F1RCGP レースリポート


第3戦 F1RCGP2012 in Tokushima
BIG+3 Circuit 2012年3月11日(日)


天気:晴のち雨、気温:16℃、湿度:34%、路面温度:19℃

 F1RCGP2012シリーズ第3戦は、四国・徳島県に場所を移し徳島県小松島市にあるBIG+3 RC Circuitで行われました。ここBIG+3 Circuit では毎年恒例のイベントとしてF1RCGPが根付き、今回で6回目を数えるまでになります。四国地方のF-1ファンは固より、大阪、福岡、遠くは 千葉からも参加者があり、大変盛り上がりを見せる大会となりました。また、丁度この日は、3月11日。去年の同日、東北地方を中心に起きた 未曾有の大震災は、今でもその生々しい痕跡を残し、大勢の被災者のご苦労が続いている状況です。今大会はこのチャリティーレースも兼ねた 大会とし、少しでもラジコンレース団体として協力する事としました。
 会場のBIG+3 Circuitは2000年オープンのアウトドア・オンロードサーキットです。路面は細粒のフラットアスファルト。サーキットスペック としては、1周223m、46mのバックストレートを持つF1RCGP屈指の超高速コースです。これまで四国選手権など数多くの有名レースの舞台となっ た地だけに、ここでの優勝は参加者にとって特に大きな1勝となる事でしょう。サーキットに併設されるショップは、田宮、京商、ヨコモ、HPI、 川田を始め多くのメーカーのキット、パーツが完備。店長である川野氏の的確なアドバイスも得られるので、地元の多くのRCファンが安心して 買い物、そして、サーキット走行まで楽しめます。ショップの前には小さいながらドリフトコースもあり、グリップ派以外のドライバーも十分 遊べる施設となっています。皆さんも是非一度遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
 レースの参加人数はF-1ローカルクラス:16名、F-1クラス:16名、F-1スケールクラス:7名、F-1グランプリクラス:14チーム21名、合計60名 です。F-1ローカルクラスはBIG+3特別規定の下、地元ドライバーが中心のレース。正にオール四国F-1選手権の様相を呈しています。F-1クラスも 地元から多数参戦、それに、地方遠征組が入り交じり、非常に熱い戦いとなりました。F-1スケールクラスは、今回7台ものエントリーで賑わいを 見せました。スケールクラスのチャンピオン争いはまだまだ序盤で誰にでもチャンスがあります。北九州より参戦のスーパーアグリ堀田選手も 加え、ランキング上位を目指して各選手意気揚々と言った所です。グランプリクラスは、RCmagazine TeamBomber加藤選手が参戦。これに地元四 国勢のチーム、BIG+3 Racing、いけと〜ん?、ALBATROSS、HIGH FLATが挑戦するかたちです。また、Team Tech F-1からは開幕戦優勝を決めた冨田 選手がニューマシンTECH VF-2012を駆り話題を呼びます。チームメイトの蟻塚選手との息もぴったりで、レース中にどこまで仕上げてくるか非常 楽しみです。他にもグランプリクラスはZEN開発中のニューカー、ZFC012のシェイクダウンが行われたり、HiroFactoryのHFR10Xの発売間近の最終 段階のテスト風景が見られたりと、正にニューマシンのお披露目会の様な雰囲気でした。レースでの高速バトルで、どのマシンが栄冠に輝くので しょうか。目が離せません!

プラクティスDay
 プラクティスDayは、やはり地元勢の中でも最有力候補にあたるBIG+3 Racing川野選手、中津選手が好走を見せています。そしてに匹敵する タイムでどんどん調子を上げているのが、RCmagazine TeamBomber加藤選手、PAPER MOON黒田選手。お互いにBomberコンバージョンのマシンで、 情報交換しながらセットアップをしている様です。ラジコンレースもやはり情報戦が大事で、グランプリクラス出場のワークス、セミワークス チームの情報を頼りに、ローカルクラスやF-1クラスの選手達もセットを進めています。ローカルクラスでは、ブルー・ライトブルーで綺麗に 塗り分けられたザウバーカラー大崎選手、マルボロカラー堀田選手の調子が良さそうです。大崎選手はZENコンバージョン、堀田選手はYeah Racing のマシン。共にストレートスピードも十分で、コーナーの繋ぎをいかに細かくセットを煮詰めるかどうかと言った所です。F-1クラスはシルバー・ レッド・ブルーのカラー堺選手、ホワイト・ブラックのファイヤーカラー古川選手が好調にラップを重ねます。堺選手のマシンは采F104、古川選手 はZENコンバージョンです。共にBIG+3 Circuitを良く知る実力者だけに、非常にマシンセットのバランス良く、好タイムを連発しています。 スケールクラスはマクラーレン・シルバーアロー磯部選手、スーパーアグリ堀田選手、そして、ロータス田中選手が同クラスのベストラップ上位に 名を連ねている模様。特にマクラーレンの磯部選手は海外ラウンドでも圧倒的なベストラップを叩き出すほどの実力者。そして、スーパーアグリ堀田 選手はこのスケールクラスを得意とするベテランドライバーです。ロータス田中選手も近年メキメキと実力を付ける腕前の持ち主。これら3者がどの 様な争いになるのか目が離せません。各クラスの標準タイムは、ローカルクラスが16秒中盤、F-1クラスが17秒後半、スケールクラスが17秒中盤、 グランプリクラスが15秒中盤と言った所です。グランプリクラスは今回6輪マシンの実力者が揃い踏みです。ピンクのマシンカラーがトレードマークの MOROTECH諸橋選手、同じ新潟からBoyotech丸山選手、そして、四国の名門チーム、いけと〜ん?の芳之内選手です。それぞれが4輪マシンを凌駕する 程の好タイムを連発し、特にMOROTECH諸橋選手、いけと〜ん?の芳之内選手が好調です。まだグランプリクラスにて6輪マシンの優勝が無いだけに、 初優勝を目指して頑張ってもらいたい所です。
 夕方にはプラクティス中の明日参加予定の選手皆さんのご協力でコースバナーも貼り終え、BIG+3 Circuitの雰囲気も一段と華やかに盛り上がりを 見せています。明日の天気は午後から若干崩れるとの事なので少々心配ですが、皆さんの熱い盛り上がりで一掃してくれる事を期待しましょう。

