天気:雨時々曇り(屋内)、気温:25℃、湿度:42%、路面温度:24℃
F1RCGP2015今シーズン初の海外ラウンドとなる中国・上海ラウンドが、上海にあるRCIV2サーキットで行われました。ここRCIV2サーキットは去年に引き
続き2年連続の開催となります。2016年には中国の北京で電動オンロードカーIFMAR世界選手権が開催予定とあって、昨今の中国市場はかなり電動オンロード
カーを中心に活気に溢れています。先月4月にはアジア最大級の電動カーのシリーズ戦であるAOCが同サーキットで開かれ、かなりの賑わいを見せたそうです。
RCIV2は、Rickさんがオーナーで、Babbyさんが運営・管理する屋内サーキットです。2014年4月にオープンし、当時は各所工事中だったのですが今年になり隣の
人工芝のオフロードサーキットに屋根が付いたり、併設のRCショップエリアが拡大されたりと、どんどん素晴らしい施設へと変貌を遂げています。外に5軒程あ
るRCショップは、全て完成すれば多種多彩な製品をショッピングモールの様な雰囲気で買い物を楽しめるエリアとなる事でしょう。
今回のF1RCGPのメイン会場となる室内オンロードサーキットは、1周約150mのCRCカーペット路面になります。コースフェンスはプラスティック製の比較的柔
らかい角材で、マシンへのダメージも少なくなる様に設計されています。コースレイアウトはテクニカル過ぎず、バックストレートとインフィールドが上手く
入り混ざっており攻め所も多く、先のAOCと同じレイアウトとなっています。コースの屋根は一部太陽光も取り込める半透明のアーチ状で、夜にはコースを照ら
すライトの数も非常に多く設置されているので、非常に明るくて見やすいです。ピットエリアは広いオープンスペースと、月々の契約で個室も完備され、共に
冷暖房完備。中国の夏は非常に暑いので、屋内が暑くなり過ぎない様にする配慮は至る所で行われており、オンロードコースの外壁に大型ファン4台でエアー
ベンチレーションによる換気が行われ、操縦台の後ろの窓から涼しい風が常時流れてくるので、非常に快適にRCを楽しめる様になっています。隣接するRC PRO
SHOPは、あらゆるパーツが揃い、HPI、SMC、REEDY、TRACK&FIELD、Much More、SAVOX、SKY RC、Reedy、Thunder Power、Speed Passion、Futaba、RC Magazine
そして、RCIV2のオリジナルブランドであるPardusまで幅広い品揃えです。まだ現在一部工事中の外のショップもX-Rayや飛行機まで取り扱っているので、今後
全て完成した暁には更に幅広いジャンルのショップが立ち並ぶ事でしょう。また、宿泊施設として、最寄りのホテルJinJiang Innまで徒歩1分足らずで行ける
のも非常に便利な立地条件となっています。
当日の参加人数は、1/12 Racing クラス:29名、F-1スケールクラス:11名、F-1GPクラス:6チーム、7名、合計47名のエントリーでした。今回は中国市場で
急激にファンが増え、更に勢いを増していると言う1/12スケールレーシングカーストッククラスを特別に加え、F1RCGPのレギュラークラスであるF-1GPクラスと
F-1スケールクラスをメインに開催しました。日本からはHiroFatory Racing Familyの中谷選手、KOプロポの奥村選手が参加し、中国在住の大越選手、旭岡選手
も参戦! 中国をはじめ、日本、香港、アメリカ、カナダ、台湾、マレーシアからの参加もあり、全7カ国の国際色豊かなイベントになっています。1/12スケー
ルストッククラスのレギュレーションは、13.5Tモーターに1セルLiPo+ノンブーストアンプが指定となっており、去年よりも若干ハイスピードな仕様となってい
るレギュレーションです。F-1スケールクラスのモーターは海外ラウンドと言う事もあり、ユーザー数が多い21.5Tモーターに変更されました。また、F-1GPクラ
スは日本で開催しているルールと同じく21.5Tモーター+ノンブーストアンプの組み合わせで行われます。F-1スケールとF-1GPクラスは、車幅とタイヤの違いが
レギュレーションの大きな違いとなります。コントロールタイヤは今回TabataのZACが指定となり、F1RCGPの黄色いロゴが入った物を選手に配りレースが行われ
ました。F-1用として中国のドライバーは初めてドライブするZACタイヤでしたが、非常にトラクションも高く、各選手からは好評でした。レース全体としては、
各クラス中国流のRCの楽しみ方も加わり、終始和やかな雰囲気の下で楽しくレースが行われました。
プラクティスDay
前日は小雨が降るやや湿度の高いコンディションです。この日は、レースレジストレーション及び練習日に割り当てられました。朝10時のサーキット開店か
ら多くのエントラントが集まり、早くも賑わいを見せています。中国では実車F-1GPの開催もあり、F-1人気はラジコンカーでも依然として続いています。各選
