F1RCGP レースリポート


第1戦 F1RCGP2015 in Nara
RC スタジアム セイキ 2015年1月18日(日)


天気:晴れ(屋内)、気温:10℃、湿度:44%、路面温度:18℃

 F1RCGP2015のシリーズ開幕戦が、奈良県・大和高田市にあるRCスタジアムセイキ(室内オンロードサーキット)で開催されました。 ここRCスタジアムセイキでのF1RCGP開催は7回目、開幕戦はもはやF1RCGP恒例行事となり6年連続になります。関西地方ではF-1イベント のメッカとして知られ、老若男女幅広いRCファンで常に賑わいを見せています。サーキットは1F,2Fに1/12〜1/10スケールサイズ(ドリフ トもOK)のラジコンが楽しめるスペースが設置され、ピットエリアは冷暖房が完備。ラジコンシーズンと言われる春、秋、以外にもい つでも最高のコンディションでラジコンを楽しめます。サーキットショップもAtlantisのバッテリー、モーター、充電器等のパワーソー ス関連製品をはじめ、キットメーカー系ではタミヤ製品、パーツが充実。また、各サードパーティーメーカーのスペアパーツも充実して おり、急なアクシデントが起きてパーツが必要になっても安心の品揃えです。ショップ店長の加藤和美氏も、非常にフレンドリーに対応 してくれますので、ラジコン初心者の方も、エキスパートの方も、また、お近くの方も、遠方の方も、是非サーキットに遊びに行ってみ てください。
 開幕戦の舞台となるのは、1Fのアスファルト路面の電動オンロードサーキットです。1周120m、25mのバックストレートを持ち、路面は 細粒のフラット舗装。毎年12月にコースレイアウト変更がなされる事になっているので、昨年度のF1RCGPと今回のレイアウトは異なりま す。いずれにしても、F1RCGPシリーズ戦の中でも超テクニカルサーキットの1つに数える事ができるくらい、ストップアンド・ゴーや切 り返しも多いタフなコースレイアウトになっています。
 レースウィークは例年よりは暖かく、土曜日は雨に見舞われましたが日曜日は天気にも恵まれ、奈良県内は固より、遠くの県外からも 参加者が集まりました。参加人数はF-1ローカルクラス:10名、F-1クラス:14名、F-1スケールクラス:4名、F-1グランプリクラス:2チ ーム3名、合計31名です。参加者の皆さん明るく元気な方が多く、家族連れも多く本当に多くの人で賑わいました。来場者の中には、か つてヨコモのトップドライバーの1人であった福田一郎選手も来場!今はリハビリに勤しむ中、F1RCGP FaceBookやOnline Shopを管理し て頂いており、F1RCGPには無くてはならない1人です。初観戦と同時にアップロードのお手伝いまでやって頂き、これまではメールやメ ッセンジャーを使って結果を送っていたのですが、今日は非常に楽をさせて頂きました。
 相変わらず関西地区のF-1人気は依然衰えを見せず、ピットエリアは熱いF-1ファンの熱気がムンムンします。今年のレギュレーション 変更のポイントとしては、F-1クラス、F-1グランプリクラスは大きくは変わら無いのですが、シリーズ戦に関連するポイント計算を6戦 の有効ポイントから5戦にする、F-1グランプリクラスは重量規定を無くし、6輪マシンに対し4輪マシンの優位性を若干アップさせまし た。また、一番大きなポイントとしては、コントロールタイヤにTabataブランドのZACが仲間入りした事です。長年コントロールタイヤは ZEN1本だったのですが、今年より各開催サーキットが事前にどちらかをチョイスする方式で、開催前にアナウンスさせて頂く形になりま す。何れにしても、大会で使用されるコントロールタイヤは1メーカーに絞られるので、レースの平等性としては変化はありません。こ の開幕戦RCスタジアムセイキでは、コントロールタイヤがZENに決定されています。
 その他、F1RCGPAで現在検討されているのが、スケールクラスのボディー規制と、F-1グランプリクラスのハイノーズ規制緩和の件です。 スケール感を高め、実車のF-1も盛り上げていきたいと言う意向から、スケールクラスは常に最新のF-1ボディーをまとってもらいたいと 言うのが主催者側の意見です。最新とは言わなくても、過去3〜5年以内としたい所です。また、グランプリクラスではハイノーズ規制が ありますが、実車はノーズが下がっている状態なのと、ハイノーズ化はラジコンF-1にとって性能を上げるものではない事が本質とずれる 点です。より性能と速さを求める格式のあるチャンピオンシップにする為に、ここでの規制緩和も検討中です。恐らく年内、少なくとも来 シーズンには実施を予定しています。
 去年の末にかけて、サーパントや川田模型、そして新興メーカーからも続々とニューF-1マシンがリリースされてきています。また、RED RCやラジコンニュースもF-1の話題も増え、ニュースが無い事はありません。今やF-1カテゴリーは1つの大きなカテゴリーとしての人気が 確立し、今後も安定した人気を保たれる事を期待しています。F1RCGPは今後も微力ながらF-1に焦点を当てたF-1に特化した最高峰ラジコン レースとして活動して行きたいと思っておりますので、皆さんのご支援宜しくお願い致します。