大会当日
 朝から続々とエントラントが会場に集まり、受付及びタイヤ支給の後にレース前の練習走行開始です。今朝の練習では、本日より走り出しの 選手も数名見受けられます。路面グリップはコースオーナーが前週にきっちりコースメンテナンスを行ったお陰で、朝から抜群のグリップを発揮 しています。若干湿度の高い朝の方がスポンジタイヤもグリップするのでしょう。昨日に比べると各マシンがグリップしてしっかりと曲がっている 様に見えます。グランプリクラスチームを見ると、HiroFactory RacingFamilyのHRF10Xが中谷選手、森嶋選手の手により非常に好走を見せています。 グリーンの鮮やかなカラーだけに、コース上でも一際目立っています。以前まではEXOTEKを使用していましたが、このHFR10Xもかなり良いようです。 発売が楽しみな1台と言えるでしょう。一方、四国の名門チーム、いけと〜ん?の芳之内選手も朝から快調な仕上がりを見せています。MOROTECH6輪 にスイッチして間もないながらも、的確なセットアップを施している模様。それもそうで、今回はその車の設計者、MOROTECH諸橋選手も参戦。彼の 的確なアドバイスもあって、他の6輪ユーザーも負けず劣らず非常に良く走っています。グランプリクラスの今回の勢力図を見ると、常に安定して 速さを見せるのはやはりディフェンディングチャンピオンRCmagazine TeamBomber加藤選手、そしてPAPER MOONの筆頭株の黒田選手、そして、地元 BIG+3川野選手、BIG+3でありながら6輪マシンを駆る中津選手、そして、NEWマシンTECH VF-2012を駆る冨田選手、このあたりが有力です。そこに HiroFactory、ZEN等、レギュラー参戦をしているワークスチームがどう絡むか、サプライズが起こり易いBIG+3 Circuitだけに本当に面白いレース展開 になりそうです。
 開会式ではF1RCGP大会会長である北澤氏、そして競技委員長兼コースオーナー川野氏より挨拶並びに競技説明があり、参加選手は真剣な面持ちで 聞いています。今日は夕方からの天気がやや心配されるため、ダブル、トリプルエントリーが多いレーススケジュールを上手く皆で協力して、スムー ズに行わなければいけません。やはりイベントは参加者一人一人のマナーや気持ちで上手くいくものです。そう言った点でも四国の皆さんは非常に 素晴らしい方が多いように感じます。※当日はRCマガジンが取材に駆け付けて下さいました。5月発売の6月号に掲載予定なので、是非皆さんご覧ください。

予選1ラウンド目
 F-1ローカルクラス予選1ラウンド目。1ヒート目ではイエローのジョーダンのマシン、杉本選手が序盤から快走。フットワークカラーの谷選手を徐々に 引き離し、約6.5秒差を付けて14L4'01.442、ベスト16秒912でトップゴールです。続く2ヒート目では、ブルー・ライトブルーのザウバーカラーの大崎 選手、イエロー・ホワイト・レッドカラーの川野選手、キャメルロータスの合田選手、この3台が僅差で大バトル。後半になっても失速無く走行を続けた ザウバー大崎選手がこのヒートトップゴールし、このラウンド暫定ポールポジションを獲得。タイムは15L4'11.267、ベスト16秒280。このラウンドでは 大崎選手、川野選手、合田選手の3選手が15周に突入。16秒台に入る選手は5番手のブルーのプロストGPカラー田中選手まで。まだレースも序盤 なので、この後どんどんタイムが更新される事でしょう。
 F-1クラス予選1ラウンド目。このクラスはレッド・ブラックカラーの杉本選手と、シルバー・レッド・ブルーのカラーの堺選手、この2台が大きく レースをリードするかたちになっています。杉本選手はEXOTEK、堺選手は采のマシンで、各車若干走行特性が違う様です。暫定ポールポジションタイムを 出したのは、堺選手で、14L4'17.133、ベスト18秒159。2番手は杉本選手で、14L4'18.138、ベスト18秒221。この2選手のみが14周をマーク。3番手はホ ワイトのラッキーストライクカラーの田中選手。ベストラップは唯一の17秒台、17秒749を出すも、1周目のミスが響いた様です。2ラウンド目はタイムを 挽回できるか、注目して見て行きたい所です。
 F-1スケールクラス予選1ラウンド目。いきなり2周目からスーパーアグリの堀田選手がスーパーラップを叩き出すところからタイムアタックが 幕を開けます。堀田選手はスケールクラスで常に上位を争う実力者。タイムはいきなり17秒849をマーク。マシンは田宮+ZENのコンバージョンで、 コーナーリング性能も素晴らしく、スピードを落とさずスムーズに各コーナーを駆け抜けています。2番手はベストラッパーで定評のある、マクラーレン磯部 選手で、17秒942をマーク。これら上位2台までが17秒台。3番手はロータス田中選手、18秒076。もう少しで17秒台に入るので、マシンセッティングや ブーストタイミング設定を上手く調整して引き続き頑張ってトライして欲しい所です。
 F-1グランプリクラス予選1ラウンド目。先ず1ヒート目でZEN橋本選手、BIG+3 Racing川野選手のトップ争い。川野選手が序盤にベストラップ 15秒968を出すも、後半は橋本選手の方がペースが速く、橋本選手がトップゴール。15L4'04.772、ベスト16秒023で総合では暫定5番手のタイム。 2ヒート目はHiroFactory中谷選手、MOROTECH諸橋選手、いけと〜ん?芳之内選手、3台揃って僅差のレース展開が続き、最後僅差でトップゴール したのはグリーンのマシン、HiroFactory中谷選手、15L4'04.388、ベスト16秒054。総合でも3番手のタイム。このヒート2番手は諸橋選手、3番 手は芳之内選手で、芳之内選手までのタイム差は何と0.408しかありません!最終ヒートはRCmagazine TeamBomber加藤選手、PAPER MOON黒田選手の トップ争いが終始続く展開です。2台ともBomberコンバージョンで、マシンの動きが非常に似ています。トップゴールしたのはRCmagazine TeamBomber 加藤選手で、15L4'01.444、ベスト15秒795。総合でも暫定ポールポジションを獲得。2番手はPAPER MOON黒田選手、15L4'01.692、ベスト15秒835、総合 でも2位のタイムです。このグランプリクラスAメインに入るには、15周4分05を切ることが必要条件になりそうです。1ラウンド目から早くも非常に レベルの高い展開が続いています。


