
 F-1クラス、F-1スケールクラスのメンバーは、地元新潟勢を中心に、MOROTECH SPEED WAYのスペシャリストが勢揃い。しかし、マブチ540 の適度なスピード域の為に、遠征組とも練習走行中から激しいバトルが展開されている様です。タイムの方は、10秒台後半から11秒前半に 掛けての争いの様です。1/12レーシングも豊富に経験している丸山選手が、本日の同クラス1番時計をマークしている様なので、明日の 本番も上位を狙って更に良い走りをしてくれる事でしょう。名古屋から遠征組となる、木下選手のご兄弟や、服部選手等もF-1クラスに かなり真剣に取り組んでおり、真剣な面持ちでセッティングを行っています。ポイントとしては、タイヤ径の調整と、ギヤ比の掛け方で、 限りあるモーターパワーを効率良く伝えるかと言う事が重要な様です。スケールクラスは今回グランプリドライバー同士での争いになり、 11秒台でのラップタイムが出ています。ウェット路面でなくても皆スケール感に拘りを見せ、テールランプの点灯や、非常に凝ったボディ ーカラーリングに皆力を注いでいる模様。F1RCGP公認クラスで唯一”ゆるい”スピードでグランプリドライバーと張り合えるクラスですの で、皆さんも是非チャレンジして頂ければと思います。

大会当日
 いよいよ新潟大会当日の朝を迎えます。コース上は昨日にも増して活気に満ち溢れており、受付でZENのコントロールタイヤを手に入れた 選手から外に設置されたタイヤセッターエリアへと繰り出している模様。ここMOROTECH SPEED WAYでは、スポンジタイヤを装着するマシンが 一気に増えたせいで路面グリップが飛躍的に上昇。その為、タイヤ径を早くも落してマシンの安定性を高めようとする選手が多く居る様です。 タイヤセッターによるタイヤ径の調整は、F-1に限らず、1/12レーシングカーや、1/10エンジンツーリングカーでも行われます。一見難しいし、 危険な作業に見えますが、ポイントを押さえて正しく操作すれば、誰もが簡単にできる作業です。タイヤセッターの使い方が分からないとかで お困りの方は、是非大会運営スタッフにお気軽にご相談ください。例えタイヤセッターを持っていなくても、どこからか手配して作業を行える 様にします。
 コース上では、レース前の練習走行が早くもヒートアップ。ここに来て、TEAM800の新井選手、飯田選手も徐々にペースアップを果たし、Aメ インを狙える感じが出てきました。特に新井選手はJMRCA1/12レーシング全日本選手権で3位入賞を果たした事もある実力者です。F1RCGPでも 上位目指して是非頑張って貰いたい所です。一方、TEAMクレストAAAのメンバーは依然一進一退のセットが続いています。TEAM監督の滝沢氏の 支持の下、ドライバー同士意見を言いながらトータルで向上して行って欲しいものです。そして、グランプリクラス台風の目となるか、地元の MOROTECH SPEED WAYチーム。常連さんの中でも選りすぐりの構成で臨む同チームは、栗山選手と片桐選手のコンビで非常に速いラップで走行を 重ねている様です。2台揃ってAメインに残る可能性も十分にあるため、レギュラーグランプリドライバーも要警戒か?!シリーズランキング 上位に名を連ねるドライバーも苦戦し得る今大会は、既にタイムが出ていても油断はしていられません。RCmagazine TeamBomber加藤選手も 同様、ZEN橋本選手、BIG+3 Racing川野選手、PAPER MOON黒田選手等、グランプリシリーズのそうそうたるメンバーも気合いを入れ直してレース に臨んでいる様です。
 練習走行時間も終わり、開会式並びに競技説明と、大会の進行は常にオンタイムで進んでいきます。今シーズン前半戦は、レース進行の 遅れが非常に多く、反省材料として常にあったせいもあり、ここMOROTECH SPEED WAYでは下打ち合わせを念入りに済ませ、遠方から来て頂いて いる選手の為にも時間通りの運営を心掛けました。大会競技委員長・放送委員長兼任の諸橋氏は、非常にレース運営が上手く、段取りも去る事 ながら、放送も的確です。これから始まろうとしているレースも、絶妙なアナウンスで益々盛り上がる事でしょう。  また、今回も平成23年東北地方太平洋沖地震のチャリティーレースも兼ねており、善意の義援金を募りました。がんばれ日本!STAND UP JAPAN を合言葉に、これからも活動を続けてまいりますので、ご支援賜りますよう宜しくお願いいたします。皆さまから集められた義援金は日本赤十字社 を通して被災者に送られます。
※当日はRCマガジン、RCワールドが取材に駆け付けて下さいました。7月発売の8月号に掲載予定なので、是非皆さんご覧ください。