プラクティスDay
 前日は練習走行日は雨で湿度も上がりましたが、寒さはそれ程でもなく、すごしやすい1日でした。地元を中心にF-1を心から楽しむファン が多くコースに駆け付け、早速熱心に練習走行に励んでいる様です。F-1ローカルクラスはホワイト・ピンク・レッドのファイヤーカラー大西 選手、フェラーリカラー荻野選手等が好調なペースで周回を重ねています。ややハイスピードになったコースレイアウトと室内と言う好条件も あって、路面グリップは常に安定しており、午後に掛けてはかなり路面も仕上がってきている模様。ローカルクラス予選は1周のベストラップ で争われるので、1/100秒を如何に短縮するかを各選手熱心に調整しています。マシンの軽量化や、ライン取り1つにしてもパワーオン・オフの タイミングにまで気を使い、実車F-1さながらの雰囲気です。F-1クラスは今季から同クラスに参戦の地元ドライバー土井選手が軽快な走りで好 ラップを出している模様。土井選手は今年RONYのマシンを駆り、特にコーナーの卓越した旋回性能が光っています。F-1スケールクラスは、昨年 の2014年度の同クラスワールドチャンピオンのティレル重松選手と、F-1グランプリクラスワールドチャンピオンHiroFactory Racing Family中 谷選手の対決が既に練習走行日から見られます。そこに地元からメルセデス阪井選手、四国勢からはティレル磯部選手がどう絡んでくるのでしょ うか。重松選手のマシンセットは、ハイグリップ路面を想定してやや硬めの足回りを組んでいます。逆に阪井選手はややソフト気味な方向。この セッティングの方向性の違いもレースを見るには面白いポイントです。F-1グランプリクラスは、今回はHiroFactory Racing Family、TM Circuit の2チームのみの参戦となり、高ポイントを獲得するにはビッグチャンスとなります。初戦を征すものはシリーズを征すのか、いずれにしても大 事な初戦を落とさない様に各チーム真剣な面持ちでセッティング、テスト走行に励んでいる様子が伺えます。
 午後には運営サイドも準備が進み、ショップ店長の加藤和美氏の協力もあって簡単なミーティングを終え、万全の態勢が整いました。また、 今回F1RCGPグッズとしてF-1様タイヤBOXを販売し、売れ行きも非常に好調です。タイヤ保管用にこれまではビニール袋等が使われていたかと思 いますが、それでは保管時にタイヤの表面が潰れて扁平したり、見た目も良くありませんでした。今回のタイヤBOXでタイヤの変形も無く機密性 も保たれ、いつでも完璧な保管状態でフレッシュタイヤに近い状態で走行が楽しめる事でしょう。開幕戦だけに色々なニュースが飛び交う中、 F1RCGP2015シリーズがいよいよ明日開幕となります。今シーズンはどこのチーム、そして誰が世界チャンピオンの座を手にするのか注目して見 て行きましょう。