予選2ラウンド目
 F-1ローカルクラス予選2ラウンド目。1ヒート目ではマルボロ・マクラーレン堀田選手がレース中盤から快走を見せ、トップゴール。 14L4'00.342、ベスト16秒639で、15周まであともう少し。マシンはYeah Racingのトランスフォーミュラーで、BIG+3 Circuitにもマシン 特性が非常にマッチしています。2ヒート目はザウバーカラーの大崎選手が先ほどのラウンドを超える快走を見せ、15L4'10.159、ベスト 16秒421をマーク。暫定ポールを守っており、好調さをアピールしています。若干気温が上昇し、後半のモーター発熱を抑え、ペースを 維持するのも予選を戦う上で大きなポイントの様です。高速コースならではのセットアップに、遠征組も見様見真似で取り組んでいます。
 F-1クラス予選2ラウンド目。1ヒート目で大きくタイムを更新したのは、ホワイトのラッキーストライクカラーの田中選手。ベストラップ 17秒737を出し、猛烈な勢いでトップを快走。ゴールタイムは14L4'11.286で、暫定ポールポジションを獲得。2番手はレッド・ブラックカラーの 杉本選手で、同選手も自己ベストを4秒733も更新!総合では14周に4番手につけるホワイト・ブラックのファイヤーパターンカラー古川選手まで の4選手が入っています。
 F-1スケールクラス予選2ラウンド目。このラウンドでは地元のベテランドライバーでありながら、ベストラップに定評のある磯部選手が 快走を見せます。マクラーレンカラーの磯部選手はレース中盤にかけてペースアップし、17秒472のスーパーラップを叩きだし、暫定ポール ポジションを獲得。2番手はスーパーアグリ堀田選手、17秒641です。ここまでの2選手のみ17秒台をマークし、3番手はロータス田中選手で 18秒055と言う展開になっています。ベスト1ラップのみで争われるレースなので、最後の最後まで目が離せません。
 F-1グランプリクラス予選2ラウンド目。1ヒート目はBIG+3 Racing川野選手が安定した走りで大きくタイムを更新。15L4'00.635、ベスト 15秒929で総合9番手から3番手にジャンプアップ。2ヒート目ではMOROTECH諸橋選手が果敢にコーナーを攻めるアグレッシブな走りで、自己タ イムを0.655更新。しかし、周りの選手の方がタイム更新の伸びが大きく、総合4番手から5番手に順位を落とします。最終ヒートでは、やはり 好調を維持するRCmagazine TeamBomber加藤選手、PAPER MONN黒田選手の2選手がトップ争いを繰り広げます。そしてRCmagazine TemaBomber加藤 選手は何と16周をマーク!16L4'14.885、ベスト15秒635をマーク。マシンセットも非常に決まっている様です。2番手は黒田選手、15L4'00.612、 ベスト15秒656。総合4番手にはここでTeam Tech F-1の冨田選手が上がってきているので、続く最終ラウンドも上位陣の順位に変動があるかも しれません。