予選1ラウンド目
 F-1クラス予選1ラウンド目。先ず1ヒート目では、イエロー・ホワイトのCCレモンカラーに塗り分けられた内藤選手が、F104Wを駆り いきなりの快走を見せトップゴール。21L4'01.255、ベスト11秒182をマークし、基準タイムを打ち立てます。続く3ヒート目では、グリー ンで鮮やかにカラーリングされたジョーダンを駆る伊藤忍選手が、非常に滑らかな走りでトップを独走。ここで22周に入り、22L4'06.742、 ベスト10秒983をマーク。伊藤選手のタミヤ+ZENコンバージョンは抜群のリアグリップを見せ、安定感のあるコーナーリングが特徴的でした。 最後の5ヒート目は、ハイレベルなラップタイムの応酬から、22周のタイムを2名が出す事になります。イエロー・ブラックのルノーカラー 丸山選手は練習走行からの好調を維持し、他車を寄せ付けない素晴らしい走りで22L4'05.723、ベスト10秒980で、暫定ポールポジションタイム をマーク。このヒート2番手は、ロスマンズ・ウィリアムズ明間選手が1.832秒差で続き、こちらもかなりの好タイムです。明間選手もZENの コンバージョンを使用、トップの丸山選手はKAWADAコンバージョンを使用と、F103のコンバージョンが上位進出車に多く見られました。このラ ウンドは22周が3名、21周が14位の平野選手までの11名が入り、早くも21周のかなり前半のタイムを出さなければAメインのボーダーに届かない 状況になっている様です。
 F-1スケールクラスの予選1ラウンド目。前半から好タイムを連発したのは、フォースインディアのボディーの橋本選手。千葉県から参加の 橋本選手はかなり事前に現地入りし、調整を重ねていた模様。F104+ZENコンバージョンを駆り、2位に0.274秒差の大差で暫定ポールポジション を獲得。2位にはジョーダンカラーの日比野選手が11秒567で入り、3位はザウバー中津選手。中津選手は四国から遥々参加しているので、可夢偉 の様に決勝でのオーバーテイクを見せて欲しいものです。
 F-1グランプリクラス予選1ラウンド目。TEAM800の飯田選手が安定感のある速さを見せ、先ずはトップゴールを決めます。タイムは22L4'04.250、 ベスト10秒707。このヒート2番手に付けるBIG+3 Racing中津選手はベストは10秒623で1発の速さがありますので、もう1つ安定感を増して欲しい 所です。続くヒートではTEAMクレスト2軍の国友選手が1/12レーシングの走りの様な持ち前の安定感のある素晴らしい走りを披露。早くも23周に入れ、 23L4'05.352、ベストは10秒431をマーク。国友選手のマシンは新発売から間も無いTRG111。今回は少ない練習量でしたがマシンのポテンシャルも 徐々に発揮している模様。続く第3ヒートでは、PAPER MOONの黒田選手が、地元のエキスパートドライバー片桐選手を大バトルの末に交わし、 23L4'03.319、ベスト10秒261でヒートトップゴール。MOROTECH SPEED WAY片桐選手は惜しくも0.340秒差で接戦を逃します。そして、最終ヒートは F1RCGP名立たるメンバーが登場。先ず前半をリードしたのはRCmagazine TeamBomber加藤選手。しかし、後半からMOROTECH小池選手が6輪マシンで 追い上げ、ぐんぐんペースを上げて大逆転でトップゴール。総合でも暫定ポールポジションを獲得し、24L4'06.486、ベストはここまでのベストラップ となる9秒台に突入!9秒869でした。