手、コントロールタイヤを受け取るとセッターでサンディングして練習走行を開始しています。今年から新たにRCIV2に導入されたのは、先のIFMAR世界選手権
でも使用されたLive Timeと言うタイム計測検索ソフトです。名前をタッチ式ボードを使って打ち込むだけで、簡単に当日のベストリザルトを表示するので、練
習時の自己タイム参照に非常に便利です。今回は1/12レーシングクラスもあると言う事で、1/12クラスはタイヤにSXT3.0のグリップ剤の塗布が認められていま
す。グリップ剤の乗ったコースはたちまちハイグリップな路面へと変わるため、コーナーリング性能アップの為のタイヤ径調整は必須となっています。タイヤ
径は概ねフロントのタイヤ径がφ51、リアタイヤ径がφ52位で合わせている選手が多い模様。1/12のマシンはMorotech、Yokomo、VBCが多い様です。特にMorote
chのマシンは壊れにくいと言う利点があり、人気が高くなっています。1/12のタイヤ径はフロントがφ42.5、リアがφ43程の様です。また、カーペット保護の
観点により、1/12スケールでは3mm、F-1では4mm以上の車高が義務付けられます。この辺りもセッティングを決めるには非常に重要なファクターになってきます。
また、今大会には親子連れの10代以下の若いドライバーも多数エントリーがあり、お父さんがメカニックとなって子供のレースの面倒をみると言ったスタイル
で共にRCをエンジョイしている模様。
夕方頃には各選手セッティングが煮詰まり始め、タイムの方もかなり上がってきました。1/12レーシングクラスのタイムは10秒前半から中盤、F-1GPクラスはHi
roFactory Racing Family中谷選手の10秒6が最速ラップで、他の選手は10秒後半〜11秒台が多い模様。F-1スケールクラスは、ハイグリップ路面でハイサイドの
問題はあるものの、上手く走ればF-1GPクラスの0.5秒落ちと言った所でしょうか。気候は非常に過ごしやすい状況で、湿度も雨が若干降ってカーペット路面グリ
ップも増している模様です。明日のレースもこの調子で各選手自己ベストをどんどん上げてくる事でしょうから、ハイペースな素晴らしいバトルが期待されます。
大会当日
大会当日はすっきりと晴れ、この週末1番の天気となりました。朝9時前からエントラントが続々とサーキットに集まり早くも賑わいを見せています。エントリ
ー受付を終えた選手は大会前の最後の走行チェックに忙しそうです。路面コンディションは昨日のプラクティスDayからぐんぐん上がっているので、フロントが
引っかかり気味になり転倒する可能性もあります。殆どの選手がタイヤのサンディングでタイヤ径を調性し、マシンのスタビリティーを上げる調整を施していま
す。中には、瞬間接着剤をフロントタイヤの外側のショルダーに塗るなどし、転倒防止対策としている選手のいる様です。F-1グランプリクラスの選手では、グ
リーンのカラーリングでお馴染みのチーム、Jimmy選手が好調です。ただ時折ストレートエンドでスピンをしており、対策としてフロントキャンバーを減らし、
トー角度も若干アウト側にセッティングしていました。日本から参戦のHiroFactory Racing Family中谷選手は、昨日から絶好調のコンディションをキープして
おり、非常に良い仕上がりを見せています。また、イエローのカラーがトレードマークのTeam HungのLu選手は、持ち前の鋭いドライビングで好ラップを連発し
ています。彼はF-1スケールクラス、1/12レーシングクラスにも参戦しており、とても熱心なRCファンである事が伺えます。まだ若いので将来が有望視されるド
ライバーです。F-1スケールクラスは、Team Wiliamsが3名、Team Red Bulが2名一緒にカラーを合わせ、非常に美しいボディーの仕上がりで大会に臨んできて
います。特にTeam Wiliamsは、選手同士のウェアもおそろいで、かなり気合が入っている様子です。それぞれマシンのセッティングを共有し、非常に細かいセッ
トを施しています。その他、メルセデス、ロータスも本格的カラーでスケール感がかなり高い仕上がりで参戦しています。中国の選手は非常にF-1のスケールを
大事にする人たちが多く、コントロールタイヤもどんどん小径化すれば走りが良くなるのに、見栄えが悪くなると言う事であえてそれをしない程です。そんなF-
1好きなファンを集めて上海グランプリを毎年続けられる事は、非常にありがたく思っています。
レース前の簡単なドライバーズミーティングを終え、いよいよF1RCGP2015 Round5 in Shanghai Grand Prixのスタートです。F-1GPクラスが予選4分レース4ラウ
ンドポイント制(有効3ラウンド)、決勝8分レース3ラウンドのポイント制(有効2ラウンド)。F-1スケールクラスは予選4分間のタイムアタック4ラウンド、決