予選3ラウンド目
 F-1ローカルクラス予選3ラウンド目。序盤のヒートではマルボロカラーの堀田選手が自己ベストのタイムで快走。15周に見事入り、 15L4'15.277、ベスト16秒571をマーク。続くヒートでは、ザウバーカラーの大崎選手が終始好調な走りで、自己ベストを更に更新。 15L4'08.208、ベスト16秒176でポールポジション確定です。大崎選手のマシンはストレートの伸びもあり、コーナーリングのマシン バランスも抜群の動きを見せています。決勝でも優勝に1番近いドライバーと言えるでしょう。その後ろでは、フットワークにマッサの ドライバーズ人形がトレードマークの谷選手が13番手から7番手にジャンプアップし、Aメイン確定を決めています。ポール大崎選手を 後方から追いかけられるか、続く決勝ラウンドも楽しみです。
 F-1クラス予選3ラウンド目。1ヒート目ではレッド・ブラックのカラー杉本選手が気合の入った走りでレースをリード、自己ベストを 0.963更新します。2ヒート目ではシルバー・レッド・ブルーカラーの堺選手が17秒台のベストに乗せて走り、14L4'12.378、ベスト17秒 905で総合3番手から2番手に浮上。ポールポジションは、このラウンドリタイヤに終わった、ラッキーストライクカラーの田中選手が 2ラウンド目のタイムが有効となり獲得。Aメイン後方では、遠征組である木下兄弟が揃ってAメイン進出です。木下政勝選手は今大会より ベネトンカラーに切り替えており、正に記念すべきAメインと言えるでしょう。
 F-1スケールクラス予選3ラウンド目。このラウンドは前ラウンドでトップタイムをマークしたマクラーレン磯部選手は出走キャンセル。 代わってトップに立ったのは、スーパーアグリ堀田選手。しかし、堀田選手がコースを果敢に攻めても前ラウンドトップタイムの磯部選手 のタイムを上回る事は出来す、17秒665止まり。3番手には17秒台に乗せたロータス田中選手が、17秒972をマークします。結局、ポール ポジションはマクラーレンの磯部選手に決まり、2番手にスーパーアグリ堀田選手、3番手ロータス田中選手と言うオーダーです。
 F-1グランプリクラス予選3ラウンド目。1ヒート目ではBIG+3 Racing川野選手が最終ラウンドに相応しい好走!ベスト15秒791を出し、 16周まであと一歩の所、15L4'00.034のタイムでこの時点で暫定2位のタイムをマークします。2ヒート目は、MOROTECH諸橋選手が、いけと〜 ん?芳之内選手を従え、6輪マシンの1,2フィニッシュでヒートを終えます。諸橋選手は1.938秒自己ベストを更新しますが、後方2番手 ゴールの芳之内選手は2.543秒も更新します。これで芳之内選手は8番手から6番グリッドを確定します。そしてグランプリクラス最終ヒートでは 三度RCmagazine TeamBomber加藤選手、PAPER MOON黒田選手とのバトルが上位で繰り広げられます。一時、黒田選手がトップに立つ場面もありまし たが、最終的にはRCmagazine TeamBomber加藤選手が16L4'14.388、ベスト15秒653でトップゴール、と同時にポールポジションを確定します。 PAPER MOON黒田選手はベスト16秒645のヒートトップのラップで加藤選手を追い、共に16周に突入し、2番グリッドを確定します。Aメイン 後方で順位に変動があったのは、HiroFactory Racing Family森嶋選手が17番手から一気に10番手に順位を上げ、中谷選手と共に見事チーム2 名揃ってのAメイン入りを果たします。


■予選順位■
F-1ローカルクラス
1位大崎 隆司 3R15L4'08.208
2位合田 司  2R15L4'12.058
3位川野 貴義 1R15L4'12.972
4位堀田 幹雄 3R15L4'15.277
5位田中 伸二 2R15L4'16.026
6位杉本 篤史 1R14L4'01.442
7位谷 研二  3R14L4'01.590
8位高平 誠  3R14L4'03.352
9位森原 茂利 2R14L4'03.470
10位森岡 利彰 2R14L4'07.595
11位小山 慎吾 2R14L4'07.696
12位吉本 祐之 2R14L4'07.834
13位磯部 靖哲 2R14L4'07.855
14位笠井 久敬 3R14L4'09.104
15位木津 裕之 1R14L4'11.612
16位吉村 忠  3R13L4'01.325

F-1クラス
1位田中 伸二 2R14L4'11.286
2位堺 和久  3R14L4'12.378
3位杉本 篤史 3R14L4'12.442
4位古川 守  2R14L4'18.577
5位西郷 一生 3R13L4'00.759
6位谷 研二  2R13L4'01.084
7位森原 茂利 2R13L4'01.280
8位木下 政勝 3R13L4'04.850
9位服部 幸一 2R13L4'05.584
10位木下 啓治 2R13L4'07.134
11位砂田 尚志 3R13L4'09.119
12位吉本 祐之 1R13L4'10.682
13位笠井 久敬 2R13L4'12.190
14位長崎 一久 3R13L4'12.360
15位重松 隆一 3R13L4'18.474
16位安原 誠治 2R12L4'11.940

F-1スケールクラス
1位磯部 靖哲 (MCLA-01)2R17.472
2位堀田 幹雄 (AGRI-01)2R17.641
3位田中 伸二 (LOTU-01)3R17.972
4位大崎 隆司 (WILL-01)3R18.029
5位重松 隆一 (TYRL-01)3R18.091
6位高平 誠  (RENA-01)3R18.210
7位川野 貴義 (FERR-01)D.N.S.
F-1グランプリクラス
1位加藤 隆史 (BOM) 3R16L4'14.388
2位黒田 尚希 (PAM) 3R16L4'14.935
3位川野 貴義 (BI3) 3R15L4'00.034
4位冨田 和成 (TTF) 3R15L4'01.504
5位諸橋 栄治 (MRO) 3R15L4'01.895
6位芳之内 剛 (IKE) 3R15L4'02.141
7位中津 貴久生(BI3) 2R15L4'03.926
8位橋本 努  (ZEN) 3R15L4'04.043
9位中谷 洋信 (HFR) 1R15L4'04.388
10位森嶋 繁樹 (HFR) 3R15L4'04.577
11位荒川 努  (PAM) 3R15L4'04.986
12位太田 宏臣 (IKE) 3R15L4'05.769
13位蟻塚 伸也 (TTF) 2R15L4'05.884
14位山田 努  (PAR) 3R15L4'05.898
15位玉井 千尋 (TMC) 2R15L4'06.038
16位大崎 隆司 (ALB) 1R15L4'06.355
17位高平 誠  (HFL) 2R15L4'09.230
18位野尻 行信 (TMC) 3R15L4'10.398
19位東野 吉広 (SEN) 3R15L4'13.595
20位丸山 伸行 (BOY) 1R14L4'05.231
21位橋本 浩  (SEN) 2R14L4'07.753

