F1RCGP レースリポート


F1RCGP2011 ZEN Summer Festa in Fukuoka
NEXTER CIRCUIT 2011年8月7日(日)


天気:晴れ(屋内)、気温:30℃、湿度:67%、路面温度:31℃

 F1RCGP2011 Summer Feataが北九州のNexter Circuitで行われました。この北九州Nexter Circuitは、2009年にF1RCGPの記念すべき 第1回大会が開催された場所です。当時と比べ今ではメインコースのインドア化、そしてその隣にはミニなどストリート仕様のツーリン グカーが走る事ができる立体交差付きのミニサーキットが設置されるなど、多くのリニューアルがなされています。しかし何時も変わら ないのはショップ、ピットエリア、水回りなどの清潔感。女性や子供、ラジコン入門者でも気兼ねなく入れるので、週末となると 多くのお客さんで賑わいを見せます。
 このSummer Festaは今年から始まったシリーズとは別の大会で、グランプリドライバーも皆一緒にF-1クラスでワイワイ走る事を 趣旨とした楽しいイベントレースです。もちろん大会会長である北澤も章典外ながらも参戦し、大会を盛り上げます。また、今年から Festa系の大会はメインスポンサーを募り、今回はラジコンF-1タイヤで世界シェアナンバー1のZENがメインスポンサーに名乗りを上げ、 何と最後の抽選会でシャープの32型液晶テレビを寄贈してくれました。最後の抽選会で誰に当たるか、レース以上に楽しみな所でしょう。
 参加人数は、F-1スケールクラス:5名、F-1クラス:34名、セーフティーカークラス(キッズクラス):3名、合計42名です。 レースが行われるサーキットは、1周150m、36mのバックストレートを持ち、細粒のフラットアスファルト舗装です。バックストレー トエンドからインフィールドセクションに入るまでのコースレイアウトは、F-1ラジコンが気持ち良く走れるように若干広めにレイアウト 変更され、以前よりも中速域が増えました。ポイントとなるのは中ストレートエンドのライン取りと、そこからコントロールラインを 超えて最初に訪れる高速1コーナーです。できる限り滑らかなライン且つ、大胆な攻めがタイムアップのポイントですが、反面リスク もあるので注意が必要です。
 また、今回のSummer Festaは実車F-1でも使われているセーフティーカーをモチーフにしたマシンで競う、セーフティーカークラス を設定し、子供たちだけ限定でレースを行いました。昨年の第4戦もここのサーキットで同クラスが行われ、約1年振りのレース。 参加メンバーもそれぞれが上達して、非常に上手くなっています。将来はF-1チャンピオン目指して頑張ってもらいたいですね!

プラクティスDay
 前日の土曜日は朝から徐々に走行台数が増え、お昼頃にはコースはF-1マシンでいっぱいです。タイム的にはF-1クラスで14秒中盤から 後半が出れば速い様です。ブルーのマシン春日選手は早くも14秒中盤付近をマークし、好調を見せています。グランプリドライバーの ZEN橋本選手、PRO2.stn堀田選手、いけと〜ん芳之内選手も14秒台に乗せそれに続く格好です。また、地元のエキスパートドライバー廣 田選手も他に負けずに快走しています。ここのF-1シリーズ戦では常に上位を争うだけに、セッティングノウハウも豊富にあるのでしょ う。スケールカークラスは今回も気合の入ったカラーリングのマシンが多く、コースのゼブラを攻めるシーンは実車のマシンを見ている かの様です。セッティングのほぼF-1クラスと同じで行ける様で、車幅の違いだけと言う感じです。コースサイドには色とりどりのスポン サーバナーも貼られ、雰囲気はシリーズ戦と同じく盛り上がりを見せています。明日のレースに備え、スタッフミーティングも済ませ、 いよいよ2011 ZEN Summer Festa明日開幕です!

