天気:晴れ(屋内)、気温:8℃、湿度:49%、路面温度:10℃
F1RCGP2016のシリーズ開幕戦が、奈良県・大和高田市にあるRCスタジアムセイキ(室内オンロードサーキット)で開催されました。
ここRCスタジアムセイキでのF1RCGP開催は8回目、開幕戦はもはやF1RCGP恒例行事となり7年連続になります。関西地方ではF-1イベント
のメッカとして知られ、老若男女幅広いRCファンで常に賑わいを見せています。サーキットは1F,2Fに1/12〜1/10スケールサイズ(ドリフ
トもOK)のラジコンが楽しめるスペースが設置され、ピットエリアは冷暖房が完備。ラジコンシーズンと言われる春、秋、以外にもい
つでも最高のコンディションでラジコンを楽しめます。サーキットショップもAtlantisのバッテリー、モーター、充電器等のパワーソー
ス関連製品をはじめ、キットメーカー系ではタミヤ製品、パーツが充実。また、各サードパーティーメーカーのスペアパーツも充実して
おり、急なアクシデントが起きてパーツが必要になっても安心の品揃えです。ショップ店長の加藤和美氏も、非常にフレンドリーに対応
してくれますので、ラジコン初心者の方も、エキスパートの方も、また、お近くの方も、遠方の方も、是非サーキットに遊びに行ってみ
てください。
開幕戦の舞台となるのは、1Fのアスファルト路面の電動オンロードサーキットです。1周120m、25mのバックストレートを持ち、路面は
細粒のフラット舗装。毎年12月にコースレイアウト変更がなされる事になっているので、昨年度のF1RCGPと今回のレイアウトは異なりま
す。いずれにしても、F1RCGPシリーズ戦の中でも超テクニカルサーキットの1つに数える事ができるくらい、ストップアンド・ゴーや細
かい切り返しも多いタフなコースレイアウトになっています。
レースウィークは例年より非常に冷え込みます。道路上の朝の気温はマイナス1℃を指し、底冷えの様相です。そんな中、奈良県内は
固より、遠くの県外からも多くの参加者が集まりました。参加人数はF-1フレッシュマンクラス:8名、F-1ローカルクラス:12名、F-1ク
ラス:14名、F-1スケールクラス:6名、F-1グランプリクラス:2チーム3名、合計43名です。今年からF1RCGP公式クラスとして加わった
F-1フレッシュマンクラスは、F1RCGP初参加の方や初心者や若者を対象に出やすくする為に、レギュレーションをかなりフリーに近い設定
にし、エントリー費もワンコイン500円にしたクラスとなります。F-1クラスはモーターをヨコモの25.5Tか、ZENの25.5Tの2種類に絞り、
より公平性とコストパフォーマンスを高め、こちらも更に敷居を低くしました。F-1スケールクラスは、ボディーをハイノーズに限定させ、
よりリアルさを強調したクラスにし、F-1グランプリクラスは逆にハイノース規制を廃止し、よりスピードレンジを上げてレーシング志向
になるように差別化を図りました。また、グランプリクラスはチーム登録費用を無くし、こちらも参加しやすくし、シーズン後半戦でも
気軽に参加できるルールに改定しました。グランプリの賞金制は、引き続き継続され、優勝が10,000円、シリーズチャンピオンチームが
100,000円になります。
去年に増して多くの参加が集まり、関西方面のF-1の盛り上がりも一段と加速している模様。これは各ショップの努力、F1RCGP関西支部
長の加藤氏の広報活動によるもの、また、何より参加者一人一人のF-1を思う心がこの様な動きにさせており、F1RCGPAといたしましても
非常に感謝をしております。今後も世界中でF-1レースが盛り上がるように全力で活動して行きたいと思っておりますので、皆さんのご支
援宜しくお願い致します。
プラクティスDay
前日の練習走行日は、朝から多くのエントラントがコースに集まります。地元を中心に、遠方の選手も交え、早速熱心に練習走行に励んでいる様
