F1RCGP レースリポート


第4戦 F1RCGP2016 in Tokushima
BIG+3 RC CIRCUIT 2016年3月27日(日)


天気:晴れ(屋外)、気温:20.1℃、湿度:33%、路面温度:22℃

 F1RCGP2016 Round4は場所を四国の徳島県に移し、徳島県小松島市に店舗を構えるBIG+3 RC CIRCUIT(ビッグプラススリー・アールシー・サーキット)で行 われました。ここ四国は毎回熱いF-1ファンが集う日本屈指のステージになります。会場となるここBIG+3 RC CIRCUITは、ラジコンカー専用サーキットとして、 2001年にオープン。2007年のリニューアルオープンを経て、ハイグリップ&ハイスピード、1周235mのビッグコースに生まれ変わりました。バックストレートは46m、 フラット細粒アスファルト舗装です。また、メインのコースとは別に、ドリフトファンの為にドリフト専用コースも完備。日中から夕方以降もRCカーのジャンルを 問わず多くのRCファンで賑わいを見せています。隣接するショップは、青いコンテナが目印。店頭には、タミヤ、京商、ヨコモ、無限、HPI、三和、双葉、K O等、各社商品ラインナップも充実しており、万全の態勢です。店員さんは川野店長夫婦2名。全日本選手権でも活躍を見せる川野貴義店長の的確なアドバイスで、 常連さんも入門者も気兼ねなくRCをエンジョイできるのが最大の魅力です。
 当日の参加人数は、GTクラス:6名、F-1クラス:10名、F-1フレッシュマンクラス:1名、F-1スケールクラス:6名、F-1GPクラス:2チーム、2名、合計25名のエン トリーでした。四国の熱いF-1ファンを中心に、中京勢も加わり多くの選手が参加。事前の天気予報では降水確率が60%を超える予報で今回も雨を予想していた選手が 多い中、何と奇跡的にレースはドライで行われ、久しぶりにドライコンディションの下、BIG+3 RC CIRCUITのトラックいっぱい使ってF-1ラジコンを満喫できた大会 となりました。

プラクティスDay
 毎回天候が危ぶまれる四国・徳島大会。今大会もかなりの確率で雨天レースが予想されています。本日練習日の土曜日は1日を通して晴天に恵まれます。 しかし、ピットは早くも明日のウェットレースを想定したマシンのセットアップを始めている選手がちらほら。今朝早くから会場入りしている高知勢では、 高平誠選手、修二選手揃ってマシンの防水対策は万全と言った態勢です。愛媛から参戦の合田選手も雨を見越したセットアップに励み、愛知から参戦のスケ ールの木下政勝選手、啓治選手、荒川選手らも既にゴムタイヤを装備している徹底ぶり。中にはゴムタイヤの当たりを取る為に走行している選手も見受けら れます。スポンジタイヤで走る選手が少ない中、F-1クラスに参戦の古川選手は自作シャーシでかなり快調なペースで走行を重ねています。F-1フレッシュマ ンクラスに参戦の鎌田選手も、F1RCGP初参戦ながら自慢のフェラーリのマシンを駆り好調なラップで走行。まだラインが安定しないですが、徐々に良くなっ て来ているので、本番までには仕上がる事でしょう。また、今回特別開催のGTクラス(SSCC)は、4輪駆動ゴムタイヤと言う事で、このクラスのマシンセット アップをしている選手も多くいました。この高速のBIG+3 RC CIRCUITのセッティングポイントは、とにかくマシンを失速させないセッティングがタイムアッ プに直結します。アンダー過ぎず、オーバーになり過ぎない絶妙なマシンバランスをセットアップするのがポイントとなります。各選手夕暮れまで練習走行 に励み、明日のレースに備えます。運営陣も明日のレースに向けて、打ち合わせ、出場メンバーのパソコン登録、タイヤマーキングを済ませ万全の体制です。 今の所まだ天気予報は雨の降水確率は高いままですが、奇跡的な晴れを願いつつ、皆が思う存分RCをエンジョイできる様に祈るばかりです。