予選2ラウンド目
 F-1クラス予選2ラウンド目。徐々に路面も上がって来たのか、全体的にもタイムは上向きの様です。1ヒート目のCCレモンカラー 内藤選手は22周に突入し、プラス1周の自己ベストでゴール。早くもこの先のラウンドから好タイムが出る事を予期させます。続く第4 ヒートでは、グリーン・ホワイトのベネトンカラーが鮮やかな鴨沢選手が自己ベストを更新し、総合7番手から5番手にジャンプアップ。 鴨沢選手のマシンはほぼノーマル状態のタミヤのマシン。ノーマルのマシンでもセットアップや組み方で、まだまだ非常に戦闘力のある マシンになると言う事が実証された様でした。ヒートが進むに連れて、益々期待される各選手のタイムアップでしたが、有力選手が多い 最終ヒートは若干失速感漂う雰囲気に。最終ヒートのトップゴールは、ルノーカラーの丸山選手。ベストは10秒953とアップするも、中盤 の小さなミスが重なり、トータルでは惜しくも22L4'06.077で前のラウンドのタイムには及ばず。このヒート2位に終わったロスマンズ・ ウィリアムズ明間選手も同じく22周にギリギリ入った22L4'10.605でタイム更新ならず。結局このラウンドでは、22周が2名増え、合計 5名と言う結果になります。Aメインボーダーは10位のブラック・オレンジ・ホワイトの加藤勝治選手、21L4'03.812、ベスト11秒469です。
 F-1スケールクラス2ラウンド目。このラウンドでもフォースインディアの橋本選手が11秒328とトップタイムを出しますが自己ベストには 0.035秒及ばず。ここでタイムを上げてきたのはジョーダン日比野選手。決勝ラウンドに向けてなのか、周回数も非常に多く回っており、 ベストラップ方式とは思えないコンスタントな走りが光りました。タイムは自己ベストを0.223秒更新し、11秒344。総合3番手はこちらも 自己ベストを0.271秒更新したザウバー中津選手が追いかける展開を見せています。一方、2010F-1アジアチャンピオンのフェラーリ川野選手 のマシンは若干挙動が乱れやすいのか、タイムも安定しない様子。続く最終ラウンドではもっと上位グリッドを目指して頑張って貰いたい所です。
 F-1グランプリクラス予選2ラウンド目。先ほどのF-1クラスの流れを受けてか、このラウンドではグランプリクラスもややタイムが伸び悩む 傾向にある様です。しかし、それでも強さを見せたのが、2ヒート目のTEAMクレスト2軍の国友選手。インを綺麗に繋ぐ走りで、24周に迫る、 23L4'01.020、ベスト10秒279をマーク。これで11番手から一気に5番手に浮上します。次の4ヒート目ではMOROTECH SPEED WAY栗山選手が 自己ベストを2秒551更新し、23L4'01.459、ベスト10秒156をマーク。流石常連の走りで、ギャラリーからも声援が飛んでいました。また、 このヒートではTeam Castrol Lotus土岐三冬選手も自己ベストを更新。23L4'02.484、ベスト10秒287。土岐選手のマシンはレース前に急遽投入 したと言う3Racingのマシンです。今後煮詰めれば更なるタイムアップも夢ではないでしょう。そして、最終ヒートではBIG+3 Racing川野選手、 MOROTECH小池選手、RCmagazine TeamBomber加藤選手の三つ巴の展開でしたが、各選手1回の大きなタイムロスを抱え、最終的にはZEN橋本選手が トップゴール。しかし、上位陣では自己タイム更新には至らず。BIG+3 Racing川野選手は9秒882のベストで本日2番目に速いラップタイムを刻んだ だけに、終盤のミスは本当に惜しいアクシデントでした。