です。今回は和歌山県から大塚選手、太田選手を始めとする初参加の選手が多く集まりました。初参加者の選手は今年から新設されたF-1フレッシュ
マンクラスに出場する選手が多い様子です。レギュレーションも自由度が高く出やすい環境なので、F1RCGPの雰囲気を是非とも味わってもらいたい
所です。F-1ローカルクラスは地元のエキスパートドライバー大西選手が好ラップをマークしている模様。それに和歌山勢が数名続く格好になってい
る様です。F-1クラスはこちらも地元のエキスパート土井選手が好調。江坂選手、三輪選手もかなり仕上がりは良いのですが、土井選手のマシンは一
歩リードしている様です。マシンはRonyで、コーナーリングのシャープな動きが非常に特徴的となっています。F-1スケールクラスは今回は昨年度チ
ャンピオンの中谷選手が欠場と言う事で、やや寂しい感もありますが、一昨年度チャンピオンのティレル重松選手は来場。早くもマシンは多くの周回
をこなし、セッティングもどんどん煮詰まっている模様。若干フロントを軸にマシンが跳ねるのが気になりますが、持ち前のテクニックでマシンを上
手く抑え込んでいます。その他、スケールクラスに力を入れている木下政勝選手、啓治選手が兄弟揃っての来場。また、荒川選手も来場し、スケール
クラスは初戦からハイレベルな展開が予想されます。F-1グランプリクラスは、昨年までTeam TM Circuitでシーズンを戦っていた野尻選手率いるチー
ムが、今年からMOROTECH Bとチーム名を改め参戦。リーダーである野尻選手、セカンドドライバーには渡辺選手のコンビです。二人はマイパックセッ
ティングを確認し合いながら、チームワーク良くマシンを煮詰めていました。そして、千葉から参戦のZEN代表のTeam ZEN橋本選手も会場入り。橋本
選手は設計者本人であるため、ZENのマシンを手際よくセッティングし、プラクティス終盤にはベストラップをマーク。安定感も良く、ほぼベストから
コンマ3秒くらいの波でアベレージを刻んできました。今シーズンからグランプリクラスのマシンは、F1RCGPスポンサーメーカーの主要パーツしか装備
できない為、アンプ、モーター等に規制が掛かります。各チームそれぞれ、規制の中でベストなチョイスをする為にこの開幕戦から手探りのテストを重
ねて行く事でしょう。
スタッフも明日のレースに備え、夕方までにはほぼ支度は終わったようです。F1RCGPA関西支部長である加藤氏を中心に、非常に効率よく準備が進みま
した。明日の開幕戦は例年以上に盛り上がりを見せる事が予想されます。
大会当日
大会当日は、清々しく晴れた空の下、続々とエントラントがコースに集まってきており、早くも熱気ムンムンです。各選手受付を早々に終え、コント
ロールタイヤを支給され、充電もそこそこに早速練習走行へとコースインです。路面コンディションは昨日とほぼ同じく、非常に良好な様子。昨日から
現地入りしている選手と今日から現地入りしている選手がおり、各選手今朝の練習走行で本番さながらの走りでお互いのタイム差を確認している様です。
F-1クラス参戦の土井選手のRonyのマシンは今朝もかなり好調な走りを見せています。マシンの特徴として、非常にクイックなハンドリング特性を発揮
しており、インフィールドの速さは抜群です。その他、各クラスの選手はマシンの微調整に忙しそうです。ギヤ比の再設定や、車高の調整、ボディーの
搭載ポジションの調整等、やる事は沢山あります。ベストな調整で臨める様に、各選手最後の頑張りを見せています。
一方、スタッフは最後の大会準備を終えると、開会式並びにドライバーズミーティングが行われました。大会放送委員長・加藤氏の司会で、先ずは大
会会長・北澤氏の挨拶、RCスタジアムセイキの専務・栗本氏の挨拶、その後に詳しいレギュレーション、大会ルールの説明がありました。皆さん非常に
真剣な様子で説明を聞いており、次第に緊張感も伝わってきます。F1RCGP2016新シーズン開幕!今シーズンはどのようなドラマが待ち受けているのでし
ょうか?
