天気:雨のち晴れ(屋外)、気温:32℃、湿度:56%、路面温度:48℃
F1RCGP2018シリーズの6戦目は場所を香川に移しての大会となります。今大会は台風12号の通過もあり、週の中日くらいから開催が危ぶまれ
ましたが、当時は昼から気持ちよく晴れて無事に開催の運びとなり、香川や高知のF-1フリークが集まる熱い大会となりました。
今大会開催場所となるRC SPEED PARK KAGAWAは、1995年夏オープンの本格派オンロードサーキットです。1999年にはJMRCA1/8エンジンレーシン
グカー全日本選手権が開催されるなど、メインのオンロードのサーキットスペックは正に全日本級です。また、本コースの裏にはミニバギーコー
スも完備され、初心者から上級者まで幅広い層が楽しめる施設になっています。一昨年リニューアルしたオンロードサーキットは、以前あった芝
生が無くなり、ゼブラとグリーンにペイントされたゾーンで仕切られます。路面は超フラットで、見た目にも非常に綺麗で、新しさを感じさせる
サーキットに生まれ変わりました。そして、高松空港からも近いことから、飛行機の離発着の時は上空からコースを一望できるので、皆さんも是
非その機会があった時は気にして見て欲しいと思います。(着陸時は左側の座席の窓側からです。)路面は、細粒のアスファルトでタイヤの減り
は大分穏やかです。1周フルコースで全長約360mの超ビッグサイズのコースになり、今回はF1RCGP用に外回りコースのスペシャルレイアウトとなり
ます。サーキットと隣接する所にはサーキットショップがあり、ラジコン関連製品や鉄道模型までホビー商品がずらりと並びます。SPKホビーセン
ターと言うだけあり、商品の品数、マニアックなセレクトには目を見張るものがあります。コースオーナーは秋山孝宏氏、そして、父であり名誉
会長の秋山雪雄氏と準社員の川上氏と一緒にショップ及びサーキットを運営しており、かなりアットホームな雰囲気でのんびり楽しくラジコンが
楽しめますので是非、香川県にお越しの際は、新生RC SPEED PARK KAGAWAに足をお運びください。
レースウィークは前日の土曜日はまだ台風が来ておらず何とか天気が持っている状態でした。テレビでは台風情報が飛び交い、日曜日の開催が
危ぶまれましたが、レース日はお昼から気持ちよい青空の下で大会を開催できました。(土曜日の晩から日曜日の午前中にかけては大雨でした。)
レース当日の参加人数は、F-1クラス:3名、F-1グランプリクラス:1チーム1名、GTツーリングクラス:4名の合計8名でした。
事前の暴風雨予報でも各地から足を運んで頂いた四国の熱い気持ちを持った選手たちが一堂に会し、台風一過の清々しい環境の下で皆さんF-1ラジ
コンを大いに楽しんでいたのが印象的でした。
プラクティスDay
前日の練習走行日は台風直撃の予報もあり、殆ど来場者がいない状況でした。台風の進路は直撃コースですが、今日の夜中から明日の未明までには
通過する見通しとの事で、明日は台風の余波や雨雲がどれだけ残るかが問題となります。幸い、夕方の予報では午後からすっきり晴れるとの事で、明
日の受付開始は12時からとアナウンスし、大会前日は終了しました。
大会当日
大会当日の朝までは暴風雨でしたが、お昼前には空が明るくなり始めます。サーキットには高知から参戦の合田選手と、香川から参戦の川西選手が来場し、
コースの水捌けをして頂いていました。こうして大会を支える陰の志ある選手がいる限りF1RCGPは開催し続けられる、そんな思いを抱く光景でした。その後、
日が照ると路面は急速に乾きだし、すぐにドライ路面に。早速各選手練習走行を開始します。路面グリップは雨の影響で低いかと思いきや、かなりグリップ
は高いとの事で、今日はハイレベルな争いが見られる事でしょう。受付及びタイヤ支給、開会式を終え、F1RCGP2018 Round06 in Kagawa SPKが開幕となります。
各選手の熱いバトルを期待しましょう。
予選1ラウンド目
GTツーリングカークラス予選1ラウンド目。グレー・イエローのマシン松田選手と、レッド・ホワイトラインの長尾選手のトップ争い。3番手は、
イエロー・レッド・ブラックに塗り分けられたカラーの川西選手が続きます。レース中盤になると、後方ではイエロー・ブルーカラーの長迫選手が
ミス。その間、トップは松田選手で、2番手長尾選手とのタイム差僅か0.6秒。すると、トップの松田選手がミス!長尾選手がトップに浮上し、その
まま15L5'21.007、ベスト21秒000でトップゴールしました。
F-1クラス予選1ラウンド目。序盤はフェラーリ合田選手がトップ、2番手にウィリアムズの増井選手、3番手フェラーリの伊藤選手が続きます。
合田選手は丁寧かつ鋭いドライビングで徐々に後続を引き離しに掛かります。そして、合田選手がほぼノーミスの走りで4分間を走り切り、11L4'18.
060、ベスト23秒150でトップゴール。2位は増井選手で10L4'03.738、ベスト23秒869と言う結果でした。
F-1グランプリクラス予選1ラウンド目。Team Creamyの川西選手が鋭い加速でトップを独走。レース中盤は大きくミスし、マシンのダメージが心配
されましたが、何とかコースに復帰し、そのまま4分走り切り、11L4'21.618、ベスト22秒880でトップゴールを決めました。
予選2ラウンド目
GTツーリングクラス予選2ラウンド目。このラウンドも長尾選手と松田選手の2台のトップ争いが接戦です。松田選手が序盤トップで、リアタイヤ
のグリップが低いのか、時折ハーフスピンしながらのドライブ。順位は松田選手、長尾選手、川西選手、長迫選手の順。レース中盤に長迫選手のマシンの
スパーが舐めてリタイヤ。そして、川西選手もトラブルでリタイヤとなり、トップ争いは松田選手と長尾選手の一騎打ちに。後半は松田選手がミスし、
その間に長尾選手がトップに躍り出てそのまま15L5'20.013、ベスト20秒360でポールポジションを獲得しました。
F-1クラス予選2ラウンド目。序盤またしてもフェラーリ合田選手がトップ。マシンのセッティングもかなり決まっていて、ペースが速いです。2番手は
ウィリアムズの増井選手、3番手に伊藤選手が続きます。伊藤選手のマシンは今回トップを走る合田選手が用意したもので、この2ラウンド目にきてようやく
ドライビングに慣れてきた模様。その間もトップは依然フェラーリ合田選手で、2位以下を寄せ付けない素晴らしい走りで、11L4'14.194、ベスト22秒564
をマークしポールポジションを決めました。2番手は増井選手、3番手は伊藤選手と言う総合順位でした。
F-1グランプリクラス予選2ラウンド目。レース序盤から川西選手がトップをリードし、そのままほぼノーミスの走りで4分間走り続け、トップフィニッシュ。
11L4'19.105、ベスト22秒969でポールポジションをゲットしました。
■予選順位■
GTツーリングクラス
1位 | 長尾 康広 | 2R15L5'20.013
| 2位 | 松田 速人 | 2R15L5'20.296
| 3位 | 川西 紀明 | 1R14L5'10.784
| 4位 | 長迫 淳 | 1R13L5'09.583
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F-1クラス
1位 | 合田 司 | 2R11L4'14.194
| 2位 | 増井 秀樹 | 1R10L4'03.738
| 3位 | 伊藤 成治 | 2R10L4'07.469
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F-1グランプリクラス
1位 | 川西 紀明 (CRM) | 2R11L4'19.105
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