勝は30分の周回レースで途中ピットインしてタイヤローテーション義務1回(ピットクルー1名、バッテリー交換可)、1/12レーシングストッククラスは、予選8
分レース4ラウンド、決勝は各メインのみ8分レース3ラウンドのポイント制で行われます。各クラス、例年よりもどんどん選手のレベルが高くなってきているので
、見応えたっぷりのレース展開となるでしょう。
予選1ラウンド目
1/12レーシングクラス予選1ラウンド目。1ヒート目は、蛍光レッドカラーのZhuo選手が序盤から好調にペースを上げトップを走り、2位にLiu選手が続く
展開。Zhuo選手は非常に鋭い走りで、周回遅れとの接触も物ともしない力強い走りで、43L8'02.117でトップフィニッシュ。2ヒート目、ホワイトのボディー
カラーのTeam Yokomoの一人Tony Dai選手がハイペースな走りで序盤からレースをリード。続くのがブルーのカラーHans選手で、2.5秒差。しかし、トップを
走るTommy選手は28周目にミスし大きく順位を落とします。代わってHans選手がトップ、2位にRick選手が浮上するも、Hans選手が落ち着いた走りでトップゴ
ールを決めます。タイムは44L8'06.351で暫定トップ。3ヒート目は、ホワイト・サイドがグリーンのカラーAi選手がトップ、2位にホワイト・グリーン中谷
選手が続きます。しかし、レース後半にはると、イエローのカラーLu選手が逆転でトップを奪取。47L8'07.962、ベスト9秒999で暫定トップタイムをマーク。
2位は中谷選手で、47L8'10.172で総合でも暫定2位のタイムです。
F-1スケールクラス予選1ラウンド目、4分間のベストラップで争われます。スタート直後、至る所でクラッシュ音が続出、波乱の幕開けとなります。台数
が11台でタイムアタックと言う事で、各車なかなかクリアラップが取れない模様。そんな中、間合いを上手くとって11秒台を出してきたのがベネトンの
中谷選手。中谷選手は10周目に11秒236を叩きだしトップフィニッシュ!2位はレッドブルのXu Ming選手で11秒696、3位はBob Petersonのロータスが11秒
774で続きます。
F-1グランプリクラス予選1ラウンド目。このクラスでははやり2014年度ワールドチャンピオン中谷選手が序盤から一気に飛び出します。現在2015年シーズ
ンはランキング5位と言う事で、ここ中国グランプリを皮切りに勢いを付けたい所。グリーンを基調としたHiroFactoryカラーの中谷選手は、ベストラップ唯
一10秒台、10秒929を出しトップを独走。2位はイエローのボディーカラーのLu選手が続きますが、その差はどんどん広がります。結局、中谷選手は2位に1
周さの22L4'05.619でトップフィニッシュ。2位はフェラーリLu選手で、21L4'03.105、ベスト11秒003と言う結果でした。
予選2ラウンド目
1/12レーシングクラス予選2ラウンド目。1ヒート目ではZhuo選手がトップ。非常に落ち着いた走りで、ラップを重ねるZhuo選手は、インに若干の余裕を
持たせた安定した走り。途中、2位を走行のホワイトのカラーLiu選手がトップに立つも、Zhou選手が粘りの走りで再びトップを奪い返し42L8'04.474、ベスト
10秒490でトップゴールを決めます。2ヒート目は、ホワイト・ブルー・レッドのカラーRick選手が序盤トップ。2位はHans選手で、Rick選手と激しいトップ
争いを繰り広げます。しかし、Rick選手がストレートでクラッシュし大きく後退。その後、Hans選手がトップに立つも、インフィールドでクラッシュ。最終的
には周囲のクラッシュの中安定した走行が光ったシルバー・オレンジカラーのBob選手が44L8'01.475でトップゴール。3ヒート目は、スタート直後トップの
Lu選手がクラッシュ!代わってホワイト・ピンク・ブラックカラーのRocket選手がトップに立ちます。2位争いは、Leung選手と中谷選手が激しくやりあって
います。その間もRocket選手は安定した走りでリードを広げ、46L8'00.778でトップゴールし、総合3番手のタイムとなります。
F-1スケールクラス予選2ラウンド目。スタート前にスパーギアトラブルでレッドブルのZhang選手がリタイヤ、波乱の幕開けとなった。やや混乱したスター
トだったが、レース序盤からベネトンの中谷選手がトップに浮上。中谷選手のタイムは11秒206で1ラウンド目の自己ベストを更新します。2位にはウィリアム
ズのRick選手が続き、タイムは11秒643をマーク。各選手1ラウンド目に比べかなりマシンの状態も良くなってきている中、今回も素晴らしい走りが光ったベネ
トン中谷選手がトップタイムフィニッシュとなる。
F-1グランプリクラス予選3ラウンド目。レース開始早々、HiroFactory Racing Family中谷選手が非常に安定した走りでトップをキープ。徐々に2番手を走る
