F1RCGP レースリポート


F1RCGP2013 Festa in Shikoku
BIG+3 RC CIRCUIT 2013年10月27日(日)


天気:晴れ時々曇り(屋外)、気温:19℃、湿度:52%、路面温度:24℃

 毎年恒例のお祭りレース、F1RCGP2013 Feata in Shikokuが今年も四国の徳島県に店舗を構えるBIG+3 RC CIRCUIT(ビッグプラススリー・アールシー・サー キット)で行われました。このF1RCGP Festaは、通常のF1RCGPシリーズとは異なり、F-1ラジコンミーティング的で緩く、特に初心者にも優しい雰囲気のレース です。また、大会会長の北澤もレースに参加し、皆で楽しく盛り上がろうと言う趣旨で行われます。既に何度もF1RCGPへ参加されている方も、まだ初めての方も、 皆でF-1ラジコンカーを満喫して、楽しい1日を過ごせた様です。
 BIG+3 RC CIRCUITは、徳島県に店舗を構え、ラジコンカー専用サーキットとして、2001年にオープン。2007年のリニューアルオープンを経て、ハイグリップ& ハイスピード、1周235mのビッグコースに生まれ変わりました。バックストレートは46m、フラット細粒アスファルト舗装です。また、メインのコースとは別に、 ドリフトファン必見のドリフト専用コースも完備。夕方から多くのRCファンで賑わいを見せています。隣接するショップは、青いコンテナが目印。中には、タ ミヤ、京商、ヨコモ、無限、HPI、三和、双葉、KO等、各社商品ラインナップも充実しており、万全の態勢です。店員さんは川野店長夫婦2名。全日本選手 権でも活躍を見せる川野店長の的確なアドバイスで、常連さんも入門者も気兼ねなくRCをエンジョイできるのが最大の魅力と言えるでしょう。
 当日の参加人数は、F-1ローカルクラス:12名、F-1クラス:12名、GT-2ローカルクラス:9名、合計33名のエントリーでした。本来Festaの大会は例年9月に行 われる予定でしたが、台風で延期になりました。今回も日本列島に2つの台風が接近し、開催が非常に危ぶまれたのですが、天候も何とか持ち直し、秋晴れの日 差しの下で各選手気持ち良くラジコンが出来た事は運営側もほっとしております。

プラクティスDay
 台風一過で風がやや強いものの、天候は曇りで時折日差しがコースに降り注ぐコンディション。練習走行日の土曜日から地元四国勢を中心に熱心に練習走行を 始めています。好調なのは、グリーン・パープルのカラーの堺選手、キャメルカラーの合田選手、そして、レッド・ピンク・ホワイトカラーの川野選手等です。 また、四国のF-1マイスター、芳之内選手もかなりマシンセットアップも良く、好ラップを叩き出しています。芳之内選手は今回6輪マシンではなく、レッドブル カラーの4輪マシンで参戦。非常に軽快なマシンの動きにやや最初戸惑いを見せるものの、直ぐに慣れて鋭いドライビングを披露しています。BIG+3 CIRCUITは コースも広くなかなか他車との差をつけるのが難しくなっています。各選手、アンプの設定や、モーターのローターチョイスなど、細かい部分で1つ1つ差をつけ て、少しでもアドバンテージを稼ぐべくセッティングに励んでいる模様。
 また、2014年から四国では、四国F-1シリーズ戦が始まるらしく、今後も一層熱いF-1ファンが沢山出てくると思われます。F1RCGPも数多く開催していますが、年 々出場選手のレベルがアップしています。一方で、やはりF−1を心から楽しんでいる様子が窺え、わいわいと楽しい雰囲気があります。来年の四国F-1シリーズも 素晴らしいF-1ファンが集まる面白いレースになると思いますので、宜しくお願いします。
 コースでは日も陰り、運営サイドの明日の準備も進んできました。コンピューターへの選手登録を終え、操縦台、コースサイドのバナー貼り作業を行います。今 回も運営陣の他に出場の多くの方が協力してくれて、比較的早くバナー貼りを終えることができました。皆さんのご協力が何よりもF1RCGPへの支えになっています。 本当にありがとうございました。明日の天気も今日と同じく晴れの予報。皆で素晴らしいレースにしていきましょう!