大会当日
 大会当日の早朝は徳島市内は降っていなかったのですが、サーキット近くの小松島市に近づくにつれてポツポツと雨が。路面は濡れて完全ウェット路面へと 変貌しました。雨自体はまだ殆ど降っておらず空も明るいので、何とか乾く事に期待します。サーキットでは各選手ウェットレースの準備を着々と進めていま す。雨のエキスパートと言うべき選手達、かなり手際良く防水対策をマシンに施しています。受付を済ませ、ウェット状態の路面で、今朝の練習走行は開始さ れます。練習走行の路面は路面は全面濡れていますが、水膜はかなり薄く、一番難しいコンディション。風は無く、このままの状態でレースが行われるかと思 いきや、空は次第に明るくなり何と乾き始めました!天気予報は晴れを示していない状態で、こんな奇跡はすごい事です。運営側は練習走行時間を延ばし、路 面が乾くのを待つ事に。すると路面は次第に乾き、ドライ宣言の下、2016年徳島大会は開催される事になりました!ここで慌てているのが予め雨を予期してセ ットアップしていた選手達です。急いでタイヤをコントロールタイヤにし、メカ類のラッピングを外します。そんな嬉しいドタバタもあり、加えて少し時間が 押した事もあり、予選は2ラウンドで行われる事になります。F-1フレッシュマンクラス、F-1クラス、グランプリクラスは予選4分間の周回レース。決勝は8 分間の周回レース。F-1スケールクラスは予選が4分間のタイムアタック、決勝は50周の周回レースです。競技委員長は木津氏、車検担当は毎回お馴染みの古川 氏の協力の下、レーススタートです。
 当日はRC Magazineの荒川氏が取材・撮影等を行ってくれました。次号でレースレポートが載りますので、是非誌面をご覧ください。

予選1ラウンド目
 GTクラス予選1ラウンド目。序盤はペトロナスカラーの小山選手がトップ。小山選手のマシン、ストレートがかなり綺麗に伸びている模様。 その後続は混戦で、パープル・レッドのカラーリング高平選手が浮上してきます。その後、高平選手は小山選手も交わしトップに躍り出ます。 高平選手のマシンは非常に安定感があり、リアグリップもしっかりしている模様。レースオーダーは高平選手、増井選手、小山選手の順でレー スは進行。その後順位に変動は無く、トップゴールは高平選手、12L4'07.258、ベスト20秒038。
 F-1フレッシュマンクラス予選1ラウンド目。フェラーリ鎌田選手1名で行われます。かなり勢いの良いキレのある走りを序盤から披露する 鎌田選手。かなりフレッシュマンらしい走りです。しかし、鎌田選手の素晴らしい所は、危うい様に見えて殆どコース上のフェンスやパイロン に乗り上げる事無く走行できる事です。鎌田選手はラストラップでフェンスオーバーのクラッシュをしたものの、殆どクラッシュせず、見事 12L4'27.996、ベスト20秒573でトップフィニッシュ。
 F-1スケールクラス予選1ラウンド目。各車スタート直後、マクラーレン木下政勝選手のマシンから異音が!スパーギアの調整ミスの模様。その 間、トップタイムをマークしたのは、フェラーリ合田選手で、20秒5をマーク。その後、合田選手は快調なペースで周回を重ね、19秒7にベスト を引き上げます。タイムは合田選手、木下政勝選手、マルシアの木下啓治選手の順でレースは進行。そんな中、後半に合田選手が19秒494のス ーパーラップを10Lap目に出し、暫定ポールタイムとなります。2番手はペトロナス高平選手19秒896、3番手はウィリアムズ荒川選手20秒086 でした。
 F-1クラス予選1ラウンド目。1ヒート目はイエロー・ホワイトカラーの木津選手が序盤ギヤトラブルで緊急ピットを余儀なくされます。トッ プはフェラーリ合田選手、続いてレッド・ブラックカラーの杉本選手が僅差で追う展開。その後方は、ウィリアムズ増井選手、ペトロナス高平 選手が続く。トップと2位の差は僅か0.6秒。ここで、トップに立ったのは杉本選手。T4PXをアップデートしてレーシングモードを追加してもら ったせいか、非常に好調な走り。そして、そのままトップでゴールし、13L4'13.924、ベスト19秒135をマーク。2ヒート目は、各車1周目を終え、 ロータス高平(修二)選手、それを追うのがブラック・ホワイト・レッドに塗り分けられたマシン古川選手です。その後、古川選手がトップに浮上。 古川選手、高平選手、小山選手のオーダーでレースが流れます。古川選手のマシンは序盤不安定な動きでしたが、非常にマシングリップが増し安定 してきます。ベストは19秒079まで上げて、後続に8秒もの大差をつけて13L4'12.524でゴールし、暫定ポールを獲得。後続では、ティレル重松選手 がタイロットが外れるトラブルで残念なリタイヤとなります。
 F-1グランプリクラス予選1ラウンド目。このラウンドはBIG+3 Racing Teamの川野選手が出走をキャンセルした関係で、Team ALBATROSS大崎選手 のみでのスタート。大崎選手の6輪グランプリマシンは、ここBIG+3サーキットではかなり久々の登場となります。いままで雨で、雨仕様の4輪マシ ンがメインだったからです。大崎選手のマシンは快調にラップを重ねます。シケインんもハンドリングも軽快で、徐々にラップを上げて行った後半、 クラッシュ!インフィールドからストレートまで飛んで行き、ショートカットとみなされペナルティーストップを受けます。その後、何とか走り切り、 11L4'17.866でトップフィニッシュとなります。