大会当日
 大会当日は、朝から雲は若干多いものの概ね晴れ、続々とエントラントがコースに集まってきており、早くも熱気ムンムンです。各選手受付を終え、 コントロールタイヤを貰い、充電もそこそこに早速練習走行へとコースインです。路面コンディションは昨日とほぼ同じく、非常に良好な様子。各選手 のマシンはウォームアップランの後、かなり本気に近い走りで周回を重ねている模様。F-1ローカルクラスはホワイト・ピンク・レッドカラーの大西選 手、F-1クラスは土井選手が依然好調をキープ。F-1グランプリクラスでは中谷選手、野尻選手揃って好タイムをマークしています。いまいち波に乗り切 れないのは、野尻選手とチームを共にする渡辺選手で、練習から若干ミスが目立っています。野尻選手のマシンセットはかなり好調なだけに、セッティ ングをコピーして本番には更に良い仕上がりにしてもらいたいものです。
 その間、スタッフは最後の大会準備を終えると、開会式並びにドライバーズミーティングが行われました。大会放送委員長・加藤氏の司会で、先ずは 大会会長・北澤氏の挨拶、RCスタジアムセイキの専務・栗本氏の挨拶、その後に詳しいレギュレーション、大会ルールのアナウンスがありました。皆さん 非常に真剣な様子で説明を聞いており、次第に緊張感も伝わってきます。F1RCGP2015新シーズン、ドライ宣言により、いよいよ開幕となります!

予選1ラウンド目
 F-1ローカルクラス予選1ラウンド目。5分間のベストラップで争われます。1ヒート目、序盤はフェラーリカラーのゼッケン3番荻野選手 が12秒540トップタイムをマーク。路面状況はとても良い様子で、各車マシンの挙動は非常に安定している模様。レース中盤、13周目にホワイ ト・ピンク・レッドのファイヤーカラー大西選手が12秒200のベストを叩き逆転し、そのままヒートトップゴール。2ヒート目はウィリアムズ の佐野選手が序盤トップを走るも、後半になりマルボロ・マクラーレンカラーの玉置選手が逆転でトップ。玉置選手のマシンは非常に初期反応 が良く、アグレッシブにコーナーを攻めますが、佐野選手がまた1/100秒差で逆転と、僅差で順位の入れ替わりが激しい状況が続きます。しかし、 最後にイエローのマシン高岡選手が12秒010をマークし、総合でも暫定ポールポジションタイムをマークしました。2位には玉置選手の12秒060、 3位は佐野選手の12秒100となります。
 F-1スケールクラス予選1ラウンド目。こちらは4分間のタイムアタックです。序盤はベネトンの中谷選手が好タイム、11秒台の11秒970に 早くも突入。メルセデスの阪井選手もそれを追いますが、タイムはまだ13秒台、13秒130が自己ベスト。その後、ティレル重松選手、磯部選手が 果敢にコースを攻めるが中谷選手には及ばず、ベネトンの中谷選手が最終的に11秒590まで自己ベストを更新し、トップタイムをマークしました。 2位にティレル磯部選手12秒890、3位阪井選手13秒130と言う結果となりました。中谷選手はスケールクラスで抜群の速さと安定感です。
 F-1クラス予選1ラウンド目。スタート直後は、SASOLジョーダンカラーの三輪選手がトップ。マシンの加速も良く、トップスピードも良く伸 びています。2位に付けるのはコンマ差でフットワークカラーの大西選手。その後、最終ラップに大逆転で大西選手がトップに立ちそのまま20L 4'07.760、ベスト11秒810でトップゴール。2ヒート目は、ホワイト・イエローのカラー土井選手と、イエローのカラー高岡選手がトップ争い。 トップは土井選手。インフィールドのコーナーリングスピードが非常に速いです。一方、高岡選手は若干アンダーステアに悩んでいる模様で、 回頭性が悪いです。その後も土井選手はトップを守り、20L4'01.900、ベスト11秒790でトップタイム。このヒートベストタイムをマークしたのは 7UPジョーダンの加藤選手、11秒700、トータル20L4'05.770をマークし総合でも2番手のタイムです。
 F-1グランプリクラス予選1ラウンド目。レースは序盤からHiroFactory Racing Family中谷選手がリード。しかし、シケインでミスし大きく クラッシュ!大幅なタイムロスを抱えます。その間、TM Circuitの野尻選手がトップに浮上!その後、中谷選手は自己ベストラップを更新しな がら追い上げを図るもあと僅かな所でミスを繰り返し、結局TM Circuitの野尻選手が21L4'03.980、ベスト11秒360でトップフィニッシュ。2位は HiroFactory Racing Family中谷選手、21L4'06.820、ベスト11秒250と言う結果です。