大会当日
 大会当日は薄曇りながら日差しも見える天候に恵まれます。今回からスポンサーメーカーのYokomoより参加者全員が自由に使える タイヤセッターを協賛され、ピット入り口のタイヤセッタースペースに設置させて頂きました。各選手受付を済ませ、コントロール タイヤをGETして早速削りに行っている様です。コースの方は選手も走り出し、徐々に路面も上がり始めます。本日も朝から春日選手、 堀田選手、橋本選手などが好調な様子。特にマルボロカラーの堀田選手は、中ストレートエンドのライン取りが素晴らしく、安定して 好タイムを刻んでいます。また、ウィリアムズカラー玉城選手、フットワークカラーの大町選手、ブルー&ライトブルーのNEXTERカラー の松永選手、そして大会会長のオレンジFutabaカラー北澤選手もコースインし、車の感触を確かめながらもハイペースで走行を重ねて います。大会会長北澤選手、昨日の練習走行もたっぷり行い、マシンの動きもかなり良さそうです。
 開会式には先ず大会会長の挨拶、そして今回のメインスポンサーであるZENの橋本氏から挨拶がありました。今回は32型液晶テレビ がZEN賞として提供されますが、これは最後の抽選会で専用のくじ引きにより決定され、くじは各エントリー1つに付き1枚、そして 決勝各メインのトップ3の選手に更に1枚配られ、確立変動式になる趣旨が説明されました。各参加者はレースもさることながら、 最後の抽選会も楽しみにしている様で、ひしひしと気合が伝わってきます。その後、レースレギュレーションの補足、ペナルティー等 の説明が競技委員長、審判委員長から伝えられ、ドライ宣言の下、レースがいよいよ開幕となります。


予選1ラウンド目
 F-1クラス予選1ラウンド目。1ヒート目では名門いけと〜ん?のグランプリドライバー芳之内選手、そしてブルーのカラーが トレードマークの春日空選手がレースをリード、共にアグレッシブな走りで、16周をマーク。春日選手は16L4'05.040、ベスト 14秒890でトップゴール、続くヒートでは各選手非常にレベルの高い展開。グリーンのジョーダンカラー橋本選手が抜け出し、 それを追いブルーのリジェカラー高井選手、ホワイト・グリーンの白川選手のバトルが展開。終始安定した走行でジョーダン 橋本選手がトップゴールで16L4'01.550、ベスト14秒860で17周に迫る勢いを見せました。このヒートは4番手、フットワークカ ラーの大町選手まで16周を記録。そして3ヒート目では、序盤からオレンジのFutabaカラー北澤選手がレースをリード。マシンは F103イヤーレーシングコンバージョンで、リンクサス仕様。2位を走るマルボロカラー堀田選手もペースが速く、2台が抜け出す 格好で、レースをリード。そして北澤選手は17周を記録。17L4'13'590、ベスト14秒700をマークし、暫定ポールポジションとなり ます。最終ヒートではブラック・ブルーのマクラーレンパターンの大北選手がレースをリードしトップゴールを果たしますが、 16L4'09.870、ベスト15秒060どまり。総合では、1位北澤選手、2位橋本選手、3位堀田選手、4位春日空選手、5位芳之内選手 と言う順。17周は北澤選手1人、16周は14位のマルボロ・マクラーレン石川選手まで入れてきました。
 スケールクラスは5台でのベストラップ争いです。1周目はグリーンのロータスカラー松原選手が16秒270でいきなりトップに たち、2周目も好調なラップタイムで16秒060までタイムを伸ばします。しかし、2周目移行は15秒台に入れてきたスーパーアグリ カラーの堀田選手がトップに立ち、15秒350までタイムを上げてきます。ボーダフォンマクラーレン石川選手も果敢にインを攻め 15秒630までタイムを押し上げますが、スーパーアグリ堀田選手が最終ラップに15秒280のスーパーラップを出し、暫定ポールタイム を守りきりました。このラウンド2位はボーダフォンマクラーレン石川選手、3番手にもボーダフォンマクラーレン太田選手が入り、 マクラーレン2、3位体勢です。