決勝に向けて
 予選ラウンドも終わり、残るは決勝ラウンドのみとなりました。激戦の各クラスでは4分間でコンマ差のゴールタイムに一喜一憂された 事でしょう。BIG+3 Circuitのコースレイアウトは毎戦同じなのですが、高速コース独特の奥の深さ、面白さ、反面難しさも有り、毎回飽き のこない内容になっています。また、今回はこの先の天候が若干気になります。先程まで日差しがさしていた空模様ですが、徐々に曇りは じめ、風も強くなってきています。運営スタッフも早い進行を心掛け、ドライ宣言のまま決勝をスタートできる様に頑張っています。コース は決勝を控え、最後のセットアップや最終調整をする選手がコースインしています。F-1ローカルクラス、F-1クラスではギヤ比、タイヤ径の 調整や、バッテリーのチャージ方法の変更等、長丁場のレースでもパワーダウンしない様にしている様です。F-1スケールクラスはピットでの タイヤ交換の準備や練習等、こちらも50周のロングランに向けての準備に余念がありません。スケールクラスのパワーソースは今シーズンから ブラシレス21.5Tになった事で、決勝ラウンドでのブースと設定も細かく調整する必要がありそうです。F-1グランプリクラスでは、現チャンピ オンのRCmagazine TeamBomber加藤選手対PAPER MOONの黒田選手の対決が見ものです。その後方グリッドからはBIG+3 Racing川野選手、テック のエース冨田選手、そして、6輪マシンのMOROTECH諸橋選手、いけと〜ん?芳之内選手がどのタイミングでチャージを掛けるのでしょうか? とにかく最後の決勝ラウンドでは各選手、実力を思う存分発揮して頂き、ギャラリーの皆も楽しめる良いレースを期待したい所です。また、 オフィシャルスタッフからは、大会の最後に冷え切った選手の体を温めるべく、おでんの差し入れ準備が進められています。操縦台したの計測 ハウスの中は、既に美味しそうな香りで包まれています!早く食べられる様に、スムーズにレース進行していきましょう!


F−1ローカルクラス決勝Bメイン
 F-1ローカルクラス決勝Bメイン。スタートは各車素晴らしいタイミングでクラッシュ等の騒音は聞こえません。トップはイエロー・ブラック カラーの小山選手、2番手、3番手は共に6輪マシンを駆るP43磯部選手、タイレル吉本選手が続きます。ストレートは小山選手、インフィールドは 6輪マシン磯部選手が早く、両者サイドバイサイドの激しいバトルを演じています。すると、磯部選手とタイレルの吉本選手が接触し、吉本選手が 転倒してしまいます。その衝撃もあってか、P43、オレンジ・ホワイトカラーの磯部選手もモーターのパワーダウンでスローダウン。その隙に、トップの 小山選手はメリハリのある非常に素晴らしいドライビングで一気に後続との差を断ち切り、独走態勢を築きます。結局2位に1周差を付け、終始トップを リードした小山選手がローカルクラスBメイン決勝を征しました。

F−1クラス決勝Bメイン
 F-1クラス決勝Bメイン。1番グリッドからスタートのロスマンズカラー砂田選手がスタート出だし良く1コーナーを抜け、2番手は3番グリッドから スタートのホワイト・ブラックカラーの笠井選手がジャンプアップします。しかし、左セクションのロータリーコーナーでクラッシュが起きる間、 2番手に浮上したのはマルボロカラーの吉本選手。3番手はフットワークカラーの長崎選手が続きます。中盤は各車順位が大きく変わらず、そしてレース は後半戦に。残り1分、これまで2位に3秒差ほどの差をキープしていたロスマンズ砂田選手でしたが、パワー系のトラブルで車速が一気に遅くなり、 焦りからか、左セクションのロータリーでミスし、マルボロカラーの吉本選手に交わされてしまいます。そして最後土壇場で大逆転した吉本選手が F-1クラスBメイントップゴールを飾りました。2位ゴールはホワイト・ブラックカラー笠井選手、3番手にロスマンズ砂田選手が入りました。序盤から 常にトップだった砂田選手がまさかの失速を期したF-1クラスBメイン決勝ラウンド。F-1クラスはやはり8分間のパワーマネージメントが勝敗の鍵を大き く握りそうです。

F−1グランプリクラス決勝Bメイン
 F-1グランプリクラス決勝Bメイン。スタートは各車勢いよく素晴らしいスタート。惜しくもAメインに残れなかった精鋭揃いのBメインですので、 鬱憤を思う存分晴らしてもらいましょう。トップはPAPER MOON荒川選手、荒川選手のペース配分は序盤にしてはかなり速く、後半のタレを全く気に しない程の勢いがあります。周りのギャラリーからも熱い声援が飛ぶ中、2番手はPAPER MOON R山田選手、3番手はTeam Tech F-1蟻塚選手と言う順。 各車非常に僅差で、後方集団との距離もまだまだ詰まっているので、緊張感が伝わって来る程の展開になっています。序盤は勢いに乗っていたPAPER MOON荒川選手でしたが、中盤になるとその走りがコンパクトになり、その間、PAPER MOON R山田選手がここぞとばかり迫り、左セクションのロータリ ーで山田選手が荒川選手をパス!PAPER MOON R山田選手がトップに浮上します。その後直ぐにPAPER MOON荒川選手がトップを奪還すべく山田選手を 猛チャージ。しかし、勢い余って縁石に足を掛けて、後続も巻き込む大きなクラッシュを期してしまいます。その隙にトップを走行のPAPER MOON R 山田選手は後続との差を大きく広げます。ここで2番手はTM Circuit玉井選手、3番手にいけと〜ん?太田選手が浮上してきます。2位争いの両名は レース終盤に入りその差を詰め、非常に接戦になっています。そして8分経過のコール!トップゴールはPAPER MOON R山田選手。そして注目の2位争 いは、最終ラップのストレートエンド計測ライン手前でいけと〜ん?太田選手がTM Circuit玉井選手のインを刺し、土壇場の大逆転で太田選手が2位に! Teamいけと〜ん?のこの最後まで諦めない姿勢が、Aメインにもドラマを呼び起こすのか?今後の展開を占うシーンに成り得るかもしれません。