予選2ラウンド目
 このラウンドは先ほどの1ラウンド目からの成績を元に組み換えが行われました。
 F-1ローカルクラス予選2ラウンド目。1ヒート目は、オールドフェラーリカラー高橋選手の13秒180からのスタート。すると、後続ではタイレル石田選手が クラッシュ!サスを破損し、12秒830のベストは出したものの2周でリタイヤとなります。トップタイムはルノーの海堀選手、20周目に12秒500を記録し、総合 でも7位のタイムとなります。2ヒート目は、序盤トップはホワイト・ピンク・レッドの大西選手。しかし、2位以下は非常に接戦でいつでも入れ替わりがある 状態です。しかし、レース後半は大西選手が益々調子を上げ、立て続けにベストラップを更新。11秒830までタイムを伸ばします。しかし、最後の最後でウィリ アムズ佐野選手が大逆転し、11秒820をマーク。暫定ポールポジションを奪取します。
 F-1スケールクラス予選2ラウンド目。ベネトン中谷選手が好調をキープで序盤から12秒前半のラップで周回を重ねます。現チャンピオンのティレル重松 選手はハイサイドに苦しむ展開でタイムが思うように伸びません。その後、メルセデスの阪井選手が中谷選手のタイムに迫るも及びません。結局ベネトン中谷 選手が11秒680までこのラウンドでタイムを伸ばしトップフィニッシュ。スケールクラスはパワーソース的に加速が穏やかな分、コーナーで失速させない様な セッティングが重要な様です。
 F-1クラス予選2ラウンド目。1ヒート目はザウバー江坂選手が各車まだラップが安定しない序盤にトップに立ちます。江坂選手は非常に落ち着いた走りで、 20L4'11.100、ベスト12秒100を記録。2ヒート目は、ホワイト・イエローのカラー土井選手と、イエローのカラー高岡選手がまたもトップ争いを繰り広げます。 それに7UPジョーダンの加藤選手も加わり、白熱の展開。しかし、土井選手はレース後半モードを切り替えたのか、徐々に後続を引き離しに掛り、終わって見れ は、唯一の21周をマークし、21L4'09.430、ベスト11秒630をマークし自己ベスト更新。暫定ポールポジションを守ります。2位には惜しくも21周に届かなかった 加藤選手で、20L4'00.300、ベスト11秒720となります。
 F-1グランプリクラス予選2ラウンド目。序盤はTM Circuitのレッドブルカラー野尻選手がトップ。2番手HiroFactory Racing Family中谷選手で、コンマ差で 続きます。渡辺選手はミスが多く単独3位を走行し、やや離されています。トップ争いは非常に接戦。コンマ差のバトルで、2位を走る中谷選手が徐々に接近し、 右セクションで野尻選手を捕えて逆転トップに浮上。そしてそのままゴールし、22周に迫る、21L4'01.990、ベスト11秒030で暫定ポールポジションを奪取します。