予選2ラウンド目
 F-1クラス予選2ラウンド目。各選手徐々に気合も入り、ペースアップを図りたい所ですが、今回は予選総合組み換えが無く、常に 同じ組で予選が争われます。トップに立っても周回遅れをいかに上手く交わし、タイムロス無く走行するのが重要になってきます。
 F-1クラス予選2ラウンド目、1ヒート目でオレンジ・ホワイト・ブラックのHitecカラー芳之内選手が1ラウンド目を上回るペースで 快走。自己ベストを2秒05上回る16L4'04.310、ベスト15秒050で総合4番手に浮上。続くヒートではグリーンのジョーダンカラー橋本選手が 果敢にインを攻めるアグレッシブな走りでベストラップ14秒780をマークしながら、17周に迫る16L4'00.310をマーク。そして、次のヒートでは トップスタートのオレンジ・Futabaカラー北澤選手が14秒620のベストラップを出しながらの好走を見せるも、中盤に高速コーナーで大きくミス し、代わってトップに立ったマルボロ・マクラーレン堀田選手がここまでで2人目となる17周に放り込み、自己ベストを大きく更新。17L4'14.610 で総合2番手にジャンプアップ。最終ヒートでは、こちらもマルボロ・マクラーレンカラー待鳥選手が、前ラウンドのミスを帳消しにする素晴らしい 安定感のある走りでレースをリード。トップゴールを果たし、22番手から11番手に多きく順位を上げてきます。Aメインまであと少しです!総合 暫定結果は1位北澤選手、2位堀田選手、3位橋本選手、4位芳之内選手、5位春日空選手と言う順。16周には21番手廣田選手まで入れてきています。
 F-1スケールクラス予選2ラウンド目。このラウンドもスーパーアグリカラー堀田選手の好調が窺えます。前よりコーナリングスピードが増して、 セッティングもかなり決まっている様子で、後続を寄せ付けないペースで周回を重ねています。何とF-1クラスのタイムにも迫る15秒090のベストラップ を出し、暫定ポールポジションをキープ。2番手はボーダフォン・マクラーレンカラーの太田選手が自己ベストを0.26秒上げ、15秒500dで総合3番手から 2番手へ浮上します。総合3番手は石川選手、4番手は橋本選手、5番手は松原選手の順。グリーンのロータスカラーが美しい松原選手は15秒台まで もう少しの所です。次の最終ラウンドは頑張ってほしいですね。