大会当日
 大会当日は気持ち良い朝に恵まれます。時折そよ風が吹き、外コースでレースするには最高のコンディションです。朝の受付を終え、各選 手次々とコースインして最後のセットアップに励んでいます。ここで本日より走行の地元のドライバー古川選手が非常に好調なマシンの動き を見せています。昨日より好調の堺選手も依然好調。両者のバトルが予選ラウンドから恐らく見られる事でしょう。また、特別参戦の北澤会長 もF-1クラス、F-1ローカルクラスに参戦。F-1クラスの方のマシンセッティングに苦しむものの、F-1ローカルクラスは古川選手のマシンをかり ての緊急参戦のものの、かなり良く走っている模様。高知県からは高平選手がご兄弟で参戦。兄の高平誠選手は香港最終ラウンドにも行ったエ キスパートドライバーだけに、弟の修二選手もなかなかの腕前を練習走行から披露しています。GT-2ローカルクラスは、実質ヨコモGT500のワン メイクとなっていますが、BIG+3では根強い人気で9名のエントリーがあり、各所で僅差の走行バトルがあり、レースでも盛り上がりを見せる事 でしょう。今の所、川野選手、堺選手、磯部選手辺りが上位のタイムをマークしている模様。
 練習走行が終わると、写真撮影、開会式、ドライバーズミーシングです。開会式では競技委員長の川野氏よりレースのレギュレーションや注意 事項の説明があり、大会会長の北澤より全体への挨拶と、参戦クラスの方々にお手柔らかにとの挨拶等がありました。年に一度の徳島のお祭りレ ース、いよいよ開幕です。

予選1ラウンド目
 GT-2ローカルクラス予選1ラウンド目。1ヒート目はブルーのカラーリングの堺選手が安定した走りでトップを走行。後方からホワイト・ブラックカラーの 杉本選手が追いかける展開でしたが、痛恨の転倒。堺選手は13L4'17.607、ベスト19秒530でトップフィニッシュ、暫定ポールタイムとなります。2ヒート目は、 こちらもブルーのカラーリングのマシン、磯部選手が快走でトップフィニッシュ。後方でグリーン・ホワイトのマシン笠井選手、オレンジのENEOSカラーの木津 選手とのバトル、クラッシュがある中で、磯部選手は12L4'03.254、ベスト20秒086のタイムで暫定2番手を獲得しました。総合3番手は、ホワイト・レッドのD ENSOカラー吉本選手で、12L4'06.654、ベスト20秒272。19秒台は堺選手と杉本選手の現在2選手のみが入っています。
 F-1ローカルクラス予選1ラウンド目。最初のヒートでは、ブラック・オレンジカラー杉本選手と、イエロー・ホワイト・ピンクのファイヤーカラー北澤選手 が、ミッション系のトラブルで戦線離脱、リタイヤを期します。そんな中、キャメルカラーの合田選手は安定した速い走りで、トップゴール。13L4'03.426、ベ スト18秒332で暫定ポールポジションタイムをマークします。続く2ヒート目では、ブラック・ピンクカラーの川野選手が快走を見せ、トップゴールを果たしま すが、13L4'04.831、ベスト18秒527で思う様にタイムが伸びず、総合2番手となります。川野選手のマシンはややアンダーステアリングの様子で、もう少しセッ ティングの煮詰めが必要の様です。このヒートはやや中盤に荒れた展開となり、BMWカラーの笠井選手がリアウィングを破損するトラブルがありました。高速セ ッションの多いBIG+3サーキットならではのクラッシュの大きさに各選手注意した走りが必要とされます。
 F-1クラス予選1ラウンド目。まず1ヒート目で皆をあっと驚かせた素晴らしい走りを披露したのは、ホワイト・ブラックのファイヤーパターンカラーの古川 選手です。今朝の練習走行でも好調な走りだっただけに、予選でもその好調をキープし、安定して18秒台に入れる走りで、13L4'05.522、ベスト18秒551でぶっち ぎりで暫定ポールポジションタイムをマーク。古川選手のマシンはコーナーもスムーズで、立ち上がりのトラクションも良く、古川選手の堅実なドライビングと 相まって、他者の追従を全く寄せ付けない程の仕上がりです。2番手にはレッドブルの芳之内選手でしたが、その差は5秒782もの差になります。続く2ヒート目 は、ホワイト・ピンクカラーの川野選手、グリーン・パープルカラーの堺選手のバトル。堺選手が前半リードするも、後半になると川野選手がペースアップし、 そのまま13L4'09.675、ベスト18秒976のタイムをマーク。しかし、古川選手のタイムは及ばず、総合暫定2番手のタイムです。総合3番手は堺選手、4番手は芳 之内選手、5番手はブラック・オレンジカラーの杉本選手が入ります。 