予選2ラウンド目
 GTクラス予選2ラウンド目。このラウンドの前に、空は曇り、若干雨がぱらつきます。しかし、直ぐに収まり路面はドライの状況です。レースオーダーは、 パープル・レッドカラー高平選手を先頭に、ブルーの杉本選手、パープルの増井選手が続きます。杉本選手はタイヤのスキール音を鳴らしながらトップ高平 選手を追いかけます。トップ2台の差は僅か0.2秒差。そんな中、インフィールドで多重クラッシュが発生!杉本選手がこれで若干タイムロスを期し、高平選 手が楽に逃げ切りトップゴール。13L4'16.599、ベスト19秒410で自己ベストを更新しポールポジションを決めました。
 F-1フレッシュマンクラス予選2ラウンド目。フェラーリ鎌田選手はこのラウンドでは安定感を取り戻し、かなりハイアベレージでラップを刻みます。ギャラ リーも注目の中、コーナーリングもスムーズに駆け抜けて行きます。そして、このラウンドで自己ベストを20秒近く更新し、12L4'07.919、ベスト20秒310を マーク。ポールポジションを確定します。
 F-1スケールクラス予選2ラウンド目。スタート後、序盤はフェラーリ合田選手、ペトロナス高平選手、マルシア木下啓治選手の順でレースが進行。各車先ほど ぱらついた雨で、タイヤのグリップ力が若干低くなっている模様。しかし、レース後半にかけて気合の走りが見られ、全車自己ベストを更新と言う快挙。トップは フェラーリ合田選手の出した19秒153が最速タイムとなり、続いてウィリアムズ荒川選手が19秒330と言う結果になった。
 F-1クラス予選2ラウンド目。1ヒート目、スタートからレッド・ブラックカラー杉本選手、フェラーリ合田選手の順でレースが展開。3番手にはペトロナス 高平選手が続く。杉本選手のマシンは非常に好調の様子。シケインもリズム良く駆け抜けて行きます。2番手は依然合田選手で、約0.4秒後方を走行。レース後半 になると、3番手を走っていたペトロナス高平選手がペースアップ!前走の2台をパスし、何とトップに躍り出ます。そして、2位に0.066秒差を付け、13L4' 11.051、ベスト19秒080でゴール。続いて2ヒート目は、ブラック・ホワイト・レッドのカラー古川選手がトップ。続いて、ロータス高平選手、小川選手が続く展開。 古川選手のマシンは自作の4輪F-1マシン。非常にリヤトラクションが高く、ベストラップ近くのタイムで走行を重ねます。その後も後続車をどんどん引き離し、 13L4'09.124、ベストは何と18秒台に突入!18秒812でポールポジションを獲得!2番手は先ほどのヒートのトップタイムで高平選手が続きます。
 F-1グランプリクラス予選2ラウンド目。このラウンドから走行のBIG+3 Racing川野選手がトップを走行。Team ALBATROSS大崎選手が2番手を走行。川野選手 のマシンはややアンダーながらも素晴らしいテクニックで好調にラップを重ねます。ベストラップは17秒台にも突入!レース後半もペースは殆ど変らず、BIG+3 Racing川野選手がそのままゴール!14L4'15.509、ベスト17秒935でポールポジションを奪取します。2番手の大崎選手も自己ベストを更新。非常にハイレベルな 争いとなりました。