予選3ラウンド目
 F-1クラス予選3ラウンド目。お昼休みを挟んで組み換えが行われ、タイムの早い選手が後ろのヒートで出走する事となります。 モナコGPの様にテクニカルなMOROTECH SPEED WAYでは、ちょっとした周回遅れのパッシングでも僅かなタイムロスを発生し、それが 積み重なると自己ベストをなかなか更新できなくなります。組み換えのお陰で、3ラウンド目は各車タイム更新が目立ち、路面の方も 湿度が若干戻り回復傾向です。最終ヒートでは、ルノー丸山選手がベスト10秒942のクラストップの速さを見せ、22L4'04.998で、自己 ベストを0.725秒更新!ポールポジションを確定しました。2番手は1ラウンドのタイムでジョーダン伊藤選手、3番手はベネトン鴨沢 選手が自己ベストを何と3秒780更新して入ってきました。鴨沢選手は岩手からの参加。震災の影響もまだありますが、これを乗り越えて 頑張ってほしい所です。Aメインはブラック。オレンジ・ホワイトのカラー加藤勝治選手まで。各選手非常に僅差での勝負なので、本当に レベルの高い予選ラウンドのバトルでした。
 F-1スケールクラス3ラウンド目。この最終ラウンドでは、フェラーリ川野選手が出走できず。タイム争いは、フォースインディア橋本 選手、ジョーダン日比野選手の攻防が続く中、橋本選手が11秒174で自己ベストを大きく更新。続いて、ジョーダン日比野選手も11秒252で 続くかたち。そして、持ち時間も中盤に差し掛かる所で、ブラウンGP黒田選手が11秒236を叩き出し、5番手から一気に3番手にジャン プアップ!そして、4分間のゴール時間となり、ポールポジションはフォースインディア橋本選手に決定しました。
 F-1グランプリクラス予選3ラウンド目。2ヒート目では、HiroFactory Racing Family森嶋選手が気合いの入った鋭い走りで、コーナー 縁石ギリギリまで攻め込み、自己ベストを大きく2秒034更新。Aメイン10番グリッドを確定します。続くヒートでは、TEAMクレスト2軍の 石岡選手、Team Castrol Lotus 土岐三冬選手が序盤から僅差の大接戦を演じます。両者共、セッティングが若干煮詰め切れていない感が ある中、持ち前のドライビングテクニックを駆使して、ゴールまでマシンを運び、このヒートはTeam Castrol Lotus土岐三冬選手がトップ ゴール。24L4'09.108、ベスト10秒074で、総合7番手から5番手にジャンプアップ。一方、ここまで暫定11番手だった石岡選手は、このタイム 更新で6番手に滑り込みます。そして、最終ヒート。RCmagazine TeamBomber加藤選手が序盤からペースを上げ、他車を引き離しますが、 BIG+3 Racing川野選手もファステストラップ9秒940を出して追いかける展開。MOROTECHの6輪車小池選手もそれに加わる格好になりますが、 タイムの上下変動が大きく、徐々に後退。そして、最終的には意地の走りでRCmagazine TeamBomber加藤選手が24L4'06.510、ベスト9秒951で トップゴールを果たしますが、惜しくも0.024秒届かず、ポールポジションは1ラウンド目の記録で、MOROTECH小池選手が獲得しました! 6輪車初のグランプリクラスポールポジションに、会場は大歓声と共に、拍手が鳴り止みませんでした。

■予選順位■
F-1クラス
1位丸山 伸行 3R22L4'04.998
2位伊藤 忍  1R22L4'06.742
3位鴨沢 一成 3R22L4'07.551
4位明間 大輔 1R22L4'07.555
5位諏方 忍  3R22L4'08.706
6位山岸 圭介 3R22L4'09.220
7位内藤 勝彦 3R22L4'09.440
8位稲村 隆洋 3R21L4'00.055
9位末吉 正和 2R21L4'00.319
10位加藤 勝治 3R21L4'02.366
11位佐藤 敏光 3R21L4'03.981
12位樋山 隆之 3R21L4'05.618
13位木下 政勝 3R21L4'06.189
14位木下 啓治 3R21L4'06.546
15位平野 宏一 3R21L4'07.874
16位永井 健太 2R21L4'10.986
17位服部 幸一 3R21L4'11.855
18位塩崎 智明 1R20L4'01.896
19位沼田 一覧 1R20L4'02.013
20位関矢 俊  3R20L4'02.025
21位木澤 晃  1R20L4'02.209
22位芦崎 和夫 2R20L4'05.754
23位福島 徳雄 3R20L4'11.590

F-1スケールクラス
1位橋本 努  (MCLA-02)3R11.174
2位黒田 尚希 (BRAW-01)3R11.236
3位日比野 達也(JOGP-01)3R11.252
4位中津 貴久生(SAUB-01)3R11.442
5位川野 貴義 (FERR-01)2R11.469

F-1グランプリクラス
1位小池 雄太 (MRO) 1R24L4'06.486
2位加藤 隆史 (BOM) 3R24L4'06.510
3位川野 貴義 (BI3) 3R24L4'06.781
4位橋本 努  (ZEN) 1R24L4'08.396
5位土岐 三冬 (LTS) 3R24L4'09.108
6位石岡 勇人 (CR2) 3R24L4'09.669
7位片桐 肇  (MSW) 3R24L4'20.276
8位栗山 幹生 (MSW) 3R23L4'00.521
9位国友 俊希 (CR2) 2R23L4'01.020
10位森嶋 繁樹 (HFR) 3R23L4'02.152
11位黒田 尚希 (PAM) 3R23L4'02.264
12位新井 信博 (800) 3R23L4'05.546
13位中谷 洋信 (HFR) 2R23L4'05.882
14位日比野 達也(ALE) 1R23L4'09.247
15位土岐 啓太 (LTS) 2R22L4'00.909
16位飯田 勇一 (800) 2R22L4'01.164
17位荒川 努  (PAM) 2R22L4'02.755
18位中津 貴久生(BI3) 1R22L4'06.624
19位静間 靖治 (CRA) 2R21L4'06.843
20位金子 裕太 (CRA) 3R15L4'12.390