予選2ラウンド目
 GT-2ローカルクラス予選2ラウンド目。このラウンドでは、全選手が自己ベストを更新する大変レベルの高い争いになりました。1ヒート目では、先ほどの ヒートは仕事の都合で出走できなかったピンクのカラー炭田選手が登場し完走します。このヒートトップ争いは、堺選手、杉本選手、川野選手の争いで、ステ アリングがよりクイックで良く曲がるブルーのカラーリングの堺選手が自己ベストを僅か0.282秒更新して、13L4'17.325、ベスト19秒529で暫定ポールを守りま す。総合2番手は、このヒート2位ゴールのホワイト・ブラックの杉本選手、13L4'19.494、ベスト19秒622、ここまでが13周に入った選手。2ヒート目は、ブ ルーのマシン磯部選手がダイナミック且つインを攻めた走りで走行。自己ベストを0.295秒更新しますが、12L4'02.959で惜しくも13周に届かず総合3位のタイム になります。
 F-1ローカルクラス予選2ラウンド目。1ヒート目では、先ほどのヒートでトラブルだったイエロー・ホワイト・ピンクのファイヤーカラー北澤選手が快走。 現時点で唯一の17秒台をマークし、14L4'15.713、ベスト17秒960で、総合暫定ポールとなります。総合2番手はこのヒート前半まで北澤選手を押さえリードし ていたキャメルカラーの合田選手、14L4'16.904、ベスト18秒076です。総合3番手は、ホワイト・イエローカラーの吉本選手。堅実は走りで14周に入れてきま す。続く2ヒート目では、ブラック・ピンクカラー川野選手と、ホワイトのカラーリング岸選手とのバトル。途中クラッシュ等もありましたが、川野選手がト ップゴールで13L4'00.220、ベスト18秒072で総合4番手。以下、5番手に岸選手、6番手に高平誠選手と言うオーダー。
 F-1クラス予選2ラウンド目。やはりこのラウンドでも、ホワイト・ブラックのカラー古川選手が一段とペースアップし、トップを独走して暫定ポールを守 ります。タイムは13L4'03.521、ベストは18秒402と、F-1クラスでありながらローカルクラス並みの驚異的なタイムを出します。古川選手の走りはコースサイド にいるギャラリーが全員集目していたのが非常に印象的でした。2番手は、ホワイト・ピンクカラーの川野選手。ミス無く何とか走りますが、13L4'06.795、ベ スト18秒782でいっぱいいっぱいの様子。3番手は堺選手、4番手は芳之内選手で共に13周4分7秒台の記録。ブルー・ホワイトカラーの北澤選手はF-1クラスでは いまいち波に乗り切れない様子です。次の最終ラウンドでは逆転のドラマが果たしてあるのか、注目です。

予選3ラウンド目
 GT-2ローカルクラス予選3ラウンド目。このラウンドはこれまで暫定ポールのブルーのカラーリングの堺選手が余裕のレースキャンセル。最終ラウンドに 他の選手のタイム更新は無いと予想したのでしょう。しかし、その予想に反して、ホワイト・ピンクカラーの川野選手が他はタイムアップをしている選手が 少ない厳しいレースコンディション下で快走を見せました。何と自己ベスト更新で、13L4'15.574、ベスト19秒425をマーク。そして何と堺選手のタイムを上回 り、川野選手が大逆転でポールポジションを奪取しました。総合2番手は堺選手、3番手は非常にクレバーで安定したな走行ラインが特徴の、杉本選手と言う 結果になりました。
 F-1ローカルクラス予選3ラウンド目。1ヒート目は序盤からキャメルカラーの合田選手がレースをリードするも、その合田選手がインフィールドでミスし、 ストレートまでマシンが飛んで行くアクシデントがありました。その間、イエロー・ホワイト・ピンクのファイヤーパターンカラーの北澤選手がトップに立ち 、そのまま14L4'17.774、ベスト18秒021でゴール。2ラウンド目の自己ベストタイムは更新出来なかったものの、ポールポジションを確定しました。続くヒー トでは、ブラック・ピンクカラーの川野選手がトップゴールを果たすも、14L4'16.693止まりで総合2番手のタイムとなり、総合3番手はキャメルカラーの合田 選手と言う結果になっています。北澤選手のレンタルマシンは、コーナーリング特性が非常に良く、コーナーでの引っかかり感、失速感が無く、非常にセッテ ィングが取れている模様。
 F-1クラス予選3ラウンド目。予選最終ラウンドになっても、ホワイト・ブラックカラーの古川選手が終始レースをリード。13L4'04.474、ベスト18秒494で トップゴールを果たし、2ラウンド目の自己ベストタイムでポールポジションを確定します。古川選手は今大会でマシンセット及びドライビングが非常に良く 、予選レースを終始大きくリードするかたちです。一方、ここまで不調のブラック・オレンジの杉本選手でしたが、今回もプロポメモリーを違うモデルネーム で出走しようとするアクシデントで、1周でレースリタイヤを余儀なくされます。2ヒート目は、堺選手、川野選手、北澤選手の3選手が逆転ポールを狙うも、 激しいトップ争いの末、グリーン・パープルのカラーリング堺選手が13L4'04.732、ベスト18秒600でトップゴール。しかし堺選手は総合で1秒212トップに及ば ず、総合2番手の成績となります。3番手はホワイト・ピンクカラーの川野選手、4番手はルノー高平選手が大きく浮上してきました。続く決勝ラウンドでは どの様なバトルが展開されるか、非常に楽しみです。