イエローのマシンLu選手との差を広げに掛かり、独走状態です。中谷選手のHRF10Xはこのラウンドにきて非常にセットも決まっている模様。終始他車を圧倒した
中谷選手が、1ラウンド目のタイムには及びませんでしたが22L4'06.840、ベスト10秒629でトップフィニッシュ!暫定トップでポールポジションに大手を掛けま
した。2位はLu選手で、21L4'08.269、ベスト11秒062と言う結果でした。
予選3ラウンド目
1/12レーシングクラス予選3ラウンド目。1ヒート目は、Zhuo選手がトップを走行。2位争いはシルバーカラーJun選手、オレンジカラーAsahioka、イエロー・
グリーンのMika選手3台の争い。レース後半、トップは依然としてZhuo選手で、44L8'04.173で自己ベストを更新し、総合9番手の記録を残します。2ヒート目、
シルバー・オレンジカラーBob選手がスタートから素晴らしい走りでトップを走行。Bob選手はコース幅をいっぱいに使うダイナミックな走りが特徴です。マシン
の方はX-Ray X12で、グリップも高く安定しています。そしてこのヒート終始安定した走りで、45L8'09.758でトップゴールを果たします。3ヒート目、スタート
直後に、ホワイト・グリーンのカラー中谷選手のボディーが巻き込み、大きくタイムロス。トップ争いはAi選手とLu選手のコンマ差の争いが繰り広げられます。
最終的にトップ争いはLu選手が抜け出します。Lu選手は若い選手ですが、このラウンドで非常に丁寧なドライビングが光り、46L8'05.121でトップフィニッシュ
を果たします。
F-1スケールクラス予選3ラウンド目。このラウンドではベネトン中谷選手がレースキャンセル。トップはレッドブルのXu選手。唯一の11秒台をマークし、そ
の後もベストをどんどん詰めて11秒736をマーク。2位はブルーのカラーAndy選手があと少しで11秒台に届く、12秒177をマークし、Andy選手もセッティング、
ドライビング含めて徐々に調子を上げてきている模様。
F-1グランプリクラス予選3ラウンド目。スタート後の直後に、トップを走るHiroFactory中谷選手がラップ遅れの車と絡み大きくタイムロス。代わってトップに
立ったのはグリーンのカラーJimmy選手。Jimmy選手はここにきてかなりマシンの調子を上げてきており、ほぼ自己ベストに近い走りで走行しています。後方から
中谷選手が追い上げを見せ、かなりの勢いで迫るも、Jimmy選手の気迫が勝り、22L4'11.037、ベストラップは11秒109でトップゴールを決めます。これで、Jimmy
選手もポールポジションの可能性が出てきました。
予選4ラウンド目
1/12レーシングクラス予選4ラウンド目。1ヒート目は序盤にホワイトカラーのLiu Nan選手がトップ。続いて0.3秒差でシルバーカラーJun選手が2位を走り
ます。その後、Jun選手がトップを奪取。Jun選手はダイナミックな走りでインを攻め、2位との差をどんどん広げ、44L8'07.405、ベスト10秒450でこのヒート
トップゴールを果たします。2ヒート目、Bob選手とHans選手が0.5〜0.9秒差の激しいトップ争い。その後Bob選手がミスする間、Hans選手がトップに浮上。し
かし、周回遅れの処理に手間取りミス。最終的にはTommy選手が逆転でトップに立ち、44L8'08.514でトップゴールします。3ヒート目は、トップ争いは中谷選手
、Rocket選手の0.1秒差の争い。この2台のトップ争いは、周回遅れを上手く交わしながら素晴らしいラップで周回を重ねます。5分経過後、Rocket選手がペース
を上げ、トップに浮上。そして、その後もRocket選手が最後まで逃げ切り、47L8'08.928でトップゴールを飾ります。ポールポジションは1ラウンド目のタイムで、
Lu Heng選手が獲得しました。
F-1スケールクラス予選4ラウンド目。レース序盤はウィリアムズのSean選手が11秒953でトップに浮上。その後もレッドブルXu選手が11秒に乗せてきますが、
11秒後半のタイム。しかし、残り2分で参戦してきたベネトン中谷選手が、11秒625のスーパーラップを叩きだし、このラウンドを征し、予選ポールポジションを
獲得しました。
F-1グランプリクラス予選4ラウンド目。この最終ラウンドは中谷選手がキャンセル。トップはグリーンのカラーJimmy選手で、2位にホワイト・ブルーの
Tang選手、3位にBen選手が続く展開。Ben選手はこのラウンドでボディーを7UPカラーに変えてきており、これがかなりの好走を生み出している模様。一方トップ
はJimmy選手、ベスト10秒990を出し快調にトップを守ります。結局Jimmy選手が21L4'00.143でトップゴール。同クラスポイント争いは、HiroFactory中谷選手とJimmy
選手で1ポイント差で、ポールポジションはHiroFactory Racing Family中谷選手が見事獲得します。