予選3ラウンド目
 昼休みの練習走行時間を挟み、F-1ローカルクラス予選3ラウンド目。1ヒート目では序盤オールド・フェラーリの高橋選手がトップ。その後、イエローのマシン 海堀選手が逆転。海堀選手はその後も安定した走行で、ベスト12秒220を出し、自己ベストを更新。総合では6番手を獲得します。2ヒート目は、トップ争いは非常に 僅差で、イエロー高岡選手とウィリアムズ佐野選手の争い。すると、大西選手がベスト更新でトップタイムをマークします。後半に掛けても大西選手がどんどんタイム を更新し、11秒780を最終的にマークしポールポジションを獲得。2位は2ラウンド目のタイム11秒820で佐野選手、3位は11秒830で荻野選手が確定しました。
 F-1スケールクラス予選3ラウンド目。路面コンディションがかなり上昇しているせいか、各車ハイサイド気味でコーナーを掛け抜けて行きます。1周目でメルセデス 阪井選手が大クラッシュ!トップはベネトン中谷選手で、2位は阪井選手が追う展開。3位はタイレル磯部選手、そして、その後は重松選手と続きますが、重松選手は スパーの音が酷く、なかなかマシンが前へ進まない模様。このラウンドトップタイムは11秒640を出したベネトン中谷選手。自己ベストは1ラウンド目の11秒590で、 ポールポジションを守り抜きました。スケールクラスはいかにハイサイドせず弱アンダーなセッティングに持って行くかが勝敗を左右しそうです。
 F-1クラス予選3ラウンド目。1ヒート目はザウバー江坂選手がトップ。ジャイロもかなり効いての走行の様子で、ステアリングがかなりアグレッシブに反応しています。 2位以下は団子状態。後半に単独2位に上がってきたのはホワイトのマシンゼッケン4番の磯部選手。しかし4分のコールでトップはザウバー江坂選手、20L4'06.220の自己 ベストで、総合8位の記録となります。2ヒート目は、トップにホワイト・イエローのカラー土井選手、2位に7UPカラーの加藤選手が続きます。その差は0.5秒。各車等間隔 での走行が続き、静かな展開。そして、終始土井選手が安定した走りを披露し、自己ベストも更新し、21L4'05.860、ベスト11秒530でF-1クラスポールポジションを獲得!この ラウンドでは7UPジョーダンゼッケン7番古谷選手までが21周を記録するハイレベルな展開になりました。
 F-1グランプリクラス予選最終ラウンド。トップスタートはHiroFactory Racing Family中谷選手でしたが、小ミスが重なりその間にTM Circuit野尻選手がトップに浮上。 トップ2台はテールツーノーズの僅差の争い。その後、野尻選手がミス!中谷選手が再びトップに浮上の目まぐるしい展開。その後、野尻選手がシケインで、中谷選手が インフィールド左セッションで共にミス!この最終ラウンドはプレッシャーからか、両者ともミスが目立ちますが、最終的にはミス数が少なかったHiroFactory中谷選手が 21L4'01.220、ベスト11秒080で自己ベストを更新しトップフィニッシュ!ポールポジションを確定します。2位はTM Circuit野尻選手、トータルでは自己ベスト更新できな かったのですが、10秒890のスーパーラップをマーク!決勝ラウンドの逆転に期待が掛かります。


■予選順位■
F-1ローカルクラス
1位大西 友紀 3R11.780
2位佐野 和雄 2R11.820
3位荻野 健司 2R11.830
4位高岡 一仁 3R11.920
5位玉置 芳弘 1R12.060
6位海堀 修平 3R12.220
7位石田 晃敏 1R12.280
8位高橋 和久 3R12.530
9位倉田 龍二 3R12.610
10位石田 光  3R13.180

F-1クラス
1位土井 昌登 3R21L4'05.860
2位加藤 和美 3R21L4'07.570
3位太田 佳和 3R21L4'08.100
4位古谷 幸三 3R21L4'10.620
5位高岡 一仁 2R20L4'00.870
6位大西 友紀 3R20L4'02.340
7位三輪 幸太 2R20L4'04.970
8位江坂 雅輝 3R20L4'06.220
9位海堀 修平 2R19L4'02.520
10位重松 隆一 2R19L4'07.460
11位磯部 靖哲 3R19L4'38.640
12位山崎 翔矢 2R18L4'00.530
13位梶野 孝司 2R18L4'02.050
14位梅野 吉則 3R18L4'10.370

F-1スケールクラス
1位中谷 洋信 (BENE-01)1R11.590
2位阪井 勲  (MERC-01)2R12.700
3位磯部 靖哲 (TYRL-02)1R12.800
4位重松 隆一 (TYRL-01)1R13.980