■予選順位■
GT-2ローカルクラス
1位川野 貴義 3R13L4'15.574
2位堺 和久  2R13L4'17.325
3位杉本 篤史 2R13L4'19.494
4位磯部 靖哲 2R12L4'02.959
5位吉本 祐之 3R12L4'03.756
6位笠井 久敬 2R12L4'03.977
7位森岡 利彰 3R12L4'04.347
8位木津 裕之 2R12L4'15.592
9位炭田 倍彦 3R12L4'15.922

F-1ローカルクラス
1位北澤 秀郎 2R14L4'15.713
2位川野 貴義 3R14L4'16.693
3位合田 司  2R14L4'16.904
4位吉本 祐之 2R14L4'17.805
5位高平 誠  3R13L4'01.093
6位岸 浩   2R13L4'01.593
7位森岡 利彰 3R13L4'03.746
8位森原 茂利 2R13L4'07.981
9位炭田 倍彦 3R13L4'21.048
10位木津 裕之 2R12L4'04.748
11位笠井 久敬 2R12L4'15.115
12位杉本 篤史 1R 9L2'54.342

F-1クラス
1位古川 守  2R13L4'03.521
2位堺 和久  3R13L4'04.732
3位川野 貴義 3R13L4'05.984
4位高平 誠  3R13L4'06.602
5位芳之内 剛 3R13L4'07.679
6位合田 司  3R13L4'08.036
7位北澤 秀郎 3R13L4'08.808
8位杉本 篤史 2R13L4'09.213
9位森原 茂利 2R13L4'13.358
10位高平 修二 2R13L4'17.455
11位磯部 靖哲 3R13L4'18.003
12位安原 誠治 2R11L4'00.262

決勝に向けて
 ハイレベル且つ、所々笑いも飛び交う予選ラウンドを終え、いよいよ決勝ラウンドに進みます。GT-2ローカルクラスは久々の開催 で、川野選手と堺選手と激しい攻防が予想されます。スピードもそこそこに抑えられ、BIG+3サーキットにとても良くマッチしたレー スレギュレーションとなっている為、非常に見応えある接戦になる事でしょう。F-1ローカルクラスも同じく、サーキットの大きさに 合ったスピードで、ストレス無く走行ができます。マシンはZENの車両が四国全般に多いせいもあって、BIG+3サーキットでも例外無く 人気の車種になっています。このコースはリンクシステムのマシンよりも、Tバー系のリア周りの方がトラクションの掛かりが良く、 サイドダンパーオイルを固くして回頭性を上げるのがセオリーの様です。F-1クラスはスピードはレギュレーション上で規制している ので、とにかくコーナーリング重視のマシンセッティングで、如何に失速させずにコーナーを抜けて行くかが勝負の鍵になります。 今の所、速さは古川選手が一人抜けている感がありますが、BIG+3サーキットのマイスター、川野選手も何やらマシンをバラして色々 な部分に手を加えてきています。決勝での巻き返しも目が離せない所でしょう。
 オフィシャルでは審判委員長の木津選手がスターティングラインを書き、着々と決勝レースの準備も整ってきました。レースの方は 本来Aメインは10名切りと言うのがシーズンルールなのですが、今回はフェスタと言う事もあり、最大12名で楽しく決勝レースを行う 事にしました。