■Qualifying Results■
1/12 Racing Stock Class
1位 | Lu Heng | 1R47L8'07.962
| 2位 | Rocket Zhang | 4R47L8'08.928
| 3位 | Hironobu Nakatani | 1R47L8'10.172
| 4位 | Lu Wen Bo | 1R46L8'09.128
| 5位 | Ai Luo | 1R46L8'10.332
| 6位 | Angus Leung | 2R46L8'10.531
| 7位 | Bob Peterson | 3R45L8'09.758
| 8位 | Jimmy Qian | 3R44L8'01.274
| 9位 | Zhuo Ti Wen | 3R44L8'04.173
| 10位 | Hans Tang | 1R44L8'06.351
| 11位 | Jun Tao | 4R44L8'07.405
| 12位 | Tommy Dai | 4R44L8'08.599
| 13位 | Tang Yao Guang | 1R44L8'08.607
| 14位 | Hiroyuki Okumura | 3R44L8'09.571
| 15位 | Rick Wang | 1R43L8'00.652
| 16位 | Gao Fei Yi | 3R43L8'01.670
| 17位 | Liu Nan | 4R43L8'04.620
| 18位 | Hua Hua | 4R43L8'04.784
| 19位 | Nicholas Koh | 1R43L8'06.024
| 20位 | Mika Song | 4R43L8'07.248
| 21位 | Tsugutaka Asahioka | 4R43L8'08.099
| 22位 | Xiao O | 4R43L8'08.599
| 23位 | Xiao Dai | 1R42L7'59.974
| 24位 | Mihnea Lupu | 4R41L8'03.017
| 25位 | Eric Koh | 3R40L8'04.310
| 26位 | Xu Shi Ming | 2R40L8'05.179
| 27位 | Teruaki Okoshi | 2R39L8'08.356
| 28位 | Qiu Qiu | 4R38L8'04.786
| 29位 | Mark Yue | 3R30L8'05.744
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F-1 Scale Class
1位 | Hironobu Nakatani (BENE-01) | 2R11.206
| 2位 | Rick Wang (WILL-01) | 2R11.643
| 3位 | Xu Ming (REDB-01) | 1R11.696
| 4位 | Bob Pererson (LOTS-01) | 1R11.774
| 5位 | Lu Heng (FERR-04) | 1R11.928
| 6位 | Sean Wang (WILL-02) | 4R11.953
| 7位 | Andy Lee (BLUE-01) | 2R11.963
| 8位 | Lee Yan (WILL-03) | 2R12.136
| 9位 | Ralf Sun (WILL-04) | 4R12.252
| 10位 | Wang Le Wei (MERC-02) | 1R12.261
| 11位 | Zhang Lu Yi (REDB-02) | 4R12.379
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F-1 Grand Prix Class
| | Total 3 | R1 | R2 | R3 | R4 | Note
| 1位 | Hironobu Nakatani (HRF) | 299 100 100 99 96
2位 | Jimmy Qian (SAX) | 298 96 98 100 100
3位 | Tang Yao Guang (TAB) | 295 98 96 98 99
4位 | Lu Heng (TLU) | 294 99 99 95 96
5位 | Ben Lai (TAB) | 291 97 95 96 98 1R20L4'08.671
6位 | Jun Tao (TJU) | 291 96 97 97 97 2R20L4'09.698
7位 | Babby Zhang (JZB) | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
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1/12レーシングクラスCメイン