予選3ラウンド目
 最終の予選3ラウンド目。F-1クラスでは1ヒート目の芳之内選手、松永選手のバトルが会場を沸かせます。ここNexter Circuitの店長でもある松永 選手はブルーのNexterカラーのマシン。ライン取りも鮮やかに一時トップにも立ちますが僅かに芳之内選手には及ばず2番ゴール。しかしながら総合では 15番手から7番手に大きくジャンプアップし、Aメイン入りを果たしました。続くヒートではジョーダンカラー橋本選手の後半でのミスを上手く付き、 ウィリアムズ玉城選手がトップに立ち、そのまま安定した走りでゴール。何と自己ベストを3秒80更新し、こちらも6番手から4番手に大きく順位を上げ ています。そして、上位陣が揃う注目の3ヒート目は、北澤選手が2周目に軽く縁石にサスアームをヒットさせ1.5秒程タイムロスをしますが、マルボロ・ マクラーレン堀田選手の追撃を許さずトップゴールを果たし、17L4'13.710、ベスト14秒630をマーク。しかし、自身が1ラウンド目に出したベストより 0.12秒及ばず。そうは言うものの、総合ではこの1ラウンド目のタイムでポールポジションが確定しました。堀田選手はこの最終ラウンドで同じくベスト 13秒630をマークしています。堀田選手は2グリッドを確定していますので、決勝での2台の対決に注目です。そして最終ヒートでは、マクラーレン待鳥 選手が自己ベストとなる16L4'06.970、ベスト15秒030で総合10番手、Aメインに滑り込みます!同ヒートでトップ争いを演じたグリーン・ブラックカラー の山崎選手は惜しくも11番手!勝負の明暗が大きく分かれたラウンドとなりました。
 F-1スケールクラス第3ラウンド。このラウンドはスーパーアグリ堀田選手が余裕の予選出走キャンセル。代わってトップっゴールを果たしたのは、 グリーンのジョーダンカラーが一際目立つ橋本選手。ベストラップは15秒250と堀田選手のタイムには及びませんが、総合2番手にジャンプアップ。 ZENのスポンサード大会に恥じる事無い好走に、ギャラリーからも大きな拍手と、決勝での期待が寄せられています。このラウンドでは3番手太田 選手から5番手松原選手まで自己ベストを更新。ロータス松原選手は15秒台に叩きこみ、15秒820をマーク。決勝ではタイヤローテーション等色々な 戦略があると思いますので、まだまで順位は分からないでしょう。
 セーフティーカークラス予選。2分間で争われる短い予選ですが、各車去年にも増して熱いバトルが展開されました。予選トップに立ったのは イエローのカラーが何処かでお馴染みの松尾レオ選手。昨年にからは想像できないくらいドライビングが上達しており、ラップ遅れも次々とパス。 2位と1周差となる7L2'09.170、ベスト18秒010をマーク。2番手はホワイト・グリーンカラーの小野選手、3番手はイエロー・ホワイトカラーの 廣兼選手と言う順位です。続く決勝ラウンドでもこの3者の争いに注目です!

■予選順位■
セーフティーカークラス
1位松尾 レオ 1R7L2'09.170
2位小野 大輝 1R6L2'03.250
3位廣兼 蓮  1R6L2'19.010

F-1スケールクラス
1位堀田 幹雄 2R 15.090
2位橋本 努  3R 15.250
3位太田 宏臣 3R 15.420
4位石川 善教 3R 15.500
5位松原 浩光 3R 15.820

F-1クラス
1位北澤 秀郎 1R17L4'13.590
2位堀田 幹雄 2R17L4'14.610
3位橋本 努  2R16L4'00.310
4位玉城 弘貴 3R16L4'01.820
5位大町 健造 3R16L4'03.380
6位芳之内 剛 3R16L4'03.820
7位松永 幸治 3R16L4'03.830
8位春日 空  1R16L4'05.040
9位斧田 直樹 3R16L4'06.820
10位待鳥 勝浩 3R16L4'06.970
11位山崎 雅義 3R16L4'07.000
12位小野 和典 3R16L4'07.320
13位廣田 郷史 3R16L4'07.510
14位大北 満久 3R16L4'07.690
15位春日 亮介 3R16L4'07.710
16位野見山 敦 3R16L4'09.550
17位本川 晋太郎3R16L4'09.690
18位高井 秀樹 2R16L4'09.850
19位石川 善教 2R16L4'11.820
20位松原 浩光 3R16L4'11.840
21位白川 勉  2R16L4'12.490
22位太田 宏臣 1R16L4'12.610
23位野間口 剛 2R16L4'13.940
24位末 雷蔵  2R15L4'04.170
25位沖原 義成 2R15L4'08.290
26位吉田 俊扶 2R15L4'09.740
27位大島 浩二 2R15L4'15.700
28位樋口 春樹 2R14L4'03.130
29位西口 淳也 2R14L4'13.000
30位小野 大輝 2R14L4'13.240
31位原田 純  3R14L4'16.030
32位荻原 雅俊 3R13L3'58.140
33位田原 政憲 3R13L4'09.080
34位廣兼 蓮  3R 6L3'16.080

決勝に向けて
 予選ラウンドも一通り終わり、向かえるは最後の決勝のみ。フェスタと言う事もあり、どちらかと言うと各選手和やかな雰囲気で最終調整、セット出し、 セット変更が進められている模様。今回は決勝ラウンドの結果次第で、抽選会でZEN提供の液晶テレビが当たる確率が変わります。各メイン上位入賞 に向けて、真剣勝負が繰り広げられる事でしょう。運営スタッフも準備は万端!!!