予選1ラウンド目
F-1ローカルクラス予選1ラウンド目。4分間のベストラップで争われます。1ヒート目、序盤は今回F1RCGP初参戦のレッドブル大塚選手、
ブルー・グリーン・ホワイトのファイヤーカラーの佐野選手が激しいトップ争い。路面グリップもかなり良い様で、ハイペースで各車走行。
レース中盤、佐野選手が11秒660のベストラップをマークしトップに浮上。2番手に11秒740をマークしたブルー・シルバーのマシン園部選手
が続きます。トップ争いは最後までもつれ、最終的には佐野選手が逃げ切るかたちとなりました。2ヒート目は、1周目にウィリアムズの太
田選手がトップ。しかし、その後パープル・ピンクのファイヤーカラーの大西選手がトップで逆転。ベストは11秒860をマーク。大西選手は
かなり丁寧なライントレースで見事な走りを披露。最終ラップにストレート手前で大クラッシュを演じますが、何とか無事にトップゴール。
トータルでは、暫定ポールポジションは佐野選手の11秒660になりました。
F-1フレッシュマンクラス予選1ラウンド目。序盤はブルーのマルボロカラーの石田選手がトップ。石田選手は今大会最年少の小学3年生
のドライバーです。しかし、その後ピンクのカラー井上選手が逆転トップに浮上。トップ争いの差は僅か0.4秒。そして、レース後半になると
ストレートを中心に各車クラッシュが相次ぎます。まさにフレッシュマンらしいレース展開です。トップでゴールしたのは終始安定した走りが
光ったピンクのマシン井上選手でした。タイムは19L4'07.340、ベスト12秒600です。
F-1スケールクラス予選1ラウンド目。レース序盤にマルシアの木下啓治選手が12秒3でトップ。2番手にウィリアムズ荒川選手が続きます。
その後、荒川選手が12秒0のタイムでトップに浮上。それに呼応するように、マクラーレンの木下政勝選手が11秒台に突入!11秒810と言うスー
パーラップです。その後、荒川選手、木下啓治選手も11秒台に入りますが及ばず。結局、木下政勝選手がこのラウンドを征しました。
F-1クラス予選1ラウンド目。1ヒート目では序盤にマルボロカラーの玉置選手がトップ。2番手にホワイト・ブルー・イエローのファイヤー
パターンカラーの土井選手が続きます。その後、土井選手がペースを上げてトップに浮上。ベストは11秒320まで上げてきます。2番手はサソル・
ジョーダンカラーの三輪選手が続きますが、差は4秒以上に広がっています。結局1ラウンド目は土井選手が21L4'05.380でトップゴールを果た
します。2ヒート目は、レース序盤のオーダーは、ロータス加藤選手、マルボロ大西選手、ザウバー江坂選手の順。しかし、その差は非常に僅差
で、1ミスで大きく順位が入れ替わる状態です。そんな中、最後まで集中力を見せたロータス加藤選手が21L4'10.550、ベスト11秒540でトップ
フィニッシュ。このラウンド、トータルでは土井選手が暫定ポールタイムとなりました。
F-1グランプリクラス予選1ラウンド目。序盤から好調に好ラップを重ねるのは、ZEN橋本選手。MOROTECH Bの野尻選手はやや小さなミスが目立
ちペースが思うように上げられない状態です。トップの橋本選手は前を走る野尻選手を抜きにかかった所、2台が接触!その間、MOROTECH Bの渡辺
選手がトップに浮上。しかし、ZEN橋本選手がまたペースを上げて追い、渡辺選手をパスしトップに再浮上。その後も橋本選手はベストを10秒770
まで上げて、2位以下を大きく引き離し、22L4'04.570でトップフィニッシュを決めます。
予選2ラウンド目