1/12レーシングクラス決勝は各メイン3ラウンドのポイントによって争われます。
9台によって争われる決勝Cメイン1ラウンド目。オレンジ・ライトブルーカラーのMihnea選手がトップ。続いてイエローのマシンXiao選手が2位で続きます。
後方3位争いは、Eric選手、旭岡選手が僅差でバトル。トップはMihnea選手。周回遅れを無理せず丁寧にパスし、走行を重ねます。レース中盤、グリーンのマシ
ーンXiao Dai選手がタイヤが外れるトラブルでリタイヤ。トップは依然Mihnea選手で、終始安定した走りを披露しCメイン第1ラウンドを勝利しました。
決勝Cメイン2ラウンド目。オレンジのマシン旭岡選手が好スタートを見せ先ずはトップに浮上。2位はグリーンのカラーXiao Dai選手が続きます。しかし、
トップの旭岡選手がインフィールドでミス。ここでトップ争いが急接近。トップはイエローのマシンXiao選手、2位に旭岡選手、3位にXiao Dai選手。カラー
リングを見てると信号機の様に綺麗な色合いで各車接近戦でバトルが展開。トップには旭岡選手が再び浮上。レース中盤に掛けて旭岡選手が徐々に2位との差
を付けてきます。しかし、レース後半になり緊張の為か、旭岡選手のペースがダウンします。Xiao選手が急接近し、そのプレッシャーからか、最終ラップに
トップの旭岡選手がウォールにヒット!最終ラップまさかの大逆転で、Xiao選手がトップフィニッシュしました。
一部選手マシンダメージにより棄権で4名の選手達によって争われる、1/12レーシングクラス決勝Cメイン第3ラウンドです。スタートは、イエローのマシン
Xiao選手がトップ。2位にオレンジ・ライトブルーカラーのMihnea選手がつけます。トップ争いはこの2台でコンマ差の争いが続く展開です。その後、Xiao選
手はペースを上げ、徐々に2位以下を引き離しに掛ります。しかし、その後はMihnea選手も粘りの走りを見せ、ある所で差はそれ以上つかなくなります。Mihnea
選手の追い上げも期待されましたが、序盤からトップに立ったXiao選手がトップのプレッシャーも物ともせず走り切り45L8'01.385でトップフィニッシュ。Xiao
選手は終始冷静な走りが光り、総合でもCメイン優勝を決めました。
1/12レーシングクラスBメイン
1/12レーシングクラス決勝Bメイン1ラウンド目。シルバーのマシンJun選手がスタートからリードを広げます。2位はオレンジ・イエローカラーのTang選手
、3位にはホワイトのTommy選手が続きます。この3台は等間隔で綺麗に走行を重ねます。すると、Jun選手、Tang選手が急接近。Jun選手がストレート入口で
インに引っ掛け、その隙にTang選手がトップに立ちます。ここで、2位にホワイトのボディーカラーLiu選手が浮上。また、3位には奥村選手も上がってきま
す。レース終盤は3位争いで、奥村選手とRick選手の争いが見られましたが、トップは終始安定した走りが光ったTang選手でした。
決勝Bメイン2ラウンド目。スタートはオレンジ・イエローカラーのTang選手が良いで出し。しかし、直ぐ後ろから1番グリッドスタートのシルバーのカラー
Jun選手が猛烈にプッシュ。その勢いで、トップ争いの2台が接触し、Jun選手がトップに浮上。しかし、ストレートでまさかのミスにより、再びトップ争いは
激しさを増し、Liu選手、Nicholas選手、Jun選手、Tang選手の4台でコンマ差で繰り広げられます。レース終盤は、ホワイトのボディーカラーLiu選手が一瞬の
隙を抜けだしトップに浮上し、そのままトップゴールを決めました。
決勝Bメイン3ラウンド目。トップはJun選手。2位争いはホワイト・グリーン・イエロー・ブリーの鮮やかなマシンNicholas選手とRick選手の勝負。すると、
Nicholas選手が単独ミスし、ホワイト・ブルー・レッドのマシンRick選手が2位に浮上。Rick選手はラップも速く、徐々にJun選手に追い付きます。このトップ
争いは緊張感の中、約10周以上に渡って展開されます。その後、Jun選手が痛恨のクラッシュ!Rick選手がトップに浮上。終盤に来てRick選手と2位のJun選手
との差は大きく、Rick選手はかなり楽な展開で、余裕のトップゴールを果たしました。このトップゴールによりBメイン総合でもRick選手が1位と言う結果とな
りました。
1/12レーシングクラスAメイン
1/12レーシングクラスの決勝Aメインは10名の選手によって、8分間3ラウンドによって争われます。
決勝1ラウンド目。スタートはレッド・イエローのカラーLu選手がトップに立ちます。2位は中谷選手、3位はホワイト・ピンク・ブラックRocket選手が
続く展開。その後、2位を走る中谷選手がまさかのハイサイド、そこにRocket選手が突っ込み巻き込まれる形で後続は混乱します。これでLu選手は楽な展開
になります。しかし、Lu選手やや意識したか、インフィールドでミス!トップはここでRocket選手が浮上します。Rocket選手はレース後半のペースが速く、