F-1クラス決勝Dメイン
 F-1クラス決勝Dメイン。スタートは各車綺麗なスタート、と思いましたが、ストレートエンドでイエローのボディー廣兼選手がクラッシュ。インフィー ルドで1番グリッドからスタートのオレンジ・ENEOSカラー原田選手がスタック。代わってトップに浮上したのは、2番グリッドからボーダフォン・ マクラーレンの荻原選手!2番手にフェラーリの田原選手と言う順。各車まだマシン挙動が不安定なため、予断を許さない状況で走行を重ねます。 3番手を走行するのはENEOSカラーの原田選手。前方を走るフェラーリ田原選手よりペースが速く、左インフィールドセクションで上手くパス。2位に 浮上します。それを後ろ目で見ていたのか、トップを走るマクラーレン荻原選手のペースも落ち、何とスルスルとENEOSカラー原田選手が再びトップにジャン プアップします!原田選手は序盤のミスで後退したものの、トップに再浮上してからの走りは圧巻です。ラインをきちんとキープし、インに車を寄せようと するドライビングは全車を周回遅れにしようと言わんばかりです。そして、レースも後半。2番手争いに一時フェラーリ田原選手と荻原選手とが逆手し、 激しいバトルが繰り広げられましたが、終盤のフェラーリ田原選手のミスで再びマクラーレン荻原選手が逆転。一方トップをひた走るENEOSカラー原田選手は 余裕の走りでトップゴールを果たし、F−1クラスDメインの優勝を決めました!

F-1クラス決勝Cメイン
 F-1クラス決勝Cメイン。スタートは中団で若干もみ合いがあるも、綺麗な出だし。トップはホワイト・グリーンカラーの白川選手、2番手オレンジ・ ホワイトのカラーリング太田選手。この2台が若干後続を引き離してレースをリード。すると、インフィールド左セクションでトップを走る白川 選手がクラッシュ。その間に太田選手がトップに浮上!順位は1番手太田選手、2番手白川選手、3番手にRBSウィリアムズ野間口選手が上がってきます。 トップを走行の太田選手は徐々にペースアップし、2番手以降を引き離しています。一方2番手争いは白川選手と野間口選手との間で熾烈でしたが、 中ストレート奥で白川選手がクラッシュ!2番手にはウィリアムズ野間口選手が浮上。すると、トップ走行中の太田選手、周回遅れの処理に何度かタイムロス する間、2番手野間口選手との差は一気にコンマ差まで詰まってきます。一気にトップ争いが面白くなってきました。その後方では3番手争いも熾烈! ホワイト・グリーンカラーの白川選手とブルー・ホワイト末選手との戦い。そして3番手争いは末選手がリードするかたちになり、前方を追いかけに掛かっている 模様。残り1分30秒。後半になり、2番手ウィリアムズ野間口選手のペースが一気にダウン!2番手に末選手がジャンプアップ!そして8分のコール。 Cメインを征したのは四国から参戦の太田選手に決まりました。2番手は地元のエキスパートドライバー末選手が嬉しいメイン入賞、3番手には 粘りの走りで白川選手と言う順でした。