■予選順位■
GTクラス
1位高平 誠  2R13L4'16.599
2位杉本 篤史 2R13L4'18.754
3位増井 秀樹 2R12L4'05.118
4位小山 慎吾 2R12L4'08.126
5位高平 修二 2R12L4'08.178
6位木津 裕之 2R12L4'09.365

F-1フレッシュマンクラス
1位鎌田 孝  2R12L4'07.919

F-1スケールクラス
1位合田 司  (FERR-02)2R19.153
2位荒川 努  (WILL-01)2R19.330
3位高平 誠  (PETR-01)2R19.335
4位木下 啓治 (MARU-01)2R19.745
5位木下 政勝 (MCLA-01)2R19.747
6位重松 隆一 (TYRL-01)2R20.866
F-1
1位古川 守  2R13L4'09.124
2位高平 誠  2R13L4'11.051
3位杉本 篤史 2R13L4'11.117
4位合田 司  2R13L4'11.359
5位増井 秀樹 2R13L4'15.439
6位高平 修二 2R13L4'17.885
7位小山 慎吾 2R13L4'19.290
8位鎌田 孝  2R12L4'06.520
9位木津 裕之 2R12L4'08.362
10位重松 隆一 2R11L4'01.534

F-1グランプリクラス
1位川野 貴義 (BI3) 2R14L4'15.509
3位大崎 隆司 (ALB) 2R13L4'11.522

決勝に向けて
 久しぶりの好天の下で繰り広げられたハイスピードバトルの予選を終え、各選手次の決勝に向けて準備を始めます。ドタバタだった予選準備から少し時間が 取れるので、マシンのラッピングを外したり、ギヤ比をチューニングしたりと、多少時間の掛かる作業も丁寧に行える様子です。合間にはNesle協賛のコーヒー を飲む選手や、お昼休みにはBIG+3オリジナルのおでんが各選手達にふるまわれるなど、サーキットのサポートも万全。お腹を満たした選手たちは意気込んで 決勝に立ち向かえる事でしょう。
 決勝はGTクラスは10分間の周回レース、F-1フレッシュマンクラス、F-1グランプリクラスは8分間の周回レース。F-1スケールクラスは50周の周回レースで行 われます。予選とは違った長丁場の決勝レース。いろいろなアクシデントが起こる可能性もありますが、それこそレースの醍醐味。放送委員長の由記子さんも テンションアゲアゲで準備も万端です。それでは注目して見て行きましょう。

GTクラスAメイン
 GTクラス決勝Aメイン。決勝はスタートから大混戦。トップはパープル・レッドのカラーリング高平選手、2位はブルーカラーの杉本選手が続く展開。 すると、杉本選手が高平選手をややサイドアタック気味で接触し、インをさしトップに杉本選手が浮上!トップ杉本選手、2番手にパープルカラーの増井 選手が続きます。ここで、競技委員長の判断で、杉本選手にピットスルーペナルティー。その間、増井選手がトップに躍り出ます。その後、増井選手、高 平選手、杉本選手の順でレースが進行。レース後半、今度はきちんと杉本選手が高平選手のインをつきパス!杉本選手がトップに立ちます。その後、徐々に トップ杉本選手はペースを上げ、後続を引き離し、そのままゴール。GTクラス優勝は杉本選手に決定しました。

F-1フレッシュマンクラスAメイン
 F-1フレッシュマンクラス決勝Aメイン。スタートから素晴らしい出だしで、フェラーリ鎌田選手がトップ。8分間の長丁場のレース、鎌田選手の走りは 予選とは違い、慎重な走りが伺えます。鎌田選手はレースが進むにつれ着実にラップを上げて、走りが見違えるほど良くなってきています。そして、その 後も殆どミスする事無く決勝レースを終え、無事にトップフィニッシュ、優勝を獲得しました。