2位以下にどんどん差を付けてきます。そして、Rocket選手が逆転でAファイナル1回目を征しました。
決勝2ラウンド目。先ずはRocket選手がトップ。2位に中谷選手、3位はスタートでミスしたポールポジションLu選手が続きます。トップのRocket選手はど
んどん序盤からペースを上げ、早くも2位以下に差を付ける展開です。レースは中盤になり、シルバー・オレンジカラーのBob選手がリタイヤする中、トップ
争いには動きがありません。2位は依然として中谷選手ですが、トップとの差はかなり広げられています。トップRocket選手はこのラウンドかなりの集中力を
見せ殆どミス無く走り切り、49L8'09.833のタイムをたたき出し、決勝2ラウンドを連取!早くも1/12レーシングクラスの優勝を決めました。
決勝3ラウンド目。ポールポジションからLu選手が素晴らしいスタートダッシュを決めます。2位にRocket選手、3位にホワイト・グリーンカラーのLu Wen
選手が続きます。しかし、トップ走行のLu選手がまたしてもチャンス所でミス!Rocket選手がトップに浮上します。トップはRocket選手、2位に中谷選手、3位
にLu選手の順で折り返します。レース後半になりRocket選手の持ち味である後半の速さが光り、2位中谷選手を約半周程引き離します。そして、Rocket選手は
そのままフィニッシュし、1/12レーシングストッククラスのパーフェクトウィンを決めました。
F-1スケールクラスAメイン
F-1スケールクラス決勝Aメインは、30分間の周回レースで争われます。途中ピットにてタイヤのローテーションを1回行わなければならないルールです。
スタートはベネトンの中谷選手が抜けだします。後方からは、レッドブルのXu Ming選手がギヤトラブルで大きく後退する波乱含みの展開。トップは中谷選手、
2番手ウィリアムズのRick選手、そして3番手には同じウィリアムズのSean選手が続きます。早くも序盤からベネトン中谷選手は2位に2週差を付け、独走状態
を築きます。そして、レースは9分過ぎからピットに入る選手が出てきます。最初にピットに飛び込んだのは序盤トラブルに見舞われたレッドブルのXu Ming選手。
そして、Andy選手等、その後続々とピットに入ってきます。後続がピットの中、トップは依然ベネトン中谷選手、2位にはロータスBob選手が浮上してきます。
共にまだピットはしていません。そして中谷選手がピットイン。この時点で2位に4周差あった差は徐々に詰まり、Bob選手がトップに浮上!トップBob選手、
2位はウィリアムズSean選手で、それぞれ63周を終了。そして、後方3周差で中谷選手が続く展開です。レースは残り10分を切り、トップは依然Bob選手、
2位はベネトン中谷選手が同一周回にまで接近します。そして、トップのBob選手がピットイン!ここで中谷選手がトップに浮上!これで全車ピットが完了し、
トップ中谷選手、2番手7周差でSean選手、3位はフェラーリLu選手が上がってきました。その後、トップの中谷選手はクルージング状態でラクラクトップゴ
ールし、F-1スケールクラスの優勝を勝ち取りました。
F-1グランプリクラスAメイン
F-1グランプリクラス決勝Aメインは、8分間3ラウンドのポイント制で争われます。
決勝1ラウンド目。スタートは各社非常に綺麗な出だし。トップはグリーンのカラーHiroFactory中谷選手。2位は僅差でTeam SaxoのJimmy選手が続きます。
暫く僅差のトップ争いが続き、サイドバイサイドでJimmy選手が飛ぶ場面もありましたが、中谷選手がフェアな走りで待ってバトルは再開です。非常にフェアな
レースが続きます。トップはJimmy選手で、中谷選手をブロックラインで譲りません。しかし、ストレートの伸びに定評がある中谷選手が、ストレートで上手く
Jimmy選手をパスし、トップに再び立ちます。そのままゴールかと思いきや、後半になりややリアグリップが不安定になり2位とのタイム差が再び縮まりますが、
何とか抑えきってHiroFactory中谷選手がトップゴール!
決勝2ラウンド目。1コーナーで狙い澄ましたかの様に、Team SaxoのJimmy選手がトップに立ちます。しかし、ポールポジションの中谷選手はJimmy選手の
後ろを激しくプレッシャーを掛けます。しかし、中谷選手がまさかの転倒でタイムをロスします。Jimmy選手はトップを走行しますが、リアグリップが若干
落ちてきたのかスピン!ここでトップに立ったのは、Team Tab PowerのTang選手!後方2位は中谷選手で、その差は2秒ほど。その後、どんどん中谷選手が
Tang選手との差を詰め、背後に迫ります。サイドバイサイドのバトルの末、レース後半に中谷選手がトップに浮上。そしてそのままゴールを飾り、グランプリ
クラス決勝2連勝を決め、早くも優勝を決めました!