このラウンドは先ほどの1ラウンド目からの成績により、組み換えが行われました。
F-1ローカルクラス予選2ラウンド、1ヒート目。ジョーダンカラーの海堀選手がトップタイムをいきなり出すも、ライトブルー・ホワイトのカラ
ーの高橋選手が12秒3をマークしトップに浮上。その後、高橋選手はコースパイロンに乗りながら果敢にコーナーを攻め、どんどんペースを上げ
て12秒000までベストを引き上げ、このヒートのトップタイム。2ヒート目は、ウィリアムズ大田選手、パープル・ピンクカラーの大西選手のトッ
プ争い。3位には佐野選手がつける格好です。各車、ラインを詰めた非常にアグレッシブな走りが目立ちます。そんな中、トップタイムを出した
のは、大西選手で、11秒690。これで総合では2番手に浮上。総合トップは1ラウンド目のタイムで佐野選手です。
F-1フレッシュマンクラス予選2ラウンド目。ピンクのカラー井上選手がトップ、2番手にペトロナスカラー藤田選手がつけます。そかし、その後
井上選手がクラッシュし、大きく順位を落とします。レース中盤、トップは藤田選手、2番手はブルーのマルボロカラー石田選手が浮上。その後続
では、クラッシュするマシンが多く、このラウンドはやや荒れた展開です。ストレートでルノーを駆る八尾谷選手がクラッシュし、仰向けになり大
きくスライドしてウォールにヒットするなど非常に危ないコース内になっています。そんな中、藤田選手が安定した走りで、19L4'02.050、ベスト
12秒250でトップゴール。総合でも暫定ポールポジションです。
F-1スケールクラス予選2ラウンド目。序盤にトップタイムを出したのは、ウィリアムズの荒川選手、続いて木下啓治選手が続きます。その後、荒
川選手は11秒8までタイムを更新。一方、マクラーレン木下政勝選手は、レース中盤に走行をやめています。シャーシ下に異物が引っかかっている模
様。そんな中、荒川選手はレース後半に11秒640までベストを塗り替え、暫定ポールポジションを奪取します。このラウンド2番手タイムの木下啓治
選手は、11秒870で自己ベスト更新、総合3番手。
F-1クラス予選2ラウンド目。1ヒート目は、トップはジョーダン海堀、2番手にウィリアムズ増井選手が続きます。レース中盤、2位争いはWestカラー
の木下啓治選手が2番手に浮上。このトップ3台は、2秒無いタイム差で緊張感のあるバトルが続きます。そして、トップゴールは終始安定した走りで、
ジョーダン海堀選手、20L4'04.720、ベスト11秒880。総合8番手のタイムになります。2ヒート目は、序盤からホワイト・ブルー・イエローカラーの土井
選手が切れのある走りでトップを走行。トップ土井選手、2番手加藤選手、3番手三輪選手の順でコンマ5秒さ圏内。すると、インフィールドロータリー
コーナーで土井選手が転倒!代わってトップはロータス加藤選手、2番手大西選手のオーダーになります。しかし、下位に沈んだ土井選手でしたが、
気合の走りで巻き返し、再びトップに、そして、自己ベストも更新する21L4'04.290、ベスト11秒100で暫定ポールを守ります。
F-1グランプリクラス予選2ラウンド目。このラウンドでもZEN橋本選手は好調を維持。トップ橋本選手、2番手MOROTECH B野尻選手のオーダー。野尻
選手はマシンの挙動が安定しないのか、ミスが多く、どんどん橋本選手が楽になる展開。後方ではMOROTECH Bの渡辺選手がストレートで大クラッシュ
するも、何とかコースに復帰。そして、レース後半。何とトップ走行のZEN橋本がミス!野尻選手が代わってトップに浮上!その後、何とか橋本選手が