F-1スケールクラスAメイン
 F-1スケールクラス決勝Aメイン。スタートからフェラーリ合田選手、ペトロナスカラーの高平選手の激しいトップ争い。そして、その後方からは、マルシア 木下啓治選手が続きます。その後、トップ2台が徐々に後続車を引き離して行きます。そして、トップを走るフェラーリ合田選手がインフィールド左セクション でミス!その間、高平選手がトップに浮上!一方、3位争いも白熱。木下啓治選手、政勝選手、そしてウィリアムズ荒川選手の名古屋勢対決です。トップは依然 ペトロナスカラーの高平選手、2位と5.3秒差。そして、20周を終えピットの時間になりました。先ずは高平選手はピットスルーを選択。続いて合田選手もピット スルーを選択です。合田選手はピットスルーする時に、何度もウォールにマシンをハードヒットさせ、ギャラリーの度肝を抜きます。その後、各選手続々とピットを 済ませ、ピット後の順位は、トップ高平選手、2位合田選手、そして3位に荒川選手が浮上してきました。トップの高平選手は2位に約8秒差のリード。ほぼ単独 走行で、勝利目前です。それを見かねてか、ギャラリーからはマイナスの大歓声が飛びます。そして、そのプレッシャーも跳ね除け、高平選手がF-1スケールクラス を征し、優勝を決めました!

F-1クラスAメイン
 F-1クラス決勝Aメイン。各車非常に綺麗なスタートを決めます。トップはブラック・ホワイト・レッドの古川選手、2位にペトロナスカラーの高平選手です。 そして、3番手にはフェラーリ合田選手が浮上。これらトップ3台が早くも18秒台のラップを出している模様。トップ古川選手、2番手高平選手との差は僅か 0.5秒。3位の合田選手は若干離れ、4秒差。トップ争いは古川選手、高平選手の2台に絞られた感があります。レースは各車非常にハイレベルな静かな展開です。 依然トップは古川選手、2番手高平選手は僅差の争い。その後方では、3位争いが合田選手、杉本選手の間で繰り広げられています。そして、レースは後半に。 古川選手は高平選手の猛追にも粘りの走りを見せ、0.571秒差で逃げ切り、F-1クラス優勝を決めました。そして、3位争いは、フェラーリ合田選手が杉本選手の プレッシャーを跳ね除け、見事3位を守り切りました。レース後半非常に盛り上がったF-1クラス決勝となりました。

F-1グランプリクラスAメイン
 F-1グランプリクラス決勝Aメイン。スタートはBIG+3 Racing川野選手が素晴らしい出だし。2番手にTeam ALBATROSS大崎選手が続きます。川野選手は巧みな ブレーキングでマシンをインにねじ込み、どんどんラップを上げて行き、17秒794までベストラップを引き上げます。そんな中、ギャラリーからも川野選手に対 して歓声が飛びます。川野選手はそんな中も冷静なドライビングをキープ。途中でコースパイトンに何度か乗り上げる危ういシーンもありましたが、何とかほぼ ノーミスで走り切り、F-1グランプリクラスの優勝を決めました。2位は大崎選手、粘りの走りで完走を果たし、高ポイントを獲得となりました。
■決勝順位■
GTクラスAメイン
1位杉本 篤史 30L10'08.543
2位高平 誠  30L10'11.315
3位増井 秀樹 30L10'13.471
4位高平 修二 30L10'18.753
5位小山 慎吾 28L10'03.670
6位木津 祐之 28L10'09.455

F-1フレッシュマンクラスAメイン
1位鎌田 孝  23L8'02.137

F-1スケールクラスAメイン
1位高平 誠  (PETR-01)50L16'28.237
2位合田 司  (FERR-02)50L16'37.066
3位木下 啓治 (MARU-01)49L16'28.974
4位荒川 努  (WILL-01)49L16'32.373
5位木下 政勝 (MCLA-01)49L16'43.777
6位重松 隆一 (TYRL-01)45L16'36.283
F-1クラスAメイン
1位古川 守  26L8'17.826
2位高平 誠  26L8'18.397
3位合田 司  25L8'06.997
4位杉本 篤史 25L8'07.196
5位高平 修二 24L8'02.792
6位増井 秀樹 24L8'03.111
7位小山 慎吾 24L8'11.998
8位木津 裕之 24L8'16.092
9位鎌田 孝  22L8'00.188
10位重松 隆一 22L8'08.870