F-1クラス決勝Bメイン
 F-1クラス決勝Bメイン。1周目は各車綺麗な並びで、トップはグリーン・ブラックカラー山崎選手、2番手ピンク・ブラックカラーの小野選手、 3番手こちらもピンクのファイヤーカラー廣田選手の順。しかし、トップの山崎選手が僅かにマシンをヒットさせて、後続に弾かれる形で大きく 順位を落とします。代わってトップに立ったのは小野選手。2番手廣田選手、3番手に春日亮介選手が上がってきます。春日選手は二男のマシンを 借りての出走です。すると、2番手を走る廣田選手が高速コーナーでミスする間、春日選手が2番手に浮上。レース中盤になると、2位争いが熾烈 を極めます。春日選手を先頭に、山崎選手、廣田選手が続きます。ここで3番手走行のグリーン・ブラックカラー山崎選手、若干オーバーステアの 挙動を見せ、安定感に欠けるのか、廣田選手に交わされ後退します。廣田選手は3番手に上がり、2番手僅差で走行の春日選手を激しくチャージします。 すると、春日選手が中ストレートエンドで痛恨のミス!廣田選手2番手に浮上!レースも終盤に入り、トップは小野選手が快走。それを追う廣田選手は 14秒840のヒートベストラップを出し追走!トップ2台の差は約1秒にまで迫りますが、ここで8分のコールがあり、トップゴールは小野選手が逃げ切る かたちで決めました!

■決勝順位■(総合順位は各メイン1位繰り上げ)
F-1クラスDメイン
1位原田 純  28L8'18.050
2位荻原 雅俊 26L8'07.720
3位田原 政憲 25L8'11.350
4位廣兼 蓮  18L8'17.270

F-1クラスCメイン
1位太田 宏臣 31L8'00.910
2位末 雷蔵  31L8'11.860
3位白川 勉  30L8'03.410
4位野間口 剛 30L8'06.140
5位大島 浩二 30L8'10.160
6位沖原 義成 28L8'01.170
7位小野 大輝 28L8'09.890
8位樋口 春樹 27L8'01.900
9位吉田 俊扶 22L8'16.770
10位西口 淳也  2L1'08.270

F-1クラスBメイン
1位小野 和典 32L8'06.020
2位廣田 郷史 32L8'07.180
3位春日 亮介 32L8'11.080
4位本川 晋太郎32L8'14.400
5位高井 秀樹 31L8'03.130
6位松原 浩光 31L8'12.160
7位石川 善教 30L8'02.320
8位山崎 雅義 24L6'08.040
9位大北 満久 22L5'57.500
10位野見山 敦  8L2'09.540

セーフティーカークラス決勝Aメイン
 セーフティーカークラス決勝Aメイン。決勝では5分間の周回レースです。スタートは最初フライングがあり、再スタートとなりますが、 先ずはポールポジションからイエローの道路公団カラーの松尾選手が猛ダッシュ。2番手争いはホワイト・グリーンカラー小野選手と、 イエロー・ホワイトカラーの廣兼選手が僅差で競り合いが続いています。すると、2番手争いをやり合っていたホワイト・グリーンカラー 小野選手がトラブルによりピットイン。間もなくピットアウトしますが、かなりのタイムロスをしてしまいます。トップを走る松尾選手は、 全車ラップする勢いで快走に次ぐ快走!コーナーリングもスムーズ且つ、ダイナミックな走りを披露。そして、2番手以降2ラップ差を 付け、ぶっちぎりの速さでセーフティーカークラスの優勝を決めました!2番手争いはレース序盤でタイムロスを期した小野選手が追い上げを 見せるも、廣兼選手が逃げ切り2位入賞を果たしました。

F-1スケールクラス決勝Aメイン
 F-1スケールクラス決勝Aメイン。スタートは各車非常に綺麗なスタート。トップはスーパーアグリカラーの堀田選手、2番手にフォースインディア 橋本選手が僅差で続きます、その後ろ3番手にシルバーアロー太田選手。しかし、2周目に入り、フォースインディア橋本選手がまさかのミッション トラブル!!!緊急ピットインを余儀なくされ、ここで早くも3周のロスタイムを献上。2番手代わってマクラーレン太田選手。トップ堀田選手との差は 1秒程。しかし、この差は徐々に離れて行きます。それもそのはず、堀田選手のペースはスーパーアグリに相応しく無いほど速く、何とこの時点で15秒3を マーク。2番手太田選手は徐々に引き離される間、3番手に同じくマクラーレン石川選手が上がってきます。そして各車20周の規定周回に入り、タイヤ ローテーションの為続々とピットイン。堀田選手、橋本選手はまだピットに入らず、遅らせる作戦か。そして満を持してこの2台がピットに入り、ローテーション を済ませた所でもう一度順位をおさらい。しかし、順位はそのまま変わらず。堀田選手は2位とのリードを3秒以上に広げ、益々ペースアップ。何とこの 決勝ラウンドに来て14秒台をマーク!すると、フォースインディア橋本選手がラップ遅れになるタイミングで、堀田選手の行く手を阻み続けます。その間、 2位のマクラーレン太田選手はどんどん差を詰め、1位と2位の差は0.1秒差に!ラスト5周、そのトップ争いは激しさを増し、ギャラリーも大歓声の中、 2位を走る太田選手が何と痛恨のクラッシュ!ここで勝負あり、スーパーアグリ堀田選手がスケールクラスの優勝を決めました!2番手太田選手、 3番手には石川選手が嬉しい入賞を果たします!