F-1グランプリクラス
1位中谷 洋信 (HRF) 3R21L4'01.220
2位野尻 信行 (TMC) 1R21L4'03.980
3位渡辺 正人 (TMC) 1R21L4'11.670

決勝に向けて
 F1RCGP2015開幕戦の予選が終わりました。引き続き決勝ラウンドが行われます。予選ラウンドでは福田氏によりF1RCGP FaceBookの方でオンライン速報を 上げて頂き世界中からアクセスがありました。決勝でもタイムリーなアップをすべく予選データを整えています。運営サイドは加藤氏はかなりリラックス モードで選手の皆さんと談笑が止まりません。決勝の時間が徐々に迫ってきて、各選手徐々に決勝モードに突入、持参したPCでアンプのパラメーター変更や、 各部ネジの増し締め等、かなり真剣な面持ちで取り組んでいます。決勝ラウンドはF-1ローカルクラス、F-1スケールクラスはタイムアタックの争いから、ト ータル周回数の勝負となります。安定した走行が出来るようにマシン挙動をややマイルドにセッティングする方向で各選微調整を進めています。また、F-1 クラス、グランプリクラスは4分から8分の勝負になります。予選の各自のタイムを分析し、長丁場のレースに備えて作戦を練っている模様。TC Curcuitの 野尻選手は予選惜しくも2位ながら、決勝ラウンドの自信は相当ある様子です。チームメイトの渡辺選手とどのような作戦でHiroFactory中谷選手に挑むか、 注目して見て行きましょう。続く決勝ではお互いにバットドライビングやペナルティーの無い素晴らしいレースを期待しましょう。

F-1クラスBメイン
 F-1クラス決勝Bメイン。スタートはホワイトのマシン磯部選手がトップに浮上。2番手にイエロー・ブルーの梶野選手が付けます。トップと2位の 差は4秒程ありましたが、磯部選手がインフィールドでミスしている間に一気に1.5秒程に差が詰まります。そして一気にスパートを掛けたのか、梶 野選手が1.1秒にまで差を詰めた瞬間、梶野選手が操縦台前で痛恨の転倒!これで磯部選手が若干楽な格好になります。しかし、レース残り3分の所で 、磯部選手が周回遅れの処理に手こずり転倒!ここで梶野選手がトップに浮上!その後は梶野選手が安定した走りでトップを守りきり、F-1クラスBメ インをトップでゴールしました。

F-1ローカルクラスAメイン
 F-1ローカルクラス決勝Aメイン。スタートはホワイト・ピンク・レッドの大西選手のマシンがポールポジションから上手く抜け出し、その直ぐ後ろからは 2番グリッドからのウィリアムズ佐野選手が続き、これら2台が若干他車を引き離す格好でレースをリード。その後、ウィリアムズ佐野選手がトップに浮上 するも、右セクションでまさかの転倒!その間に大西選手が再びトップに立ちます。レースオーダーは、大西選手、佐野選手、荻野選手の順。2番手走行の佐野 選手はトップ大西選手を追いかけ度々差を詰めるが、小ミスが目立ちなかなか詰め切れない様子。その後も、トップ争いはコンマ3秒まで2台の差が接近するも、 佐野選手がインフィールドでミス!ここで2番手にイエローのマシン高岡選手が浮上してきます。その間、トップ走行の大西選手はトップを悠々と快走。そして、 大西選手がトップゴールし、F-1クラスの優勝を決めました。2位は高岡選手、3番手に佐野選手が入賞しました。

F-1スケールクラスAメイン
 F-1スケールクラス決勝Aメイン。この決勝は50周の周回レースです。スタートはポールポジションからベネトン中谷選手が非常に鋭いスタートダッシュを決め ます。2番手はメルセデスの阪井選手が追いかける展開。しかし、2番手走行中の阪井選手は、バックマーク車との接触でタイムをロスし、トップ中谷選手との 差が益々開いてしまいます。その間、トップのベネトン中谷選手は2位以下早くも1ラップの快走。そして、20ラップを4分08秒で通過し、ピットインルールの25 周目を折り返します。各車ピットに続々と入り、全車ピットインを一発で完了。その後の後半戦は、後続のティレル重松選手のマシンがややオーバーステア気味で 辛そうに走行を続けている様子が見受けられます。また、転倒によってリアウィングも破損しており、完走すら危ぶまれる状態です。そんな中、ベネトンの中谷選 手は順調に周回を重ね、他車を寄せ付けない完璧な走りで50周をゴール!2位阪井選手に2周を付けて見事中谷選手がスケールクラスを征しました。