F-1グランプリクラスAメイン
1位川野 貴義 (BI3) 27L8'17.237
2位大崎 隆司 (ALB) 25L8'00.213

ポディウム表彰
  何年かぶりのドライコンディションのレースを皆満喫し、余韻も冷めやらぬまま、ポディウム表彰が行われました。久しぶりのドライ路面で 白熱したレース、そして、ハイレベルなレースが行われ、各選手が非常に清々しい表情の下でポディウムル表彰が行われます。GTクラスは杉本選手が 素晴らしドライビングで逆転優勝、F-1フレッシュマンクラスは鎌田選手が着実にレベルアップした走りを披露し、F-1スケールクラスは高平選手が 安定した走りで優勝。そして、F-1クラスはフェラーリ合田選手が度重なる後続からのプレッシャーを跳ね除け優勝、F-1グランプリクラスはBIG+3 Racing 川野選手が盤石の走りで優勝を納め、各選の手非常に見応えある走り一堂魅了されました。ポディウム表彰では放送委員長の由記子皆さんより表彰プレート の授与が行われ、各選手笑顔で満ち溢れていたのが印象的でした。皆さん、入賞本当におめでとうございました!

ベストルッキングカー賞
 F1RCGP2016 R04徳島大会のベストルッキングカー賞には、高平選手のメルセデスAMGペトロナスフォーミュラーワンチームのマシンが選出されました。 高平選手が毎大会非常に素晴らしい出来栄えのマシンを持ち込んで頂けるので、非常に場内のムードが高まります。高平選手には、副賞の写真プレートが 贈られ、会場からも割れんばかりの拍手が送られました。今後も皆さんの佳作をお待ちしております。

全体表彰・抽選会
 大会の最後は全体表彰式並びに大抽選会です。超久しぶりの屋外での全体表彰です。全体順位を記した表彰カード、そして、F1RCGPに協賛して頂いている各 メーカーからの協賛品を参加選手一人一人に配ります。抽選の最後位にはキット等の豪華商品が並び、各選手の興奮がまだまだ続きます。、最後の豪華賞品 であるヨコモ提供のキットは、今大会少し残念な結果に終わったフェラーリ合田選手に贈られました。合田選手、次回は是非実力を出し切って貰い、ポディウム のてっぺんに立ってもらいたいものです!参加された皆様本当にお疲れ様でした、そして、ありがとうございました。

F1RCGP大会主要機材データ
 F1RCGP2016 Round4徳島GIG+3 Circuitの大会データになります。マシン、プロポ、アンプ、バッテリー、モーターのシェアと、参加選手全員の県名、年齢別 構成比、そして男女比です。 次回参加される方、遠征される方等、是非参考になさってください。次回行われる予定のF1RCGP2016 Round5は、場所を関東に戻 って4月24日(日)山梨県のみさきサーキット大会です。ここのサーキットはF1RCGP初開催となりますので、地元の選手達を中心に大変盛り上がる事が予想され ます。是非皆様お誘い合わせの上、ご来場・ご参加をお待ちしております。

カーシェア
プロポシェア
アンプシェア
モーターシェア
バッテリーシェア
参加選手県名
年齢層
男女比

謝辞
 F1RCGP2016 Round4徳島・BIG+3サーキット大会に参加された選手の皆様、そしてサーキットをお貸し頂いたサーキットオーナー川野様、各実行 委員を務めて頂いた木津様、古川様、その他多くのサーキットスタッフの皆様、多くの協賛品のご協力を頂いたサポートメーカーの皆様、本当に ありがとうございました。今回は晴天に恵まれ、スタッフそして参加者全員で非常に楽しめた大会となり、安堵感で一杯です。今後もF-1普及活動 を通して皆にRCカーの楽しさを伝えて行ければと思いますので、応援宜しくお願いいたします。F1RCGPは皆様のご協力によって支えられ、レース が成り立っています。