■決勝順位■
F-1ローカルクラスBメイン
1位小山 慎吾 27L8'04.057
2位吉村 忠  26L8'09.810
3位吉本 祐之 26L8'10.911
4位木津 裕之 26L8'12.348
5位笠井 久敬 26L8'13.676
6位磯部 靖哲 12L3'49.817





F-1クラスBメイン
1位吉本 祐之 25L8'09.116
2位笠井 久敬 25L8'14.301
3位砂田 尚志 25L8'15.142
4位長崎 一久 25L8'16.583
5位重松 隆一 24L8'08.169
6位安原 誠治 23L8'02.473





F-1グランプリクラスBメイン
1位山田 努  (PAR) 29L8'03.022
2位太田 宏臣 (IKE) 29L8'07.476
3位玉井 千尋 (TMC) 29L8'07.777
4位荒川 努  (PAM) 29L8'11.274
5位大崎 隆司 (ALB) 29L8'13.596
6位高平 誠  (HFL) 29L8'14.995
7位東野 吉宏 (SEN) 28L8'04.876
8位丸山 伸行 (BOY) 27L8'00.575
9位橋本 浩  (SEN) 27L8'02.425
10位野尻 行信 (TMC) 27L8'05.105
11位蟻塚 伸也 (TTF) 25L7'17.139

F−1ローカルクラス決勝Aメイン
 F-1ローカルクラス決勝Aメイン。スタートはポールポジションからブルーのザウバーカラー大崎選手が好スタート。しかし、3番グリッド からスタートのイエロー・ホワイト・レッドカラーの川野選手が更に素晴らしいスタートダッシュを決め、キャメルロータス合田選手を交わし、 一気に2番の順位。そして直ぐストレート手前でトップのザウバーカラー大崎選手に川野選手が迫るも、お互いにクラッシュ!その隙に、キャメル ロータス合田選手がトップに躍り出ます。その後、川野選手はややラフな走行によるクラッシュで3番手に後退しますが、再び大崎選手を交わし、 2番手に浮上。合田選手、川野選手の一騎打ちの様相です。ベストラップは合田選手が16秒360、川野選手が16秒454。マシンの挙動は合田選手の 方がマイルドで転がり感のあるスタイル、一方の川野選手はアグレッシブな雰囲気です。そのせいか、川野選手はインに寄り過ぎ、タイムロス するシーンが度々見受けられます。後半になり、ラップ遅れも出てきた所でまだトップ争いは続いており、合田選手が1.5秒程のリードを保ち続け ています。そして8分のコール!キャメルロータスカラーの合田選手がF-1ローカルクラス、見事に川野選手を抑えて優勝を勝ち取りました!

F−1クラス決勝Aメイン
 F-1クラス決勝Aメイン。スタートは各車非常に素晴らしく、綺麗な大勢を保ったまま1コーナーをクリアしていきます。 トップはポールポジションからホワイトのラッキーストライクカラー田中選手、2番手はシルバー・レッド・ブルーの堺選手、3番手はレッド・ ブラックの杉本選手の順。トップを走る田中選手は、ベストラップ17秒669を出して、後続を徐々に引き離しています。2番手争いは、 堺選手、杉本選手との接近戦のバトルが展開し、両者一歩も引かない熱いバトルが続いています。レースは中盤になり、トップ争いはこの3秒 圏内のトップ3台に絞られます。3台ともベストラップは17秒台をマーク。そしてそのままレースは後半戦に。トップは田中選手、そして注目の 2位争いは、周回遅れも数台入り乱れる中、ラップ処理の際にまさかの貰い事故を受けたのは堺選手!その隙に杉本選手が堺選手をパスし、2位に 浮上した所でタイムアップ。優勝は終始トップを独走したラッキーストライクカラーの田中選手の手に輝きました。2番手は最後見事な逆転劇で レッド・ブラックカラーの杉本選手、3番手は惜しくも堺選手の順でした。また、その後ろでは4番手争いもコンマ3秒の激戦だった様で、ホワイト ブラックのファイヤーカラー古川選手が粘りの走りで森原選手を抑え、4位入賞を果たしました。