GT-2ローカルクラスAメイン
 GT-2ローカルクラス決勝Aメイン。スタートはホーンの合図のものと、各車一斉にスタート。1コーナーはポールポジション川野選手を筆頭に 続々とインフィールドに流れ込みます。2番手争いはブルーのカラーの堺選手と、ホワイト・ブラックカラーの杉本選手が接触のアクシデント。 代わってブルーのカラー磯部選手が2番手に浮上。しかし、その後直ぐに杉本選手、堺選手が、2番手、3番手に上がってきます。その後、2番 手に堺選手が浮上。風が強い中、19秒441のベストを出し、川野選手を追いかけます。そしてレースは中盤戦から後半戦へ。川野選手は依然トップ ですが、ベスト19秒662と若干ペースが上がらない模様。すると、2番手堺選手が猛烈なスパートをかけ、川野選手の背後コンマ数秒差でテールツー ノーズの争いへと展開します。川野選手も堺選手を必死にブロック。残り1分ではお互いにぶつけ合いながらのインの取り合いまでに発展。そして、 何とかポールからスタートのホワイト・ピンクカラーの川野選手がGT-2ローカルクラスを征しました。

F-1ローカルクラスAメイン
 F-1ローカルクラス決勝Aメイン。スタートはやや混乱があったものの、トップはイエロー・ホワイト・ピンクのファイヤーカラー北澤選手、2番手 ブラック・ピンクのカラー川野選手。この2台が徐々に他車を引き離し、中盤には2台のトップ争いがヒートアップしてきます。周回遅れも出だし、 2台は周回遅れを上手く交わしながらコンマ差のテールツーノーズの争いを繰り広げます。ベストは北澤選手が17秒967、川野選手が17秒925をマーク。 後方では3位争いも激しくなり、キャメルカラーの合田選手、マクラーレンの高平選手との争いです。そしてレースは終盤戦へ。トップは依然北澤選手、 2番手はコンマで川野選手の展開は変わらず。そして残り1分を切った所で若干北澤選手がペースアップし、ただ一人27周に飛び込み、F-1ローカルクラス の優勝を勝ち取りました。2位は川野選手、3位はキャメルカラーの合田選手が高平選手に競り勝ち、嬉しい入賞を果たしました。

F-1クラスAメイン
 F-1クラス決勝Aメイン。各車素晴らしいスタートとおもいきや、中団のメンバーではブルー・ホワイトカラーの北澤選手、レッドブルの芳之内選手が クラッシュ。お互いに最後尾に順位を落とします。トップはホワイト・ブラックの古川選手、2番手はホワイト・ピンクのカラーリング川野選手がつけ ます。トップ2台、古川選手、川野選手は徐々にペースを上げ、後続を引き離します。古川選手のベストラップは18秒541、川野選手は18秒631、共に18 秒中盤のベストラップをマーク。後続では随所で2台から3台のバトルが見られる中、トップ2台は早くも周回遅れを上手くさばきながら静かで緊張感 あるバトルを続けています。2台の差はコンマ6秒からコンマ8秒をキープし、つかず離れず、古川選手がレースをコントロールしている様です。F1RCGP ポイントランカー川野選手を尻目に、終始までトップの座を譲らなかった古川選手がミス無く素晴らしい走りを披露し、ハイレベルなF-1クラスを見事 優勝で飾りました!2位は川野選手、3位には単独でグリーン・パープルのカラーリング堺選手が入りました。

ポディウム表彰
 決勝のレース終了後、各クラストップ3でポディウム表彰が行われました。サーキットオーナー社長の川野氏より副賞の賞状が授与され、激戦を 上位入賞で終えた皆さんを称えます。なお、大会特別参戦の大会会長の北澤は章典外となっていますので、ご了承下さい。GT-2ローカルクラスでは 上位2台、特にブルーのカラーリングの堺選手が非常にクリーンなバトルを展開、F-1ローカルクラスでは北澤選手、川野選手のバトルが終始展開さ れ、F-1クラスでは古川選手のF1RCGP初優勝と、随所に見所満載のレースとなりました。周りのギャラリーからも祝福の拍手が贈られ、とても和やか な雰囲気の下、選手達も嬉しい表情を顔いっぱいに滲ませていました。