F-1クラス決勝Aメイン
 F-1クラス決勝Aメイン。スタートはビープ音と共に各車非常にタイミング良くスタートを決めます。トップはオレンジのFutabaカラー北澤選手、 2番手はマルボロカラーの堀田選手、グリーンのジョーダンカラー橋本選手が並んで1コーナーへと進入。しかし、ここで何と2番手争いのこの2台が 接触!大きく順位を落とします。ここで2番手に上がって来たのはウィリアムズ玉城選手。そしてそれをブルー・ライトブルーのカラーが鮮やかな松永選手が 追う展開。1コーナー付近で3番手を走る松永選手が玉城選手をパスした瞬間、松永選手がクラッシュ。これで再び2番手玉城選手浮上。3位以降は僅差で 堀田選手、松永選手、芳之内選手、春日空選手の順。2番手以降は大混戦で、ここを抜け出したのは1周目に不運のクラッシュに巻き込まれたマルボロマクラーレン 堀田選手。3番手は松永選手でしたが中ストレートエンドでクラッシュし、3番手は芳之内選手が浮上、その後ろ僅差で春日空選手が追う展開。すると、芳之内選手が トラブルによりストップ!3番手は春日選手が上がってきます!春日選手はブルーのマシンがトレードマークのヤングドライバー。まだまだレース中盤なので トップを狙いに猛チャージ、ベストラップは北澤選手を上回る14秒590までペースアップ。しかし、トップの北澤選手は2位堀田選手との差を2秒程にキープし、 若干余裕を見せる走り。周回遅れも出だし、トップ3台の差は付かず離れずの展開。すると、3位を走る春日選手が2位の堀田選手に徐々に近づき。2位争いが 大接戦になります。最終ラップまでこの2台はコンマ差のバトルでしたが、最終的には堀田選手が逃げ切り、2位をキープ。北澤選手がトップゴールでしたが、 章典外の為、堀田選手が激戦のF−1クラスの優勝を決めました!2位は僅差で春日選手、3位にはウィリアムズ玉城選手が入りました!

■決勝順位■
セーフティーカークラスAメイン
1位松尾 レオ16L5'06.080
2位廣兼 蓮 14L5'08.310
3位小野 大輝14L5'09.050

F-1スケールクラスAメイン
1位堀田 幹雄50L13'51.420
2位太田 宏臣50L13'54.630
3位石川 善教48L13'58.350
4位松原 浩光47L13'59.170
5位橋本 努 46L14'01.280


F-1クラスAメイン(総合順位は各メイン1位繰り上げ)
1位北澤 秀郎 33L8'10.130
2位堀田 幹雄 33L8'12.450
3位春日 空  33L8'12.670
4位玉城 弘貴 32L8'04.990
5位斧田 直樹 32L8'14.160
6位大町 健造 31L8'01.690
7位橋本 努  31L8'05.480
8位松永 幸治 31L8'06.840
9位芳之内 剛 31L8'15.080
10位待鳥 勝浩 13L3'32.600