F-1クラスAメイン
 F-1クラス決勝Aメイン。スタートはポールポジション土井選手が上手く抜け出しトップ。2位は7UPカラーの加藤選手が続き、その直ぐ後ろからはイエローの マシンの高岡選手が僅差で続きます。レースはそのまま膠着状態で各車安定した走行を続けています。そして、レースの折り返し地点である4分間を終了。トッ プは依然としてホワイト・イエローのカラー土井選手、2位に7UPカラーの加藤選手が続きます。その差は3秒程。そして、レース後半には3位を走る高岡選手が ストレート入り口でクラッシュ!ここで、3位には7UPカラーの古谷選手が浮上。7UPカラーが2位、3位と揃って土井選手を追いかける形。その後も、土井選手は 縁石に若干のマージンを残し、慎重且つ安定した走行を重ね、見事F-1クラスの優勝を決めました。

F-1グランプリクラスAメイン
 F-1グランプリクラス決勝Aメイン。スタートはポールポジションからHiroFactory Racing Family中谷選手が勢いよく出るも、後続のTM Circuit野尻選手とスト レート入り口で2台が接触し転倒!トップには野尻選手が立ちます。そして、2位に上がってきたのは同じTM Circuitの渡辺選手。その後、3位に順位を落とした 中谷選手は、必死の追い上げでペースを上げ、先ずは渡辺選手をパス。そして、トップへと襲い掛かろうとします。トップの野尻選手はこちらもハイペース、11秒 090のラップを出し逃げに掛かります。レース後半戦、クラッシュ音も無く静かなレースが行われている中、中谷選手が10秒990のスーパーラップを出しトップに迫 ります。そして、最終ラップには約1秒差まで詰めるも、TM Circuit野尻選手が素晴らしい集中力でその追撃を交わし、F1RCGP2015 F-1グランプリクラス初戦を優 勝で締めくくりました。両者の激戦のバトルにはギャラリーからも惜しみない拍手が贈られ、正に最高峰のグランプリクラスらしい見応えあるレースでした。
■決勝順位■
F-1クラスBメイン
1位梶野 孝司 36L8'01.880
2位磯部 靖哲 35L8'10.910
3位山崎 翔矢 34L8'07.030
4位梅野 吉則 20L8'12.110

F-1ローカルクラスAメイン
1位大西 友紀 39L8'06.750
2位高岡 一仁 39L8'10.650
3位佐野 和雄 39L8'11.390
4位玉置 芳弘 38L8'07.540
5位荻野 健司 38L8'08.460
6位石田 晃敏 37L8'04.090
7位海堀 修平 37L8'12.590
8位高橋 和久 35L8'03.310
9位倉田 龍二 32L8'09.940
10位石田 光  28L8'11.960

F-1クラスAメイン
1位土井 昌登 41L8'05.770
2位加藤 和美 40L8'01.230
3位古谷 幸三 40L8'06.810
4位高岡 一仁 40L8'11.270
5位太田 佳和 39L8'31.780
6位江坂 雅輝 38L8'00.810
7位大西 友紀 38L8'03.460
8位海堀 修平 37L8'09.840
9位重松 隆一 31L8'01.320
10位三輪 幸太  2L0'34.030

F-1スケールクラスAメイン
1位中谷 洋信 (BENE-01)50L10'50.010
2位阪井 勲  (MERC-01)48L10'50.430
3位磯部 靖哲 (TYRL-02)45L11'01.180
4位重松 隆一 (TYRL-01)40L10'54.790
F-1グランプリクラスAメイン
1位野尻 信行 (TMC) 42L8'01.480
2位中谷 洋信 (HRF) 42L8'03.090
3位渡辺 正人 (TMC) 38L8'14.980