■決勝順位■
GT-2ローカルクラスAメイン
1位川野 貴義 24L8'03.213
2位堺 和久  24L8'03.327
3位杉本 篤史 24L8'08.512
4位吉本 祐之 24L8'19.336
5位森岡 利彰 24L8'19.583
6位磯部 靖哲 23L8'02.906
7位笠井 久敬 23L8'14.453
8位炭田 倍彦 21L8'09.027
9位木津 裕之 17L8'17.973

F-1ローカルクラスAメイン
1位北澤 秀郎 27L8'18.751
2位川野 貴義 26L8'00.657
3位合田 司  26L8'13.481
4位高平 誠  26L8'13.650
5位杉本 篤史 26L8'14.166
6位森岡 利彰 26L8'18.114
7位吉本 祐之 25L8'04.752
8位森原 茂利 24L8'01.728
9位岸 浩   24L8'02.298
10位炭田 倍彦 23L8'09.911
11位笠井 久敬 23L8'15.786
12位木津 裕之 22L8'06.484

F-1クラスAメイン
1位古川 守  26L8'13.578
2位川野 貴義 26L8'14.569
3位堺 和久  25L8'02.045
4位合田 司  25L8'10.401
5位北澤 秀郎 25L8'12.709
6位杉本 篤史 25L8'13.008
7位高平 誠  25L8'16.674
8位芳之内 剛 25L8'17.506
9位森原 茂利 24L8'06.734
10位磯部 靖哲 24L8'09.822
11位高平 修二 23L8'08.250
12位安原 誠治 20L8'08.880

ベストルッキングカー賞
 ベストルッキングカー賞には、GTでは笠井選手のグリーンのGTマシン、レクサスチームペトロナストムスのグリーンバージョン、 そして、F-1クラスでは高平誠選手のマクラーレンMP4/5Bセナバージョンが選出されました。2台とも非常に丁寧な仕上がりで、 走らせるのが本当にもったいない程です。この2選手には、オリジナルの写真入り写真盾が贈られました。今後もも皆さんの力作 をお待ちしています。

全体表彰・抽選会
 大会の最後は全体表彰式並びに大抽選会です。風が強いので、ショップ内で行われました。まず全体表彰式では、スナックの軽食の食べながら和 やかに行われ、参加者全員に大会会長の北澤より表彰カードの授与が行われました。そして、次は大抽選会です。スポンサーの各社より送られたグ ッズが選手全員に配られ、最後の目玉のYOKOMOのGT500キットは、じゃんけん大会へ!じゃんけん大会では見事GT500を獲得できたのは、GT-2ローカル クラスでも入賞を果たした杉本選手でした!その後、競技委員長の川野氏より挨拶、大会会長北澤より挨拶があり、F1RCGP2013 Festa in Shikoku BIG+3サーキット大会が無事閉幕となりました。皆様本当にお疲れ様でした。

F1RCGP大会主要機材データ
 F1RCGP大会データになります。マシン、プロポ、アンプ、バッテリー、F-1グランプリクラスモーターのシェアと、全員の参加選手県名、年齢別、 そして男女比です。 次回参加される方、遠征される方等、参考になさってください。 次回行われる予定のF1RCGPは、11月3日(日)F1RCGP2013 Round10 in Tokyoお台場大会です。お台場での開催は2年目。リニューアルオープンされた ばかりのお台場MEGA WEBで、F-1ラジコンの楽しさを多くの人にアピールしていきます。皆様のご参加を心よりお待ちしております。なお、MEGA WEB大 会は定員に限りがございますので、早めのエントリーをお願いいたします。※ブースも出展可能です。メーカー各位でご興味ある方は、F1RCGPAまで問 い合わせ下さい。

カーシェア
プロポシェア
アンプシェア
モーターシェア
バッテリーシェア
参加選手県名
年齢層
男女比

謝辞
 本大会に参加された選手の皆様、そしてサーキットをお貸し頂いたBIG+3サーキットオーナー川野様、運営をお手伝い頂いた放送委員の川野 由記子様、車検担当等でお世話になりました、木津様、古川様等、カメラ撮影をご協力頂きました多くの皆様、沢山の協賛品のご協力を頂いたサ ポートメーカーの皆様、本当にありがとうございました。お蔭様で無事に本大会を開催する事ができました。次回も多くの参加者の皆様に喜んで 貰える様に精一杯頑張る所存ですので、応援宜しくお願いいたします。