決勝に向けて
 MOROTECH SPEED WAY独特のテクニカルレイアウトによる予選ラウンドが全て終了し、一喜一憂する間も程々に、決勝に向けての 最終調整を各選手行っています。やや後半になってグリップが持ち直してきたので、若干フロントグリップを上げたセットにトライ している感が見受けられます。そういう状態になると強いのはやはり6輪車の様で、タイトターンの曲がりっぷりは別格な状態です。 しかし、ウィークポイントも無い訳ではなく、どの車も一長一短があって然り。MOROTECH小池選手はポールポジションに続き、初優勝 を最大の目標に、最後までシビアな調整を行っていたのが印象的でした。グランプリクラスでは、紅一点となるTeam Castrol Lotus土岐 三冬選手も助手を従え、最後の最後まで慣れない3Racingの調整を行っていました。3Racingのマシンはバランスが非常に良く、激しい 挙動変化なくコーナーをクリアして行ける特徴がある様です。F-1クラスでは、一歩抜けた感のあるルノー丸山選手を食い止めるべく、伊藤 選手、鴨沢選手が貪欲にセットアップに励んでいます。やはりレースですので、楽しさ半分、真剣勝負半分と言った所でしょうか。ラジコンは メリハリのあるスポーツ・ホビーです。普段味わえない緊張感と、お腹の底からでる笑いや面白さを体験できるものは他に類を見ないと思います。 いよいよ決勝の時間も近づいて気ました。遠征組も多いこのレース、各選手悔いの残らないベストな走りが決勝で見れると良いですね!


F−1クラス決勝Cメイン
 F−1クラス決勝Cメイン、スタートは1番グリッドからスタートのフットワークカラー木澤選手を筆頭に、2番手レイトンハウス芦崎選手、 3番手ロータス福島選手と非常に綺麗な隊列で続いています。トップを走る木澤選手は走行ラインがとても綺麗で、失速感無くコーナーを駆け抜けて 行きます。このメインは周りの後続車も丁寧な走りで、クラッシュ音が全くと言って聞こえません。4分経過後、フットワーク木澤選手、2位を 走るレイトンハウス芦崎選手に2秒程差を付けて走行を重ねています。すると、コース左セクションで大きくクラッシュ!代わってトップに立ったのは レイトンハウス芦崎選手。コースサイドからは歓声が巻き起こります。木澤選手は直ぐさま芦崎選手を猛追。そして、エスカレーターコーナーで 芦崎選手をパスし、逆転します。そして、8分のコール。トップゴールは最後にドラマを演じてくれた、フットワークカラーの木澤選手に決定しました。 ゴール後、ギャラリーの歓声が絶えないレースでした。


F−1クラス決勝Bメイン
 スタートは各車非常に綺麗に流れ、1番グリッドからスタートのWESTカラー佐藤選手がトップを走行。2番手はホワイト・ブルー・レッド 樋山選手、3番手は同じくWESTカラーの木下選手と僅差で続く展開。後続車の走行ラインが乱れ、後方ではコースアウトで前方に飛び出してくる 場面も幾度となく見られましたが、上位陣は上手く交わして大勢に影響はない様です。すると、トップを走るレッド・ホワイトのWESTカラー 佐藤選手と樋山選手が急接近。早くも熱いトップ争いが繰り広げられています。しかし、周回遅れのパスで戸惑った樋山選手がホームストレートで大きく クラッシュ!仰向けになっている間に、順位も大きく落としてしまいます。トップは変わらず佐藤選手で、後続にも差を付けてかなり楽な展開です。 レースも中盤になり、トップの佐藤選手は後続に5秒程のリードを保って走行中。2位争いは木下選手と、ブルー・ピンク・ホワイトカラーの 平野選手との争い。そして、最後までトップを維持したWESTカラー佐藤選手が見事音程した走りでF−1クラスBメインを征しました。