ポディウム表彰
 決勝レース後は各クラストップ3の選手を集めてのポディウム表彰です。下位の選手より一人一人にRCスタジアムセイキの専務・栗本氏より記念の表彰カ ードが手渡されます。そして、トップ3の選手は表彰台に上がって頂き、トロフィーの授与並びに各クラス記念撮影。決勝Aメインはどのクラスも非常に見 応えある素晴らしいレースでした。F-1ローカルクラスでは大西選手がポールポジションから危なげのない走りで優勝、F-1スケールクラスもベネトン中谷選 手が昨年度ワールドチャンピオン重松選手を寄せ付けず圧巻の走りで優勝を決め、F-1クラスは土井選手がポールポジションから終始安定した走りで勝利。そ して、F-1グランプリクラスは2番スタートのTM Circuit野尻選手が序盤からトップに立ち、圧倒的な集中力を披露し優勝を決めました。各入賞者には周りの ギャラリーから温かい拍手が贈られました。みなさん最後まで本当にお疲れ様でした。

ベストルッキングカー賞
 ベストルッキングカー賞には、江坂選手のケーターハムが選出されました。鮮やかなグリーンカラーに彩られ、ドライバー人形もコクピットも非常に丁寧な 仕上がりです。インドアのコース上を走っていても常に輝きのある走りを披露して頂き、本当に魅了されました。ベストルッキングカー賞を受賞した江坂選手 には副賞で写真盾が手渡されました。今後もも皆さんの力作をお待ちしています。

全体表彰・抽選会
 大会の最後は全体表彰式並びに大抽選会です。RCスタジアムセイキのブランドであるATLANTISグッズや、YokomoのYRSロードスターのキットなど、他にも豪華 賞品が山盛り。もれなく皆さんに当たるこの抽選会は、毎回非常に好評の様で、皆さん自分の名前が呼ばれるのを今か今かと期待して待っています。抽選会最後 の豪華景品はじゃんけん大会まで、皆さんかなりの盛り上がりを見せました。景品授与も終わり、栗本氏の挨拶、大会放送委員長の加藤氏の挨拶、そして大会会 長の北澤氏の挨拶があり、F1RCGP2015開幕戦が無事閉幕となりました。皆様本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

F1RCGP大会主要機材データ
 F1RCGP2015 Round1奈良大会主要機材データになります。マシン、プロポ、アンプ、バッテリー、モーターのシェアと、全員の参加選手都道府県名 、年齢別構成比、そして男女比です。 次回参加される方、遠征される皆さん、参考になさってください。次回行われる予定のF1RCGP2015 Round2は 、2月1日(日)茨城大会 谷田部アリーナ(つくば市)です。ヨコモも自社主催のF-1全日本選手権レースもスタートし、益々盛り上がるF-1レース シーン。RCのメッカである谷田部アリーナグランプリコースのハイグリップなコースで非常にハイレベルな争いが繰り広げられる事でしょう。皆様 のご参加を心よりお待ちしております。なお、この大会はJMRCAオンロード関東予選との併催となる為、スケジュールに付きましては開催案内を必ず ご確認下さい。

カーシェア
プロポシェア
アンプシェア
モーターシェア
バッテリーシェア
参加選手県名
年齢層
男女比

謝辞
 2015年度最初の開幕戦である本大会に参加された選手の皆様、そしてサーキットをお貸し頂いたサーキットオーナー栗本様、運営をお手伝い頂いた 各実行委員長の加藤様、冨田様、田村様、車検係でご尽力頂いた北口様、その他多くのサーキットスタッフの皆様、多くの協賛品のご協力を頂いたサ ポートメーカーの皆様、本当にありがとうございました。お蔭様で無事に開幕戦である本大会を開催する事ができました。まだこの先多く残るシーズ ンも、参加者の皆様に喜んで貰える様に精一杯頑張る所存ですので、応援宜しくお願いいたします。F1RCGPは皆様のご協力に支えられ、レースが成り 立っていますので今後とも宜しくお願い申し上げます。