決勝3ラウンド目。スタートでHiroFactory中谷選手、Team SaxoのJimmy選手が接触!2台は復帰するも、トップは中谷選手がかろうじて死守。2位は
Team LUのLu選手の順で続きます。トップを走る中谷選手は素晴らしいペースで2位との差をぐんぐん広げに掛ります。そして、レース中盤には全車をラップ。
ベストタイムは10秒685までマークし波に乗ります。そして、そのままの勢いでトップゴールし、激戦のF-1グランプリクラス決勝完全勝利を成し遂げました。
決勝タイムは43L8'03.715。HRF10Xは今年も中国グランプリで素晴らしいパフォーマンスを発揮し、地元ドライバーの大きな印象に残った事でしょう。この決勝
第3ラウンドは、2位にLu選手、3位にJimmy選手が入りました。
ポディウム表彰
各所で素晴らしいドッグファイトが行われた決勝のレース終了後、各クラストップ3でポディウム表彰が行われました。大会会長の北澤より副賞の盾が贈られ、
各クラス入賞者の栄冠を称えます。1/12レーシングストッククラスは去年から新設されたクラスではありますが、上海では人気も高く、今年は非常にレベルの高い
レースが展開されました。来年も益々盛り上がる事間違いないクラスなので、今後の成長が非常に楽しみです。F-1スケールクラス、F-1グランプリクラスは、や
はり日本人勢のパワーが勝った結果となりました。上海、アジアのメンバーも毎年着々とレベルアップしているので、今後更に練習・テストに励んで頂き更に上を
行くバトルを見せてもらいたい所です。ポディウムに並んだ入賞者には参加者、ギャラリー全員から祝福の大きな拍手も送られました。皆さん本当におめでとうご
ざいました。
■Final Results■
1/12 Racing Stock Class C Main
| | Total 2 | R1 | R2 | R3 | Note
| 1位 | Xiao O | 2 2 1 1
2位 | Mihnea Lupu | 3 1 3 2
3位 | Xiao Dai | 5 8 2 3
4位 | Tsugutaka Asahioka | 7 3 4 5
5位 | Eric Koh | 8 4 5 4
6位 | Qiu Qiu | 10 5 7 5
7位 | Xu Shi Ming | 11 6 8 5 38L8'08.781
8位 | Teruaki Okoshi | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
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1/12 Racing Stock Class B Main
| | Total 2 | R1 | R2 | R3 | Note
| 1位 | Rick Wang | |
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1/12 Racing Stock Class A Main
| | Total 2 | R1 | R2 | R3 | Note
| 1位 | Rocket Zhang | |
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F-1 Scale Class A Main
1位 | Hironobu Nakatani (BENE-01) | 129L30'08.582
| 2位 | Sean Wang (WILL-02) | 122L30'09.558
| 3位 | Lu Heng (FERR-04) | 120L30'13.228
| 4位 | Bob Pererson (LOTS-01) | 114L30'31.083
| 5位 | Lee Yan (WILL-03) | 113L30'31.856
| 6位 | Andy Lee (BLUE-01) | 106L30'02.248
| 7位 | Rick Wang (WILL-01) | 106L30'16.844
| 8位 | Zhang Lu Yi (REDB-02) | 106L30'18.268
| 9位 | Xu Ming (REDB-01) | 96L30'14.546
| 10位 | Wang Le Wei (MERC-02) | 78L30'51.085
| 11位 | Ralf Sun (WILL-04) | 63L15'25.493
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F-1 Grand Prix Class A Main
| | Total 2 | R1 | R2 | R3 | Note
| 1位 | Hironobu Nakatani (HRF) | 2 1 1 1
2位 | Jimmy Qian (SAX) | 5 2 6 3 43L8'06.369
3位 | Lu Heng (TLU) | 5 4 3 2 40L8'01.510
4位 | Tang Yao Guang (TAB) | 5 3 2 5 40L8'03.233
5位 | Ben Lai (TAB) | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
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カーシェア | プロポシェア | アンプシェア | モーターシェア
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バッテリーシェア | 参加選手県名 | 年齢層 | 男女比
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謝辞
本大会に参加された選手の皆様、そしてサーキットをお貸し頂いたサーキットオーナーRick様、運営の手伝いや準備にご尽力頂いたBabby様、
その他スタッフの皆様、そして多くのご協賛品を頂いたサポートメーカーの皆さま、本当にありがとうございました。お陰さまで無事に本大会
を終了することが出来ました。まだ今シーズンは多くのラウンドが残っておりますが、世界中のF−1ドライバーに楽しんで頂けるように精い
っぱい頑張りますので、今後ともF1RCGPAを宜しくお願いいたします。
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