ポディウム表彰・シャンパンファイト
 レース後間もなく、各クラスのトップ3表彰が行われました。プレゼンターは、NEXTERサーキットオーナーである堤さんです。一人一人に 記念のトロフィーや楯が配られ、入賞者は達成感に満ちた表情が見られました。本当に皆さんおめでとうございます。また、ポディウム表彰の最後は シャンパンファイトで締め括り。セーフティーカークラスの子供たちは炭酸水を片手に、猛烈な勢いでシャンパンファイトが始まりました。ギャラリ ーも盛り上がり、皆で今日の素晴らしい走りと健闘を讃えあいました。

ベストルッキングカー賞(Formula賞)
 ベストルッキングカー賞は、太田宏臣選手のボーダフォン・マクラーレン、ジェンソンバトン仕様です。シルバーのメッキ部分が 非常に鮮やかに塗装されており、鏡の様な状態が特徴です。ウィング部やドライバーヘルメットもしっかり再現され、F−1の大ファン と言う事が窺い知れます。 (ベストルッキングカー賞は、実際に走る車のボディーが対象です。飾りだけで持ち込んだだけのものは、 対象外になります。)

全体表彰・抽選会
 全体表彰並びに、抽選会が行われました。先ず全体表彰では大会会長の北澤氏より選手1人1人に表彰カードが贈られます。また、最後に控える 抽選会では各選手に協賛メーカーからの商品が配られ、ビッグな景品が当たった選手は皆笑顔に満ち溢れています。そして、お待ちかねの最後の 抽選会となるZEN賞には32型シャープ製液晶テレビが用意されます。抽選の前にはZEN代表の橋本氏から好評が述べられ、NEXTERの 雰囲気がとても気に入ったとの事。NEXTERは選手やレースを見ているギャラリーが一体となってレースを盛り上げるスタイルが、とても良い雰囲気 を醸し出しています。初心者の皆さん、そしてエキスパートも是非NEXTERに来てみて下さいね!そして抽選!当選者は、何と、春日空選手〜! レースでも最後まで諦めない走りが光った空選手、抽選でも最後の最後に豪華商品をGET!!!ご家族揃ってとても喜ばれていたので、橋本氏も 嬉しそう。本当におめでとうございました!  そして閉会式では、松永店長より挨拶を頂き、また来年も宜しくお願いしますと言う言葉を以て大会は閉幕となりました。参加した皆様本当にお疲れ様でした。 そしてありがとうございました。


F1RCGP大会主要機材データ
 F1RCGP2011 Summer Festa福岡大会の大会主要機材データになります。出場された方も、未だの方も、次回の参加検討の際の参考にしてみては如何でしょうか。 次回行われる予定のF1RCGP2011 Round10 千葉1大会は、8月28日(日)TamTam千葉サーキットです。久しぶりの関東圏の大会となるので、真夏の屋外サーキット で盛り上がる事間違いないでしょう!是非皆様ご注目、ご参加頂ければ幸いです。

カーシェア
プロポシェア
アンプシェア
モーターシェア
バッテリーシェア
参加選手県名
年齢層
男女比

謝辞
 最後に本大会に参加された選手の皆様、そしてサーキットを快くお貸し頂いたNEXTERサーキットオーナー堤様、店長の松永様、運営を お手伝い頂いた各実行委員長の皆様、車検担当の堀田様、古谷様、大会メインスポンサーのZEN様をはじめ、多くの協賛メーカ様、本当 にありがとうございました。お陰さまで今回も無事に大会を終えることができました。このサマーフェスタのレースは本年度よりメイン スポンサーを設定し、よりスポンサー色を出した大会にする企画で今後も続けて参りたいと思っていますので、他のスポンサー様も是非 賛同頂ければ幸いです。今後ともF-1、ラジコン業界の発展目指して微力ながら頑張っていきますので、応援の程宜しくお願い申し上げます。 また、今回皆様の善意で集められた義援金額は\4,014になりました。これは日本赤十字社を通して被災者の皆様に送られます。