F−1スケールクラス決勝Aメイン
 F-1スケールクラス決勝Aメイン。各車慎重なスタートを決め、順位は予選グリッド通りに1コーナーからインフィールドへ各マシンが 駆け抜けていきます。すると、なんと一周目でルノー高平選手が早くもタイヤ交換のためにピットイン。皆もアッと驚く早めの交換です。 この作戦が後半に掛けてどう出るか、期待して見て行きたい所です。トップはポールスタートよりマクラーレンの磯部選手、2番手スーパー アグリ堀田選手、3番手ロータス田中選手、4番手ウィリアムズ大崎選手と言うオーダー。すると、2番手走行のスーパーアグリ堀田選手が ストレートで磯部選手をパスし、トップに浮上。2番手はロータス田中選手が上がってきます。2番手ロータス田中選手はこの後、堀田選手を 後方から猛烈にプッシュしトップを伺いますが、左下のヘアピンの立ち上がりでミス。ここで2番手にはウィリアムズ大崎選手が浮上。しかし、 まだ背後にはロータス田中選手がコンマ差で控えます。このトップ3台は序盤から激しい攻防を演じ、その後、スーパーアグリ堀田選手が 早めのルーティーンピット。ここでウィリアムズ大崎選手がトップに立ち、2番手ロータス田中選手のオーダーに切り替わります。ここでロータス 田中選手がこの決勝ただ一人の17秒台、17秒999を出してトップを狙います。しかし、トップを走行の大崎選手のペースも安定して速く、なかなか 2台の差は詰まりません。2台の差は依然2.5秒程。残り4分を切った所で、何とトップ走行のウィリアムズ大崎選手がスローダウン。その隙に 大崎選手をパスしようと田中選手が迫りますが、何と勢い余って痛恨のクラッシュ!大きくマシンがコースアウトし、ストレートまではじき飛ん でしまいます。トップは依然ウィリアムズ大崎選手ですが、バッテリーがダウンし、超スローペース。たまらず大崎選手は次の周回で、緊急ピット インを期し、その後大きくタイムロスをする事に。これでロータス田中選手が満を持してトップに浮上。2番手にはティレル重松選手、3番手は スーパーアグリ堀田選手。このトップ3の中では堀田選手のみルーティーンのピット義務を果たしているので、田中選手、重松選手のピットワークの 速さが勝敗の分かれ目となる事でしょう。そしてロータス田中選手が50周まで残り5周の所でルーティーンのピットイン!スーパーアグリ 堀田選手とのタイム差が気になります。そしてロータス田中選手がピットアウト!しかし、この隙にスーパーアグリ堀田選手がトップに浮上! 2位田中選手との差は約半周ものリードを築いています。そして堀田選手がラストラップ!スーパーアグリの堀田選手は序盤のピットインの作戦が 上手く当たり、この後半にきて他車との混雑を避けて悠々とトップを独走。正に作戦勝ちの様子で、堀田選手がスケールクラス第3戦の王者に輝き ました。2番手は中盤までトップを走った田中選手、3番手は磯部選手と言う結果です。


F−1グランプリクラス決勝Aメイン
 F-1グランプリクラス決勝Aメイン。風が徐々に突風に変わりつつある中、そして、寒さも増す中緊張のスタートが切られます。ポールショットはRCmagazine TeamBomber加藤選手、そして、2番手はBIG+3 Racing川野選手、直ぐ横には何と4番グリッドからTeam Tech F-1冨田選手が浮上し、2番手争いのサイドバイ サイドの激しいバトル。しかし、インフィールド左セクションで川野選手、冨田選手2台が接触!PAPER MOON黒田選手が漁夫の利を活かして2番手に浮上。 3番手は非常に混戦の中、MOROTECH諸橋選手が抜け出します。その後続は激しく横並びの展開なので、落ち着くまで暫く順位が読めそうにありません。 トップは後方の順位争いを尻目に飛ばす、RCmagazine TeamBomber加藤選手。加藤選手のマシンはここ決勝にきても非常にパワフル且つ、コーナーリングも とてもアグレッシブに駆け抜けていきます。するとここで3位争いが熾烈に。諸橋選手、川野選手、そしてTechの冨田選手の攻防です。ここで脱落したのは 川野選手で、3位は諸橋選手、4位はTech冨田選手の順。その後方では、川野選手、いけと〜ん?芳之内選手が5位争いのバトル。今回のAメインは随所に バトルが展開され、見る方も非常に忙しい状況です。ここで、3位争いに順位変動が。Team Tech F-1冨田選手の猛烈なプッシュに焦ったか、3位走行の 諸橋選手が左セクションロータリーで大きく転倒、順位を下げます。これで3位に浮上したと思った冨田選手でしたが、直ぐに単独クラッシュで、コース アウト。ここで3位にジャンプアップしたのはいけと〜ん?芳之内選手!ここでレース時間は4分を経過。トップは依然RCmagazine TeamBomber加藤選手、 2番手PAPER MOON黒田選手、3番手にいけと〜ん?芳之内選手とBIG+3 Racing川野選手のバトルです。大時計は5分30秒が経過。すると、強風に混じり何と 雨が急に降ってきます。路面が黒くなる程では無いにせよ、各車スピンの嵐。トップ走行中だった加藤選手も例外ではなく、加藤選手、黒田選手がスピンし合い ながら大接近のレースに発展します。加藤選手のスピンの隙に、黒田選手が前に出ますがまたスピンと言う様な正に我慢した者勝ちな様相です・・・。すると 後方からオレンジのマシン、Teamいけと〜ん?芳之内選手のマシンがここにきてスーパーラップ19秒099を出し、一気にトップ争いを交わし、トップに浮上!! それを目の当たりにしたBomber加藤選手でしたが、焦ってパワーを握るほどスピンしてしまう状況に、黒田選手も含めてもうお手上げ状態です。残りレース時間は 数十秒。そしてついに最後の最後、このスローペースの中一際繊細なドライビングが光ったTeamいけと〜ん?芳之内選手が激戦のF-1グランプリクラスAメイン 初優勝を成し遂げました!諦めない走り、本当に凄かったです!