ペースを上げ、野尻選手との差を詰めてコンマ差のトップ争いを演じるも、周回遅れのマシンに阻まれ、タイムロス。レースは残り30秒まで激しいトッ
プ争いが繰り広げられ、何とか野尻選手がトップを守り切り、21L4'02.700、ベスト10秒900でゴール。しかし、総合トップは依然として橋本選手になり
ます。
予選3ラウンド目
F-1ローカルクラス予選3ラウンド目。1ヒート目では序盤にライトブルー・ホワイトのカラー高橋選手がトップ。ティレル石田が2番手、3番手に海堀
選手が続く展開。各車、お互いに間隔を調整してのタイムアタックが続きます。トップ争いはその差僅か7/100秒差。トップタイムの高橋選手はその後も果
敢にコースを攻め、12秒100までタイムを詰めますが、自己ベストには届かず。2ヒート目は、ウィリアムズ太田選手とブルー・シルバーのマシン園部選手
のトップ争い。各車非常にハイペースな展開。レース中盤になると、パープル・ピンクカラーの大西選手がトップに浮上。その後、大西選手は最終コーナー
付近でクラッシュしたり、コースはやや荒れ気味。しかし、大西選手は11秒640のタイムで自己ベストを更新し、ポールポジションを決めました。このヒート
3位フィニッシュのレッドブル大塚選手も最終ラウンドで大健闘、11秒730で自己ベスト更新、総合4位のタイムです。
F-1フレッシュマンクラス予選第3ラウンド。2ラウンド目から好調の走りが光るペトロナスカラーの藤田選手が序盤トップ。しかし、トップ争いは僅差で
5台が犇めく状況です。その後、トップに立ったのは、ピンクのカラー井上選手。2位に藤田選手が追う展開。しかし、焦ったのか藤田選手がクラッシュし、
大きくタイムロス。レースはその後も井上選手がトップを守り、自己ベスト19L4'03.470、ベスト12秒110でトップゴール。ポールタイムは2ラウンド目のタ
イムにより、藤田選手が獲得します。
F-1スケールクラス予選3ラウンド目。このラウンドはウィリアムズ荒川選手が余裕を見せ、出走をパスする中、トップに立ったのは木下兄弟の弟である、
マルシア木下啓治選手。2番手につけるのも政勝選手と、木下1、2態勢になります。コンマ差のトップ争いの中、木下啓治選手は徐々に本領を発揮し、タ
イムを詰めてきます。そして、11秒590のスーパーラップを叩き出し、ウィリアムズ荒川選手を逆転!木下啓治選手がポールポジションを奪取しました。
F-1クラス予選3ラウンド、1ヒート目。ジョーダン海堀選手が計測ライン上で若干トラブルがあり、少し遅れてのスタートと言う波乱の展開。トップは
海堀選手、後続はペトロナス阪井選手、増井選手と続きます。ウィリアムズの増井選手はその後2位に浮上。海堀選手を追いますが、届かず。海堀選手が
自己ベスト更新の20L4'03.110、ベスト11秒660で総合8番手タイムをキープ。2ヒート目は、このラウンドでも序盤は土井選手、加藤選手のトップ争い。
トップ2台の差は僅か0.7秒差。その後、土井選手が徐々に加藤選手を引き離します。加藤選手は必死に追いすがりますが、小さなミスが目立ち、思うように
ペースを上げられません。その後も土井選手は自己ベストのペースを維持し、何と22周に迫る21L4'01.550、ベスト11秒270を出しポールポジションを獲得。
2番手は加藤選手、ベストは11秒270と土井選手と同タイムながら、トータルで1.5秒程負けて惜しくも2番手です。
F-1グランプリクラス予選3ラウンド目。序盤はMOROTECH B野尻選手がトップ。2位にZEN橋本選手の順。差は0.2秒差。その後、トップの2台がクラッシュ!