F−1グランプリクラス決勝Bメイン
 スタートは1番グリッドからスタートのPAPER MOON黒田選手以外は、ごちゃごちゃ!非常に荒れた展開です。1周目はホワイト・ブルーのPAPER MOON カラー黒田選手がトップで帰ります。2番手は、5番グリッドスタートの6輪マシンを駆る土岐選手が混戦を抜け出してジャンプアップ。3番手はTEAM800 新井選手と言うオーダー。その後、土岐選手のペースが上がらないのか、2番争いがクラッシュし、何とここでALEX RACING日比野選手が2番手に浮上 します。その間、どんどん黒田選手は後続との差を開いてトップを独走して行きます。今回は惜しくもAメインを逃したPAPER MOONの黒田選手は決勝 に来て一皮むけた走りに変貌。団子状態の周回遅れも見事に交わし、2位以下2周差を付けて、グランプリクラスBメイントップゴールを果たしました。 2位は安定した走りが光ったALEX RACING日比野選手。3位は序盤のアクシデントで後退していたTEAM800新井選手がTeam Castrol Lotus土岐啓太選手との バトルを辛くも征し、メイン入賞を決めました。4位は土岐選手。最後のクリーンなバトルが非常に印象的、且つ、最後まで鳴り止まない声援、拍手 がとても凄かったです。

■決勝順位■
F-1クラスCメイン
1位木澤 晃  40L8'02.666
2位芦崎 和夫 40L8'03.784
3位福島 徳雄 40L8'10.325








F-1クラスBメイン
1位佐藤 敏光 41L8'03.666
2位木下 政勝 41L8'10.907
3位平野 宏一 41L8'12.761
4位永井 健太 40L8'02.482
5位服部 幸一 40L8'05.787
6位関矢 俊  39L8'00.855
7位塩崎 智明 39L8'03.437
8位木下 啓治 39L8'04.664
9位沼田 一覧 39L8'05.225
10位樋山 隆之 24L5'10.734

F-1グランプリクラスBメイン
1位黒田 尚希 (PAM)46L8'10.301
2位日比野 達也(ALE)44L8'00.445
3位新井 信博 (800)44L8'08.046
4位土岐 啓太 (LTS)44L8'09.192
5位中津 貴久生(BI3)43L8'02.200
6位荒川 努  (PAM)43L8'07.306
7位金子 裕太 (CRA)40L8'08.244
8位静間 靖治 (CRA)40L8'09.446
9位中谷 洋信 (HFR)36L8'06.730
10位飯田 勇一 (800)D.N.S.

F-1クラスAメイン
 F-1クラス決勝Aメイン。スタートは実車のF−1レースと見間違えるほど綺麗なスタート。各車クリーンなバトルを展開する中、 トップはルノー丸山選手、2番手ジョーダン伊藤選手、3番手ベネトン鴨沢選手の順。トップ争いはルノー丸山選手、ジョーダン伊藤 選手が非常に僅差でバトル中。3番手争いはベネトン鴨沢選手とロスマンズカラー明間選手とのバトル。この2グループで上位陣が形成 されています。すると、トップを走るルノー丸山選手の一瞬空いたインを、ジョーダン伊藤選手が左セクションで差し、伊藤選手がトップに 浮上!しかし、丸山選手も負けじと直ぐ体勢を立て直し、その周の最終コーナーで伊藤選手をパスするも、伊藤選手は横転!伊藤選手は後続 に続々と呑まれて行ってしまい、正に痛恨のアクシデント!その間、2位に浮上したのは、ベネトン鴨沢選手、3番手はロスマンズカラー 明間選手。中盤になり、ここで4番手にCCレモンカラー内藤選手が4番手に浮上。そして、2番手争いでロスマンズ明間選手がアクシデン トから後退。すかさず内藤選手が3番手まで浮上し、鴨沢選手とのバトルに発展します。その差0.1秒を切るかと言うバトルでしたが、エレベ ーターコーナー奥で内藤選手が痛恨のクラッシュ!そして、レースも後半戦になり、浮上してきたのは序盤の横転で大きく後退していたジョーダン 伊藤選手。最終コーナーでの数台のバトルを上手く交わし、一気に3番手にジャンプアップ!しかし、もう残り時間がなく、トップゴールはポール ポジションから中盤以降トップ独走だったルノー丸山選手が果たしました!2位は最後まで僅差のバトルが続きましたが、ベネトンの鴨沢選手 が守り切りました。