■決勝順位■
F-1ローカルクラスAメイン
1位合田 司  29L8'13.969
2位川野 貴義 29L8'15.697
3位大崎 隆司 28L8'03.760
4位田中 伸二 28L8'07.861
5位堀田 幹雄 28L8'09.967
6位杉本 篤史 28L8'13.177
7位高平 誠  27L8'00.973
8位森原 茂利 27L8'02.169
9位森岡 利彰 27L8'08.095
10位谷 研二   0L0'06.287

F-1クラスAメイン
1位田中 伸二 27L8'17.085
2位杉本 篤史 26L8'01.123
3位堺 和久  26L8'01.899
4位古川 守  26L8'09.341
5位森原 茂利 26L8'09.647
6位木下 政勝 25L8'00.962
7位西郷 一生 25L8'02.608
8位谷 研二  25L8'06.672
9位服部 幸一 25L8'08.040
10位木下 啓治 25L8'11.220

F-1スケールクラスAメイン
1位堀田 幹雄 (AGRI-01)50L16'47.230
2位田中 伸二 (LOTU-01)50L16'55.852
3位磯部 靖哲 (MCLA-01)50L17'00.601
4位高平 誠  (RENA-01)49L16'56.933
5位重松 隆一 (TYRL-01)47L16'49.960
6位川野 貴義 (FERR-01)46L16'55.117
7位大崎 隆司 (WILL-01)45L16'09.438
F-1グランプリクラスAメイン
1位芳之内 剛 (IKE) 26L8'09.499
2位加藤 隆史 (BOM) 26L8'11.469
3位黒田 尚希 (PAM) 26L8'13.841
4位冨田 和成 (TTF) 26L8'23.664
5位川野 貴義 (BI3) 25L8'01.852
6位中津 貴久生(BI3) 25L8'10.552
7位諸橋 栄治 (MRO) 25L8'24.310
8位中谷 洋信 (HFR) 25L8'25.164
9位橋本 努  (ZEN) 24L8'03.429
10位森嶋 繁樹 (HFR) 15L4'51.086

ポディウム表彰・シャンパンファイト
 大波乱のあった決勝ラウンドを終え、直ぐに上位入賞者を集めてポディウム表彰ならびにシャンパンファイトが行われます。F-1ローカル クラスではキャメルロータスカラーの合田選手の快走が光り、F-1クラスはラッキーストライクカラーの田中選手が見事なポールトゥーウィン を決め、スケールクラスではスーパーアグリ掘田選手が見事なピットワークも活かし、2番グリッドから逆転勝利をおさめました。そして、 F-1グランプリクラスはゴール直前の降雨のドラマで、6輪マシンを駆るTeamいけと〜ん?芳之内選手が大逆転の末、初優勝を決めました。 今回の主役はやはりTeamいけと〜ん?の芳之内選手でしょう。他の参加者からも、F1RCGPスタッフからも、そして周りに居るギャラリーからも 大声援で迎えられ、最後はシャンパンの嵐の中、水も掛けられ大変な事になっていました。今回は6輪マシンのF1RCGP初優勝と言う事もあり、 6輪ユーザーにとっても記念すべき嬉しい1勝だった事でしょう。入賞された皆さん、本当におめでとうございました。


Formulaベストルッキングカー賞
 Formulaベストルッキングカー賞には、合田選手のキャメルロータスが選出されました。所々スワロフスキーでデコレートされており、 それらは何と奥様作との事。愛情こもったボディーを駆り、何と合田選手のレース成績の方もF-1ローカルクラス優勝と、まさにダブルで 嬉しい1日となりました。また次回も皆さんの素晴らしいボディーをF1RCGPスタッフ一同お待ちしています。

全体表彰・抽選会
 小雨が降りしきる中、最後は大会会長北澤より、選手全員に表彰カードを配る全体表彰です。選手1人1人に労を労い、総合表彰カードをお渡しします。 皆様には雨の中、本当に最後までお付き合い頂き、有り難い限りです。その後、大抽選会が行われ、各スポンサーメーカーの景品が参加選手全員に配ら れます。今回はF-1ボディーや、新製品も多く入っており、参加選手は一様に喜ばれていた事と思います。いつも多くの景品をスポンサードしてくださ るスポンサー各位、本当にありがとうございます。そして最後に閉会式です。コースオーナー兼大会競技委員長である川野店長並びに、大会会長北澤氏 よりコメントがあり、皆様へのお礼と次戦の案内、そして、9月にこの会場で行われる恒例のF1RCGPフェスタの告知を行い、本大会を滞りなく終えました。


F1RCGP大会主要機材データ
 F1RCGP大会データになります。マシン、プロポ、アンプ、バッテリー、F-1グランプリクラスモーターのシェアと、全員の参加選手県名、年齢別、 そして男女比です。次回参加される方、遠征される方は是非ともこのデータを参考になさってください。 次回行われる予定のF1RCGP2012 Round4は、4月8日(日)福岡大会 in K-Stadiumサーキットです。F1RCGP初の舞台となるサーキットで、インドア アスファルトで比較的ハイグリップで高レベルなバトルが展開される事が予想されます。地元福岡、九州地方のF-1ファンは固より、全国・全世界の 皆様のご参加をスタッフ一同心よりお待ちしております。

カーシェア
プロポシェア
アンプシェア
モーターシェア
バッテリーシェア
参加選手県名
年齢層
男女比

謝辞
 本大会に参加された選手の皆様、そしてサーキットをお貸し頂いたサーキットオーナー川野様、運営をお手伝い頂いた川野ファミリーの 皆様、バナー貼り等で色々ご協力頂いた古川様、その他、木津様をはじめとする多くのスタッフの皆様、そして、おでんを作って頂いた 川野様、多くの協賛品のご協力を頂いたサポートメーカーの皆様、本当にありがとうございました。お蔭様で無事に本大会を開催する事が できました。まだ残る多くのラウンドも、参加者の皆様に喜んで貰える様に精一杯頑張る所存でございますので、引き続き応援を宜しく お願いいたします。なお、今回皆様に寄付頂いた義援金は合計\3,500になりました。日本赤十字社を通じ、被災者の方々に送られる事を ご報告いたします。最後に今回雑誌関係でお越しくださったRC magazineの皆様も、遠路遥々の取材本当にありがとうございました。