この2台は走行ラインがクロスラインの為か、度々絡むことが多い様です。その間、MOROTECH Bの渡辺選手がトップに浮上。しかし、ZEN橋本が再び逆転で
トップに浮上。非常に接戦になってきます。その後、落ち着きを取り戻し、ZEN橋本が徐々にペースを上げて後続を離し、22L4'04.990、ベスト10秒700でトップ
ゴール。総合では1ラウンド目のタイムが有効になり、ポールポジションは橋本選手に決まりました。
■予選順位■
F-1ローカルクラス
1位 | 大西 友紀 | 3R11.640
| 2位 | 佐野 和雄 | 1R11.660
| 3位 | 太田 佳和 | 2R11.720
| 4位 | 大塚 昌弘 | 3R11.730
| 5位 | 高岡 一仁 | 3R11.730
| 6位 | 園部 興一 | 1R11.740
| 7位 | 高橋 和久 | 2R12.000
| 8位 | 石田 晃敏 | 2R12.020
| 9位 | 海堀 修平 | 1R12.100
| 10位 | 梶野 孝司 | 3R12.170
| 11位 | 倉田 龍二 | 1R12.290
| 12位 | 難波 泰弘 | 2R13.410
|
|
|
|
|
F-1フレッシュマンクラス
1位 | 藤田 好紀 | 2R19L4'02.050
| 2位 | 井上 大介 | 3R19L4'03.470
| 3位 | 石田 光 | 2R19L4'10.370
| 4位 | 八尾谷 薫 | 2R18L4'02.250
| 5位 | 和泉 武臣 | 3R18L4'06.160
| 6位 | 池田 友則 | 3R17L4'05.390
| 7位 | 難波 泰弘 | 3R17L4'11.790
| 8位 | 上田 益寛 | 3R17L4'14.570
|
|
|
|
|
F-1スケールクラス
1位 | 木下 啓治 (MARU-01) | 3R11.590
| 2位 | 荒川 努 (WILL-01) | 2R11.640
| 3位 | 木下 政勝 (MCLA-01) | 1R11.810
| 4位 | 江坂 雅輝 (SAUB-01) | 1R12.110
| 5位 | 阪井 勲 (TYRL-02) | 3R12.490
| 6位 | 重松 隆一 (TYRL-01) | 3R12.880
|
|
F-1クラス
1位 | 土井 昌登 | 3R21L4'01.550
| 2位 | 加藤 和美 | 3R21L4'03.130
| 3位 | 大西 友紀 | 2R21L4'07.790
| 4位 | 江坂 雅輝 | 3R21L4'08.190
| 5位 | 三輪 幸太 | 3R21L4'09.910
| 6位 | 上村 健二 | 2R21L4'25.330
| 7位 | 玉置 芳弘 | 1R20L4'01.490
| 8位 | 海堀 修平 | 3R20L4'03.110
| 9位 | 増井 秀樹 | 3R20L4'05.400
| 10位 | 木下 政勝 | 2R20L4'07.780
| 11位 | 木下 啓治 | 2R20L4'08.790
| 12位 | 阪井 勲 | 3R19L4'00.810
| 13位 | 重松 隆一 | 3R18L4'06.200
| 14位 | 梅野 吉則 | 3R17L4'07.120
|
|
|
|
|
F-1グランプリクラス
1位 | 橋本 努 (ZEN) | 1R22L4'04.570
| 2位 | 野尻 行信 (MOB) | 3R21L4'00.670
| 3位 | 渡辺 正人 (MOB) | 1R21L4'04.830
|
|
決勝に向けて
今年度も非常にレベルの高い争いとなったF1RCGP2016開幕戦の予選ラウンドが全て終わりました。この後引き続き決勝ラウンドが行われます。新しく
F1RCGP公式クラスに加わったF-1フレッシュマンクラスは、レギュレーションがアバウトな割には非常に接戦となり、見ている方もエキサイティングな
展開に手に汗握る状態となり、本当に面白かったです。決勝は一斉スタートになる為更に面白さも倍増する事でしょう。F-1ローカル、F-1クラスは例年
に増してハイレベルな展開となりました。RCスタジアムセイキ独特の路面グリップに上手くマシンのバランスを取り、トータルでアベレージを速くする
為に最終調整をする選手が多く見受けられます。F-1スケールクラスは、今やベテランの域に達している木下選手達を荒川選手、地元の江坂選手がどう
応戦するかが見ものです。今回は参加人数が少ないですが、F-1グランプリクラスも少数精鋭となるハイレベルな展開。ZENの橋本選手のもとには、同じ
ZENのマシンを使う選手たちがセッティングを聞きに着たり、ピット周りは非常に賑わっていたのが印象的でした。
オフィシャルの準備も整い、いよいよ決勝ラウンドがスタートします。今回特別ルールとしては、通常10人で行う決勝Aメインですが、F-1ローカルク
ラスのみローカルルールを適応し、Aメインは8人切りで行われます。また、スケールクラスは80周のロングランレース。他は8分間の周回レースとなり
ます。各選手の素晴らしい走りを期待しましょう。