F-1スケールクラスAメイン
 F-1スケールクラス決勝Aメイン。決勝スタートはやや静かな出だしで、トップはフォースインディア橋本選手、2番手ブラウンGP黒田選手、 3番手はジョーダン日比野選手の順。今回ドライバーが全てグランプリクラスのドライバーと言う事で、各車荒れる事も無くとてもクリーンな バトルが展開されています。そして、各車20周をクリア。2番手を走っていたブラウンGP黒田選手が最初のタイヤローテーションに飛び込みます。 続いてジョーダン日比野選手。しかし、ジョーダン日比野選手、クイックチェンジャーで素早くピットアウトしたものの、コース上でタイヤが外れる トラブルに見舞われます。ピットクルーは慌ててタイヤを回収し、再びピットアウト。大きなタイムロスを抱えてしまう格好になりました。そして、 これまでトップを走っていたフォースインディア橋本選手が満を持してピットイン!しかし、作業が思いの外捗らず、ブラウンGP黒田選手にトップを 明け渡す事になります。終盤になり、トップはブラウンGPの黒田選手。2位のフォースインディア橋本選手には、かなりの大差をつけて独走状態です。 そして、50周を見事完走し、F−1スケールクラス見事逆転で優勝を決めました。

F-1グランプリクラスAメイン
 F-1グランプリクラス決勝Aメイン。スタートは綺麗に決まり、トップはMOROTECH小池選手、2番手RCmagazine TeamBomber加藤選手、3番手BIG+3 Racing 川野選手、そして若干間隔を開けてZEN橋本選手と続きます。非常に高速なバトル、一瞬のミスが正に命取りの展開です。その後、バックストレートで MOROTECH小池選手がふらついた一瞬の隙をRCmagazine TeamBomber加藤選手がインを差し、トップ2台でサイドバイサイドの大バトルが展開。最初に 弾かれたのはRCmagazine TeamBomber加藤選手でしたが、トップを走るMOROTECH小池選手もおわんに足を掛けてコースアウト寸前まで行きます。そこを 上手く交わして逆転でトップに立ったのは、RCmagazine TeamBomber加藤選手!2番手は何とか短いタイムロスで復帰したMOROTECH小池選手。3番手の BIG+3 Racing川野選手は小池選手との接触でフェンスにヒット!代わって3番手はイエローのカラー、MOROTECH SPEED WAY片桐選手が浮上してきます。 まだトップ2台は1秒無い差で接近戦のバトルを展開中。しかし、その後エスカレーターコーナーで小池選手がクラッシュし、加藤選手は若干楽な展開に なります。トップ2台の差は1.5秒程に広がりますが、周回遅れも数台絡み、まだまだ予断の許さない展開が続きます。そして、レースは終盤戦に入り、 その差はまた一気に詰まり、最終コーナーでMOROTECH小池選手が無理やりRCmagazine TeamBomber加藤選手を抜きますが、まだトップは僅差で加藤選手。 そして、コース左セクションで三度MOROTECH小池選手が仕掛け、前に一瞬出るものの、MOROTECH小池選手が微妙にふら付き、そこにRCmagazine TeamBomber 加藤選手が接触するかたちで、また加藤選手がトップに浮上します。終盤まで縺れに縺れたこの2台のバトルは、最終的には、MOROTECH小池選手がパワーダウン で若干差を広げられるかたちで終結します。見事優勝は、RCmagazine TeamBomber加藤選手!第5戦福岡大会に続き、2連勝達成です!

ポディウム表彰・シャンパンファイト
 決勝レースが終わると、各クラスのトップ3を集めてポディウム表彰が開催されました。F-1クラスではぶっちぎりの走りでルノー丸山選手が優勝。 F-1スケールクラスは迅速なピット作業を武器に、ブラウンGP黒田選手が初優勝。F-1グランプリクラスは最後まで目が離せない展開の末、RCmagazine TeamBomber 加藤選手が優勝を果たしました。ポディウムに上がった各クラスの入賞者は、栄造プレゼンターよりトロフィーの授与が行われました。今回もシャンパンファイトは 自粛されましたが、静かな中にもギャラリーからは温かい拍手が贈られました。

■決勝順位■
F-1クラスAメイン
1位丸山 伸行 43L8'06.161
2位鴨沢 一成 42L8'08.370
3位伊藤 忍  42L8'08.568
4位諏方 忍  42L8'09.496
5位内藤 勝彦 41L8'00.454
6位明間 大輔 41L8'00.863
7位末吉 正和 41L8'09.183
8位稲村 隆洋 40L8'03.203
9位山岸 圭介  8L1'35.758
10位加藤 勝治 D.N.S.

F-1スケールクラスAメイン
1位黒田 尚希 (BRAW-01)50L10'19.628
2位橋本 努  (MCLA-02)49L10'25.430
3位川野 貴義 (FERR-01)48L10'29.326
4位日比野 達也(JOGP-01)47L10'27.651
5位中津 貴久生(SAUB-01)44L10'21.828






F-1グランプリクラスAメイン
1位加藤 隆史 (BOM)47L8'00.611
2位小池 雄太 (MRO)47L8'05.816
3位片桐 肇  (MSW)47L8'06.476
4位川野 貴義 (BI3)47L8'07.908
5位橋本 努  (ZEN)47L8'09.832
6位土岐 三冬 (LTS)46L8'03.383
7位森嶋 繁樹 (HFR)46L8'07.551
8位石岡 勇人 (CR2)46L8'08.939
9位国友 俊希 (CR2)45L8'02.076
10位栗山 幹生 (MSW)43L8'00.968

ベストルッキングカー賞(Formula賞)
 ベストルッキングカー賞にあたるFormula賞には伊藤 忍選手のジョーダン191が選ばれました。この選考は、諸橋栄造くん が携わり、彼のセンスも反映された賞にになりました。グリーンにカラーリングされたボディーはインドアのサーキットでも一際 輝きを放っており、素晴らしい作品だったと言えるでしょう。伊藤選手には、Formulaより特性ストラップ、及び写真盾が贈られま した。また次回も想いの入った作品をお待ちしております。

全体表彰・抽選会
 初開催だった新潟大会もいよいよフィナーレの時を迎えます。全体表彰として、参加者の皆さん一人一人に表彰カードを手渡し、順位の確定を します。今回のレースで成績が良かった人も、悪かった人もまた次に繋がる楽しみや、ヒントを各自見出すことができれば言う事はありませんね。 今回のレース進行は、大会競技委員長・放送委員長兼任の諸橋氏により大変時間通りのスムーズな進行になり、久しぶりに外が明るい内に閉会を 宣言する事が出来ました。これも参加者皆さんのご協力の賜物であると、心より感謝いたします。そして、最後はお待ちかねの大抽選会です。 協賛メーカーの毎回のご好意で、多くの協賛品がテーブルの上に所狭しと並べられて、協賛メーカー名と品物の詳細を説明しながら参加者全員に 行き渡るように配りました。抽選会の最後には、目玉賞品によるジャンケン大会です。会場内全員を対象に、熱のこもった最後のバトルに、歓声と ため息も入り混じり、余韻を残したまま締め括りの挨拶となります。実行委員代表、コースオーナの諸橋氏の講評と、大会会長の北澤から閉会の 言葉をもって、F1RCGP第6戦新潟大会が閉幕となりました。
 これにて2011シーズン前半戦が終了し、後半戦へと突入していきます。RCmagazine TeamBomberの快進撃がどこまで続くか、それを打ち崩す 新勢力登場か、今後非常に気になる所です。まだまだ熱いバトルが続くF1RCGP2011後半戦もどうぞご期待下さい。



F1RCGP大会主要機材データ
 F1RCGP大会データになります。マシン、プロポ、アンプ、バッテリー、F-1グランプリクラスモーターのシェアと、全員の参加選手県名、年齢別、 そして男女比です。 次回参加される方、遠征される方は是非とも参考になさってください。 次回行われる予定のF1RCGP2011 Round7は、6月5日(日)初の愛知大会 in ラジコン天国名古屋店、屋内サーキットです。F1RCGP初の中京地区開 催になり、多くの名古屋のF−1フリークが訪れる事でしょう。皆様のご参加、観戦をお待ちしております。

カーシェア
プロポシェア
アンプシェア
モーターシェア
バッテリーシェア
参加選手県名
年齢層
男女比

謝辞
 本大会に参加された多くの選手の皆様、そしてサーキットをお貸し頂いたサーキットオーナー諸橋様、運営をお手伝い頂いた各実行委員長 の皆様及び、車検担当として選任して下さった内藤様、桑原様、駐車場整理をして頂いた、木澤様、佐藤様、大会会長お送り迎え並びにビデオ 撮影で協力頂いた塩崎様、そして各クラストップ3のトロフィープレゼンター及びベストルッキングカー選定をして下さった(諸橋)栄造くん、 最後になりますが多くのご協賛メーカーの皆さま、本当にありがとうございました。お蔭様で無事に本大会を開催する事ができました。今後も より良いイベントを目指して、ラジコン業界の発展の為にも頑張って行く所存でございますので、応援の程宜しくお願い申し上げます。
 また、RC Magazine、RCワールドの取材スタッフの皆様、遠路遥々の取材本当にありがとうございました。最後になりますが、今回皆様の志 で得た義援金は、\23,755になりました。